広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

なくなったもの'23 秋田

2025-01-29 23:02:23 | 秋田のいろいろ
毎年アップしたいのだけど、できずにいた「なくなったもの」シリーズ。
前回は2019年~2022年。その後、新型コロナウイルス感染症の流行(コロナ禍)が、名目上・形式的には落ち着いて、経済活動は再開したものの、物価上昇や人手不足になった。地域の衰退や後継者がいないという課題も顕著になった。そんなことで、コロナを乗り切っても、今になって力尽きたものもあったように感じる。
まずは、2023年に、秋田市を中心とした秋田県内から姿を消したものを記録します。体調が悪かったせいか、あまり記録・記憶できていない気もしますが… 2024年版、津軽版もいずれ。
挙げるのは、個人的に印象に残ったものです。必ずしも利用したことがあるとは限らず、思い入れは少ないものもあります。秋田魁新報等、報道を参考にしたものもあります。

・由利本荘「子吉川いかだ下り大会」コロナで2020年以降中止、2023年に再開断念決定
由利本荘市内の建設会社などでつくる実行委員会が、1990年から2019年まで30回開催。
梅雨時だけど7月前半頃の開催のようで、タイムではなく手作りいかだの独創性やチームワークなどを競うルール。ローカルニュースで見た覚え。


・「ホテル大和(だいわ)」営業終了・破産 2023年3月27日
秋田市土崎地区の市街地、土崎港中央一丁目の旧国道沿い。建物は派手ではなくそこそこ大きく、新しい印象はなかったが、地元の各種団体等会合の会場としても使われていた。客室数約30。
食堂「味の大和」→1957年に大和旅館→1970年に新築しホテル大和となった。

2023年3月27日に突然、営業終了し、ホームページでの事後告知。破産申請準備へ。
新型コロナウイルス感染症により、宴会、宿泊が減少したことと、県外資本ビジネスホテルとの競争激化による。


・「株式会社栗駒フーズ」事業停止・自己破産 2023年3月26日
湯沢市皆瀬の乳製品メーカー。温泉熱(地熱)による殺菌が売りで、高級志向。矢口高雄による、栗駒山を背景にしたツキノワグマの子のキャラクターが、商品に描かれていた。
横手市の秋田ふるさと村などにソフトクリームなどを扱う直営店があり、のむヨーグルトは秋田市内のスーパーでもよく見かけた。秋田県外にも流通していたそうで、酪農が盛んとはいえない秋田県において、成功していると思っていた。

第3セクターかなと思っていたが、酪農家7人が、当時の皆瀬村や国の指導を受けて設立した企業のようだ。1987年10月設立、1988年4月から営業開始。売上高は2003年の約2億7800万円がピーク。
量産体制確立できず、生産効率の悪さから赤字決算、債務超過。大手との競争もあり、近年の売上高は数千万円。
直営店は、事業停止時点では、工場、秋田ふるさと村、カウベル材木町店(湯沢)で、以前は(ふるさと村のほかにも)横手市、大仙市、由利本荘市にもあった。


・「本荘製餡協同組合」解散 2023年4月30日
どういう組織なのか、はっきりとは知らないが、由利本荘【30日補足・にかほ市も含む?】のお菓子屋さんにあんこを供給していたのか。お菓子作り教室を開くこともあったようだ。所在地は、本荘大橋そばの由利本荘市観音町。
本荘名物(?)・柏餅の中にも、このあんこが入っていたのだろうか。そして今は、各お店ごとに、あんこを調達しているのだろうか。

この組合の存在を知ったのは、ツイッター(現・X)アカウント「由利本荘のあんこ屋で〜す!」。(業務内容についてよりも)本荘のことをいろいろと、積極的・意欲的に発信してくれていた。
投稿によれば「57年の長い間」とのことなので、1966年設立だったのか。


・「東雲羊羹(しののめようかん)」の熊谷長栄堂 閉店 2023年6月末
1837年創業、186年の営業。翁飴本舗・桔梗屋(秋田市の別店舗の翁飴)やセキトの餅類などと並ぶ、能代市の銘菓。
製法は一子相伝。他のお菓子は作らず、羊羹専業だったようだ。小(100g)・中・大(360g)とあり、1本270~1000円。
閉店間近の<小>(賞味期限2023年12月21日)
原材料は「製あん(国内製造)、砂糖、寒天」。
100g当たり291kcal、たんぱく質3.5g、脂質0.2g、炭水化物68.7g、食塩相当量0.01g。
 
アルミ包装したものを紙箱に入れているが、わりと最近まで箱がなく、箱と同色の経木柄のアルミ包装に、箱の中央部と同デザインの短冊状の紙を載せて、紐でしばっていたはず。中、大はまた別の、文字(書体も小とは別)だけの包装だったようだ。

店舗は市街地でなく米代川対岸の向能代上野にあったそうだが、駅売店やリゾートしらかみの車内販売(小300円?)などで購入できた。大昔は、駅ホームで立ち売りしていたとか(大館のあけがらすや新津の三色だんごも同様)。

2014年に7代目が亡くなり、2人の弟が引き継いで2015年3月に再開。下の弟が2022年12月に亡くなり、機器の故障も相次ぎ、継続困難に。残る代表は88歳、高齢の従業員が10人。

【2月6日補足】能代市には、東雲羊羹と包装のサイズがよく似た「北限の檜山茶入 茶ようかん」など(桧山なっとう羊羹もあるらしい)もあるが、製造元は違う「茶誠堂」なので、もちろん引き続き販売中。


手形陸橋下の自転車店 閉店 2023年7月14日=大雨前日


【2月23日項目追加】・伝統の大回線など、秋田市内のバス路線が廃止 2023年10月

2024年前半版へ続く
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美大のショウキサマ

2025-01-27 23:31:51 | 秋田の季節・風景
1月25日のあらや大川散歩道 雪まつりで訪れた、秋田市新屋の秋田公立美術大学。
(再掲)サークルプラザと大学校舎正面
大学正面(エントランス)に、今までなかったものがあった。
右から新屋高校生のやまはげ登場
正面玄関ドアの右にある。

巨大な藁人形?!
コンクリート打ちっぱなしの校舎(前身の秋田公立美術工芸短期大学が開学して、今年4月で30年)に似つかわしくない感じがしなくもなくて、戸惑った。
芸術作品などではなく、民俗行事のアイテムであろうことは想像ができる。類似ではなく、これそのものをどこかで見たような気もするが、天井ギリギリの高さがあり、巨大さに驚いた。

説明表示などなく、雪まつりとは関係なさそう。暗くなると闇にまぎれてしまった。
帰ってから、画像で検索すると、正体が分かった。※以下、誤解があるかもしれません。詳しく知りたいかたは、各自調べてください。
これは「末野のショウキサマ」。

