広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

薫る たくあんパン

2025-02-26 23:47:28 | 各地お土産・食べ物
パンの話題が続いて恐縮です。この記事は「各地お土産・食べ物」カテゴリーとします。

秋田駅ビルで、昨2024年に続いて「ご当地パンフェスタ」が開催された。
昨年は、アルスの地下で3月6日から11日の開催。その後、アルス地下の売り場が営業休止してしまったので、2025年は隣のトピコ1階で2月22日(金)から24日(月・振替休日)に開催。
※その後、トピコは電気設備工事のため、2月25日から3月2日まで全館休業中。郵便局やATMも休み。
駅弁まつりと同じ場所で、同じく1列に商品を並べる方式で、運営も同じくJR東日本クロスステーション盛岡支店。期間が短くなったのは、工事休館と盛岡から人が来る都合か?

昨年同様、告知があまり大々的でなかったが、なかなか盛況。随時商品補充もしていたが、売り切れもあった。販売商品は、昨年もあったものが多い(ぼうしパンと笹だんごパンもあった)が、初顔もあった。種類が増えたような気がしなくもないが、売り場が狭くなってそう見えるだけかもしれない。
4点買ったのだけど、今回は、昨年見なかった1つを紹介。
今回は「タイムセール」として、いくつかの商品がたしか半額(輸送費込みだろうから元値が高めのはず)で売られていて、これも税込み160円で購入できた。
薫る たくあんパン 100g当り282kcal、食塩相当量0.4g 消費期限は購入翌日
滋賀県大津市の、比叡山近くの坂本という地区にある、株式会社西洋軒のパン。学校給食用パンも手がけている。
大津市の漬物メーカー「株式会社丸長食品(まるちょう)」とコラボして、同社特製「国産原料燻製風味たくあん」使用。

昨年、期待したがなかった「滋賀県の、刻んだたくあんをマヨネーズで和えたのをはさんだコッペパン」だ! と思いかけたけど、違う。
有名なのは、長浜市・つるやパンの「サラダパン」だ。ということで、そんなに違うものでもないだろうし、いずれにしても秋田で普段は入手できないのだから、買った。
ヤマザキなどでは「名称」欄に「菓子パン」とか「調理パン」と記されるが、これはその部分が「品名」欄で「たくあんパン」。欄外に「菓子パン」と表記。
たくあんはたっぷり
予想の範囲内の味ではあるが、思っていたより味が濃く、甘くてしょっぱい。関西だから薄味傾向という先入観だったのか。燻製というと、秋田県人はいぶりがっこを連想するが、それとは違う。
パンとの相性はいい。日頃から手に入るのなら、たまには食べたくなる味。食べ続けるとクセになりそう。


実は薫るたくあんパンは、わりと最近できたのだった。
「大阪・関西に特化したプレスリリース配信サービス PRでっせ(https://www.prdesse.com/posts/view/20558)」によれば、2023年9月1日に、西洋軒創業100周年記念(滋賀県内で現存最古のパン店)として、期間限定で発売されたもののようだ。当時は「薫るたくマヨパン」の商品名だったので、その後、常時販売・改称か?
ちなみに、大津市内では、サラダパンはそれほど流通していないらしい。いつかはサラダパンも食べてみたい。

ご当地パンフェスタの他のパンについて、また
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久々ランチパック '25.2

2025-02-25 23:40:25 | ランチパック等パン類
当ブログの「ランチパック」カテゴリー(記事タイトル一覧)は、その名の通り、山崎製パン ランチパックの記事をアップするつもりで設置した。
その後、ランチパック以外のパンや、パンメーカーが製造する和菓子などのほうを多く取り上げるようになってしまった。※実態に近づけるため、本日、カテゴリー名を「ランチパック等パン類」に変更しました。

ランチパックをあまり取り上げなくなった理由は、あまり食べなくなったから。昔は100円程度で買えていたのが、どんどん値上がりして、定番のたまごやツナマヨネーズも150円を越えるようになってしまった。

そんな中、イオン東北のスーパー(総合スーパー、食品スーパーとも)では、思い出したように、ランチパックのセールをやる。たまごやツナマヨではない、いくつかの商品を、税込み105.84円で販売【26日補足・大量陳列しない105円販売自体は、恒常的にやっている?】。同時にiAeonアプリで20円引きクーポンが配信されることもあって、かなり安くなる(クーポンは適用個数・回数の制限なし。また、見切り品でも適用され、値引き価格からさらに値引き)。

2月19日から25日もその期間で、苺ジャム&マーガリン、ソース焼きそば、マーマレード&マーガリン、ボロネーゼ、ミルクティー風味の5種が、各店で大量に陳列されていた。久しぶりに購入(1週間で3種5点も買ってしまった)。うち2種。

ランチパック ミルクティー風味 1個131kcal たけや製パン製/ランチパック ボロネーゼ 1個95kcal 仙台工場製
どちらも2025年2月発売。
ボロネーゼは2024年10月にも発売されていた。ミルクティー風味は、今回と同じく「スリランカ産ウバ茶使用」ながら「風味」が付かない「ミルクティー」が2024年11月に出ていたことになっている。
(再掲)2024年10月のボロネーゼ
先日の記事で触れたように、2025年1月から、ランチパックの袋のデザインが若干変わった。
文字が左寄せから中央寄せ(センタリング)に変わり、ランチちゃんパックくんのイラストが小さくなって上へ移動。比べてみると、文字が大きくなってもいる。
さらに、透明な部分の小さな文字での説明が「~をサンドしました。」から「~をサンド。」と体言止めに変わった。
ボロネーゼは、昨年10月は「豚挽き肉とトマトの旨みあるボロネーゼをサンドしました。」、現在は「トマト風味豊かなボロネーゼをサンド。」と、全体に簡潔になった。

ボロネーゼ
本品に限ったことではないが、見た感じでは、具が少ない。10年以上前は、もっとたっぷり入っていたような気がしなくもない。おいしいけれど。

ミルクティー風味
ミルクティー風味ホイップ(スリランカ産ウバ茶の粉末入り)とミルク風味ホイップが、思った以上にたっぷり。
たしかにミルクティーの味がするし、ふわふわした食感も楽しくて、これはいい。

これからも、たまには食べます。
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奥羽貨物支線の雪

2025-02-24 23:11:07 | 秋田の季節・風景
19日にまとまって雪が降って積もったその後。
秋田県北部、青森県津軽など、全国では観測史上最深を更新するところも出た。弘前市は23日に160センチに達した(24日は143センチとだいぶ減った)。ちょうど30年前、弘前へ行って雪の多さに驚いたものだが、その時は69センチ(2025年時点の平年値+10センチほど)だった。

秋田市は、毎日新たに多少積もるものの、20センチ台前半で推移。24日朝は-4.9℃まで下がったが、昼は2.3℃まで上がって、風は弱く、過ごしやすかった。
泉外旭川駅の上下ホームの間の、除雪されない荒れ地(?)で、22日と24日を比較。
22日。秋田駅方向、右が下りホーム
22日は東能代以北の除雪が追い付かず、全列車東能代止まり。
24日。ほぼ変わらず

24日。泉外旭川を通過する上り貨物列車
コンテナを積んでいない部分に、雪が積もっている。足止めされていた間に積もったのか。吹きさらしで走行しても、飛ばされないもんだ。

外旭川駅前広場。除雪された雪が山になった
道路の除雪は、19日よりは進んだものの、相変わらず控えめな印象。特別困るわけではないが、9日の15センチの時より消極的なのが不思議。


秋田市北部、土崎。積雪、除雪とも、中央部と大差なさそう。
22日。旧国道「相染新田踏切」
奥羽本線・土崎駅から分岐し、ポートタワーセリオン下の秋田港駅に至る、奥羽本線の貨物支線。秋田港駅から先へ延びていた秋田臨海鉄道が、2021年3月で廃止(後に会社解散)され、貨物列車は走らなくなっていた。
2017年からは、秋田港にクルーズ船が入港する日に限り、下船観光客専用の輸送列車(クルーズ列車)も運行されていて、2021年以降は、クルーズ列車専用線となっていた。※2024年のこの踏切での運行風景
冬はクルーズ船は来ないので、列車は走らない(点検等でまれに走るかもしれないが)ので、線路に雪は積もったまま。レールの踏面がかすかに透けて見るかどうかの積雪量。
踏切の近くでは、レールが出ていた。踏切の車道から熱が伝わって融けるとか??

