広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

初冬のうろこ雲

2024-11-20 23:09:31 | 秋田の季節・風景
紅葉も見納めかと思われた先週末。秋田市では18日・月曜に初雪を観測。市街地では、屋根がうっすら白くなる程度だった。その後は、思ったよりは穏やかな天候。
20日午後。楢山と旭南の間の旭川に架かる刈穂橋から上流方向
10月14日と同じように、空一面にうろこ雲が広がった。そして太平山は、
うっすら雪化粧
晩秋というか初冬といえる11月後半、雪がある状態の太平山とうろこ雲の組み合わせは珍しいのではないだろうか。

少し下流から。緑の橋桁が刈穂橋
橋の右の小さな神社のイチョウは、落葉途中。そのさらに右に見える落葉済みの木は、同じ敷地内のおそらくケヤキ。


千秋公園・ミルハス横の内濠
ここの斜面はケヤキばかりだと思っていた。しかし、ケヤキの落葉後の今(チリチリ枯れて残っている葉も)、黄色や赤(たぶんモミジ)の低木が鮮やかに色付いていた。水面のスイレンは緑のまま。
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行き先表示の変化'24.10

2024-11-18 21:05:29 | 秋田のいろいろ
秋田中央交通の秋田市内の一般路線バスでは、毎年10月のダイヤ改正時に、車両の行き先表示の内容を改めることがある。経路変更などはないのに表示する経由地を入れ替えてみたり、経由地・行き先は同じで文字の配置だけ変えてみたり、そもそも変えることに意味があるのか疑問だったり、試行錯誤ならまだしも気まぐれに思えてしまうこともあった。大雑把だった昔に比べれば、特に初めて乗るような客にとっては、親切ではあるのだろうけれど。
2024年10月のダイヤ改正でも、いくつか変化があった。
※現在の行き先表示は、バスの進行に合わせて、途中で表示が順次変わっていきます。この記事で取り上げるのは、下り始発である秋田駅西口/秋田駅東口時点での、車両正面(と一部後部)の表示です。

牛島経由御野場団地線。
牛島旧道経由各路線の下りは、古くから「牛島」と表示されていた。ところが、2022年改正時の変更において、「牛島東五丁目」と途中バス停名を表示するようになった(牛島小学校経由日赤病院線は除く)。
ピンポイントで明示するとともに、同改正において、東五丁目は通らない城南中学校経由日赤病院線の下りがなくなって、牛島旧道経由下りは全便が東五丁目を通ることになったことも、変更の理由だろうか。

御野場団地行きでは、2022年9月までは、1行で「牛島・御野場団地」と表示。
(再掲)
2022年10月からは、
(再掲)
「牛島東五丁目・(改行)御野場団地」と上は左寄せ、下は右寄せで、同じサイズの文字2行という、珍しい配置となった。見慣れないものの、見やすくて悪くないと思っていた。

それが2024年10月からは、
縦方向に筋状のLED欠けが多い297号車
文字配置が変更。

「牛島東五丁目・」を文字幅をやや圧縮した縦長で、上下方向に対して中央に配置。
続く「御野場団地」は、それより小さい、ほぼ正方形の文字で「御野場(改行)団 地」。1つの終点バス停名を上下2行に分けるという、今まで以上に珍妙な表示。

ただし、昔にさかのぼれば、2行分割表示はあった。秋田市交通局(秋田市営バス)のフイルム印字の方向幕では、「卸売市場」「城南中学校」「牛島小学校」など、途中経由地を青い文字で、枠の左側に表示するものがあった。
再掲)卸売市場経由神田線のイメージ

後部の小型表示器でも、
(再掲)2022年10月

現在
前部と同様に変更。

これでは、行き先である御野場団地よりも、牛島東五丁目が目立ってしまうのでは。牛島東五丁目も重要ではあるが、御野場団地も重要な情報。大昔の方向幕のように「団地」なしの「御野場」にすれば文字が大きくできるはずだが、それだと「御所野」と誤読されてしまうのをおそれているのか。

考えてみれば、この秋から牛島旧道経由は、御野場団地線のほかは仁井田御所野線と二ツ屋福島線、計3路線だけになった。仁井田御所野線は、今改正で車庫発着から駅西口発着に短縮されたので、その部分は変更されたはずだが、大きくは変わっていないかな(未確認【20日追記】上段に小文字で「牛島東五丁目・ニュータウン御野場」、下に小さめの大文字で「イオンモール秋田」)。
二ツ屋線は変更なし。
(再掲)2022年変更直後
「牛島東五丁目・福島下丁」を1行で、縦長文字で表示。なお、後部は2行表示。
今回の御野場団地線の変更は、見た目をこちらに近付けたのだろうか。だとしても、そうする必要があったのか。「丁目」を小さい文字にして上下に配置するとか、改善の余地があるのでは。

