肥大化する経産省の新「伏魔殿」
☆3・11から三年半余り、東京電力と中部電力が燃料・火力発電事業の包括提携に合意
*それは、戦後の電力九社による「護送船団」体制の終焉を意味する
*合意には”影の演出家”が存在し、「官製アライアンス」と呼ばれた
☆原子力損害賠償支援機構(東電の50%超の議決権を握る)が仕掛けた
☆経済産業省が実質運営するこの認可法人
☆名称通り被害者の損害賠償を円滑に行うために設置された
☆今や経産省の新「伏魔殿」と呼ばれる原賠機構
☆賠償支援に始まり、東電解体、エネルギ産業再編、廃炉の公的機関へ
*アメーバのように権限を広げていく原賠機構
☆残るのは肥大化した経産省だけである
原発事故の「互助会」が変質
☆経産省から出向してきた役員
*東電の分社化による自律的経営の必要性を力説した
*”腐った餞頭″であるかの比喩に、東電幹部には無念と反発が募る
☆持ち株会社体制は東電解体に等しく
*電力各社も生殺与奪権を握られかねない
☆原賠機構は東電に対し、 1兆円の資本注入
*14年末現在、約5兆円事故債務返済を肩代わりしている
*その活動費は、電力業界が賄っている
☆原発事故の「互助会」原賠機構の運営の構成
*「一般負担金」(原子力事業者11社が保有原発の出力に応じて納める)
*「特別負担金」(東電が処分可能利益から納める)
☆東電の新たな再建計画
*「新・総合特別事業計画」(新総特)が経産省に認定された
*東電再生は大きく意味合いを変えた
*新総特の策定を主導したのは、経産省から出向している東電取締役の役員
*役員嶋田隆氏は、元衆議院議員の与謝野馨氏秘書官を務めた”秘蔵っ子”
*東電で首相官邸、財務省、社外取締役などとの政治的な交渉を担う
☆中電との包括提携を演出したのも嶋田氏らが中心
自殺者も出かねない「再値上げ」
☆経営の司令塔である中核4部長(企画部長等)は交代させられた
☆後任は、畑違いの人材であり、原賠機構の言いなり
☆東電の退職者は14年末には、約4千人を数え、人材流出は止まらなかった
*東電会長は「給料を上げる」と発言し、社員の退職者は一服している
☆東電会長は「生産性倍増委員会」を立ち上げた
☆東電のある幹部がささやく
*委員会は、会長がコスト削減に奮闘している姿を知らしめる顔見世興行
*メディアや世間の反応、特に官邸の動静を見、再値上げ申請の問合いを計っている
*社員は、頑張っているが、なお経営は厳しいとの名分が必要
☆再値上げ? とんでもない、小売リカンパニーの幹部は怒気を露わにした
*再値上げ、退職者が相次ぐどころか、自殺者が出る
*前回の過酷な値上げ交渉の記憶が蘇るからだ
☆家庭用料金と違い、相対契約の法人用料金
*24万件の大口顧客の合意を一件ずつ取り付けなければならない
*営業現場は修羅場と化していたのだ
「福島の記憶」はほとんどない
☆中電との包括提携(中電が東京圏に電源をもつ意味は大きい)
*50ヘルツと60ヘルツの電源周波数の壁に守られてきた市場
☆明暗を分ける東電の発電部門と小売り部門
*事故債務に追われてキャッシュがない東電
(中電が資金調達する”持参金”で老朽火力のリプレースが可能になった)
*東電は、金城湯池の首都圏を開放した
(東電は、中電より電力の供給を受け、西日本へ進出することも可能になった)
☆中電との包括提携は東電の解体を加速させる
☆関電内部には、原賠機構への恨み節が渦巻く
*東電再生のために原発「互助会」へ協力した関電八本社長
☆東電の嶋田氏、吉野氏
*その資金を新総特や包括提携のコンサルに湯水のごとく使う
☆「東電ー中電」連合軍で関西を攻めてきた
40年活動する廃炉機関へ衣替え
☆原発4基が動けば、関電は3・11前の料金水準に戻れる唯一の大手電力会社
☆中電が関電の反感を買ってまで東電と包括提携したのは、浜岡原発の処理問題
*原賠機構に将来の分離をチラつかされて、断れなくなったのでは
☆原子力損害賠償・廃炉等支援機構
*福島第一原発の廃炉も手掛けることになる
*職員も百人超に倍増され、今後40年は活動を続ける
*商業原発の廃炉を一手に引き受ける公的機関に衣替えする
☆原発は、”公益電源”で国有化する動きが強まるだろう
東京電力の再建計画
☆「新・総合特別事業計画」(新総特)経済産業省のエネルギー産業再編は迷走してる
☆福島第一原発の事故債務は22兆円に迫り、新総特当時の2倍に膨れ上る
☆新総特が14年としていた柏崎刈羽原発の再稼働はいまだ実現していない
☆電力三社は事故債務を負担させられることを警戒し、原子力事業の統合に否定的
☆官主導の再編は見えてこない
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本の聖域クライシス』
不可侵領域の陰鬱6(原子力損害賠償支援機構)