本線との分岐のすぐそばにある、歩行者専用・警報機遮断器なしの「港船ヶ沢踏切」。


再掲)2011年。上の写真とは反対方向

こちらは踏切際でもレールが出ていない
JR貨物による管理は2025年度で終了。以降は多額の費用がかかる(取得に約8億円、維持に毎年7000万円)ため、クルーズ列車のためだけに貨物支線を継続するのは困難。先日、クルーズ列車が2025年度で廃止されることが決まった(秋田魁新報では2025年11月まで運行との記述があり、今年度の実績からしてもそうだろう)。貨物支線自体も、そこで廃止となるだろう。


長い寒波もやっと終わって、明日以降は気温が上昇。週後半には10℃になる予報。
最近の冬は、(強烈ではないある程度の)寒さが持続せず、寒と暖が交互に来るようになった。今朝、石原良純気象予報士が「『冬らしい冬』とはいえない」という趣旨の見解を示していた。
いずれにしても、この後は、これほどの寒波は来なくて春になるかもしれない。日が少し長くなり、なんとなく春が近いような、2月下旬の雰囲気はしてきたかも。
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積雪増加

2025-02-19 23:43:22 | 秋田の季節・風景
2月9日に15センチほど雪が積もった秋田市。15日にはゼロになった。
16日、分かりにくいが空に小さな点がたくさん
渡り鳥の大編隊が北へ飛んでいった。カモは夜に渡り、ハクチョウは昼に渡ると聞いたことがある。この群れは、姿と声はハクチョウではなかったので、ガン?

そんなところへ、立春寒波の次の寒波(二十四節気に従えば“雨水寒波”?)が来た。同じくらいの強さで、それが長く居座るという。北へ帰った渡り鳥たちは、どうしただろう。
18日は、吹雪いて寒く、最高気温は-0.1℃。ギリギリで今季初の真冬日。積雪は多くはなく、5センチで19日朝となった。

19日の8時過ぎから、雪が降り続いた。気温はマイナス、風は弱い。積雪量は9時8センチ、10時14センチ、11時22センチ、12時24センチと急増。今季では、2024年12月18日の30センチに次ぐ積雪量になった。
午後になると雪はやんで、時折晴れ間も出て、気温は2.1℃まで上がった。
急増といっても、被害が出ている各地と比べればどうってことないし、ほぼ支障はなく、大雪というほどでもないでしょう。駐車場の車は、雪に埋もれたも同然で、朝、勤務先へ駐めた人は、帰りが大変でした。
午後の風景。
千秋トンネル通りの歩道。歩行者どうしは譲り合わないとすれ違えない
秋田市道では、9日は15センチで除雪車が出たのに、今日は(夜時点でも)まったく見かけなかった。人も車も動いている時間帯なので、歩道も車道も押しつぶされたりかき分けられたりで、なんとかなってはいた。極端な渋滞もなさそうだが、圧雪のツルツルで比較的滑りやすい。どうして出動しなかったのか、方針が見えない。
以下、手形地区の県道28号。こちらも除雪はまだ。
再掲)親柱の「手形陸橋」の銘板

「陸橋」の文字が隠れるまで積もった。親柱の積雪がモヒカンみたい
歩道はロードヒーティングがあるのだけど…
融けていない
北海道旭川市などの沸かしたお湯を使うロードヒーティングではないので、2時間そこらでは完全に消えるわけではないと思っていたが、予想以上に融けていない。それだけ急速に積もったということか。

裏の市道へ入れば、
消火栓は埋もれかけ、塀の上にはたっぷり
気温が低かったため、木や電線への着雪はなし。

再び県道28号
歩行者が楽にすれ違えるほど、歩道の雪がなくなっている。ロードヒーティングより先に、沿道のお店などの人が雪かきしてくれたようだ。バス停があるが、車道との境も除雪して、乗降に支障がないよう(しかも前ドアと中ドアに合わせて)にしてくれている。この通りの多くの場所で、同じようになっていた。
家や店の前を、歩行者が歩けるように除雪するのは、それぞれの務め、雪国のエチケット【20日補足・あるいはマナー、礼儀、思いやり】だと思う。でも、空き家、体調、人手不足などで、それができない場合もある。
さらに、ここの通りでは、ロードヒーティングに任せてしまうこともできるが、除雪してくれた。昼が書き入れ時で多忙だったり、夜に営業するので昼は閉まっていたりする飲食店が多いが、そんな店でも除雪をしてくれたようだ。バスで来店する客などいないであろう店でも、バス停部分を除雪してくれていたのがうれしい。
この通りに限らず、歩行者やバス乗客のために、時間と労力(所によっては機械を使って燃料も)を割いてくれる皆さんに感謝。

今日が、長居寒波の「1回目のピーク」だそうで、次は週末の3連休。連休明けには、国公立大学の2次試験もある。


【21日追記・その後】21日正午のNHKニュース(全国版)で、北秋田市街地の積雪の映像に「秋田」の字幕が出てしまった(ローカル版では「北秋田市」と表示)ので、驚いたかたがいるかもしれませんが、秋田市は19日以降、新たな積雪はほぼありません。積雪深は微減。道路除雪は若干進んではいるものの、なぜか控えめな印象。
秋田県北部(能代、北秋田、大館、鹿角各市とその周辺)では大雪になり、休校も多いとのこと。

雪のその後
コメント (4)
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土崎駅の新ベンチ

2025-02-16 23:27:23 | 秋田のいろいろ
秋田市のJR奥羽本線・土崎駅改札外の待合室の話。
現在の配置。上が北・青森方向
駅舎の改札口より北側のすべてのスペースが、そば屋と待合室。改札口があるスペースとの間は、アルミサッシで隔てられている。
自動販売機があるところは、2011年夏頃まではキオスクがあった。
2018年春のリニューアル時に、ホーム側の壁際に、木製のベンチ(というか座れる板)が造り付けられた。
2021年春頃には、その木製ベンチの向かいとそば屋の間に、盛岡支社のキハ40系気動車の廃車発生品と思われる、ボックスシートがベンチ代わりに設置された。
それらがない南側のスペースには、座面と背もたれが木製の3人分1セットのベンチが置かれている(秋田支社の駅ではわりと見るもので、コクヨ製??)。ボックスシート設置前はその場所にもそれが置かれていたし、そのほかにも時々配置が変わることがある。いつの頃からか、テーブルも1つ置かれるようになって、勉強したり、そばを食べたりする(公認か黙認か知らないが、店の人はとがめない)のに使われる。

ちなみに以前は配置が違った。
自分でも記憶がおぼろげだが、2011年の記事などを参考に。
(再掲)2011年、自販機から改札口方向
昔はスペースの区切りが異なり、図左下・南西の一角だけが仕切られていた。そば屋とホーム側は、改札口と同じ空間であった。冬は、今と同じ位置に仕切りが仮設されたような気もする。遅くとも2014年3月には今と同じ、常設アルミサッシの仕切りになった。


昨2024年の晩夏~秋頃、変化が生じた。
2024年末、南側から。右後方が改札口
南西の一角のベンチが新しくなった。テーブルは以前と同じ。南東側のベンチは変わらず。

2024年12月上旬

2024年末
写真を比べると分かるが、2024年12月中頃に若干の変化。
新ベンチは4人掛けが3つ導入された。当初は、テーブルの南北に向き合って1つずつ、残る1つは、北側のそば屋との境の壁際に置かれた。
12月中頃に、壁際のベンチが、テーブルの西側に移動され、テーブルをコの字に囲う置きかたになった。西側はきゅうくつだし、北側はベンチがなくスカスカ。

それにしてもこのベンチ。
まずは見た目。

第一印象は、全体的に見るからに硬そうで、かつ安っぽくて、プラスチッキー。
背もたれが低く円筒形。肘掛けも低くて、用をなすのか。
座面に穴があるのは軽量化のためだと思うが、どういうつもりか、両端の席は「×」形の穴、つながった中央2席は縦方向に切り込みが入ったスノコ状で、中央にカプセル形の穴という、凝っているが視覚的にうるさいデザイン。
肘掛けや脚のグレーはまだしも、座面と背もたれは、くすんだような安っぽいような青色で、木質化された待合室において、浮いている。
【17日追記・1989年からしばらくの間、三洋電機(サンヨー、SANYO)が「ROBO」という、子ども向けだが本格的に使用できる家電製品シリーズを発売していた。このベンチと、デザイン(色づかいはROBOのほうが派手)や質感が似ていると思う。】