ところで、御野場団地線には、平日2本だけになってしまったが、卸センター入口・国道13号経由、いわゆる柳原経由もある。その下りの表示は、
上段小文字「イオン秋田中央店」、小さめの大文字「南高校・御野場団地」
こちらは以前と変わっていないようだ。牛島旧道経由と統一感がない。「南高校・御野場団地」は、縦長にするなどして、もっと大きくできそうですが。



秋田駅東口発の下り広面御所野線。
2013年春時点では、
(再掲)小さくて見えないですが
上段小文字「日赤病院・イオンモール」、小さめの大文字「中央シルバーエリア」。

2022年9月では、
小文字「日赤病院・イオン御所野・イオンモール」、小さめの大文字「中央シルバーエリア」。
2022年10月以降、どうだったのか覚えていない。「イオンモール秋田」を下に移動して大きくして、同時期の御野場団地線のように、2行の上左寄せ・下右寄せだったっけ???

現在は、
上段小文字「日赤病院・イオン御所野店」、大文字「イオンモール秋田・中央シルバーエリア」
「イオンモール秋田」が御野場団地と同様に2行になった。「ン」がちょっと「ソ」っぽく、「イオンモール」より「秋田」のほうが大きい。
秋田市から他のイオンモールへ行くバスは、まずあり得ないのだから、正式名称にこだわらず「イオンモール」だけでいいと思うのだが。何度も文句を付けてしまいますが、「秋田厚生医療センター」も同様に、面積を消費して、ほかの経由地を追い出してしまった。一方で、「日赤病院」「大学病院」「市立病院」「南高校」「商業」「新屋県住」などは、通称や略称で表示していては、整合性・一貫性・統一感がない。
それに「イオン御所野店」は、2016年から「イオンスタイル御所野(店が付かない)」になっている。これはバス停名から改称しないといけない。


最後に、10月以降、見かけなくなった表示(コマ)がある。
(再掲)「回送中」
こまごまとした変更があった2020年10月に出現したコマで、秋田駅周辺で回送・待機するバスでよく見かけた。
一方、営業所~起終点などを回送する時には、「中」がない従来通りの「回送(Out of Serviceを追加)」で回送することが多かったと思う。10月以降は、どちらも「回送」になった気がする。

「回送」と「回送中」の違いは、表示を出す方法の違いだったようだ。
行き先表示の各コマは、車内放送と連動して設定することもできるようだが、コマごとに定められた数桁の番号を設定器に入力して表示を出す。「牛島東五丁目・御野場団地」は何番、「回送」は何番というふうに。
それを設定するテンキーの周りに、「回送」専用ボタンがある。数字入力なしにダイレクトに回送表示を出せるもので、2020年の変更時に、これを押した時は「回送中」を表示するようにしたらしい。

秋田駅周辺で「回送中」をよく見かけたのは、営業運行の合間の待機時間の前後に、次に入る路線の行き先表示を出したまま乗り場を周回すると、待っている客を戸惑わせてしまうのを防ぐため、一時的に次の行き先表示を消す意図で【19日追記・かつワンタッチで容易に回送を示す/消すことが可能なので】使うことがあるように見受けられた。
ただ、ネットで全国のバス事業者の例などを調べると、それは正しい使い分けとは限らない感じがした。
緑ナンバーのバスの回送には、2種類ある。1つはここで取り上げている、営業運行の合間の非営業の移動。もう1つは、緑ナンバーかどうかに関わらない、車両整備のための移動。
後者は、2種免許でなくても運転できるので、制服を着た運転士でない、バス事業者の整備部門やカーディーラーの人が運転することがあるし、表示設定器のテンキーを扱う権限もないかもしれない。そんな時にダイレクトボタンを使うことがあるのではないだろうか。
また、そのような回送であることを明示するために、大阪シティバス、高槻市交通部、京都京阪バスでは「整備回送」というコマがある。もしかしたらダイレクトボタンに、整備回送を割り当てているのかもしれない。

2020年の中央交通でも、この辺りを意識して、回送と回送中を分けた可能性がありそう。だけど、「中」の有無でその違いを分かれというのは、少なくとも素人には無理。そして、実際はそれが違う意図で使われることが多かったのかも。
4年経って、無意味だと気付いて、再び「回送」に統一したのだろうか。完全な憶測ですが。
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寺内の紅葉

2024-11-16 23:07:13 | 秋田の季節・風景
3回にわたって、秋田市街地の紅葉・黄葉をアップしてきた(直近、3回目)。市街地の定義は自分でもテキトーだけど、今回は秋田市内ながら、その3回とは少し離れた場所の紅葉。
こんな道がありました
落葉が進んでいるものの、紅葉・黄葉で鮮やかな山中の道?
里山というか雑木林というか、落葉樹を中心にさまざまな木が茂る。
赤いのは桜か

