6月下旬に小田急バスから秋田中央交通へやって来た、三菱製の大型路線バス「エアロスター」。
※今まで、このバスが「三菱ふそうトラック・バス」製だと思っていたが、その社名(分社化)になったのは2003年。この車両は1999年製造らしいので、当時はまだ「三菱自動車工業」だったことになる。
小田急バスでは、昨年末から何台かのエアロスターが廃車になっている。そのうちの1台が秋田へ来たことになる。
いろいろ情報を集めてみると、他の車両は、福島や長野へ行ったようだ。
秋田へ来たのは、狛江営業所に所属し「99-D6003」という番号を振られていた車両の可能性がある(あくまで推測です)。D6003は、(ちょっと対象年齢が高い)漫画・アニメのキャラクターのラッピング広告がされていたことがあり、「萌えバス」などとして、注目されていた車両だそうだ。
ただし、D6003は昨年12月に廃車になっており、秋田で車両登録して運行を始めるまで半年かかっていて、ちょっと長い。
秋田では、臨海営業所に所属しているが、イオンのシャトルバスとか新国道方面でしか見たことがなく、乗る機会はまだなかった。
新国道方面では、平日の新国道経由土崎線(北部市民サービスセンター経由の118系統)、
今まで見る機会はあったけれど
今日、新屋線に乗ったら、エアロスターがやって来た!
新屋線を走っているのは初めて見たし、初めて乗ることができた。
大森山まで行く712系統で、
浜田の狭い道を走り、大森山の坂道を登り下りしたのか。
※今日の午前中の新国道経由に使われたかは不明。今日はこまちスタジアムでプロ野球があり、特発バスが運行されていた関係で、いつもとは違う運用だった可能性もある。
2001年春に秋田市営バスのエアロスターが廃車になってから、実に11年ぶりに秋田の街を走るエアロスターに乗っているかと思うと、感慨深かった。(以前触れたように、秋田の大型バスとしては“最新型”だし、秋田初の大型ノンステップバスでもある)
とはいえ、乗ってみれば普通のバス。
今日も暑かったので、車内に冷房が効いていて涼しかったのがいちばんの感想でした…
やっぱり大型バスは長くて広い、ノンステップだから車外から見ると屋根が低いという印象もあった。
細かな点。
座席配置は小田急中古標準仕様。すなわち、後ろの床が高い部分は2人掛け。前のノンステップ部分は、運転席側が車椅子スペース兼用折りたたみ席、ドア側が窓に背を向けて座る優先席で、他が1人掛け。
1999年式の小田急中古のいすゞエルガミオでは、座席の背もたれのクッションが薄く、板のようだった(翌年以降は柔らかくなった)。それとメーカーは違うものの同じ年式のこの車では、座席の布地がエメラルドグリーンの単色ではなく、青っぽい柄入りのものなのは外から見て分かっていた。その座り心地が気になっていた。
結果は一般的な路線バス並みの柔らかさのシートだった(後部の2人掛けの場合。優先席や車椅子スペースはまた違うはず)。布地が汚れていない感じだったので、最近(中央交通に来てからの整備で?)張り替えたのかもしれない。
小田急中古のいすゞエルガミオの大部分は、中ドアが開閉する時に「ドアが開きます」とかしゃべるけれど、エアロスターはしゃべらなかった。ブザーは鳴り、やや長めに鳴る気がした。
降車合図ボタンは、エルガミオとメーカーは同じ(オージ)だが違うタイプ。窓枠のボタンはトラのようなネコの絵があるのと同じ形で、文字だけのタイプ。(優先席などは別のタイプの可能性があるが未確認)
エアロスターの特徴である、ドア側正面の切り欠き状の「視野拡大窓(セーフティーウィンドウ)」。
市営バスの昔のエアロスターでは、ただ穴が開いてガラスがはまっているような感じだったかと思うが、このニューエアロスターでは、箱メガネのように車内側のほうがやや広くなっていた。
三菱ふそうトラック・バスホームページより
たしかに、このほうが安全確認はしやすそうだ。(実際には運賃箱に遮られるし、ミラーで確認したほうが早いようだが…)
中央交通側で設置した整理券発券機、運賃箱、運賃表示器は、同社で一般的な製品。
運賃表示器は、既存車でも更新が進んでいるレシップ製のカラー液晶ディスプレイ式。「運賃が変わるバス停名」ではなく「次のバス停名」が表示される。
気になったのが、ギアがサードに入る(バスは通常セカンドで発進するので、動き出してすぐのギアチェンジ)度に「ガリッ」と音がしたこと(車内でも車外でも聞こえた)。
即、修理が必要なような異音ではないかと思うが、整備されて間もない、今後何年も使っていく車両なのに、あまりいただけない。
中央交通では、最近、別の中型バスでも、同じタイミングでガリッという車が2台くらいあるのですが…
最後に、この記事の末尾で、中央交通の三菱製中型バス「エアロミディ」に、NTTドコモクロッシィの真っ赤&竿燈の写真のラッピング広告がされたことを紹介した。
ラッピングされたのは「430」で、同時に導入された同型の「429」は、
ラッピングされていない(8月16日撮影)
中ドアの「おーいお茶」の広告もそのままだった。
※今まで、このバスが「三菱ふそうトラック・バス」製だと思っていたが、その社名(分社化)になったのは2003年。この車両は1999年製造らしいので、当時はまだ「三菱自動車工業」だったことになる。
小田急バスでは、昨年末から何台かのエアロスターが廃車になっている。そのうちの1台が秋田へ来たことになる。
いろいろ情報を集めてみると、他の車両は、福島や長野へ行ったようだ。
秋田へ来たのは、狛江営業所に所属し「99-D6003」という番号を振られていた車両の可能性がある(あくまで推測です)。D6003は、(ちょっと対象年齢が高い)漫画・アニメのキャラクターのラッピング広告がされていたことがあり、「萌えバス」などとして、注目されていた車両だそうだ。
ただし、D6003は昨年12月に廃車になっており、秋田で車両登録して運行を始めるまで半年かかっていて、ちょっと長い。
秋田では、臨海営業所に所属しているが、イオンのシャトルバスとか新国道方面でしか見たことがなく、乗る機会はまだなかった。
新国道方面では、平日の新国道経由土崎線(北部市民サービスセンター経由の118系統)、
秋田駅西口10時30分→飯島北11時08分 飯島北11時35分→秋田駅西口12時13分
に使われているのを3度見た。
今日、新屋線に乗ったら、エアロスターがやって来た!