座ってみたら、見かけ通りの座り心地。【17日追記・きしむようなことはなく、耐荷重性に関しては、見た目よりありそう。】
背もたれが心もとなく、座面はやや低く感じる。【28日追記・背もたれは腰に「当たる」程度で、背中は範囲外なので、うっかりすると後ろに転倒しそう。背もたれとして低すぎ、ホールド感がない。座面もホールド感がないというか、木よりも座っていて落ち着かない感覚になる。】
従来の木製ベンチも硬いし(背もたれは高めでカーブしていてフィット感はある)、壁の固定ベンチは背もたれすらないが、それらより座り心地は悪いと思う。「座る」というより「腰掛ける」感じ。

Googleレンズで画像検索したら、正体が判明。
大阪の施設用家具の専門メーカー「モリマーキンキ株式会社」の、ストリートファニチャーKB-74シリーズ、「KB-7406AN」と思われる。メーカーホームページ掲載の税別価格は18万5000円だが、税抜き11万6550円で売るサイトも。
脚のデザインや、途中の肘掛け、座面のデザイン(4人全部同じものも)違いで全6種ある。価格は似たりよったりだが微妙に違い、肘掛けがないほうが高いものもあるなど、基準がよく分からない。色違いはなく、サイズはすべて同じ。幅1970、座面高さ380、奥行き520、背もたれ高さ650(cm)など。プラスチック部分は(再生?)高密度ポリエチレンで、屋外使用可。

製品自体が悪いのではない(カラーバリエーションはあったほうがいいと思うが)。こういうベンチが向いた場所もある。しかし、屋内の、土崎駅の待合室には、適切ではない選択ではないだろうか。
駅の待合室は、そう長居するものではないし、(駅に限らず公共の場では)居座ったり寝たりされないよう、あえて座りづらい椅子を設置するケースも増えている。
しかし、土崎駅ではそのような問題となる事例はあるようには思えない。それに秋田駅などでは、反対に座り心地の良いソファを置いた待合ラウンジができている。ベンチを更新するにしても、違う選択ができないのか、そもそも更新の必要があるのか。
JR東日本に対して、座り心地と見た目に配慮した選択ができないのか、今後、残りのベンチを更新するのなら配慮してほしいと、要望を送った。上記、ベンチの置きかたが変わったのは、ちょうどその直後だが、たまたまか。その後、年が明けても変化はない。今後はどうなるか。

【22日追記】残る3人掛け木製ベンチは、2脚だけ。背もたれに小さい穴がたくさん並んでいる。
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JRダイヤ改正2025秋田

2025-02-13 22:58:40 | 秋田のいろいろ
JRグループダイヤ改正が、今年も2025年3月15日・土曜日に実施される。例によって、JR東日本秋田支社エリアを中心に、JR発表以外の情報も元に、まとめる。
昨2024年のダイヤ改正
※誤りや勘違いがあり得ます。利用の際は公式な情報を確認してください。

秋田支社管内は2022年以降、総合的には大きな変化がないダイヤ改正が続いていた。今回も同様といえる。廃止も増発もなし。
羽後本荘7時01分始発の秋田行きが、6時51分発になる(秋田で男鹿行きに接続)ような変化はある。

●秋田新幹線「こまち」号数変更
連結相手の「はやぶさ」増発の影響で、ほとんどの便で列車番号がずれて変わる。
本数や時刻は変わらないが、予約時は注意。


●普通列車 編成両数変更
奥羽本線・羽越本線・津軽線の普通列車用701系電車は、2両編成(2両で1組)と3両編成(3両で1組)があり、どの便にはどちらが走るか決まっている(組み合わせて4両以上で走る便もあるし、突発的に変更されることはある)。※関連記事
2016年以降、3両編成で運行されるダイヤが、少しずつ減る傾向にあった。
車掌が乗らないワンマン運転は、2両編成のみが対応するので、ワンマン化を推進する意向はあるようだが、車掌が乗っても2両に減車されたものもあった。
今回の改正では、すでに2両運転の列車がワンマン化されるものがいくつもある。
さらに編成変更は、
・奥羽本線 青森~弘前~大館で、2本が2両→3両に、5本が3両→2両に。
・羽越本線 秋田→酒田、酒田→吹浦、酒田→秋田の各1本(秋田を出て、酒田で夜間滞泊して秋田に戻る、一連の運用と思われる)が3両→2両に。※酒田→吹浦はワンマン化。
羽越本線は2023年改正の資料で、3両編成は7時前の酒田発秋田行き、18時台の秋田発酒田行きだけであることを知った。今回の資料によれば、酒田発の3両は、始発の5時半に変わっていた【20日訂正・見間違い・勘違いでした。変わっていません】。それらも2両になるとなれば、羽越本線で3両編成の運用がなくなるのか?【20日追記・コメントいただいた通り、朝の秋田~新屋の区間便は3両編成とのこと。かつては4両、さらに前は2両編成×3本=6両だった。】

レール幅が違うので、上記とは別の編成(701系5000番台)だが、
・田沢湖線 4本(盛岡→大曲1、田沢湖~大曲3)が4両(2両編成×2)→2両に。
その1本は盛岡→大曲通しでワンマン運転に。県境の赤渕~田沢湖でのワンマン運転は初めてとのこと。
これまでワンマンがなかったのが意外。1駅だけど18.1キロある山間部だが、別に支障はないはず。


●GV-E400系電気式気動車 運用範囲変更
キハ40系気動車時代も同じだったが、五能線と津軽線末端の蟹田~三厩間が、メインの運用範囲。
ほかに、秋田の車両基地との行き来を兼ねた営業運行(いわゆる送り込み運用)がある。奥羽本線の秋田~東能代で2往復(2両編成、1両編成各1往復)、弘前~青森で1往復(2両編成)、津軽線の青森~蟹田で1往復(1両編成らしい)。
2022年8月の大雨被害により、蟹田~三厩が長期運休となり、弘前~青森~蟹田で気動車の運行が必要でなくなってからも、この体制が続いていた。

今改正で、弘前~青森、青森~蟹田が、701系2両編成に変更。
蟹田~三厩の復旧断念・廃止が確定的になったことと、後述の奥羽本線運休区間の車両運用との関係があるのだろう。


今回は駅の無人化は判明していない。労働組合の情報から、
●五能線・五所川原駅 日勤化
五所川原駅は、現在は 始発~15:30、16:10~18:20、19:20~終電 の営業。
日勤化ということで、早朝・夜間は無人になると思われる。


2025年3月時点での変化は以上なのだが、2025年5月頃に次の変化がある。【22日追記・20日に、4月25日に決定したことが発表された。】
2024年7月の大雨による大きな被害で運休が続いている、奥羽本線の山形・秋田県境、新庄~院内間の運転再開。
電化設備を撤去する“非電化化”で運転再開され、GV-E400系が運行することになっている。したがって、新庄~院内から701系は撤退。

詳細は明らかになっていないが、GV-E400系は秋田の五能線用と共通運用と考えられる。五能線と同じく、秋田の車両基地との行き来では、秋田~院内での送り込み運用もあるだろう【22日追記・1往復設定された】。
3月で、青森側のGV-E400系の運用が減るのは、こちらに回す意図もあるのだろうし、代わりに701系を回せるのも、運休区間分、車両が余っているからだろう。
なお、GV-E400系のほうはやや不足するらしく、新潟にいた両運転台のGV-E400-8が、秋田へ転属したらしい。

となると、701系の運用に、一定数の余剰が生じる。
使いどころはないだろうから、来年度以降、まとまった廃車が出ることになるのではないだろうか。【14日補足・まとまったというほどでもなく、数本かも。山形新幹線延伸に伴い、山形~新庄から秋田の701系が撤退した時、余剰になったのは2両×5本だった(仙台へ転属)。今回はそれより少ないと思われるので。】