(ネットより画像引用)
☆3・11から三年半余り、東京電力と中部電力が燃料・火力発電事業の包括提携に合意
*それは、戦後の電力九社による「護送船団」体制の終焉を意味する
*合意には”影の演出家”が存在し、「官製アライアンス」と呼ばれた
☆原子力損害賠償支援機構(東電の50%超の議決権を握る)が仕掛けた
☆経済産業省が実質運営するこの認可法人
☆名称通り被害者の損害賠償を円滑に行うために設置された
☆今や経産省の新「伏魔殿」と呼ばれる原賠機構
☆賠償支援に始まり、東電解体、エネルギ産業再編、廃炉の公的機関へ
*アメーバのように権限を広げていく原賠機構
☆残るのは肥大化した経産省だけである
原発事故の「互助会」が変質
☆経産省から出向してきた役員
*東電の分社化による自律的経営の必要性を力説した
*”腐った餞頭″であるかの比喩に、東電幹部には無念と反発が募る
☆持ち株会社体制は東電解体に等しく
*電力各社も生殺与奪権を握られかねない
☆原賠機構は東電に対し、 1兆円の資本注入
*14年末現在、約5兆円事故債務返済を肩代わりしている
*その活動費は、電力業界が賄っている
☆原発事故の「互助会」原賠機構の運営の構成
*「一般負担金」(原子力事業者11社が保有原発の出力に応じて納める)
*「特別負担金」(東電が処分可能利益から納める)
☆東電の新たな再建計画
*「新・総合特別事業計画」(新総特)が経産省に認定された
*東電再生は大きく意味合いを変えた
*新総特の策定を主導したのは、経産省から出向している東電取締役の役員
*役員嶋田隆氏は、元衆議院議員の与謝野馨氏秘書官を務めた”秘蔵っ子”
*東電で首相官邸、財務省、社外取締役などとの政治的な交渉を担う
☆中電との包括提携を演出したのも嶋田氏らが中心
自殺者も出かねない「再値上げ」
☆経営の司令塔である中核4部長(企画部長等)は交代させられた
☆後任は、畑違いの人材であり、原賠機構の言いなり
☆東電の退職者は14年末には、約4千人を数え、人材流出は止まらなかった
*東電会長は「給料を上げる」と発言し、社員の退職者は一服している
☆東電会長は「生産性倍増委員会」を立ち上げた
☆東電のある幹部がささやく
*委員会は、会長がコスト削減に奮闘している姿を知らしめる顔見世興行
*メディアや世間の反応、特に官邸の動静を見、再値上げ申請の問合いを計っている
*社員は、頑張っているが、なお経営は厳しいとの名分が必要
☆再値上げ? とんでもない、小売リカンパニーの幹部は怒気を露わにした
*再値上げ、退職者が相次ぐどころか、自殺者が出る
*前回の過酷な値上げ交渉の記憶が蘇るからだ
☆家庭用料金と違い、相対契約の法人用料金
*24万件の大口顧客の合意を一件ずつ取り付けなければならない
*営業現場は修羅場と化していたのだ
「福島の記憶」はほとんどない
☆中電との包括提携(中電が東京圏に電源をもつ意味は大きい)
*50ヘルツと60ヘルツの電源周波数の壁に守られてきた市場
☆明暗を分ける東電の発電部門と小売り部門
*事故債務に追われてキャッシュがない東電
(中電が資金調達する”持参金”で老朽火力のリプレースが可能になった)
*東電は、金城湯池の首都圏を開放した
(東電は、中電より電力の供給を受け、西日本へ進出することも可能になった)
☆中電との包括提携は東電の解体を加速させる
☆関電内部には、原賠機構への恨み節が渦巻く
*東電再生のために原発「互助会」へ協力した関電八本社長
☆東電の嶋田氏、吉野氏
*その資金を新総特や包括提携のコンサルに湯水のごとく使う
☆「東電ー中電」連合軍で関西を攻めてきた
40年活動する廃炉機関へ衣替え
☆原発4基が動けば、関電は3・11前の料金水準に戻れる唯一の大手電力会社
☆中電が関電の反感を買ってまで東電と包括提携したのは、浜岡原発の処理問題
*原賠機構に将来の分離をチラつかされて、断れなくなったのでは
☆原子力損害賠償・廃炉等支援機構
*福島第一原発の廃炉も手掛けることになる
*職員も百人超に倍増され、今後40年は活動を続ける
*商業原発の廃炉を一手に引き受ける公的機関に衣替えする
☆原発は、”公益電源”で国有化する動きが強まるだろう
東京電力の再建計画
☆「新・総合特別事業計画」(新総特)経済産業省のエネルギー産業再編は迷走してる
☆福島第一原発の事故債務は22兆円に迫り、新総特当時の2倍に膨れ上る
☆新総特が14年としていた柏崎刈羽原発の再稼働はいまだ実現していない
☆電力三社は事故債務を負担させられることを警戒し、原子力事業の統合に否定的
☆官主導の再編は見えてこない
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本の聖域クライシス』
不可侵領域の陰鬱6(原子力損害賠償支援機構)
(ネットより画像引用)