秋田に限らず、東日本で見られる風習として、集落の入口に藁や木で作った人形を掲げて祀って神(道祖神の一種。「人形道祖神」とも)とし、災いが入ってこないようにする。それを秋田県内では「鍾馗様(ショウキサマ)」、「鹿島様」、「仁王様」などと呼ぶ。
鹿島様といえば、美大がある新屋地区の日吉神社の「鹿嶋祭」があるが、それは藁でない人形を舟に載せて、練り歩いて雄物川に流す行事なので、別タイプ。

末野というのは、横手市大森町(旧・大森町)の地名(上溝字末野?)だそうで、これも実際にそこの人たちが作った。
美大横を流れる雄物川の、はるか上流の支流沿いという、遠くのショウキサマが、美大に来た経緯。

さらに遠くの埼玉県所沢市に、2020年に「角川武蔵野ミュージアム」が開館。開館記念で展覧会「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」が開催され、秋田県からいくつかの人形道祖神が出展。各地域の人たちが制作した、本物が展示された。
展覧会終了後もミュージアムで保管されていたが、美大に寄贈されることになり、2023年3月30日に横手を越えて秋田市へ帰ってきた。
当初は、倉庫棟にある大学の関連団体「アトリエももさだ」内に展示され、2023年11月に大館市樹海ドームで行われた「新・秋田の行事」に出張。おそらく大館から戻った時(2023年11月19日付でインスタグラムに投稿あり)に、大学エントランスに設置。
横手→所沢→秋田→大館→秋田と移動して、落ち着いたようだ。

ほかの神様たちは、ももさだ内にあるということだろうか。末野のショウキサマは1年以上、屋根があるものの外で風と雨と雪にさらされていることになる。現地では、定期的に作り替えているが、こちらもいずれはそうなるのか。
秋田市にこのようなものがあったとは知らなかったし、美大が所有していても、積極的には存在を知らせていない。短大時代よりも、大学の守備範囲【28日補足・学際的というか扱う学問分野の幅広さ】が広くなったからこそなのだろうが、美大にこんなものがあるとは想像できなかった。部外者が立ち寄りにくい場所にあるので、あまり公開したくないのかもしれないが、それももったいないようにも思う。差し支えなければ、もっと周知してはどうだろうか。
【30日追記】前日24日には「複合芸術会議 2024」の1つとしてシンポジウム「人形道祖神と鹿島行事」が、美大講義室で開催されていた。
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新屋かまくら'25

2025-01-26 21:08:24 | 秋田の季節・風景
勝手に「新屋かまくら」と呼んでいる、「第20回 あらや大川散歩道 雪まつり」が、2025年1月25日に、秋田市南西部の新屋地区で行われた。
もう20回目であることが感慨深い
2021年から2023年は新型コロナウイルス感染症のため開催されず、昨2024年は4年ぶりに開催されていた。
昨年は入院・退院でバタバタし、雪が少ないこともあって、開催後に報道されるまですっかり忘れてしまっていたので、2020年以来、5年ぶりに見に行った。

とはいっても、秋田市の積雪は1月17日に20センチに達した後、減り続け、24日にはゼロになった。
25日当日は、午前中は雪がちらついたが積もらず。日没前後は気温が2℃前後で、風も強くなかった。それでも、きーんと冷えて、寒いというより、とても冷たく感じた。
JR新屋駅側遊歩道。大森山の向こうは夕焼け空
会場となる遊歩道も路面が露出していたが、除雪でできた雪山を崩したのだろうか、雪をかき集めてミニかまくらが作られていた。数としては最盛期よりは物足りない気がしなくもないが、雪の少なさを踏まえれば、充分。2日付秋田魁新報 秋田市地域面では「千個以上」としている。
雪質のせいなのか、崩れかけたミニかまくらが散見された。
桜並木の住宅地に入って、本部が置かれる十條団地町内会館では、甘酒などが振る舞われるテントのほか、最近増えたキッチンカーが数台出店。いつものように地域の人たちが集まっていた。

秋田公立美術大学構内へ。
旧・国立倉庫【27日訂正・旧・国立農業倉庫】を転用した倉庫棟前にも、ミニかまくらはあるにはあるが控えめ。
美大正面の広場「サークルプラザ」
雪がどこか不自然に散らばっているので、運んだり山を崩したりしたのだろうか。そこに、ミニかまくらが作られていた。



今年は穴の向きが不統一なようで、並ぶというよりランダムにも見える配置。


暗くなった


美大構内も基本的にミニかまくらのみで、以前はあった学生の作品などはなし。学生らしき姿も多くはない。雪が少ないせいかもしれないが、美大は場所を提供しているだけのような状態。
サークルプラザをいったん離れて戻ったら、仙北市西木町の「上桧木内の紙風船上げ」の紙風船のようなものを持った数人がいた。これから上げるのかと思ったら、たたんで撤収するところだった。実物は初めて見たが、かなり大きい。特に予告はなかったようだが、残念。
【2月7日追記・紙風船について2月7日付秋田魁新報 県南地域面より】
上桧木内と山口県出身の、美大3年生2人(景観デザイン専攻)が、紙風船上げのオリジナルキャラクターを描いて作った紙風船だった。2月10日の現地の本番で打ち上げる予定で、この日、初めて上げた(試しに、膨らませて少し浮かせたということでしょう)。
紙風船は2年次の授業の一環で作り、高さ約5メートル。現地では、紙風船の作り手が減っていて、今年は最盛期の半分の約50個が上がる。(以上追記)
県立新屋高等学校の生徒有志8人による、やまはげ(なまはげの新屋版)は、今年も登場。

遊歩道は路面が露出
周り、特に地面に雪がほぼないと、暗くて物足りない。雪に灯りが反射することで、温かな明るさが醸し出されるのだ。

遊歩道を歩く人は、昔より少ないと感じた。本部前で餅つきが行われていた時間ということもあるが、人口減少の影響もあるのか。地域のお祭りとしては、今でも充分盛り上がっていると思うが、最初の頃と比べると…
魁の記事にある実行委員会長の話では、「(略)実行委員会の高齢化も進んでおり難しい状況だが、雪まつりを続けていきたい」とのこと。雪の量以前に、イベント存続には苦労があるのだった。


雪まつりと関係ない、美大で見かけたものについて後日
この後の積雪の状況
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行き先表示再変更'24.12

2025-01-23 23:09:25 | 秋田のいろいろ
秋田中央交通の路線バスの行き先表示は、終点や経路の変更がないのに、思い付いたように、表示内容が変更されることがある。容易に変更できるLED式表示の特性を活かして、より分かりやすく変えるのならいいけれど、あまりコロコロ変えては乗客を混乱させるし、果たして変更する必要があるのかと思ってしまうものもある。