緑は笹、右手前はカエデ

上3枚とは少し離れた場所。
ケヤキを中心とした林を下る坂道
落葉済みやチリチリに枯れた木もあるが、日が当たると美しい。

こんな晩秋の光景が見られたのは、寺内地区。旧羽州街道で「旧国道」と呼ばれる秋田市道からすぐの場所。市街地かどうかはともかく、郊外や山間部、農村部ではないし、すぐそばには民家がたくさんある住宅地である。
寺内は、秋田市役所の地域区分としては、中央地域と北部地域の境で、両地域が混在する。地名が寺内のエリアのうち、寺内小学校の学区を「寺内小」地区と呼び、中央地域。それ以外(主に高清水小学区)が北部地域。

あまり行かない場所ではあるが、写真を撮った2か所とも、初めて通る道だった。(江戸時代の久保田城跡ではなく、奈良時代から平安時代にかけての)秋田城跡である史跡公園の丘(高清水公園というのは通称?)があり、自然豊かではあるが、こんな光景があるとは知らなかった。

最初の3枚は、寺内神屋敷。旧国道と国道7号(臨海バイパス)の間、秋田県青少年交流センター「ユースパル」の裏手の丘の道。
※旧国道と臨海バイパスの間の丘を越える道はほかにもあり、過去に海が見える坂伽羅橋を記事にしています。
沿道に家が続き、「高台」という町内会名らしい。時々車が通る。クマが出そうな気がしなくもないが、出没したことはないかも。
旧国道へ下りる坂
旧国道側は、秋田市寺内地区コミュニティセンターの横へつながる。標高は、ユースパル裏の三角点が36.4m、コミセン前の水準点が28.3m。
旧国道。寺内コミセンの向かいは高清水の丘。ここもケヤキはチリチリか
上の写真に写る建物は、コミセンはす向かいの秋田市消防本部 土崎消防署寺内出張所。所在地は寺内児桜一丁目。
この出張所は11月26日で役目を終える。27日からは、将軍野踏切そばにある将軍野出張所と統合の上、新国道「野村」交差点近くの寺内字三千刈へ移転して、新しい寺内出張所となる。

出張所の土崎側の隣は、古四王神社(こしおう~)。
モミジとイチョウが色付く。松は枯れかけ?
↑右手前の箱は、滑り止め用の砂袋が入った砂箱。道路管理者である市が設置し、積雪・凍結時に自由に使うことができる。冬の準備が進んでいる。

旧国道を八橋方向へ戻ると、旧国道と並走する細い道があった。勾配はややきついが、車はほぼ来ないので、狭くてカーブした旧国道より安全に歩ける。その八橋側の坂の風景が4枚目の写真。林は旧国道と反対側だけで、もう一方は民家。
その坂の手前では、
東に視界が開ける
すぐ下に寺内小学校(校舎について)が見える。ただし、ここ(寺内堂ノ沢二丁目)は原則として高清水小学校の学区。寺内神屋敷の高台も高清水小学区らしい。通学の便や交通安全の点ではどうなのだろう。
なお、中学校は高清水小→将軍野中、寺内小→泉中の組み合わせで固定。ここから泉中は、八橋地区を越えて通学することになり、けっこう遠い。秋田市では他地域でも同様の事例があり、学校再編が行われているが、もう少し融通を利かせてもいいのでは。

旧国道へ下りる坂の向こうを見れば、
秋田市立体育館のドーム

秋田市内にもまだまだ知らない場所、知らない景色があったのだと、今回も思わされた。
明日以降、天気はぐずつき、あさっては雪の予報。紅葉もいよいよ見納めか。→翌週の天候・風景
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秋田市街地の紅葉'24-3

2024-11-14 19:54:01 | 秋田の季節・風景
秋田市街地の紅葉(前回は2回目)の続き。
14日朝は2.0℃まで下がって初霜・初氷を観測。昼は晴天で13.6℃まで上がった。
秋田駅東口から太平山
西日が当たって、上のほうはうっすら赤いようにも見えるが、おそらく落葉済み。

前回も紹介した、千秋公園入口、穴門の堀沿い、あきた芸術劇場ミルハス(旧・秋田県民会館、秋田和洋女子高等学校)土手のケヤキとイチョウ。
中土橋から
ケヤキは紅葉・黄葉というより、枯れてチリチリになっているのだが、光線状態では美しくも見える。

ミルハス外周の遊歩道へ。
右が穴門の堀
上の写真手前のケヤキの、左側上部は、葉が黄色い。お堀にせり出している部分では全体的に葉が枯れているようだが、このように遊歩道側では部分的に黄葉している木があった。日当たり(日陰)とか、温度とかによるのか。

ハーフツリー状のイチョウ

和洋時代は校舎がギリギリまで建っていたので、このアングルでは見られなかったか
このイチョウはメスなので、
根本にはぎんなんがたくさん
ぎんなんが落ちるのは黄葉より先なので、1か月ほど前だったはず。管理者が根本に寄せ集めたのだろう。
街路樹でもメスが混ざっている箇所では、路上にぎんなんが落ちて踏まれている。今は拾う人もいないのか。