来年度以降の別の話題として、土崎~秋田港(という名の貨物駅)の奥羽本線貨物支線。※秋田臨海鉄道とつながってはいるが、秋田港駅まではJR貨物の路線。
クルーズ船入港時に、下船観光する人の輸送列車が秋田~秋田港で運行されている(2024年の運行風景)。ところが、支線の本来の用途である、臨海鉄道に乗り入れる貨物列車が2021年で廃止されてしまい【17日補足・秋田臨海鉄道は廃止・会社解散済み】、年に数えるほどのクルーズ列車専用路線となっていた。
昨年秋、JR貨物による路線管理は2025年度までで終わり、以降も運行を続けるには、秋田県、秋田市、JR東日本が約8億円で取得し、毎年7000万円の維持管理費用が必要になるため、どうするか県が検討中であることが報道された。そして、昨日・2025年2月12日の秋田県議会で、それは困難であることが明らかにされた。
クルーズ列車、貨物支線とも、来年度いっぱいでなくなる。これまでの運行実績では、2025年内(11月辺り)がラストランになるかもしれない【22日追記・20日付秋田魁新報コラム「北斗星」では「最後の年は4月から11月まで運行の予定。」と明記】。




その他、秋田以外で目に付いたこと。
●大船渡線 車両変更
キハ100形気動車からキハ110系気動車へ変更(2025年1月から順次)。
※盛岡支社リリースでは「キハ100系」としているが、実際はすべて同型のキハ100形。

デザインはそっくりな両形式だが、車体長が違う。キハ100は一般的な鉄道車両より3.5メートルほど短い。
変更の理由は分からない。そんなに乗客が増えたということでもないだろうし(最終1往復が減便される)。

大船渡線は、1990年に初めて製造されたキハ100が最初に投入された路線であり、北上線と共通運用されている。北上線では引き続きキハ100が走る。
なお、盛岡支社管内では、2025年度後半にディーゼルハイブリッド式の新車両が釜石線に導入予定。


●特急「あずさ」白馬止まりに短縮
1往復が、松本より先、大糸線に乗り入れて南小谷(みなみおたり)駅まで行っていたのが、途中の白馬(はくば)止まりに。下りは新宿発8時ちょうどの「あずさ5号」。
2016年に南小谷→松本を乗車したが、南小谷から白馬まではガラガラだった。登山・観光シーズンは違ったのかもしれないが。
【3月2日追記・特急「しなの」白馬乗り入れ終了】名古屋~長野の特急「しなの」では、多客期に名古屋~白馬の臨時列車が運転されていた。それが2024年度の冬で終了したようだ。来春以降は、松本~白馬の臨時特急「はくば」が代わりとなる。(以上追記)


●JR東海 静岡地区211系電車運用終了?
国鉄時代末期からの車両が置き換え。訪問時に何度も乗った。
代替は、新製のロングシートの315系電車ばかりではなく、名古屋から313系の転換クロスシート車も転属とのこと。先に313系8000番台が転属していて、転換シートの異端車になるのではと考えたが、そうならなかった。どっちの座席に当たるか運次第だが、転換シートが増えたのはうらやましい。


●滋賀県 米原駅 駅弁撤退(2025年2月末)
「湖北のおはなし」など、丁寧な作りの駅弁で知られた事業者「井筒屋」が、駅弁から撤退。
2009年など2回しか食べたことがなかった。東海道新幹線「こだま」の長時間停車を利用して、ホームの売店で買おうとしたら、全部売り切れていて買い損なったのが、最後だった。日本最古の養鱒場がある土地ならではの「元祖鱒寿し【14日追記・2022年頃で発売終了とのこと】」なども食べたかった。
【14日補足・撤退理由について】撤退する理由や思いは、ホームページに掲載されている。世の中が、駅弁事情が変わる中で大変だったのだと同情したくはなるが、その一方で、かたくなすぎる、あるいは頑固すぎるのではないかとも思ってしまった。ネット上で誰かが「時代についていけなかった」と投稿していたが、そうかもしれない。いろいろ事情はあるのだろうし、遠方の部外者は知らないこともあるだろうけれど、複雑な心境になる。


●JR四国 パターンダイヤ、タクトダイヤ
全域でパターンダイヤを導入または時間拡大。パターンダイヤとは、毎時何分発と時刻がパターン化されていて、覚えやすく利用しやすいダイヤ。

徳島駅で拡大される、タクトダイヤは初めて聞いた。JR四国の造語か?
これは、パターンダイヤどうしの方面を組み合わせることで、接続を良くして、乗り換え利便性が向上するもの。

JR四国は厳しい経営状況と聞いていたし、徳島市以外の3県庁所在地では私鉄が運行されている。だから、JRはローカル輸送に消極的だと思いこんでいたが、このような積極的な取り組みがされていた。

ひるがえって、JR東日本・秋田駅周辺。
秋田新幹線に接続することを優先したのか、パターンダイヤではない(昔の男鹿線はパターンダイヤっぽかったが)。秋田駅での接続など、昼間はないも同然。
秋田市では、路線バスの大再編を計画しているが、もっと鉄道も活用するべきだと思っている。その時、パターンダイヤ・タクトダイヤになっていれば、とても利用しやすくなる。四国が参考になるのではないでしょうか。
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フレッシュランチ 特売用?

2025-02-11 19:33:29 | ランチパック等パン類
山崎製パン「ランチパック」の青森/秋田版である、工藤パン/たけや製パンの「フレッシュランチ」。
たけやのほうは、近年は縮小傾向で、思い出したように限定品が出ては消えてという状態。2024年10月には、フレッシュランチとの位置付けの違いが理解できない、そっくりな「バリューサンド 2種のメンチカツ」なるものが新発売されていた。今のところ、続く商品はなく、2種のメンチカツも見かけなくなった。
その後、2024年12月には、過去にも発売された、「フレッシュランチ コーヒー」が再発売。

2025年2月8日、秋田市内のスーパーマーケット「いとく」のナイターセール(=16時からのタイムセール。チラシ告知等はなし)の1つとして、平台に山積みされ、税込み106円で売られていたもの。
フレッシュランチ キャベツメンチ
たけやのホームページで告知されていない、新たなフレッシュランチ!
印刷された袋ではなく、透明な袋に、商品名と各種表示・バーコードが一体化したシールを1枚貼っただけの、簡易なパッケージ。この方式のパッケージのパンは、東日本大震災直後、おそらく袋が手配できなくなった時のほか、最近でもまれに見かけるが、白地に黒文字のみだったと思う。カラーの絵入りで、かつフレッシュランチでは、このタイプは初めて見た。
また、仮に2月新発売だとすれば、8日時点では「新発売」シールが貼られているはずなのに、それがない。
もしかしたら、いとくもしくは一部スーパーといった、特定店での特売専用に企画された商品かもしれない。

価格の安さと緑色のシールからして、一瞬、メロン味か何かの菓子パン系かと思った。
次に、キャベツのイラストと「嬬恋高原キャベツ使用」の文字を認識すると、千切りキャベツでも入っているのかと思った。
文字に気付けば「キャベツメンチ」、メンチカツか。ミスリード気味の色使い。

というか、「キャベツメンチ」といえば、昨年末のバリューサンドの2枚のうちの片方「キャベツメンチ」の流用?
1個当たり栄養成分は、162kcal、たんぱく質5.0g、脂質4.5g、炭水化物25.4g、食塩相当量0.5g。バリューサンドのほうは195kcal、6.1g、6.5g、28.0g、0.8g。
原材料も微妙に異なり、例えばバリューサンドで使われる「サラダクリーミードレッシング」は、本品ではなし。

バリューサンドでは、カラシマヨネーズっぽい味がしたと記していたが、本品ではそれは感じなかった。
それ以外は大差ないと思う。キャベツの存在感は薄いけれど、これでこの価格なら(今はキャベツが高騰しているし)、こっちのほうが“バリュー”サンドでは?


