消え失せた鉄道の「安心・安全」
☆世界一の正確さと安全性を誇つてきた鉄道への信頼
☆事故やトラブルが相次ぐが、事故の連続は偶然の産物ではなかった
☆JRの旧態依然とした体質と現場劣化の帰結として起きたもの
ボルトを軽視する致命的ミス
☆JR六社で、特にJR東日本の事故・トラブルは突出している
☆同社は民営化後に安全への投資を約三兆円行ってきたと自画自賛する
*投資の多くが、保安装置やホーム安全柵の導入等「ハード」の整備に費やされた
*人材育成のも投資されているが、多くの事故のほとんどは「人災」
*JR東日本だけでなく、JR西日本やJR東海も同じである
☆トンネル内で、山陽新幹線の列車から車体側面下部のカバーが落下した事故
*飛散し、側面に衝突し乗客一人が負傷した
*会見では、カバーを取り付けるボルトが二本ともなくなっていることを発表した
*しかし、会見では驚くことに原因については明言しなかった
☆ボルトを破壊するほどの力がかかるケースの事故の場合
*周囲にも痕跡が残っているはずだがその可能性少ない
*職員が不適切な作業をした
*運行妨害など悪意をもってボルトを外した人間がいることになる
*職員の作業がチェックされていれば、原因はわかるはず
☆ボルトの締め付けチェックは基本中の基本
*ひとつの車両には数万本のボルトが使われている
*1本外れるだけで車両や線路が破損するリスクがある
*高速で飛散する危険性が高い
*線路のレールもボルトで繋がれ枕木に固定されている
メーカー側が入念なチェックをして記録を残すのは「自己防衛」のためだ
☆メーカー社員が語る
*事故やトラブルが起きるとJRから『お前らが悪い』と理不尽に罵倒されることもある
☆JRがろくなボルト管理をしていないことは明ら
*JR東海では14年、ボルト締め付けミスが発覚した
*JR東海は10年にも不適切なボルト締め付けしパンタグラフが架線を切断
(3時間以上列車が止まる事故を起こしていた)
*教訓をまつたく生かせない「常習犯」
*乗客の人命を軽視するボルト管理が日常化していることは明白
染みついた「隠蔽体質」
☆JR各社の整備部門、前時代的な思考がいまだに蔓延している
*職員はプロだからミスをしないとの国鉄時代からの時代錯誤の精神論
*ミスをした職員は気合いが足らないし、精神が曲がっているとする
*罰則を与えて教育すれば、周囲の職員も気合いを入れ直し、ミスが起こりにくくなる
☆個人のミスを恥として、隠蔽する体質(私鉄も含めた鉄道業界全体に共通した傾向)
*特にJRは、今もベテランの判断を優先する徒弟制度のような風土が残っている
*論理的な安全対策が浸透しにくく、13年に事故が頻発したJR北海道が典型例
*事故から学ばない鉄道各社
無能な「運輸安全委員会」の罪
☆世代間の隔絶もJR各社が抱える問題
*民営化後に入社した社員教育は、サービスなどが中心の教育を学んでいる
*旧国鉄世代の社員は、体育会的職人気質を下の世代に植え込もうとする
☆民営化後の世代は組合活動を知らず
*ベテランに弟子入りして技を教わる意識も低い
☆JR各社は労組潰しに成功したが、それを補う教育システムを構築しなかった
☆JR各社は全体で事故情報や教訓を共有すべきだが、その様な土壌はない
☆現在の各社経営陣はソフトヘの投資を理解しない
*JRの安全投資の内容にもそれが表れる
☆国土交通省の責任も看過できない
*両者は共犯関係にあり、その象徴が「事故調」と呼ばれる運輸安全委員会(安全委)
*国交省の外局として制度上は独立しているはずの安全委
*鉄道局の都合に合わせて、認定を覆すケースも多々ある
☆鉄道局はできるだけ重大インシデントにしたくない
☆安全委の能力にも疑問符がつく
*時間をかけるだけかけて、鉄道事業者側の調査結果以下の内容になるケースも
*鉄道だけでなく航空、船舶事故でも同様
*形式だけの組織では責任の追及はおろか、原因究明さえままならない
☆JRの危険性は放置されたままだ
ボルトを軽視する傾向、今も変わっていない
☆ボルトの「増し締め」で、緩みをなくす根本的な対策をするには至っていない
*脱線防止ガードが外れるのも時間の問題であろう
☆日本の鉄道は、これから弱体化し、維持がますます難しくなる時代に入る
*生産年齢人口の減少で、利用者だけでなく、鉄道を支える現場社員が減る
☆道路や航空の整備が進めば、鉄道の需要は低下する
☆JRの組織体質や技術継承の改善のように.解決でおない課題も山積している
☆JRは課題があることを隠さずに一般に明示するのが必要
☆ハード対策ばかりに頼らず、改善を重ねなければ、鉄道の安全を維持できない
(敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本の聖域クライシス』
不可侵領域の陰鬱8(事故だらけの「JR」)
(ネットより画像引用)