2024年10月2024年12月の変更を記事にしていた。12月には、ほかにも変更があったことを、コメントで教えていただいた。
※ここで取り上げる表示は、秋田駅西口発車時点のもの。バスの進行に応じて、表示内容が切り替わるので、地点によっては違う表示になります。
※雪が降る中、スマートフォンで遠くから撮ったため、不鮮明な写真があります。

それは、牛島経由御野場団地線下り。
2024年10月に変わったばかりなのに、わずか2か月でまた変わった。この3年の間で、3度変わった。※変遷は10月の記事参照
(再掲)2024年10月
「御野場団地」を2行に分ける、斬新な表示。
12月からは、
相変わらず縦方向のドット欠けが目立つ297号車。2か月の間に車椅子マークが消えた
「御野場団地」は1行に戻って、前の「牛島東五丁目」が2行になった。入れ替わった。
(再掲)


後部の小さい表示器も、同様の変更。
(再掲)10月

横方向の筋はカメラの事情によるもの

白色LEDでも同じ表示だが、ドット数の違いか微妙に違うような
↑2022年に1台だけ新車購入した1582号車。ぐるるの1522と同型。2023年購入の2台(1639、1640)はマイナーチェンジされて、トランスミッションやドライバー異常時対応システムが異なる。

御野場団地が2行だった時は、大切な情報であるはずの行き先が、経由地より小さいのはどうかと感じた。だから、経由地の牛島東五丁目のほうを2行にした新表示のほうが、適切ではないかとは思う。
それでも、「丁目」や「団地」が必要なのか。「牛島東5・御野場」で通じるし、文字が大きくなって視認性が高まるのでは。御野場と御所野の誤読を避けたいのならば、「おのば」とひらがなにしてもいいだろう。


牛島東五丁目を通る他の路線の、車両正面の表示については10月も12月も変更なし。
仁井田御所野線は上段に小文字で、二ツ屋福島線は1行で圧縮した縦長の文字(10月の記事に画像あり)で、「牛島東五丁目」を表示。

後部は、仁井田御所野線は、1行で「イオンモール秋田」のみで変わらず。二ツ屋福島線は、
「牛島東五丁目」が御野場団地線と同じ2行に!
いつ変わったか知らないが(12月?。2022年10月では横長文字で2行に「牛島東五丁目・(改行)福島下丁」)、後ろだけ変更というパターンもあるのか。
こうしたのなら、仁井田御所野線のほうにも、前も後ろも東五丁目を入ればいいのに。「イオンモール」を半角にすれば収まりそうだし、東口発では10月から「イオンモール秋田」が2行になった。それを流用して、2行表示を2つ並べたら…、スペースが空きすぎるか。

さらに、東五丁目は通らない大住・みなみ野団地線。
正面は従来通り、上段に小文字で「イオン秋田中央店」、下段に小さめの大文字「大住団地・牛島西四丁目」と1行に表示。いつの間にか後部だけ、
「牛島西四丁目」が2行に
この路線は「大住団地線」のほうが通りがいいし、牛島西四丁目バス停は牛島西四丁目に存在しない(2019年から)という、いい加減というか恣意的な終点だから、このほうが分かりやすい。どうせなら前もこうしたら。

次はいつ、どう変わるか。
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幻? の案内板

2025-01-22 23:16:47 | 秋田の季節・風景
秋田市通町商店街の東寄り。
県道233号、所在地は大町一丁目。背後が通町橋
ここにあったものが、いつの間にかなくなったことに、昨年末、気が付いた。

(再掲)2022年春
「← 秋田市まちなか観光案内所(旧大島商会 店舗)」の看板というか案内板がなくなった。
案内所は2021年オープン、案内板設置は2022年春頃(2021年度末?)かと思われる。

なくなったのはいつか?
Googleマップストリートビューでさかのぼると、2022年10月時点で、すでになくなっていた!!
ストリートビューのその1つ前は、2020年撮影なので、案内板が写ったストリートビューはないことになる。

案内板の根本がささっていた場所は、元々は植え込み。
同じ通りの他の植え込みにはツツジが植えられているのだが、案内板設置直前のこの場所では、アジサイや草花が植えられていた。
ストリートビューで確認すると、ここも2015年8月まではツツジがあり、2017年7月以降、アジサイになっていた。おそらく、ツツジが枯れてしまい、沿道の人などがほかの植物を植えていたのだろう。案内板設置時にそれが撤去され、土も替えるか足すかして、平らにならされた。

案内板がなくなった今は? 冒頭の写真とは別の日の撮影↓なので、積雪が減っています。
ツツジが1株植えられた!
ストリートビューを改めて見ると、2022年10月時点ですでに植えられていた。

したがって、表示板は、最短で半年程度、どんなに長くても1年半の間だけ設置された。その撤去時に、跡に新たにツツジが植えられた。ということになる。
撤去されただけなら、金属泥棒にでも遭ったのかなどと思ってしまう。しかし、元々のツツジに原状回復されているところを見ると、案内板設置者であった秋田市と、道路管理者である秋田県の間で、話し合いなどやり取りがあったのだろう。

なぜ案内板が撤去されたのか。視界を妨げて危険、といったことはなさそう。車が突っ込んで壊されたというのも、縁石や街灯は無傷のようなので、それもなさそう。理由は思い付かない。
それにしても、設置もいつの間にかだったし、撤去は2年以上経ってからと、しょっちゅう通るのに、気付けなかったのが残念。いや、表示板は、幻だったのか?!
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手を伸ばしてしまう魁紙面

2025-01-21 23:14:53 | その他もろもろ
日曜日の秋田魁新報に、手を伸ばして、つまみ上げたくなってしまうことがある。
2025年1月19日付 13面「いまを読み解く 解説」

「ニュースの「つぼ」」コーナー
「ニュースの「つぼ」」の縦長のタイトルロゴの下。
左にカーブした髪の毛が1本、落ちているように見えません?