今年、東京都日野市で、市が管理するイチョウの枝が折れて落下し、下にいた人が亡くなる事故があった。ぎんなんの重さで折れたらしい。他の樹種でも、風や老化で折れることもあるだろうし、樹木の維持管理も持続可能性を考えないといけない時代になった。

旭川・一丁目橋から上流方向。右側道路向かいが秋田中央警察署
私有地から生えるのか、1本のケヤキ。これもチリチリだが、部分的にオレンジ色に紅葉していた。
分かりにくいけれど、幹付近中ほどはオレンジ色

すぐ下流の大町公園橋から上流方向。
手前のケヤキは全部チリチリ

再掲)2018年はどちらもオレンジ色に紅葉していた


奥羽本線を越えて、
市立秋田東中学校西側。奥では桜が紅葉
体育館の壁の一部が赤い。
かつては、塀のすぐ内側に細めのイチョウが数本並んでいたのが、2017~2018年になくなった。それで日当たりが良くなったためか、体育館の壁にツタがはうようになった(2020年10月時点ではまだなかった)。
オレンジと赤
柱をはさんで、きれいに色が分かれている。前回最後と同じ結びになるが、どういう事情か知らないけれど、ツタにもいろいろある。

秋田市内の紅葉の風景の続き
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秋田市街地の紅葉'24-2

2024-11-12 23:13:16 | 秋田の季節・風景
11月中旬になって、秋田市もいくらか冷えこんできて、雨が降ることが多くなった。市街地の紅葉・黄葉の続き。
秋田駅東口から手形山
ケヤキなどがオレンジ色っぽく紅葉しているように見える。

この写真のみ11月初め。広小路・東側(木内向かい)ポケットパークから穴門の堀
堀の対岸のミルハス、左奥の千秋公園のケヤキも紅葉しているように見える。
広小路・中土橋寄りから
写真でも、遠目の肉眼でも分かりづらいのだが、ケヤキの多くは紅葉・黄葉せずに、葉が枯れて茶色くなってしまっている。
過去にも何度か触れたが、ケヤキは、気温が高いとうまく紅葉できないことがあるらしく、温暖な土地ではいつもこのようになるらしい。秋田市では、年や場所によりけりだが、今年は多い感じ。今年は10月の平均気温が過去最高だったそうだから、無理もない。
イチョウはきれいに黄葉
前回触れた、和洋高校跡のイチョウ。校舎があって枝を伸ばせなかった側は、4年経ってもほぼ変わらず、“ハーフツリー”状態。【ミルハスのケヤキとイチョウについては、末尾リンクの続きも参照】
前回の知事公舎近くのイチョウは黄葉が早く、現時点ではかなり落葉しているが、市内全体では黄葉の盛り。一部はまだ緑の葉でがんばるイチョウも。

場所を越えて。
市立旭南小学校(きょくなん)前バス停
緑の松、黄色い2本のイチョウ、オレンジ色の八重桜。

イオン秋田中央店裏、旭川に架かる市道の川口橋
柵や親柱にからんだツタが紅葉。

ブドウ科だけに、青くて小さい丸い果実が実っている。

対岸の親柱
こちらにもツタ。ただ、葉はほとんど落ち、果実もない。
ツタといっても、葉の大小などがあって、同一種とは思えないものを見かけるのだが、違いはいまいち分からない。※ウコギ科のキヅタではない。
あまり赤くない、小さな葉がちょっとだけ

続きはこちら
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摩周の豚丼

2024-11-09 23:00:41 | 各地お土産・食べ物
10月26日は牛肉道場を買った、JR東日本クロスステーションの駅のコンビニの「NewDays駅弁祭り」。11月8日にも実施され、北海道の駅弁6種が販売された。
秋田駅での販売商品
秋田駅ではうち5種(魚介3、肉2)。来ないのは厚岸の「氏家かきめし」。

気になる商品が1つあり、当日14時前に駅に行くことができそう。ただ、その日は超大型クルーズ船の寄港日。以前の寄港日には、秋田駅の駅弁が早々に売り切れていた。
今回は、そこまでではなかった。クルーズ船客自体が、そんなに多く歩いていなかった。専用バスは何台も見たので、秋田市街散策よりもバスで紅葉でも見に行ったのか。

行ってみると、「北空に輝く海鮮ななつ星」が売り切れ、「秋限定北海道産花咲かにめし」はけっこう残っているなど、相変わらず予測できない状況。目当ての駅弁は、秋田中央口店(新幹線改札横)で残り1個、秋田ぽぽろーど店で残り2個と、危ないところだった。

