勲章による「人間格付け」の決まり方
☆文化の日に発表される秋の叙勲の受章者リスト作り
*数か月前から、候補者への事前の打診、各省庁との確認などで職員は忙殺される
☆年二回行われる叙勲(各々4千人前後の受章者が誕生)
☆舞台裏では勲章を巡って、様々な輩が蠢いている
老境に難し掛かると突然欲しくなる勲章
☆叙勲は憲法で定められた天皇の国事行為だ
*最上位は大勲位菊花章と桐花大綬章
☆受章者には、時の天皇と総理大臣の名で勲記と呼ばれる書状と勲章が渡される
☆叙勲にまつわるビジネス
☆公安調査庁を退官後、瑞宝中綬章を受けた受賞者が当時を振り返る
*名誉なことだが叙勲されるのも大変
*発表前から勲章や勲記を飾るための額縁カタログが送られてくる
*パーティー用のお土産のカタログも同様送られてくる
☆叙勲の悲喜こもごもを見てきた、自由民主党の重鎮議員は語る
*社会的に成功した人間は老境に、差し掛かると突然欲しくなる
*この感情は若い者に口で説明してもわからない
*少しでも早く、ひとつでも上の勲章が欲しくなる
☆叙勲者はどのように選ばれるのか
*中央官庁のトップが総理大臣に推薦する
*推薦条件「国家又は公共に対する功労のある者」と曖味模糊とした規定があるのみ
*「七十歳以上、生前授与」が原則
☆内容からすると、推薦者となれる大臣の知り合いでなければならないのでは
「天下り」受け入れの見返りの叙勲も
☆推薦方法は大きく分けて三つある
*「中央省庁ルート」「県庁ルート」と「第三のルート」
☆中央省庁ルートは、当該官庁出身の元官僚、所管する業界団体から民間人を推薦する
*県庁ルートは、全国の市区町村からの推薦を県庁に上げ、県庁が直接受けた推薦者が加わる
*県庁が作った候補者リストは、分野別に所管する中央省庁に送られた内閣府賞勲局へ
*省庁を経由するが、事実上の決定権は県庁にあり、県庁では知事室がこれを担う
☆第三のルートは「一般推薦」と呼ばれる
*三親等以上離れた三人以上が推薦人となって直接内閣府に上げる
*極論すれば、友人3人に推薦人を頼めば誰でも叙勲候補になれる
*一般推薦は狭き門で、毎回、 一人か二人が受章に至るかどうかというレベル
☆通常推薦の場合でも、民間人の受章には、政治家や役人への働きかけが重要
☆日本商品先物取引協会
*農林水産省と経済産業省の官僚が天下っている
*この業界に、6年ぶりとなる受章があった、貢献が認められた見返りなのでは?
露骨な天皇の政治利用
☆民間企業経営者からの叙勲の陳情は大変多い
*彼らは受章すれば地元の名士になれると信じている
☆自民党の国会議員なら、誰しも大なり小なり叙勲の陳情で汗をかかされてる
*党員獲得や選挙での票固めの見返りに要求されると断りづらい
*なんの肩書もない人間は無理だが
☆叙勲の「ランク」の決定
*瑞宝章は、対象者が「国及び地方公共団体の公務員」などに限られている
*ランクは基本的に「前例主義」
☆旭日大綬章(最高裁判事、大臣、衆参副議長、大臣経験者)
☆旭日重光章か中綬章(国会議員、都道府県知事、政令指定都市首長)
☆瑞宝重光章(中央の事務次官)、瑞宝中綬章(局長止まりの元官僚)
☆著しい功労のある者に対しては、上位の勲章の授与を検討することができる
*選ぶ人間の主観と裁量に任される
*一四年春の叙勲で注目されたのは大綬章を受けた二人
*両者ともに安倍総理の影響力が行使された受章だった
☆永田町で語られている自民党の「総裁枠(首相)」と「幹事長枠」の存在
*「こんなにわかりやすい天皇の政治利用があるか」自民党国会議員は憤る
*天皇の国事行為であり、天皇から与えらるので、老人は勲章を夢にまで見る
*これを政治家がいいように差配する
*オンピツク招致に皇族を利用するよりもはるかに罪深い
「官民格差」は変わらず
☆叙勲制度について「官民格差の解消」はなおざりにされている
☆四千の受章者のうち民間人1千人、公務員3千人という比率「官高民低」
☆「叙勲に拘る人間は総じて醜い」と財界重鎮は打ち明けた
*反対に叙勲を辞退する人間は、 例外を除いて尊敬に値する
(元経団連会長の今井敬氏の名を挙げた)
☆「前世紀の遺物」(自民党重鎮)となった叙勲制度
☆裏事情を知れば知るほど、勲章の輝きは褪せたものに映る
(敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本の聖域クライシス』
不可侵領域の陰鬱5(「叙勲制度」の舞台裏)