床に紙面を広げて読んでいて、途中で紙面から目をそらして、再び目を向けた時など、「あれ、髪の毛が落ちてるじゃん」と思って、つまんで拾って捨てようとしてしまうのだ。



正体はタイトルのデザインの一部である線。拾うことはできない。
髪の毛にしては、曲線が整いすぎてはいるが、髪の毛としてあり得る線の細さ。さらに、その線に「影」のつもりなのだろう、薄い線が沿っていて、髪の毛としてあり得る立体感を醸し出している。
そんなわけで、床に置いて遠目もしくは漫然と見ると、髪の毛かと錯覚してしまう。学習しないもので、月に1回はやってしまう。

何を意図したデザインなのか分からない。デザインを変えろというつもりはないけれど、まぎらわしい。
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うえたショッピングガイド

2025-01-20 23:15:44 | 秋田のいろいろ
近年、折り込みチラシを減らしたりやめたりするスーパーマーケットがある。
秋田生鮮市場保戸野店は、毎週金曜日に入れていたチラシを、昨2024年辺りから月2回に減。イオン東北、特にマックスバリュ系は、ホームページでのみ配信するチラシが増えた。コスト削減、新聞購読者が減っていることなどが理由か。
もともと折り込みをしないスーパーもあるし、イトーヨーカドーは今もしょっちゅう入れているようで、さまざまだけど。

我が家には、年に数回しかチラシが入らないスーパーがある。年末と初売りと、たしかお盆。
2024年末と2025年始のチラシ
やや厚手の紙に、片面は3色刷り、もう片面は青一色の印刷。イラストは入るが、写真はなし。


青一色、写真なしという点では生鮮市場もそうだが、あちらは単調な印象。こちらのほうがメリハリがある。そして、懐かしい印象も受ける。昭和~平成初め頃の折り込みチラシは、こんなものがけっこうあったような気がする(現在と大差ない、カラー写真入りチラシも存在はした)。
そう感じさせる原因は、色や全体のデザインもありそうだが、何といってもタイトルやロゴか。

チラシ本文は、モリサワのデジタルフォントが多用されているから、パソコンで作ってはいそう。昔ならば、本文も手書きが普通だったはず。
「歳末特別 超特価」「初春 食品大会」「食品大市」は、レタリングというのか手書きのデザイン文字っぽい。




このチラシの発行元は「うえたストア」。利用客には単に「うえた」と呼ばれるはず。
経営者が上田さんで、本社は横手市大森町(旧・大森町)で、店舗は大森店と秋田市の外旭川店の2店。
以前は、秋田市内だけでもほかに店があり、泉ななかまど通り(東端に生鮮市場がある)の西寄りに保戸野店があった(他にもあったかどうかは忘れた)。

外旭川店の場所の過去の航空写真を見ると、1979年にはまだないが、1984年ではすでに部分的にバイパスができていて、うえたの店舗も存在しているように見える(その後、増築や駐車場拡張がされたようにも見える)。
外旭川地区では、もっと回数多くチラシが入るのか。あるいは下に「チラシコスト削減してさらにお安く!!」とあるので、そもそも年数回しか作らないのか。

「UETA」のロゴは今風、というより平成初め頃風のデザイン。
太く直線的な「うえたストア」のロゴは、昭和40年代? みたいなデザイン(会社設立は1950年)。「うえた」だけだと、知らない人は悩んだ末に「ラネナZ」とか読まれそう。1958年頃制定だという、国鉄の「JNR」マークにもどこか似た雰囲気。

うえたの折り込みチラシには、名称というか愛称がある。
「うえたショッピングガイド」
昔からこの名だったと思う。これも昭和っぽいネーミング。
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はがきデザインキット(の文字)

2025-01-19 20:04:57 | 文字・書体
2025年の年賀状(年賀はがき)は、かなり存在感が薄くなった。
以前から、電子メールやSNSで新年のあいさつをする人が増え、さらに高齢などを理由に年賀状を出すのをやめる「年賀状じまい」をする人も増えていたところへ、2024年10月にはがき料金が63円から85円に大幅値上げされたのが拍車をかけた。
各所の調査では、年賀状を出す/出さない人は、だいたい半々くらいになった感じか。

かつては11月頃になると、印刷屋、はんこ屋、それにイオンなどによる、個人用の年賀状印刷の見本が並んだチラシが新聞に折り込まれたものだが、いつの間にかなくなった。サービス自体をやめたわけではなく、イオンでは2025年用でも実施していた。
さらにさかのぼれば、1990年代後半のパソコンの普及により、インクジェットプリンター対応のはがきも登場。2015年の記事では、1997年に「コート紙」として発売。その翌年からインクジェット用になったとしていたが、今のWikipediaには2000年用からとある。2001年には、インクジェット用が品薄になる人気。引き換えに家庭用印刷機・プリントゴッコが衰退し、2008年販売終了。
郵便局員に年賀はがきの販売ノルマが課せられ、自爆営業させられることが問題になったこともあったが、今はどうなのか。※2015年の当ブログ記事によれば、年明けに買うのに若干苦労した一方で、自爆営業も行われていた。
この20年ほどで、年賀状の存在は大きく変わった。


僕は、今年もパソコンで印刷して出した。
さらに、身内2人分の印刷も引き受けることになり(昨年までは別の者が作っていたのだが、そのパソコン故障等による)、3種類の年賀状を作ることになった。

はがき作成ソフトというものがあり、干支のイラストなどを入れたCD-ROM付き年賀状用ムック本もある。これらも以前よりは衰えたかと推測するが、2025年用も複数種発売。
僕は、はがきソフトに限らず、用途が限られたソフトをやたらと買ってインストールして使いたくないので、大昔に1度買っただけ。あとは、ネットのフリー素材やワープロソフトで作っていた。

今年の3つもワープロで作ろうと思っていたが、日本郵便が「はがきデザインキット2025」という無料アプリ(会員登録等は不要)を提供しているのを知った。通信面のデザインのみで、宛名管理・印刷はできない。
スマホではアプリ版だが、パソコンでは、インターネットブラウザの中で動くウェブ版。かつてはパソコン用インストール版もあったとのこと。

見てみると、イラスト入りの既成デザイン(テンプレート)がそれなりに豊富で、写真を取りこむこともできる。自由自在にデザインできるわけではなく、むしろ直感的に簡単にデザインすることに重点を置いているようで、あまりこだわりがなければ、充分、利用価値があると感じ、使うことにした。
ただし、機能には、かゆいところに手が届かない点もあるので、工夫(一部後述)や割り切りも必要。それに使いかたの説明(ご利用ガイド)がけっこう雑なので、パソコン操作に不慣れな人は、困ることがあるかもしれない。


以下、ウェブ版について備忘を兼ねていくつか。
基本の「デザインの編集」の手順。
まず、既成の「テンプレート」から1つ選ぶ。イラスト、賀詞、枠などが配置され、喪中欠礼・寒中見舞いも含めて402ある
選んだテンプレートに写真(絵でも可)を取り込んだり、文字を入力(メッセージ。一般的には「テキストボックス」)したり、賀詞・干支・縁起物等の「スタンプ」を入れたりすれば、もう完成。