摩周の豚丼 746kcal 、食塩相当量1.9g 税込み1080円
株式会社ぽっぽ亭の、釧網本線・摩周駅の駅弁、としたいところだけど、「駅弁」とは言い切れない。
駅弁の定義は、人によっていろいろあるが、当然ながら「駅で販売されていること」は条件だろう。この摩周の豚丼は、もともとは摩周駅前の「食堂と喫茶 ぽっぽ亭」が、その店で売っているだけで、摩周駅では買えなかったとのこと(摩周駅の利用者数からすれば、商売にはならないだろうから理解はできる)。商品のスリーブ(掛け紙代わりの厚紙)には「JR摩周駅前ぽっぽの」と表記があり、駅前であることが分かるようにはなっている。ただ、現在は駅でも売るという情報があり、だとすれば駅弁となる。

厳密な定義としては、「一般社団法人 日本鉄道構内営業中央会に加盟する業者だけが使うことができる、『駅弁』マークが付いた商品」というのもあるが、ぽっぽ亭は未加盟のようで、摩周の豚丼に駅弁マークはない。
それに、冒頭写真のように、NewDays駅弁祭りのポスターやホームページ告知では、以前も今回も駅弁マークが使われている。だから、駅弁マーク付き商品しか売らないのだと思っていたが、違うことになる(マーク使用はマズイのでは?)。


駅弁の定義はともかく、摩周の豚丼のウワサは聞き及んでいた。
そもそも、北海道の料理「豚丼(ぶたどん)」は、帯広など十勝地方が本場。摩周駅がある弟子屈町は、十勝ではなく釧路地方(の北のほう)なので、そこの豚丼がどういう位置付けなのか、よく分からないのだけど。
京王百貨店の駅弁大会で売り上げ2位になったとか、高い評価とともに、今回のような輸送販売のものは、大量生産できるメーカーに製造を委託していて(食品安全・衛生上妥当ではある)、現地で販売されるのとは似て非なるものという声もあった。
調べる(参考: https://www.keionet.com/info/shinjuku/ekiben2006/ekiben01.html など)と、摩周の豚丼は、2005年の京王の駅弁大会向けの新作。そこでいきなり2位となった。ちなみに、当時は1050円だったので、おかずが一部替わったようだが、20年経って30円しか上がっていないのは良心的すぎる【10日補足・減量された可能性はあるが、後述の通り、現状で不満はない量】。さらにちなみに、2005年の1位はいかめし、3位は牛肉どまん中と定番。
その後、牛丼やジンギスカン丼などの姉妹品も出て、今回売られた「北海道産黒毛和牛 牛めし(十勝ワイン入り)」もその1つだが、現地では買えないという話も。また、近年は、京王の駅弁大会には参加してないようだ。
摩周まで行くことは容易ではないし、秋田で輸送販売されることもあまりなさそうだから、この機会に食べてみようと思った。

今回買った商品のラベルでは「販売者:株式会社ぽっぽ亭+osdf」。
「製造者」ではないのが、他社へ製造委託していることを示している。「+osdf」は千葉市にある、「株式会社オーシャンシステム デリカフーズ事業部」を示すそうで、氏家かきめしなども作っているようだ。オーシャンシステムは本社は新潟県三条市にあり、食材宅配のヨシケイや、東北地方などの業務スーパーのフランチャイジーなどもやっている。

つまようじ入り。おてふきなし。箸袋の「北の味覚紀行」とは?


原材料名欄を抜粋すると「ご飯(国産米使用)、醤油だれ焼き豚、玉子焼き、大根みそ漬け、山くらげ醤油漬け、紅生姜、黒胡椒」。

「甘辛い」部類の味付けなのだろうが、しょっぱすぎず、甘すぎずいい塩梅。炭火焼きみたいな風味もあって、絶妙。黒コショウは中央部に少しかかっている程度。コショウがきついのは苦手だけど、問題なし。
肉は厚すぎず薄すぎず。冷めても柔らかいとまではいかないが、硬くない。量は値段やごはんとのバランスを考えれば充分でしょう。つゆがもっと多ければという声もあるが、輸送駅弁では制約もあろうだろう。
付け合せも口直しにちょうどいい味と量。
かなりおいしい駅弁で、満足。現地版はさらにおいしいということなのだろうか。


余談だが、イオン東北の総合スーパー・イオン、イオンスタイルでは、9日と10日に、久々の「有名弁当大集合!」が実施された。チラシ掲載は北海道から広島まで6商品。
次のNewDays駅弁祭りは、11月22日。
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秋田いすゞのクロネコ

2024-11-07 23:05:01 | 秋田のいろいろ
秋田市大町二丁目の秋田ニューシティ跡地の半分に、2024年始に「秋田いすゞ自動車 中古車センター」ができた。
中古らしきトラックが置かれるようになり、7月には「美人を育てる秋田米」のJAのトラックがあった。