シールに注目。
スペースの都合か「たけ子(キャラクター)」は不在
「キャベツメンチ」に対して「フレッシュランチ」が小さいのも、スペースの都合かもしれない。
以前は左寄せだった「フレッシュランチ」の文字が、中央寄せ(センタリング)というか均等に割り付けされているのも目を引くが、以前から一部商品ではセンタリングだった。2020年の「いちじく&マーガリン」、2021年の「いちじくジャム&マーガリン」など。バリューサンドもセンタリングだった。

注目すべきは、「フレッシュランチ」のロゴが変わっていること。以前は、「ランチパック」のロゴに似ていて、それを若干鋭くして、各文字をやや縦長にしたようなものだった。今は、やはり鋭い部分はあるが、正方形で、線がところどころぎこちないようなものになった。
(再掲)以前のフレッシュランチロゴ
今後は他の商品も、これになるのだろうか。それに、ロゴがたけやと共通だった、工藤パンフレッシュランチのほうは、どうなったか。


ところで、2025年1月から、本家・ヤマザキランチパックの包装が少し変わっている。※公式ホームページや店頭でご確認ください。→この記事に画像を掲載しました
(再掲)2024年10月
以前は、「ランチパック」も中味の文字も左寄せで、右側にランチちゃんとパックくんがいた。
現在は、文字がセンタリングされ【25日追記・文字サイズが大きくもなった】、ランチちゃんパックくんは小さくなって、上部(ヤマザキロゴの右端、「パック」の上)へ移動した。
上記の通り、フレッシュランチ・バリューサンドの文字の位置は、2024年以前から中央に表示されたものが見られたわけで、結果的にたけやが先取り・ヤマザキが追随したことになった。
【25日追記・ランチパックでもう1点変更があった】中味の表示の下、透明な部分の小さい文字の説明(複数種入りでは表示しない場合もある)もセンタリングになり、「~をサンドしました。」から「~をサンド。」と体言止めになった。2024年のたけやバリューサンドでは、そうなっていない。
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寒波の堀端の行列

2025-02-09 20:47:35 | 秋田の季節・風景
今季最強・最長の立春寒波が来ているが、秋田市は恵まれたことに、いつもの冬程度で済んでいる。
積雪は、1月下旬にゼロになった後、0~5センチで2月に入っていた。2月8日夜にまとまって降り、最大15センチに達した。9日は最低気温-1.5℃、最高気温は2.6℃。風はそこそこ。いつもの冬。【10日補足・秋田の積雪の平年値は19センチ。秋田市内でも、旧・雄和町の「雄和(秋田空港)」や「大正寺」では約50センチ積もっているが、これもほぼ平年並み】
午後、イオン土崎港店前の新国道(県道56号)
車道は路面露出、歩道も除雪されて通行に支障なし。

秋田北税務署前。右方が土崎駅
積雪が基準に達したので、市道も除雪が進められたが、場所によりまちまち。土崎市街地では、未着手のところが多かった。上の写真左右はわだちができ、奥の小さい道は圧雪状態。気温のせいか滑りやすい。

秋田市中央地域では、比較的除雪が進んでいたが、やはり場所で違う。
エリアなかいちを背に仲小路・秋田駅方向。歩道はロードヒーティング

エリアなかいちを背に中土橋・千秋公園方向
向かい側、奥の中土橋から左の広小路方向へ、穴門の堀に沿いに長蛇の列。
行列の先は、あきた芸術劇場ミルハス。
お堀は全面うっすら結氷
「最後尾」の札が出ていたのは、モードスタジオQのすぐそば。ミルハス玄関から200メートルはある。
行列は、ミルハスの大ホール(2007席)で催された「Da-iCE a-i contact TOUR 2025」を見に来た人たちのようだ。

こんな光景は、今日に、Da-iCEに限ったことではない。前身の秋田県民会館時代から見られた。
新施設の設計に当たっては、このようにならないようにしてほしいとの意見が複数寄せられ、館内にホワイエとかいう滞留スペースが作られたので、解消されるかと思いきや、このありさま。

2023年6月7日付 秋田魁新報の連載「ミルハスの1年 文化の拠点、今とこれから」の「#3 ミルハスの施設構造、動線分かりにくく 少人数のスタッフ、スムーズな誘導に苦慮」には、
「課題として指摘されているのが、ロビーやホワイエ(ホール外の通路)の複雑な構造に起因する動線の分かりにくさだ。」
スムーズな誘導には人手が必要だが、
「指定管理者のあきた芸術劇場AAS共同事業体(構成=県総合公社、秋田魁新報社、スペースプロジェクト)は「会場運営は主催者がやること」との立場だ。」
「「これまで得た誘導のノウハウを事前に主催者に助言し、当日の誘導状況にもできるだけ目を配り、気づいたことを伝えたい」」
だそうだが、このありさま。【10日追記・指定管理者任せにするのはどうかと思う。設計にも一因があるようだから、設置者である県と市が主導するべきではないか。】

この時点で開場30分前【9日訂正】10分ほど前、気温は1℃ほど。お堀と道路に面しているから、風よけはない。
僕はこの程度の中を歩くのはまったく苦にならないが、30分【9日補足・10分であっても】じっとしていたくはない。今日、並んでいたみなさんは、和やかそうだったけれど、見ていて気の毒になってしまう(雨・雪・吹雪あるは猛暑だったら、さらに目も当てられないが)。
途中でトイレに行きたくなったら(トイレ自体は近くにいろいろある)どうなるのか。市外・県外から見に来た人なら、秋田の印象が悪くなりそう。ホールがどんなに素晴らしい設備だとしても、このままでいいのでしょうか。

この後、2月19日の積雪
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たけや・いとく うぐいす餅

2025-02-06 23:32:42 | ランチパック等パン類
立春を迎え、というより正月明けから、和菓子の世界では春本番。
その代表がうぐいす餅。餅好き兼あんこ好き、こしあん派としては、食べずにいられない。つぶあんのうぐいす餅は、少なくとも秋田では食べたことがないが、全国的にはどうで、どういう理由でこしあんだけなのだろう。

山崎製パン系列の、秋田のたけや製パンや青森の工藤パンでも、うぐいす餅をそれぞれ製造販売している。
串団子などは、ヤマザキもたけやも工藤もそれぞれ作っているが、うぐいす餅はヤマザキでは作っていなさそう。

たけや製パンのうぐいす餅は、スーパーでわりと見かける。
当ブログでは、2015年に記事にしていた。それは、「香り楽しむ和菓子 うぐいす餅」という名前で、餅(求肥)自体が薄く緑色に着色されていた。
その後、リニューアルされて、少なくとも2020年から2023年は「香ばしい焦がしきなこ うぐいす餅」という名称だった。
その後、さらにリニューアルされた。2024年は不明だが、今季は2025年1月発売開始か(もちろん2月も発売中)。
4個入りと2個入りを確認

秋田県産大豆使用青きなこ うぐいす餅
1個100kcal、炭水化物21.5g。こしあんは「国内製造」。着色料の記載なし。
以前より、きなこが緑がかった(人工的でない自然な緑色)ような気がするし、餅自体は無着色のようで、見た目としては、より本格的っぽくなった。
ただ、うぐいす餅といえば細長い形状のイメージだけど、これは、
ほぼまん丸
やや小さくなった感じで、原材料費高騰の対応か。

味はもちろんおいしい。月見のお菓子でも感じた、「これこそたけやの、そして食べ慣れた、餅とあんこの味」。
そして、これも繰り返しになるが、公式ホームページに掲載がなく、存在があまり知られていないのがもったいない。たけやはアベックトーストやバナナボートだけではない。


ところで、スーパーマーケット「いとく」では、惣菜部門でもうぐいす餅を作って売っている。
ここでは昨2024年の商品を紹介するが、2025年は2月(立春?)から、ほぼ同じと思われるものが売られている(大きさや価格は不明)。
うぐいす餅(こしあん)」で2個税込み260円(4個入りなどもあったはず)。1個164kcal、炭水化物36.4g。こしあんは「中国製造」。着色料使用。
手包みなのか個体差がある


こちらは緑色がややわざとらしい。形は細長いものの、とがっていて、一部くぼみがあって独特。ウグイス(または鳥類)らしい形といえばそうかも。
味の傾向としては、たけやとあまり違わず、おいしい。ただ、求肥が厚い。餅としてはそれでもいいとは思うが、イメージするうぐいす餅の求肥の厚さとしては、たけやのほうがしっくりくる。


さらにもう1題。昨2024年の今頃は、いとくのベーカリーと惣菜で「ショコラビーフカレーパン」と「おはぎいなり」という、変わった商品を売っていた。
2025年は今のところ、どちらも売っていなそう。
おはぎいなりは、「初午」の日にちなんだ商品だった(詳細は昨年の記事参照)。2025年の初午は2月6日だったのだけど。
「いとくヘルシー通信」のカレンダーには、6日の初午が記載されているが、2月11日には「初午いなりの日」とも。一般社団法人全日本いなり寿司協会が、一般社団法人日本記念日協会に登録したもの。毎年日付が違う初午の日を、固定して記念日にしてしまうのは、ヘンな感じ。
じゃあ、いとくでは、11日にはおはぎいなりなど、初午商品を売るということなのか。普通のいなり寿司は毎日売っているけれど。【追記】2月11日には、おはぎいなりが、そんなに大量ではないが、売られていた。やっぱりヘンな感じ。秋田東店では1個入り税込み195円、2個入り385円と、値上がり。
2月14日の新国道店では、なんと「Valentine's day」のシールを貼られて、2個入り399円で売られていた。どういう理屈でバレンタインデー商品なのか、東店より微妙に高いのはなぜか。
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テレビ欄の誤植