その「スタンプ」は、拡大しても粗くなるようなことはない。テンプレート頼りにせず、スタンプとメッセージだけを組み合わせてデザインしても、(作る人の技術とセンスにもよるが)使用に耐える。長文の文字ばかりのはがきを作りたいという人だっているだろう。
そういう人のために、「何もない、無地のテンプレート」があってもいいのに、それがない。
ここでひと工夫。
ご利用ガイド「デザインを一から全て作成する」には書かれているのだが、本来は写真を取りこむテンプレートの1つである「全面写真」を使う。真っ白な画像データ(いわばダミー写真)を作って、そのテンプレートに写真の代わりに取りこむ。
ガイドには、ダミー画像のサイズまで指定しているが、こだわらなくてもいいと思う。小さいとエラーが出るが、それでも構わない。あとは、通常通りの手順。

昔ながらの印刷した年賀状は、通信面に差出人の住所・氏名があるのが定番レイアウト。
だが、はがきデザインキットではそのようなテンプレートは1つもなく、自力でメッセージとして入力・配置せねばならない。
それには理由がある。ご利用ガイドには「はがきにおける差出元の住所などは宛名面(切手がある面)への記載を推奨しています。」とあり、郵便屋さん公式のサービスだからこその、こだわり(?)のため。
だったら、宛名の印刷はできないとしても、宛名面に差出人の住所氏名だけを印刷する機能(お年玉くじ・切手と重ならず、郵便番号枠に収めて印刷できる)を提供してくれてもいいのに。

さらに、縦書きで郵便番号や番地にアラビア数字を使った時に、見栄え良く配置する「縦中横(たてちゅうよこ。過去の記事)」ができない。
どうしても縦中横にしたければ、その部分だけ、別枠で横書きのメッセージ(テキストボックス)を作って、位置とサイズを調整して、縦中横っぽく見せることになる。
そのままだと半角は横向きになる。左のようにするにはひと工夫(ひと苦労?)必要

最後は、使用できる書体、フォントについて。
パソコンにインストール済みのフォントではなく、はがきデザインキット側が用意した5書体だけを使用できる。
上から 「手書き」「デザイン」「ゴシック」「明朝」「楷書」
ウエイト(太さ)は各1種類ずつ、ゴシックはいわゆる角ゴシック体なので丸ゴシック体が使えない、行書もあれば、【22日追記・あとはユニバーサルデザインフォントも】など不満も出るだろう。
だけど、僕はこのフォントが、はがきデザインキットを使うことに決めた大きな理由だった。

これらの書体は、モリサワ製のフォントだから。※「手書き」だけはフォント名もメーカーも特定できなかった。
購入すれば1書体につき、最低でも2万円(1万9855円?)はするフォント。それで自分の名前を入れた年賀状を、タダで作れるのなら、魅力的。

「手書き」以外のフォントの正体。
「デザイン」は、「丸フォーク M」。
見たことがあるようでいて、どこで使われたか印象にないフォントではあるが、適度に柔らかなで端正な印象。
でも、モリサワのデザイン書体(=明朝、ゴシック、毛筆でない書体)があまたある中で、どうしてこれだけを選んだのか。「もっと砕けたカジュアルな書体」「もっとエレガントな書体」「もっとほのぼのした書体」等々の需要も多いのではないか。

「ゴシック」は、「見出ゴMB1」。
よく似た「見出ゴMB31」とともに、1960年代から続くオールドスタイルのゴシック体。今も広告などで見かける。
モリサワのゴシック体は好きだけど、年賀状向きと言えるのか。やはり丸ゴシック体はほしいし、角ゴシックにしても「新ゴ」などニュースタイルのゴシックのほうがふさわしいと思う。

「明朝」は、「A1明朝」。
これも1960年からの伝統書体で、今もよく使われる。写植時代のぼやけた輪郭が再現されていて、独特な柔らかな明朝体。
明朝体も年賀状ではあまり使わないと思うが、これはそういう独特さにより、悪くない。一方で、喪中、寒中見舞いのような長めの文章でこれを使うのは、やや読みづらく、ややそぐわないかもしれない。

「楷書」は、「教科書ICA M」。
年賀状で楷書といえば、毛筆書体・毛筆体の楷書体のほうが一般的だが、教科書体なので硬筆寄り。教科書体の中では太めの「M」だが、毛筆体と比べると細く、これでは使えないと感じる人もいるだろう。他の教科書体と比べても、“お硬く”、とっつきにくい感じがするかもしれない。
だけど、この教科書体こそ、真の教科書体だと思う。年賀状ソフトに付属するような、お安い教科書体にはない、品と風格がある。
どうも、もともとはイワタの書体のようで、国語の教科書でおなじみの光村図書が使う「光村教科書体」ともほぼ同じ。モリサワ製は、少なくとも「で」の濁点の位置が異なる(上の縦中横の「からみでん」参照。また、モリサワでも学参書体仕様の教科書体ではまた違う。この記事参照)。
そんなわけで、小学校の先生などには、利用価値が高い。


以上、なんだか気が利かないのは、いまだに郵政省時代を引きずったお役所気質で使う側の立場になれないのか、それともあえて使いづらくして、印刷業界やはがきソフトを“民業圧迫”しない配慮だったりして。
そして、2026年版はがきデザインキットはどうなるのか、それ以前に2025年版のはがきデザインキットがいつまで使えるのか。
【2025年3月2日追記】1月28日付で「「はがきデザインキット」(ウェブ版・アプリ版)は、2025年1月31日(金)15時にて2025年用の年賀状サービスのすべての機能を終了致します」と告知されていた。
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1月17日の雪と寒さ

2025-01-17 23:06:29 | 秋田の季節・風景
年始の天候の続き。予報通り、17日は寒さも雪も厳しくなった。弘前では、積雪が再び1メートル超。

秋田市は17日夜から朝までに新たに10センチほど積もって、17日は最大で20センチを観測。気温は、日付が変わった直後に3.0℃を記録後下がって、昼はほぼマイナスで推移。風はあまり強くないが、久しぶりに寒さが身にしみた。
軽く吹雪いては日が差すのを繰り返した、午後の秋田市中心部。
日が差して影が出た保戸野中町。突き当りが通町
昨冬からの除雪新体制により、ほとんどの道路に除雪車が出動。この道路では雪山ができた(排雪は後回し)。気温が低いこともあるのか圧雪状態のため、比較的滑りにくく、路面状態はあまり悪くない。

大町一丁目。県道233号、通町バス停
「歩道融雪装置故障中」の看板が立っているが、故障していないのでは? 点字ブロック脇が融けていないのは少々問題だが、総合的には文句は言えない。
秋田県さんには、この看板がないのに、作動していない箇所が散見されるのをなんとかしていただければ…

大町二丁目、秋田ニューシティ跡地の秋田いすゞ自動車中古車センターは、昨年末から大きな変化なし。
ナンバー付きの新車らしきエルフもそのまま。汚れや傷みが出ないのか心配になる
前の市道もきれいに除雪。