11月3日。
「THE ALFEE 50th Anniversary 秋の祭典」
これも中古車? と思いかけたが、よく見れば、秋田いすゞの敷地の北隣・大町イベント広場側に置かれている。
あきた芸術劇場ミルハスで4日に開催されたライブツアーのトラックが、中古車のすぐ隣に駐車していたのだった。ここはミルハスの催しの関係車両駐車場として使われることがある。
首都圏周辺のナンバープレートのトラック5台で、三菱ふそう4台、日野1台で、いすゞはなし。
右から5台がTHE ALFEEツアー
上の写真左前(いすゞ敷地内)に、小さめのいすゞのトラックがいる。「小麦粉は日清製粉」と書かれた、太平商事株式会社のもの。緑のナンバープレートが付いていて、そんなに古くは見えないが、2006年~2023年の前モデルのエルフ。

さかのぼって9月下旬。
ナンバープレートなし。右はいすゞギガ
左の大きいのはボルボ製。株式会社秋田エスエス商運のもので、同社ホームページによれば、2023年7月時点でボルボ車を2台保有している。
秋田いすゞ中古車センターでは、いすゞ以外も取り扱うようだ。

平ボディと呼ばれるタイプの2台。白ナンバー付き
荷台に「ELF」ロゴがあり、ちょっとした模様もある。いすゞのホームページにも同じ柄のバンの写真が少しあり、標準塗装というかサンプル塗装みたいなものか。
そしてこの2台は、2023年モデルチェンジの現行車種のようだ。新車もここに置くことがあるのか?

手前左2台は中古?
奥右側に並ぶのは、クロネコヤマトのパネルバン。新車っぽく、ナンバープレートがないが、フロントガラス右下にアルファベットと4桁の数字からなる社番が記されている。9月中旬時点で、3台×2列。
周りの他のトラックたちがいなくなる中、放置されたような状態だったが、その後、
その前にさらに3台追加
10月に入ると、ナンバープレートが付いた。10月20日頃にはいなくなり、納車されたようだ。

と思った矢先、10月末。
また来た!
生活に欠かせない存在となった宅急便。秋田県内に何百台と集配トラックがあるのだろうけれど、秋田いすゞのいいお得意様だ。

ところで、イメージするクロネコヤマトの宅急便のトラックといえば、緑とクリーム色。
今回の新車は真っ白で、「宅急便」表記もない。クロネコのデザインも若干変更されていて、これがこれから(2021年4月から変更)の集配車のようだ。
今は新旧が混在していて、ニューシティ跡地周辺は旧デザイン、旭川対岸は新デザイン(ナンバープレートからして10月以前に納車済み)の車で集配している。また、エリアごとの偏りもありそうだが、秋田市街地で見る旧デザイン車は、いすゞより日野製やトヨタ製をよく見るような気がする。


次はどんなトラックが(バスは?)置かれるか。
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羽銀カセットメモパッド

2024-11-05 23:46:28 | 昔のこと
我が家の発掘品シリーズ。
プラスチックケースの中に紙
ケースを開くと、
中身はカラフルなメモ用紙140枚
「カセット・メモ・パッド」
ケースとスタンドを兼用した、メモ用紙セットというわけだけど、モチーフになった物が何かは、一定の年齢以上のかたならご存知でしょう。「カセット・メモ・パッド」の名の通り、コンパクトカセット、いわゆるカセットテープのケースと同じサイズ・構造。
カセットテープケースは、2つのパーツからなる。初期のケースは、テープ(ここではメモ用紙)を入れる側は透明で、もう一方は黒いものが一般的だった。1980年代半ば(バブル前後)頃には、どちらも透明のものが主流になり、このメモ用紙もそれにならっている。

JANコード(バーコード)や「MADE BY P(R)yramid IN JAPAN」の表記からして、大阪のピラミッド株式会社の製品。型番らしき「NO.CM-48」の表記も。同社は現在は単語カードやメモ帳を製造販売しているが、さすがにカセットメモパッドはなさそう。

「メモを使い終ったら、カセットケースとして御使用下さい。」とある。サイズが同じだからできなくはないが、本来のケースには突起があって、カセット側のテープを巻いたリールの中心(「ハブ」と呼ぶそう)の歯車状の部分がはまるようになっている。それがあることで、持ち運び時に安定するし、ないとカセットが傷付いたり、テープが緩んだりしてしまいそう。突起がないこのケースでは、カセットテープに良くない影響もなくはないかも。
「台紙の裏はカセットレーベルになっています。」とも。
カセットレーベルとは、テープの中に何が録音されているか記した紙。何も録音されていない生テープの場合、罫線を引いてA面B面ごとに記入できる厚紙がセットされた状態で販売され、各自、記入したものだ。レーベル自体を自作したり、イラストなどが描かれて雑誌の付録になったりすることもあったはず。
台紙というのは、この説明が印刷されたピンク色のペラペラの紙ってことでしょうか。では裏は、
何もないのですが
この紙に自分で書けってこと?