☆世界一の正確さと安全性を誇つてきた鉄道への信頼
☆事故やトラブルが相次ぐが、事故の連続は偶然の産物ではなかった
☆JRの旧態依然とした体質と現場劣化の帰結として起きたもの
ボルトを軽視する致命的ミス
☆JR六社で、特にJR東日本の事故・トラブルは突出している
☆同社は民営化後に安全への投資を約三兆円行ってきたと自画自賛する
*投資の多くが、保安装置やホーム安全柵の導入等「ハード」の整備に費やされた
*人材育成のも投資されているが、多くの事故のほとんどは「人災」
*JR東日本だけでなく、JR西日本やJR東海も同じである
☆トンネル内で、山陽新幹線の列車から車体側面下部のカバーが落下した事故
*飛散し、側面に衝突し乗客一人が負傷した
*会見では、カバーを取り付けるボルトが二本ともなくなっていることを発表した
*しかし、会見では驚くことに原因については明言しなかった
☆ボルトを破壊するほどの力がかかるケースの事故の場合
*周囲にも痕跡が残っているはずだがその可能性少ない
*職員が不適切な作業をした
*運行妨害など悪意をもってボルトを外した人間がいることになる
*職員の作業がチェックされていれば、原因はわかるはず
☆ボルトの締め付けチェックは基本中の基本
*ひとつの車両には数万本のボルトが使われている
*1本外れるだけで車両や線路が破損するリスクがある
*高速で飛散する危険性が高い
*線路のレールもボルトで繋がれ枕木に固定されている
メーカー側が入念なチェックをして記録を残すのは「自己防衛」のためだ
☆メーカー社員が語る
*事故やトラブルが起きるとJRから『お前らが悪い』と理不尽に罵倒されることもある
☆JRがろくなボルト管理をしていないことは明ら
*JR東海では14年、ボルト締め付けミスが発覚した
*JR東海は10年にも不適切なボルト締め付けしパンタグラフが架線を切断
(3時間以上列車が止まる事故を起こしていた)
*教訓をまつたく生かせない「常習犯」
*乗客の人命を軽視するボルト管理が日常化していることは明白
染みついた「隠蔽体質」
☆JR各社の整備部門、前時代的な思考がいまだに蔓延している
*職員はプロだからミスをしないとの国鉄時代からの時代錯誤の精神論
*ミスをした職員は気合いが足らないし、精神が曲がっているとする
*罰則を与えて教育すれば、周囲の職員も気合いを入れ直し、ミスが起こりにくくなる
☆個人のミスを恥として、隠蔽する体質(私鉄も含めた鉄道業界全体に共通した傾向)
*特にJRは、今もベテランの判断を優先する徒弟制度のような風土が残っている
*論理的な安全対策が浸透しにくく、13年に事故が頻発したJR北海道が典型例
*事故から学ばない鉄道各社
無能な「運輸安全委員会」の罪
☆世代間の隔絶もJR各社が抱える問題
*民営化後に入社した社員教育は、サービスなどが中心の教育を学んでいる
*旧国鉄世代の社員は、体育会的職人気質を下の世代に植え込もうとする
☆民営化後の世代は組合活動を知らず
*ベテランに弟子入りして技を教わる意識も低い
☆JR各社は労組潰しに成功したが、それを補う教育システムを構築しなかった
☆JR各社は全体で事故情報や教訓を共有すべきだが、その様な土壌はない
☆現在の各社経営陣はソフトヘの投資を理解しない
*JRの安全投資の内容にもそれが表れる
☆国土交通省の責任も看過できない
*両者は共犯関係にあり、その象徴が「事故調」と呼ばれる運輸安全委員会(安全委)
*国交省の外局として制度上は独立しているはずの安全委
*鉄道局の都合に合わせて、認定を覆すケースも多々ある
☆鉄道局はできるだけ重大インシデントにしたくない
☆安全委の能力にも疑問符がつく
*時間をかけるだけかけて、鉄道事業者側の調査結果以下の内容になるケースも
*鉄道だけでなく航空、船舶事故でも同様
*形式だけの組織では責任の追及はおろか、原因究明さえままならない
☆JRの危険性は放置されたままだ
ボルトを軽視する傾向、今も変わっていない
☆ボルトの「増し締め」で、緩みをなくす根本的な対策をするには至っていない
*脱線防止ガードが外れるのも時間の問題であろう
☆日本の鉄道は、これから弱体化し、維持がますます難しくなる時代に入る
*生産年齢人口の減少で、利用者だけでなく、鉄道を支える現場社員が減る
☆道路や航空の整備が進めば、鉄道の需要は低下する
☆JRの組織体質や技術継承の改善のように.解決でおない課題も山積している
☆JRは課題があることを隠さずに一般に明示するのが必要
☆ハード対策ばかりに頼らず、改善を重ねなければ、鉄道の安全を維持できない
(敬称略)
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出典、『日本の聖域クライシス』
不可侵領域の陰鬱8(事故だらけの「JR」)
(ネットより画像引用)