新屋線を走っているのは初めて見たし、初めて乗ることができた。
大森山まで行く712系統で、
秋田駅西口13時30分→西部市民サービスセンター13時58分→大森山動物園14時06分
大森山動物園14時22分→西部市民サービスセンター14時30分→秋田駅西口14時59分
のダイヤ。大森山動物園14時22分→西部市民サービスセンター14時30分→秋田駅西口14時59分
浜田の狭い道を走り、大森山の坂道を登り下りしたのか。
※今日の午前中の新国道経由に使われたかは不明。今日はこまちスタジアムでプロ野球があり、特発バスが運行されていた関係で、いつもとは違う運用だった可能性もある。
2001年春に秋田市営バスのエアロスターが廃車になってから、実に11年ぶりに秋田の街を走るエアロスターに乗っているかと思うと、感慨深かった。(以前触れたように、秋田の大型バスとしては“最新型”だし、秋田初の大型ノンステップバスでもある)
とはいえ、乗ってみれば普通のバス。
今日も暑かったので、車内に冷房が効いていて涼しかったのがいちばんの感想でした…
やっぱり大型バスは長くて広い、ノンステップだから車外から見ると屋根が低いという印象もあった。
細かな点。
座席配置は小田急中古標準仕様。すなわち、後ろの床が高い部分は2人掛け。前のノンステップ部分は、運転席側が車椅子スペース兼用折りたたみ席、ドア側が窓に背を向けて座る優先席で、他が1人掛け。
1999年式の小田急中古のいすゞエルガミオでは、座席の背もたれのクッションが薄く、板のようだった(翌年以降は柔らかくなった)。それとメーカーは違うものの同じ年式のこの車では、座席の布地がエメラルドグリーンの単色ではなく、青っぽい柄入りのものなのは外から見て分かっていた。その座り心地が気になっていた。
結果は一般的な路線バス並みの柔らかさのシートだった(後部の2人掛けの場合。優先席や車椅子スペースはまた違うはず)。布地が汚れていない感じだったので、最近(中央交通に来てからの整備で?)張り替えたのかもしれない。
小田急中古のいすゞエルガミオの大部分は、中ドアが開閉する時に「ドアが開きます」とかしゃべるけれど、エアロスターはしゃべらなかった。ブザーは鳴り、やや長めに鳴る気がした。
降車合図ボタンは、エルガミオとメーカーは同じ(オージ)だが違うタイプ。窓枠のボタンはトラのようなネコの絵があるのと同じ形で、文字だけのタイプ。(優先席などは別のタイプの可能性があるが未確認)
エアロスターの特徴である、ドア側正面の切り欠き状の「視野拡大窓(セーフティーウィンドウ)」。
市営バスの昔のエアロスターでは、ただ穴が開いてガラスがはまっているような感じだったかと思うが、このニューエアロスターでは、箱メガネのように車内側のほうがやや広くなっていた。

たしかに、このほうが安全確認はしやすそうだ。(実際には運賃箱に遮られるし、ミラーで確認したほうが早いようだが…)
中央交通側で設置した整理券発券機、運賃箱、運賃表示器は、同社で一般的な製品。
運賃表示器は、既存車でも更新が進んでいるレシップ製のカラー液晶ディスプレイ式。「運賃が変わるバス停名」ではなく「次のバス停名」が表示される。
気になったのが、ギアがサードに入る(バスは通常セカンドで発進するので、動き出してすぐのギアチェンジ)度に「ガリッ」と音がしたこと(車内でも車外でも聞こえた)。
即、修理が必要なような異音ではないかと思うが、整備されて間もない、今後何年も使っていく車両なのに、あまりいただけない。
中央交通では、最近、別の中型バスでも、同じタイミングでガリッという車が2台くらいあるのですが…
最後に、この記事の末尾で、中央交通の三菱製中型バス「エアロミディ」に、NTTドコモクロッシィの真っ赤&竿燈の写真のラッピング広告がされたことを紹介した。
ラッピングされたのは「430」で、同時に導入された同型の「429」は、

中ドアの「おーいお茶」の広告もそのままだった。
さすがです。
先日私もエアロスターを新国道高野の坂で見ました。
まだ1台だけだと思うので、撮影も乗車もできていません。これからも増えたらいいですね。期待です!
やっぱり大型バスといえば新屋線でしょうか。
陳腐化してしまった大型バスのイメージを一新してほしいものです。
>ぽっぽや(盛モカ)さん
その節はお世話になりました。こちらこそご訪問ありがとうございます。
偶然乗ることができました。予想していなかったので驚くと同時にうれしかったです。
今後は小田急側での車両更新が進むでしょうから、増える可能性はありそうですね。
共に都落ちするとはなんという偶然でしょうか。
秋田ではたぶんあと10年は使うかと思いますが、追随してやって来るバスが増えてくれればありがたいです。