2025-02-05 23:28:29 | その他もろもろ
新聞の誤植を揚げ足取りさせてもらいます。間違いは誰でもあるもので、責めるつもりはなく、ある意味“見事な”間違い。
それは、2025年2月1日付の朝日新聞。別刷りのいわゆる土曜版、「be」に付属する、週間テレビ番組表。
間違いがあったのは、テレビ東京の欄なので、テレ東が受信できる地域を中心に出回ったと思われる。その訂正は、翌2日付社会面に掲載され、東京本社版が届く地域に向けて、広範囲に間違いが周知されることになってしまった。
そんなわけで、秋田でも誤植があったのを知ることができ、しかも定期購読者は、ネットで紙面そのものも見ることができてしまった(テレビ欄は大都市圏版のみ掲載)。そのわりには、X(旧・ツイッター)で取り上げた投稿はないようだけど。

ここに間違いがあります

間違ったのはたった1文字。
1文字違いで大違いなのだが、間違ったままでも、なくはないケース。気付きづらい、いちばん怖いタイプの誤植だろう。
ただ、今回の場合、(間違った状態では)それはないでしょうという事態になっている。

場所は、水色に塗られた、午後のドラマの再舗装枠。


「刑事の十字架」という番組。

出演者のトップに記される人名、すなわち主役の刑事役は「陣内智則」。

陣内智則?!
吉本の芸人の陣内智則ですよ。
さすがに主役の刑事役はないでしょう。コントじゃないのだから。

訂正して、おわびします
「陣内智則」とあるのは「陣内孝則」の誤りでした。
1文字違いだから、間違われることはよくあり、和田アキ子が飲み会に智則さんを呼ぼうとして、孝則さんに電話して呼び出してしまったことがあったとか。

気になるのは、今回間違えたのが「誰か」とういうこと。
なぜなら、ラジオ・テレビ欄の原稿は、各放送局側が作成すると聞いていた。文字数制限がある中で工夫したり、最近は「縦読み」をしたり。昔はマス目のある原稿用紙に手書きしていたのを見たことがあった。今どきは、新聞社へデータで渡して、それをそのまま転載するのかと思っていた。そうだとすれば、テレ東側が間違えたことになる。
新聞では、たまに、新聞社の落ち度でない間違いが訂正されることがある。例えば、人事や受賞の人名で、元々の名簿が間違っていたケース。秋田魁新報では「主催者訂正」と表示されるし、朝日では訂正文中で、経緯を説明することがある。
しかし、今回の訂正記事では「誤りでした」のみ。朝日新聞側が間違えたかのように読める。



昔、秋田魁新報のテレビ欄で誤植があった。訂正はされなかったと思う。
1987年から平成初期頃。秋田放送(ABS)テレビの欄。
秋田朝日放送開局前なので、ABSで遅れて放送されていた、アニメ「ドラえもん」。

ある日のサブタイトルが「ホンリの泉」。


それって…

“きれいなジャイアン”が出てくる「木こりの泉」の間違い。
関連記事。大山のぶ代版のテレビ朝日での初回放送は1987年4月17日。その後、(本放送の枠内での)再放送もあったかと思う。なお、原作と水田わさび版では「きこりの泉」表記。

当時は手書き原稿だっただろうから、雑というか走り書きの「木」が「ホ」に、「こ」が「ン」に見えてしまったのだろう。
雑に書いた→読み間違えたのが、テレ朝→ABSの段階か、ABS→魁の段階か、どちらかは知らないけれど。
※僕は雑に書かれた「払う」を「キムラ」と読んでしまったことがあった。
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なくなったもの'24 秋田2

2025-02-03 23:10:27 | 秋田のいろいろ
2024年に秋田市を中心とする秋田県からなくなったもの。前半に続いて、7月以降。

・東北電力「秋田火力発電所」廃止 2024年7月?
秋田市北部・飯島地区の海辺。燃料は石油。
1970年8月に運転を開始し、発電機の増設、交代を経て、最後に残った4号機が2024年7月1日付で廃止。東北電力のリリースでは、発電所としては2024年10月頃を目途に廃止するとしているが、一方で「7月1日をもちまして全設備が廃止」とするページもある。
2025年度から施設が解体され、跡地は、子会社による風力発電用風車のメンテナンス技術訓練所になる予定(すでに稼働?)。

秋田市民にとって秋田火力は、生活に欠かせない電力の産地というだけではなかった。
市の南部や中央部から北を望めば、紅白の煙突が目に入り、天気が良ければその向こうに男鹿半島の山並みが見えるのが、見慣れた風景。
2008年再掲)平和公園から外旭川・飯島の水田越しに
煙突は最大で3本。2003年の1号機廃止後は上の写真のように2本、4号機だけになった最後は1本。

社会科見学(僕は小学校3年生・市内めぐりで行った)の定番でもあった。
それに、敷地内に「グリーンパーク」というのもあって、自由に利用できた。芝生のほか、噴水、遊具、フィールドアスレチックがあったらしい。僕は幼稚園と家族で行った記憶はあるが、名称と芝生(と噴水も?)しか記憶にない。
発電所の全設備廃止にもれず、グリーンパークも「閉鎖」したことを東北電力が告知している。
2024年10月。「土崎駅東西歩道橋 港ウイロード」から。煙突が残り1本になり、風力発電の風車が林立するようになった


フォンテAKITA 地下フードコート「Le maman 8・8(ラ・ママン)」閉店 2024年7月中旬以前
秋田駅前、イトーヨーカドー秋田店があった商業施設。ヨーカドーとしての開店当初は、別の店が入っていたような話もある。
ラ・ママンはいつからあったのか、どこが経営していたのか等、詳細は不明。そもそも、そういう店名だとは閉店まで知らなかった。たこ焼きや麺類の店が、壁際に1列に並んでいたが、どれも同経営だったことになる。

近年は、以前より客席が狭く・少なくなっていて、客は多くはなさそうだったが、高校生や高齢者などの憩いや時間つぶしの場所だったはず。秋田駅周辺でこのスタイル(違うジャンルの食べ物を1か所で買える)の店は、ほかにはないだろう。

麺類の1つに「おしゃれそば」があった。チャーシュー、メンマ、山菜、蒲鉾が載った蕎麦で、柳家喬太郎師匠が食べたことがあり、落語の枕のネタにしていたとのこと。


道川海水浴場閉鎖 2024年から
由利本荘市岩城(旧・岩城町)。由利本荘市管理で、市ホームページによれば所在地は由利本荘市岩城内道川烏森。JR羽越本線では、道川駅と岩城みなと駅=道の駅岩城の中間辺り。
昭和40年代以降、離岸堤建設により砂が堆積。入口から波打ち際まで50mだったのが、今は200m。4棟あった海の家も、2020~2022年に解体。

子どもの頃、行ったことはあったはず。当時は、秋田市とその近郊には海水浴場が多く、特に南方向では、浜田浜、桂浜、下浜(ここまで秋田市)、道川と、海水浴場が連続していた。これらの中で、今もやっているのは下浜海水浴場だけか。

余談だが、昔、若者の間で、秋田市周辺の海水浴場の名を英語化して呼ぶのが流行った(?)ことを、近年知った。おそらく昭和末・バブル期辺りのことで、漫談「五城目のトメさん(関連記事)」が出典という話も。
秋田市の北、潟上市で今もある出戸浜は「アウトドアビーチ」、下浜は「ダウンビーチ」と、漢字を直訳している。
ちょっとひねって、浜田浜は「ビーチイズビーチ」。「浜だ。浜」か。
そして、桂浜は「アデランスビーチ」。「鬘(カツラ)浜」。その頃は、アートネイチャーの知名度は今ほどはなく、かつらといえばアデランスだった。
で、道川は???