旭川対岸、県道26号・28号・土手長町通りの「土手長町横断歩道橋」は、昨年5月から、板で囲われて補修と塗装の工事がされていた(この記事後半参照)。

昨年末頃に囲いが取れたが、まだ工事が残っているようで、渡ることはまだできない。姿を現した歩道橋を下から見る限りでは、すべてが工事前と変わっていないように見える。ピンク色の塗装と風よけのアクリル板が、ピカピカなこと以外は。


土日は、降雪も寒さも落ち着く予報。大学入学共通テストも順調にできそうだが、そうだとしても豪雪地域の試験会場では苦労が多くなる。
2012年頃に大学の「秋入学」が取り沙汰されたことがあった。その時、秋入学になれば、入試時期が大雪と重ならなくなって、雪国では助かるのではと考えた(この記事最後)。だが、秋入学の話はいつの間にか聞こえなくなった。(秋入学問題と直接関係はないにしても)雪が積もらない土地の人には、受験するにも心配や苦労が1つ増えることは分からない。

そして、自分が大学入試センター試験を受けた時も、今日のような天候だったのを思い出した。初日の朝は、今日以上の猛吹雪だった。前日の下見や2日目の終了後に、寒い雪道を歩いた記憶がある。実際に気象データを見ると、積雪量は今と同じくらい、気温はやや低く、2日とも真冬日だった。
成人の日の振替休日をはさんだ火曜日は、自己採点のため高校へ登校。試験の次の日が振替休日だったことはすっかり忘れていたし、登校日の天候も記憶にないが、引き続き真冬日で、朝は-6.3℃まで冷えこんでいた。
その朝、テレビを点けると、関西で大地震発生のニュース。阪神・淡路大震災である。
高校では、学級担任の先生が「センターを受けたのに、被災して志望大学へ進めなくなってしまう受験生もいるだろう。二次試験を受けられる(このクラスの)みんなは、精一杯がんばりなさい」という趣旨の話をされた(もしかしたら17日ではなく、被害が詳しく分かった、翌日以降の登校日のことだったかも)。
あれからもう30年。

この後の積雪の状況
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2025年始の秋田の鉄道

2025-01-16 20:36:01 | 秋田の季節・風景
goo不具合により更新できなかった2025年始の秋田市の天候は、2024年末と大差なし。10センチに満たない雪が積もっては融け、また積もっての繰り返し。最深積雪は、1月10日と16日の11センチ。
最低気温は11日の-5.4℃だが、昼はかろうじてプラスになるなどして、12月も含めて真冬日はまだない。風が強い日が少ないこともあって、寒いことは寒いが、厳しい寒さとまではいかないかな。16日夜から強風や気温低下の予報で、17日は真冬日になるかも。→翌17日の天候について
【16日追記・市立小中学校の冬休み明け直前の13日に行われる予定だった「市民一斉除雪デー」は、「今後の気象状況等を勘案し」中止となった。中止になる年のほうが多い気がするけれど。】
傾向としては、秋田市らしい冬の気候といえそう。そして、秋田市は恵まれた天候と言わねばならない。
年末年始の秋田県北部から青森県津軽地方など各地ではたいへんな大雪となった。とりわけ青森市も弘前市も積雪が1メートルを越え、奥羽本線・大館~弘前間は大晦日から1月10日まで運休が続いた。雪の壁に囲まれて、5人ほどの作業員が手作業で線路(ポイント?)の雪を寄せているシーンをテレビで見た時は、三八豪雪・四八豪雪を連想した。

元日夕方。秋田市上飯島駅の黒川街道踏切を通過する下り特急「つがる43号」
積雪1センチほど。100キロ北ではたいへんなことになっているのがウソのような光景。
秋田駅より北の奥羽本線(いわゆる奥羽北線)の秋田県側では、帰省ラッシュ対応もあるのか、運休はほとんどなく、大館などで折り返し運転され、遅れも限定的。上の写真の特急つがるも大館行きで運行されていたようだ(スーパーつがるは運用の都合なのか東能代折り返しだったらしい)。

3日。秋田駅
五能線も青森県側は運休があり、3日の快速「リゾートしらかみ5号」は、所定の「青池編成」を「ブナ編成」に変更の上、五能線内の深浦止まりで運行。乗客はとても少なそうだった。
積雪量平年値は秋田市とほぼ同じ青森県深浦町も、30センチ以上(平年値9センチ)積もっていた。
秋田駅跨線橋の発車標
秋田駅の発車標は、深浦行きに対応できていたが、ブナ編成の行き先表示は「全車指定 快速 深浦」の固定表示で、「リゾートしらかみ」は表示できなくなっていた。
車両の行き先表示


最後に、昨年末の記事で取り上げた、秋田県冬の大型観光キャンペーンに合わせた、男鹿線EV-E801系電車G3編成のなまはげラッピングの側面全体。


赤・男鹿寄りEV-E801-3
上はなまはげ柴灯まつり、右下はゴジラ岩。ゴジラの口の左下、夕日の部分に「EV-E801-3」表示

青・秋田寄りEV-E800-3
左下は一ノ目潟、上は寒風山(頂上の回転展望台)
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成人生

2025-01-13 16:33:07 | その他もろもろ
【サイバー攻撃から10日以上経ったのに、gooが完全復旧しません。当ブログの本格更新やコメント対応は、しばらくお待ちください
NTTドコモさん、gooさん。すぐ直せないにしても、今、どういう状況で、今後どうなりそうなのか、どうして周知してくれないのでしょう。通信会社がそれでいいのですか。gooの今後が不安になります。】
【1月14日追記・1月14日昼過ぎにやっと全面復旧。障害発生中にアップした記事の画像追加・追記等を行い、その後に新たな記事をアップしていくつもりです。】

言葉、日本語の話題。
成人式(今は正確には二十歳の集い)で着る貸衣装のレンタル契約をしたのに、業者の問題により、借りられなくなってしまったというトラブルが2018年に横浜であったが、今回も似たようなのが沖縄県で発生した(2024年末に発覚)。幸い、同業他社の協力で、着られない事態は避けられたようだが。

そのニュースで放送された、関係者のSNSの画面や記者会見での発言で、初めて聞いた、気になる言葉があった。
「成人生(せいじんせい)」

「成人生に迷惑をかける」といった使いかた。
本件では「レンタル契約したお客様」を指すことになるが、言葉としては「成人式に出席する人(たち)」、「成人年齢(今は18歳だけど、ここでは20歳)に達する人(たち)」になりそう。

それって「新成人(しんせいじん)」というのでは?

「新入生」「卒業生」と同じ発想で、「成人生」なのか。【16日・憶測です。何か別の由来があるのかもしれません。ご存知でしたら教えてください。】
ただし、新入生、卒業生は、学校行事における呼称で、呼ばれる対象が園児児童生徒学生。
「成人生」では、学校とは関係ない催しであり、対象は学生とは限らない。だから、個人的には違和感がある。新語なのか???