我が家のカセットメモパッドは、企業のノベルティグッズとしてもらったもの。出どころは、
「羽後銀行」
赤いシールが、若干雑に貼られている。お手軽なノベルティってとこだったのでしょう。でも実用的だし、当時の流行りに乗っていたのだろうし、2024年に存在してもそんなに時代遅れでもないと思う。
羽後銀行は、1993年に秋田あけぼの銀行(旧・秋田相互銀行)を吸収して、北都銀行となった。
そんなわけで、昭和末~平成初期のものではないだろうか。※その少し前頃の秋田相互銀行のトランプ

羽後銀行のロゴについて。
地色は赤。秋田相互銀行も看板の地色が赤だったが、朱色に近かった。羽後銀行のほうがより赤かったはず。店舗の看板は、赤地に白文字で「うぎん」と縦書きされたのは記憶にあるが、シールのような漢字表記かつ横書きは覚えがない。手書きっぽい丸ゴシック体風だ。
「UB」の略は覚えていた。店舗に表示があったかどうかまでは記憶にないけれど。藤子不二雄A作「ウルトラB(アニメ主題歌について)」も「UB」と略され、同じじゃないかと思った思い出がある。


ところで、現在の話。
北都銀行は、同じ持株会社・フィデアホールディングス傘下にある荘内銀行と、2026年度中に合併予定。
2024年11月5日付秋田魁新報が1面トップで「新名称候補、一部を商標出願」と報じた。3つの銀行名を商標出願登録しており、持株会社が「新銀行の名称の候補であることは事実」と認めている。

3件は「いでは銀行」「新緑銀行」「創羽銀行」。
「いでは」は旧国名「出羽」のことだろうから、ふさわしいのでは。「フィデア」に響きが似ている。ただ、「いでは」にしても「いでわ」にしても、言いにくいかな。
「新緑銀行」は漫画に出てきそう。夏秋冬は時期外れで場違いでは。
「創羽」はよく分からない。「そうわ」と読めばいいのか。
担当者レベルでは、案は「100件以上あると聞いている」そうで、実際どうなるか。

【6日追記】コメント欄の通り、翌6日夜に、秋田魁新報と山形新聞が(共同通信が?)、「新銀行名を「フィデア銀行」とする方向で検討している」と報じた。想定の範囲内で無難なところではあるが(+どこの銀行か伝わらないし、フィデアの意味も分からないけれど)、前日の魁の報道は何だったのか。
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秋大病院ひっそり変化

2024-11-02 20:47:42 | 入院
「入院」カテゴリーにしますが、「通院(外来)」も含めた秋田大学医学部附属病院のひっそりとした変化2つ。

●はすの実 ひっそりと閉店
病院正面の左(西)に、2017年にできた2階建ての「秋田大学本道40周年記念会館」がある。2階はホール「本道記念講堂」で、1階が「レストラン はすの実」。
この記事の通り、「本道(ほんどう)」は秋大が独自に(勝手に)命名した、医学部【3日補足・医学部本体と附属病院】の所在地。本来は広面字蓮沼など(複数の所在地にまたがる)で、附属病院としては蓮沼を主に使っている。レストランの名も、蓮沼にちなむ。

レストランはすの実は、会館正面の玄関のほか、外来診療棟1階の玄関ホールと行き来することもできる。入ったことはないが、一般用(2017年時点で95席)と職員用(同82席)で空間が分かれている。
メニューは結構充実していた。(職員用は別かもしれないが、一般向けでは)アメリカンコーヒー350円、ブレンドコーヒー380円、ソフトクリーム350円、はすの実パンケーキ550円、中華そば600円、はすの実特製ラーメン800円、ハンバーグ定食750円、はすの実定食(エビフライ、ハンバーグ、カツ?)850円、カレーライス600円、きつねそば/うどん550円、稲庭うどん800円等々。モーニングセットやテイクアウトもあったようだ。


そのレストランはすの実が、2024年9月末で閉店した。最終営業日は9月26日。
9月下旬の「レストラン「はすの実」 スタッフ一同」名義の掲示「閉店のお知らせ」では、「突然のお知らせで恐縮ですが、弊店は諸般の事情により」営業終了・閉店するとされていた。「諸般の事情」とは、例によって食材や人件費の高騰で、採算が取れなかったのか。
10月以降は、9月で閉店した旨だけの掲示に替わっている。院内の他の場所や病院ホームページでの周知はなさそう。

10月下旬の外来受診の後、玄関ホールの記念会館通路近くで会計待ちしたところ、正午過ぎ30分ほどの間に3組ほどの外来患者(+付き添い)がやって来て閉店の掲示を見て、引き返したり、携帯電話で「レストラン、やめたんだと」と通話したりしていた。半日・1日がかりの通院になり、周りに飲食店が多くはない秋大病院にあって、レストランはすの実をアテにしていた患者、それが通院時の楽しみだった患者は、それなりにいたと思う。
そして、通院間隔が半年や1年という患者も少なくないはずだから、供食設備という大事なものがなくなったことを、確実にかつ長期間継続して周知しないといけないのではないだろうか。