(ネットより画像引用)
☆文化の日に発表される秋の叙勲の受章者リスト作り
*数か月前から、候補者への事前の打診、各省庁との確認などで職員は忙殺される
☆年二回行われる叙勲(各々4千人前後の受章者が誕生)
☆舞台裏では勲章を巡って、様々な輩が蠢いている
老境に難し掛かると突然欲しくなる勲章
☆叙勲は憲法で定められた天皇の国事行為だ
*最上位は大勲位菊花章と桐花大綬章
☆受章者には、時の天皇と総理大臣の名で勲記と呼ばれる書状と勲章が渡される
☆叙勲にまつわるビジネス
☆公安調査庁を退官後、瑞宝中綬章を受けた受賞者が当時を振り返る
*名誉なことだが叙勲されるのも大変
*発表前から勲章や勲記を飾るための額縁カタログが送られてくる
*パーティー用のお土産のカタログも同様送られてくる
☆叙勲の悲喜こもごもを見てきた、自由民主党の重鎮議員は語る
*社会的に成功した人間は老境に、差し掛かると突然欲しくなる
*この感情は若い者に口で説明してもわからない
*少しでも早く、ひとつでも上の勲章が欲しくなる
☆叙勲者はどのように選ばれるのか
*中央官庁のトップが総理大臣に推薦する
*推薦条件「国家又は公共に対する功労のある者」と曖味模糊とした規定があるのみ
*「七十歳以上、生前授与」が原則
☆内容からすると、推薦者となれる大臣の知り合いでなければならないのでは
「天下り」受け入れの見返りの叙勲も
☆推薦方法は大きく分けて三つある
*「中央省庁ルート」「県庁ルート」と「第三のルート」
☆中央省庁ルートは、当該官庁出身の元官僚、所管する業界団体から民間人を推薦する
*県庁ルートは、全国の市区町村からの推薦を県庁に上げ、県庁が直接受けた推薦者が加わる
*県庁が作った候補者リストは、分野別に所管する中央省庁に送られた内閣府賞勲局へ
*省庁を経由するが、事実上の決定権は県庁にあり、県庁では知事室がこれを担う
☆第三のルートは「一般推薦」と呼ばれる
*三親等以上離れた三人以上が推薦人となって直接内閣府に上げる
*極論すれば、友人3人に推薦人を頼めば誰でも叙勲候補になれる
*一般推薦は狭き門で、毎回、 一人か二人が受章に至るかどうかというレベル
☆通常推薦の場合でも、民間人の受章には、政治家や役人への働きかけが重要
☆日本商品先物取引協会
*農林水産省と経済産業省の官僚が天下っている
*この業界に、6年ぶりとなる受章があった、貢献が認められた見返りなのでは?
露骨な天皇の政治利用
☆民間企業経営者からの叙勲の陳情は大変多い
*彼らは受章すれば地元の名士になれると信じている
☆自民党の国会議員なら、誰しも大なり小なり叙勲の陳情で汗をかかされてる
*党員獲得や選挙での票固めの見返りに要求されると断りづらい
*なんの肩書もない人間は無理だが
☆叙勲の「ランク」の決定
*瑞宝章は、対象者が「国及び地方公共団体の公務員」などに限られている
*ランクは基本的に「前例主義」
☆旭日大綬章(最高裁判事、大臣、衆参副議長、大臣経験者)
☆旭日重光章か中綬章(国会議員、都道府県知事、政令指定都市首長)
☆瑞宝重光章(中央の事務次官)、瑞宝中綬章(局長止まりの元官僚)
☆著しい功労のある者に対しては、上位の勲章の授与を検討することができる
*選ぶ人間の主観と裁量に任される
*一四年春の叙勲で注目されたのは大綬章を受けた二人
*両者ともに安倍総理の影響力が行使された受章だった
☆永田町で語られている自民党の「総裁枠(首相)」と「幹事長枠」の存在
*「こんなにわかりやすい天皇の政治利用があるか」自民党国会議員は憤る
*天皇の国事行為であり、天皇から与えらるので、老人は勲章を夢にまで見る
*これを政治家がいいように差配する
*オンピツク招致に皇族を利用するよりもはるかに罪深い
「官民格差」は変わらず
☆叙勲制度について「官民格差の解消」はなおざりにされている
☆四千の受章者のうち民間人1千人、公務員3千人という比率「官高民低」
☆「叙勲に拘る人間は総じて醜い」と財界重鎮は打ち明けた
*反対に叙勲を辞退する人間は、 例外を除いて尊敬に値する
(元経団連会長の今井敬氏の名を挙げた)
☆「前世紀の遺物」(自民党重鎮)となった叙勲制度
☆裏事情を知れば知るほど、勲章の輝きは褪せたものに映る
(敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本の聖域クライシス』
不可侵領域の陰鬱5(「叙勲制度」の舞台裏)
(ネットより画像引用)