ネットで「成人生」を検索してみると、多いというほどではないが、使用例はそこそこあった。
【16日追記】X(旧・ツイッター)の投稿を検索できる「Yahoo!リアルタイム検索」で、2025年1月13日(成人の日)23時05分の前24時間での投稿数を検索した。「新成人」6万6794件、「成人生」31件と差は大きい。(以上追記)
「成人生おめでとう」など、ほぼすべてが「新成人」の意味で用いていた。それこそ貸衣装店、それに美容室、飲食店などが「成人生限定プラン」などをやっているものも。

そして、地域的な偏りがある感じ。
沖縄県と、鹿児島県奄美群島(奄美大島や徳之島)で多い。

それ以外の地域でも、東京を含む関東一円、名古屋、長野、金沢、仙台などで散発的に使用例があった。沖縄や奄美出身の人である可能性もあるが、岐阜出身で名古屋周辺在住という若い人も使っていた。
「自分の子が成人生」というのもあったので、必ずしも若者だけが使うわけではない。

奄美の一部では、地元自治体の公式サイト(議事録等)やネットメディアでも「成人生代表のあいさつ」など使用例があった。沖縄県の各自治体やマスコミは、ほぼすべてが「新成人」を使っていて、沖縄では「新成人」が通用しないというわけではないことになる。


明治以降にできた言葉でも、地域によって差異があるものがある。ある種の方言。
通学区域を指す「学区」と「校区」(他にもあるそうだ)、大学の学年次の「○回生」、書店を青森では「本店」とも言うなど。
「成人生」もその1つなのだと思う。


話がそれますが、10年以上前からだと思うが、テレビの出演者が話す言葉で気になっている語がある。「保育園生/幼稚園生」。
保育園/幼稚園に通う子どもを指して、それなりの頻度で耳にする。
正しく、というか昔から一般的に使われて来たのは「保育園児/幼稚園児」。
認定こども園だと「こども園生」「こども園児」だろうか? どちらも聞いたことがない。

誰が使い始めたのかは知らないが、小学生~大学院生までは「○○生」だから、それに揃えてしまうということなのか。
考えてみれば、法律的には小学校に通うのは「児童」だから、「小学児」でもいいのでは、などとよく分からなくなってくるので、慣例的なものもあるのだろう。


ひょっとしたら、「保育園生/幼稚園生」の延長で、「成人生」が広く使われるようになる時が、いつか来るかもしれない。
さらにその延長で、「厄年生/本厄生」「還暦生」「米寿生」「百歳生」などもできたりするかも。
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マックスバリュ泉店 閉店

2025-01-05 14:15:14 | 秋田のいろいろ
【gooの不調につき、画像やリンクは復旧後に追加します。】

年末年始の連休の最終日・1月5日。我が家への新聞折り込みチラシは3枚。 ピザーラと阪急交通社と、イオン東北・マックスバリュ(MV)泉店。
MVのチラシは、通常は、各店舗(食品スーパー級のイオンスタイル茨島・広面も含む)共通のカラー印刷。 今回は、泉店単独で、黄色い紙に黒一色の印刷。有効期間は5日から13日まで。
【16日画像追加】
マックスバリュ泉店―10年間のご愛顧に感謝して―
閉店売りつくしセール


裏面には、「 2014年9月19日に開店して以来10年3カ月の長きにわたり、地域の皆さまも育てていただいたマックスバリュ泉店は、2025年1月31日をもちまして、閉店させていただくことになりました。 」。【30日補足・31日は18時00分閉店。】

掲載商品は生鮮食品ばかりで、売りつくすには早すぎる商品ばかり。
購入客には、泉店のみで1月29日まで、秋田市内のイオン東北各店(総合スーパーも含む)で2月末まで【14日訂正・2月中に使える=1月中は使えない】、それぞれ任意の1日に使える5%引き(税込み1000円以上対象【2月16日追記・支払い方法はイオンカード、電子マネーWAON、イオンのスマホ決済限定。名称は「秋田市内店舗 限定パスポート」】)「ご愛顧感謝パスポート」をくれるという【14日・2つが裏表になった1枚もの】。
iAeonアプリで泉店をお気に入り店舗に登録しているユーザーには、泉店対象のアプリクーポン(上記と同条件)も配信された。

所在地は、新国道(と通称される秋田県道56号)とJR奥羽本線・泉外旭川駅の中間付近の住宅街の中、泉北(いずみ きた)一丁目。
開店前、スーパー激戦区への出店として記事(2011年)にした。開店からしばらくした頃は、なんか客が少ないように感じた時があったが、今は安定していそうで、すっかり定着したなと思っていたところへ、突然の閉店告知。1月2日に行った時は、そんなそぶりはなかった(初売りひと段落のタイミングで告知したのでしょう)。【5日追記・2024年秋頃に、冷凍食品の一部商品を、泉店に限り現品限りで扱い終了との掲示が出ていた。今にして思えば閉店に向けた動きだったのだろう。】
驚いたけれど、なくはないかな、とも。

泉店から直線で南西へ2キロ、道のりで2.5キロほど離れた山王七丁目、山王大通りの秋田放送(ABS)跡地に、今年3月に「イオンスタイル山王」がオープンする。MV泉店を、実質、移転させるということだろう。今日のチラシでは、山王への言及はなし。
泉スーパー競争に負けて退くということかもしれないが、存続させたかったけれど、昨今の人不足で山王新店の人員を充分に確保できず、やむなく泉店を閉店という意味合いもなくはないかも。山王のほうが、周りにスーパーがなくて、場所的にはいいようには思える。

泉店閉店により、買い物難民になる人はあり得ない。スーパー激戦区だけに、ジェイマルエーとグランマート、さらにドラッグストアやコンビニがすぐ近くにあるから。
どうしてもMV、あるいはイオン系スーパーでないといけないという人は、不便になる。北はイオン土崎港店、南はイオンスタイル山王までないので。
ちなみに、MV泉店そばの、ウエルシアグループ「ハッピー・ドラッグ秋田泉北店」も、2024年9月に閉店(実質、秋田土崎東店へ移転)している。イオングループながらMVとは運営会社が異なり、敷地が隣接している等ではないので、直接的な関係はないと思われる。

開店時には、泉の線路向こう、外旭川へのイオンタウン建設計画が明らかになり、是非について議論が交わされていた。イオンタウンができたら、MV泉店は近すぎて共存できるだろうかと思っていた。その10年後、イオンタウン計画はいっこうに進まず(やるにしてもやらないにしても、早く決めればいいのに)、泉店だけが消える形になった。
【16日追記・リンク追加】泉店出店計画が明らかになったのが2011年。その後、なかなか着工せず、その間に2012年に外旭川イオンタウン計画が浮上。2014年に泉店が開店。開店時にはアドバルーンが上がった