職員用のほうは、引き続き使用できるらしい。ただ、食堂としてはやめて、場所だけ開放(弁当など持ちこんで食べるスペースとして)しているのかもしれない。9月までは、昼時には医師もけっこう行き来していた(今さっき診察してくれた先生と鉢合わせしたことも)。10月以降、医師はめっきり見かけなくなって、看護師やニチイ学館の事務の人たちがちらほら出入りするだけの感じ。


ところで、レストランはすの実を運営していたのは誰か?
大学生協ではなさそう。
一般財団法人 丁酉会(ていゆうかい)というのがある。医学部や病院の助成、職員・学生・患者の支援・福利厚生を目的とする団体。患者としては、病院向かいにある門前薬局(今は門内薬局ができちゃったけれど)や院内のローソンの運営(スタバは?)、待合スペースのテレビの寄贈など【3日追記・飲料自販機の管理も】で目にする。
たいていの医学部に同様の団体があるらしく、弘前大学医学部では一般財団法人 弘仁会(こうじんかい)があり、丁酉会にはないホームページが充実している。やはり、門前薬局、院内のローソンとドトールコーヒーショップを運営していて、さらに「弘仁会食堂」というのもやっている。
だから、はすの実も丁酉会運営かと思っていたが、違った。

「はすの実 閉店」などで検索したところ、ホテルアイリスのホームページがヒットした。スタッフ一同の張り紙と同じ内容がアップされていた。
ホテルアイリスといえば、由利本荘市本荘にあるシティホテル。本荘が地盤【7日追記・かつ本荘だけで事業展開している】だと思っていたので、驚いた。

アイリスのホームページの「会社概要」には「グループ施設」として、「田沢湖高原温泉郷「ロッジアイリス」、田沢湖高原温泉郷「ホテルグランド天空」、由利組合総合病院内「レストラン サンサーラ」、秋田大学医学部附属病院内「レストラン はすの実」」が挙げられていた。
どういう経緯で引き受けたのか、はすの実だけが秋田市で飛び地のように営業していた。それも営業効率を悪くしていたのでは。
新たな運営者がいれば、はすの実復活となるだろうか。
【3日コメントいただき追記】9月24日付で、秋田大学のサイトに「病院レストラン及び職員食堂の運営事業者を以下のとおり募集します。」との「公告」がアップされていた。運営委託期間は「令和7年1月1日~令和 10 年3月 31 日」なので、新たな運営者を選定して、2025年始の営業再開を目指しているようだ。(以上追記)


●Wi-Fi ひっそりと開始
以前の記事で触れたように、秋大病院の患者が利用できるネット接続は「外来・病棟では原則として、Wi-Fi設備はございません。」「無料Wi-Fiは、売店、コーヒーショップ、院内レストランで接続が可能です。」とされていた。
すなわち、病院が直接提供する入院病棟の個室のほか、各テナントが提供するローソン、スターバックス、はすの実のみで接続できた。
入院中や外来の会計待ちの暇つぶしで、通信料金を節約してネットを使いたい時は、ローソン前のベンチ(脳神経内科や放射線科などの待合が本来なのだろうけど、昼頃にはその患者は少なそう)で、ローソンのWi-Fiを使わせてもらっていた。だけど、ローソンのWi-Fiはつながりが悪い(電波が弱かったり、途中で切れたり)ことがけっこうあってイマイチだった。

ところが、2024年の途中から、外来棟、入院病棟とも、病院によるフリーWi-Fiの提供が始まった。
外来の診療科の掲示板で、その小さな張り紙を見つけたのは10月のこと。改めて病院のホームページを見ると、掲示と同じものが2024年8月13日付と思わしきファイル名でアップされていた。
パスワード入力が必要。動画や大サイズのダウンロードは遠慮する等、注意事項がある。

接続すると、とても快適。ローソンのWi-Fiなど比べ物にならない。認知されていなくて、接続者が少ないせいなのかもしれないけれど。
少なくとも外来フロア内なら、どこでも最強の電波強度で、途中で切れることもない。会計待ちだけでなく、診察待ちや中央検査部での採血待ち時も使える。玄関から外に出ると、すぐにつながらなくなるので、バス停や駐車場では使えないと思われる。
一部のアプリ(例えばビューカードアプリ)が接続できなかったり、プロバイダーのメールの受信などはできなそうだったりするが、ネットサーフィンをする分には問題ない。

利用可能時間は6時から21時とされ、入院病棟の消灯中は使えないことになっている。
とある情報筋によれば、消灯中は、Wi-Fiにつながりはするものの、「インターネット接続なし」の状態になるとのこと(さらに、入院病棟大部屋での電波強度も悪くないようだ)。
コメント (3)
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