・秋北バス「駅前ステーション」廃止 2024年8月
大館市御成町一丁目。秋北バス本社併設の、バス乗り場と待合室。JR大館駅のすぐそばにあり、バスは大館駅前発車後、一方通行の裏道を通って、駅前ステーションに入っていた。
駅前ステーションという独特の名称だが、花輪駅前バス停も、以前は「花輪駅前ステーション」だった。
また、大館市内には別に、ホテルクラウンパレス秋北の下に「秋北バスターミナル」もあったが、2013年廃止済み。

大館駅舎が新しくなり、駅前の整備も完成したため、2024年8月8日をもって駅前ステーション乗り入れをやめて、大館駅前へ集約。
連動して、駅前ステーション待合室にあった、味わいのある「秋北食堂」2024年8末月末で閉店。生姜焼き定食、とりもつ、馬肉が有名だったそうだ。
この店は、元は近くで「ありうら食堂」として営業していて、2013年に移転して秋北食堂になったもの。それ以前は、別の旧・秋北食堂があったらしい。

【5日追記】2024年10月に開催された「第52回 本場大館きりたんぽまつり」の期間中限定で、シャトルバス発着場として、駅前ステーションが復活したとのこと。


・イオン土崎港店「未来屋書店 土崎港店」閉店 2024年8月31日
イオン土崎港店の正面に向かって左側、駐車場に飛び出すように増築された平屋部分にあった。2025年始時点で後継の店舗は入らず、空いたまま。
2020年以降、土崎港店の敷地が拡大していて、何らかの新たな動きがあるのではと予想しているが、今のところ変化はない。本件も関連するか。


・有楽町「プレイタウンビル」解体 2025年夏頃完了
秋田市南通亀の町、というよりは通称「有楽町」。かつて、県道28号沿いに映画館が建ち並んでいた。
21世紀に入った頃からだろうか、映画館は次々に消えて、他の建物になっていき、最後まで残ったプレイタウンビルも姿を消した。解体時の報道では「プレイタウンビル」の名称だったが、1977年だという竣工時の情報では「有楽町プレイタウンビル」となっている。
中に入る映画館は出入りがあった。最後が2003年開館の「シアタープレイタウン」で、2012年12月24日閉館。以降、1階の飲食店などは営業していたが、最終的には空きビルになっていたのか。2023年春頃から2024年夏頃にかけて、じっくりと解体工事が行われた。
2023年3月。車は解体工事関係者と思われる

南から。すぐ先が五丁目橋交差点

北から

2024年5月、旭川対岸からビル裏側

2024年8月
2023年3月10日の秋田魁新報の解体を伝える報道では、2024年夏完成を目指して「複合型マンション」ができるとのことだった。しかし実際には、更地になって舗装されて、半分は時間貸し駐車場、もう半分ははす向かいにできたホテル(これも映画館跡)の駐車場となった。


・秋田大学医学部附属病院 「レストラン はすの実」閉店 2024年9月末
2025年始再開予定で後継の募集をしていたが、まだ開店していないはず
【2025年2月14日追記・後継店舗決定
秋田市内のホテルなどで日本料理店を展開する「株式会社 水屋光琳(みずやこうりん)」が入ることになったようだ。同社ホームページでは2月4日から従業員を募集している。
2025年3月10日(月)プレオープン」で「レストラン光琳 秋田大学病院店」という名称らしい。(以上追記)


【2月23日項目追加】・秋田駅西口を越えて山王方面へ直通する系統など秋田市内のバス路線が廃止 2024年10月


・「ハッピー・ドラッグ秋田泉北店」閉店 2024年10月29日


・秋田市消防本部 土崎消防署「寺内出張所」「将軍野出張所」廃止、新「寺内出張所」に統合・移転 2024年11月26日
旧国道(関連記事)の寺内児桜一丁目にあった旧・寺内出張所と、将軍野踏切そばの土崎港東四丁目にあった将軍野出張所が統合・移転し、新国道「野村」交差点そばの寺内字三千刈に新・寺内出張所ができた。

寺内は以前からあったものが1986年3月に改築、将軍野は1973年11月に新築・新設されている。
廃止直前の旧・寺内出張所

どこかかわいらしい「出動」表示灯

将軍野出張所。ここは出動表示灯がない
↑手前隣にあった花屋は、2020年8月から2022年9月の間に解体された。
ぎこちない表示


元「焼肉レストラン 南山(なんざん)」の建物解体
・「キプロスビル」解体 ※跡地は時間貸し駐車場として営業開始。

以上のものが2024年まで存在したことを、ここに記録しておきます。
最後に記しておきたいのは、なくなりかけたけれど、それをなんとか逃れたものも、いくつかあったこと。秋田100キロチャレンジマラソンや北秋田市の「もちっこ市」は、主催者団体の高齢化などで継続が困難になったものの、新たな主催者が引き継いだ。秋田市通町商店街の菓子店「高砂堂」は店主が亡くなったが、その夫人やのれん分けした店(旭南高砂堂、モン高砂堂)の尽力で、再開。


青森・津軽のなくなったものについて、また後日。
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なくなったもの'24 秋田1

2025-02-01 23:04:22 | 秋田のいろいろ
2023年に続き、2024年に秋田市を中心とした秋田からなくなったものの記録。長いので2回に分けます。今回は6月までで、たまたま、すべて秋田市内。
※なくなった日付があいまいなものについては、実際には6月以前とするべきなのに、続きの後半に掲載してしまうかもしれません。

・日本料理店「三四郎」閉店 2024年3月31日
ふぐ料理で知られる。秋田市大町二丁目の旭川沿い、かつて幸橋(さいわい橋、現在は隣に大町公園橋)が接続していた、新秋田ビル(過去の記事)の地下1階に入っていた。
2025年1月時点でも看板は残る。「関西割烹 三四郎」表記も
3月27日の魁によれば、銀座の日本料理店「出井(いづい)」で修行した北秋田市出身の店主(78)と、秋田市出身の妻(76)が、1978年に開店。店主が柔道経験があり、柔道小説「姿三四郎」にちなんだ店名。客足の減少、高齢となり後継者がいないことから、閉店。

上の写真中ほどに、中が障子になったショーウィンドウが見える。今は撤去されたが、そこに掛け軸のようにメニューを掲げていた。まだ掲示されていた2024年5月のGoogleマップストリートビューによれば、右から順に、鶉(うずら)の飛龍頭(ひろうす)、すっぽん料理、三四郎角煮、ぞうすい、ふぐ料理、蟹甲羅揚、野菜会席、美味三昧。2020年以前は、項目は同じで、順番が違っていた。

広小路~名店街、川反という、かつての秋田市のにぎわいのまっただ中にあったことになる。何もなくなったここ十数年、よくぞここまで続けられたと思ってしまう。
大町公園橋から。広小路・旭川側にも看板が残る
新秋田ビルに、今も入居するテナントってあるのだろうか?

【4日追記・画像追加】冒頭の写真は、ビル北端(通町寄り)のドア。昔はここが幸橋とつながる通路だった(ドアがなかった?)。反対の南端(竿燈大通り寄り)にもドアがあって、そこに三四郎のネオンサインがあるのを発見。
フグの絵入り。屋内には行灯も
そういえば、光っていたのを見たような記憶があるようなないような。何色だったかは記憶にないけれど。Googleマップストリートビューを見ると、いちばん古い2012年10月の画像が、薄暗くなりかけた時間帯の撮影だったようで、点灯時の様子が奇跡的に記録されていた!
全部緑色
三四郎とは関係ないと思われるが、2012年にはドアのガラスに茶舗「辻吟」のロゴが出ている。2015年にはなくなっているが、昔はここにも店舗があったのだっけ? それと、2012年も現在も、ドアの左に「VIA大町」と表示があるのは何者?(以上追記)


・地方職員共済組合秋田県宿泊所「ルポールみずほ」閉館 2024年3月31日
秋田市山王四丁目、秋田県庁裏。宿泊16室、宴会場6、レストランがあり、県職員でなくても利用できた。

共済組合が1980年に「みずほ苑」としてオープン。1996年から県所有に(運営は組合秋田県支部)。2005年にリニューアルして「ルポールみずほ」に。
2023年7月の大雨で、地下の電気設備が故障し、復旧費が高額になることから、再開を断念。今後の活用は県が検討。