MV泉店の敷地内には、クリーニング店、美容室、コイン精米機【5日訂正・コインランドリーもあった。クリーニングは2024年閉店。】があるが、これらはどうなるか。
【27日追記】オムロンの巡回・お掃除ロボットもいるが、閉店後はどうなるか。


個人的には、泉店にはお世話になった。
近くはないが、最寄りのイオン系列のスーパー。「イオングループでないといけないという人」なので。
秋田市内の他のMVと比べて、品揃えが若干少ない(グリコ「神戸ローストショコラ」は、他店では3種なのに泉は濃厚ミルクのみ【14日訂正・「芳醇カカオ」を扱わず、2種のみ】。森永乳業「クラフト切れてるチーズ」が、2024年途中までノーマル1種のみ等)部分もあった。一方、以前はバナナ、糸こん、今はカニカマなど、他のMVよりも安い価格設定の商品があって、日常の買い物には充分事足りた。
開店以前、泉地区(泉小学区)のうち、泉南(いずみ みなみ)や、せいぜい泉中央までは身近だったが、泉北へ行くことはほぼなかった。開店後は、運動がてら歩いて行き来することで、格子状になった泉地区のほぼすべての道を知ることができた。住宅ばかりの同じような風景なので、ここ数年は飽きてきたところだった。
まれに路線バス・泉ハイタウン線でも行ったものの、乗降とも、最寄りバス停が微妙な位置にあって(店側は2023年秋までは泉北二丁目。泉駅前広場止まりにされて以降は、泉北三丁目か駅前広場かどちらが近いのか分からない)、あまり意味がなかった。

閉店後、泉北へ行くことは、またなくなってしまうだろう。 我が家からは、MV泉店もイオンスタイル山王も、距離はほぼ同じ【15日補足・山王のほうが若干近いか】。昨日まで、3月以降は泉と山王をどう使い分けようと考えていた。山王ができるのなら、泉店はなくてもいいということになってしまいます。

【14日追記】5日折り込みのチラシ期間が終わった14日には、新たな折り込みチラシはなし。また、5日以降、各店舗共通のチラシでは、泉店は対象外とされている。

【31日追記・閉店当日
閉店告知後2度目のチラシは、「閉店売りつくし 最終弾」として閉店当日の折り込み。今回も黄色い紙に黒印刷。ダイエー弘前店でもそうだったが、閉店チラシはこの色なのか。
 
「最終在庫処分」で全品10%OFF。
「今後は「最寄りのイオン、マックスバリュ、イオンスタイル各店舗」をご利用賜りますようお願い申し上げます。」とあるものの、イオンスタイル山王についての言及はなし。

15時頃に行ってみたところ、かなり売りつくされていて、空の棚のほうが多かったが、それなりに買うことができる商品も。
米はあきたこまちの小さめの袋がたくさん。酒も残っていたか。青果、パスタソース、カップ麺・袋麺、お菓子、チルド飲料・ヨーグルト、パン、洗剤・入浴剤などは物によっては残っていた。惣菜は多少。弁当はおにぎり以外はなし。インストアベーカリーは閉店状態。精肉、泉店だけ安いカニカマや豆腐や麺類など冷蔵日配品、卵などはほぼ売り切れ。
ほしかったキッチンペーパーは、2週間ほど前に売り切れていたのが、1週間前に再入荷したが(でも買わず)、また売り切れていた。

売り場に出ている従業員はいつも並みの人数で、残った商品をまとめて陳列したり、後片付けしたり。客はいつもよりやや多い感じだが、レジに行列ができるほどではなかった。
10%引きのレシートの表示は、20日・30日の感謝デーと同じ「一般割引」。ご愛顧感謝クーポンの5%引きでは「泉店ご愛顧感謝クー」表記。
チラシには「ご愛顧感謝パスポート配布中」とある。実際には、もう配りつくしたのか、ここ1週間ほどは配っていなかったようだ。

【2月16日追記】「秋田市内店舗限定パスポート」を使ったレシート表記は「会員様割引」と、20日・30日と同じ。

【21日・イオンスタイル山王について】2025年3月18日プレオープン、20日9時オープン。直営売り場は1階で、2階は無印良品、ケンタッキーフライドチキン、サイゼリヤなどテナント。直営売り場は、茨島や広面のように24時間営業かと思っていたが、7時から22時の営業(24時間の必要はないと思うし、人手不足の影響かもしれない)。
【3月16日追記】3月初め時点では、イオン秋田中央店に「イオンスタイル山王開設事務所」が置かれている。市道川口橋側出入り口の脇の元美容室の場所。
また、MV泉店で勤務していた人が、イオン秋田中央店やイオン土崎港店で品出しなどをしているのをお見かけした。異動(勤務先変更)扱いなのか、山王開店までの一時的な応援なのか。
イオンスタイル山王プレオープン時の記事
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2025年始 ごあいさつとgooブログ不具合

2025-01-04 17:01:43 | その他もろもろ
1月2日からのNTTドコモに対するサイバー攻撃(DDoS攻撃)の一貫でgooブログへのアクセスもできなくなり、更新が遅くなり、まだ復旧していないので、文字のみで投稿します。

NTTドコモは1月2日18時30分時点の情報として、
2025年1月2日(木曜)午前5時27分頃から、gooサービス及びドコモの一部サービスがご利用しづらい状況でしたが、アクセスしづらい状況については午後4時10分に回復いたしました。 復旧対処に伴い、影響を受けたサービスの一部コンテンツ更新等に影響が出ておりますが、最新の情報は各サービスサイト等で随時お知らせいたしますのでご確認をお願いします。
と発表したが、1月4日16時時点で、パソコンからはgooサービスには接続できず(モバイル回線ではつながる)、「随時お知らせ」は出ていない。
タダで使わせてもらう趣味のサービス。大至急復旧しろとは言わないし言えないけれど、情報把握なのか情報提供が不正確・不充分なのはいただけない。よろしく頼みますよ。

2024年12月31日時点の当ブログへのアクセス数は、閲覧 21,864,996 PV、訪問者 7,187,100 IP(1年前は単位が変わっていたが、元に戻った)。
2024年1年間では、1,900,210(前年比-25万3240)、736,485(前年比+5万9624)。
閲覧ページ数が減った一方、訪問者数は引き続き増えたということは、見られかたが変わった(当ブログだけなのか、世間全般でのことなのか)のか、あるいは、アクセス数に関しては昔からいい加減なgooブログの仕様で、そもそもアテにあらない数字なのか。
いずれにしても、昨年もたくさんのかたに見ていただきました。ありがとうございました。2025年も、どうぞよろしくお願いします。
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