なお、19~’22で取り上げたように、山王五丁目にあった、同じく1980年にできた警察共済組合秋田県支部宿泊保養施設「ふきみ会館」は、2020年で営業を終え、解体された。


・「秋田予備校」生徒募集停止 2024年度から
秋田駅近く、中央通りから入った秋田市中通四丁目にある、秋田県内唯一の予備校。大学受験科と高校受験科がある。1954年設立。
2024年末
3月18日の魁によれば、大学受験科は「1990年代の最盛期は、年間約200人」、高校受験科は「1980年代後半のピーク時には(略)年間250人ほど」の在籍だったが、「大学受験科は2023年度、25人ほどの在籍」「高校受験科は2020年度に3人を受け入れたのを最後に休止」。
募集停止の理由として人口減少・少子化は直接挙げておらず、入試の多様化と受験科目減少のほか、「情報」科目など教員側の対応困難としている。
「閉校はせず、新たな教育関連の事業を模索する予定」。

21世紀に入ってからだと思うが、広面の城東十字路近くで、現役生向け(高校受験のみ?)専門の進学塾もやっていた。魁ではその言及はないが、そちらも閉鎖されている。
設立者は、後に国学館高校などを運営する、学校法人敬愛学園の理事長にも就いた(敬愛学園高校だったのが国学館高校に改称したのが1979年。その頃?)人。高校と予備校は、長らく別法人だった。2010年前後に、高校側の法人に予備校が吸収合併されたようだ。現在は、設立者の子息が理事長。

ところで、秋田予備校の裏というか横には、旧・社会保険庁の「あきた社会保険センター」という施設があった。いわゆるカルチャースクール・カルチャーセンター。
2009年の社会保険庁の廃止に伴い、学校法人敬愛学園へ移譲されて「あきた文化保健センター」として存続したが、2022年末で事業停止している。
敬愛学園としては、中通四丁目に、空いた建物や土地がまとまってできたことになる。
独特の毛筆文字のロゴ
広告などでは横書きされることが普通で、校舎のひさしも横書き。文字のセンターをそろえた配置。

30年前の我々の頃は、高卒後、大学に入るために浪人するとなると、自宅で自学自習(「宅浪」という言葉はすでにあったか?)するか、仙台や東京に出て大手予備校に通うか、それらでなければ秋田で予備校に通う=秋田予備校に入る、のどれかだった。3つの割合は知らない。
そして、今・2020年代ではそうでもないのだろうが、少し前まで、秋田県に限らず地方では、中卒後、高校へ入学するために浪人する人が、それなりにいた。秋田県では、併願先となる私立高校が少ないこともその一因だが、地方では公立高校志向が強いため。
秋田では、その受け皿が、秋田予備校だった。30年ちょっと前の我々の頃は、高校の中でも進学校に入るために浪人する人がほとんどだったはず。
ちょうど今、秋田魁新報で連載中の「シリーズ時代を語る・友川カズキ(肩書きはアーティスト)」の1月8日付第6回によれば、同氏も秋田予備校OB。
県立能代工業高校でバスケットボールをしたいと、八竜町(現・三種町)の中学校から受験するも不合格。予備校に通わせてほしいと父にお願いし、あっさり認めてもらい、秋田市土崎に下宿して通い、無事、翌1966年に能代工業高校建築科に入学した。「団塊の世代ですから、予備校には浪人生が結構いてね。教室はすごい熱気がありました。」と回想。
秋田市外から、そして進学校ではなく実業系高校に入るために、予備校で浪人する時代があったとは知らなかった。

2020年(?)まであった、高校入試の解答速報番組や、大昔にあった高校合格発表番組では(おそらく)、進学塾などとともに秋田予備校がスポンサーの1つであった。

そのテレビCM。近年はシンプルな内容だったはず。その少し前は「捲土重来」という語を使っていたか。さらに前(1990年代~2000年代とか???)は、とても印象深いCMだった。
うろ覚えだけど内容は、
立派な部屋の立派なデスク(の椅子)に年配の男性が座り、カメラに向かって語る。
それなりの長さだったはずだが、インパクトがあったのは、
「秋田予備校は、東京でも有名ですよ」(細かな言い回しはうろ覚え)。

他の人たちも印象に残っていたようだ。
2000年代、ブログ全盛期に「バトン」なる風習(?)があった。「○○に100の質問」みたいな、テーマに沿った質問リストを、各ブロガーが回答するというもの。
その1つに「秋田人チェック」があった。その中に「「東京でも有名ですよ」の秋田予備校のCMは半信半疑だ。」があった。
【4日補足】発言は「秋田予備校(の教育方針や実績)は、東京(の教育関係者の間)でも有名ですよ」というニュアンスだったかと推測する。だが、多くの視聴者には、その真意が伝わらなかった。

「東京でも有名ですよ」の発言者は、肩書きと氏名が字幕で出ていた。東京理科大学の先生で、長野 東という方。
小耳にはさんだ話では、数学が専門で、秋田予備校に特別講習だか講演だか、そんなので来ることがあったとのこと。
改めてネットで調べると、科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)に、「訃報 故 長野 東先生を偲んで(日本数学教育学会 名誉顧問 池田文男)」があった。
それによれば、長野氏は、2021年6月4日に93歳で亡くなっていた。
愛媛県生まれ。愛媛県や東京都の小学校、中学校、高校での算数数学の教員を経て、1987年に東京理科大学理学部専任講師となり、数学教育を担当。並行して、日本数学教育学会の活動に尽力。
科学研究費助成事業データベースによれば、1998年度時点(70歳頃)でも、東京理科大講師。


【3日項目追加】・JR東日本クロスステーション「イノベーション自販機」順次廃止 秋田駅は2024年5月


・「青山薬局 秋田駅トピコ店」閉店 2024年5月15日
秋田駅ビル・トピコ2階(クロネコヤマトの隣)にあった調剤薬局。平日と土曜午前に処方せん受付。
トピコホームページでは「全国でも珍しい駅ビルにある利便性のよい調剤薬局で、 店内には充実した一般医薬品が並びます。」とあったが、調剤メインで一般医薬品はそんなになかったはず(一般的な調剤薬局のスタイル)。
中通六丁目に「青山薬局 中通店」があるので、そこの経営だったのだろうか。
【2日追記】トピコと中通の青山薬局は、潟上市の「株式会社トップオブビュー」が経営していた。潟上市で「まこと調剤薬局」も経営。
なお、2020年頃まで、大町五丁目(大町五丁目交差点そば、旧・第一会館本館の隣)に「青山大町薬局」があった。それは「有限会社青山大町薬局」経営だったが、関係はあったのか。(以上追記)
秋田駅周辺の他の調剤薬局は、東口のアルヴェなどにある。


・「中通生協本店」店頭販売終了=閉店? 2024年5月31日
南大通りから中通総合病院のほうへ曲がってすぐ、病院手前の向かい側に、こぢんまりとした店があった。所在地は南通築地(道路の向かい=病院側は南通みその町)。
2019年再掲)左向こうの建物。左が南大通り・手前右が総合病院
中はよく見えず、入ったこともなかったが、スーパーのような雰囲気。
2024年3月の定休日
「CO・OP中通生協本店」と表示があり、営業時間は平日 9時30分~18時30分、土曜 同~13時30分。入口が別の「中通生協クリーニング」も併設。
ドアの張り紙

中通生協は「中通生活協同組合」で、本部もここにある。
※生協は「消費生活協同組合」の略だと思っていたが、少なくとも現在では、正式名称に「消費」が付かない生協のほうが主流のようだ。
秋田県内唯一の「職域生協」。中通総合病院などを運営する、社会医療法人 明和会の職員のための生協ということだろう。病院内の売店・食堂(誰でも利用可)も生協運営のようだ。

「本店」は、売店よりも品揃えがある、購買部のような位置付けだったのか。
掲示には「本店の店頭販売を終了致します。」とあったから、注文販売など別の形では継続しているのか。
また、掲示には「居住組合員の出資金に関するお問合わせ」とも。居住組合員とは、職員でない近隣住民も加入でき、本店で(正式に堂々と)買い物できたということだろうか。大学生協でも地域住民が組合員になれるところがあるように。

閉店の理由は不明。ここは2023年7月の大雨は、浸水したかどうか微妙な辺りかと思われるが、大雨以降も営業していたのだから関係はないか。


・「くめかわクリーニング」消滅 2024年6月末


7月以降について続く
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