🌸死の医学8
⛳即死のときに血は噴き出さない
(死後に切断しても血は出ない)
☆死後に腕などを切断しても、血液が噴出することはない
*心臓が止まると、ポンプが止まってしまうから
*なんの圧力もかからないからである
☆電車の飛び込みなどによる轢死の場合
*電車にはねられた瞬間に、心臓が止まり、血液の噴出しない
*はねられたと同時に心臓はショックを起こして止まり
*すでに心臓はポンプの役割を果たしていない
☆瀕死の重態でわずかながら心臓が動いている場合も噴出しない
☆瀕死の重態でわずかながら心臓が動いている場合も噴出しない
*心臓の動きは心室細動といって痙攣しているだけの状態なので
⛳安楽死について考える①
(最初に示された安楽死許容の6条件)
☆医療人の起こす事件として、安楽死の問題がある
☆医療人の起こす事件として、安楽死の問題がある
*京都で起きた、難病の筋萎縮性側索硬化症の女性患者安楽死事件
*女医による安楽死事件が神奈川県川崎市で起こった
*女医による安楽死事件が神奈川県川崎市で起こった
*この女医は、病院にも患者にも大変評判がよかったと聞いている
☆日本で最初に物議をかもした安楽死事件、農村で起きた「山内事件」
*病気で苦しむ父親を息子が、農薬入りの牛乳を飲ませて殺した事件
☆日本で最初に物議をかもした安楽死事件、農村で起きた「山内事件」
*病気で苦しむ父親を息子が、農薬入りの牛乳を飲ませて殺した事件
☆この事件が話題になったのは
*「安楽死許容の6条件」見解が、裁判で示された事件だったから
☆6条件とは、
☆6条件とは、
*「医学的に不治の病で死期が近づいている」
*「患者の苦痛が甚だしく見るに忍びない」
*「患者の死苦の緩和が目的である」
*「本人の真摯な嘱託または承諾が必要である」
*「医師の手によることが原則」
*「その方法が倫理的にも妥当かつ許容し得るものである」
☆筆者は、この6条件を問いたとき、非常に大きな不満を持った
☆筆者は、この6条件を問いたとき、非常に大きな不満を持った
*法律家が医者の許可も得ないで「医師の手によること」と決めたのか
*「医師の手に」は、医者に殺人を許可するような判断をしている
*安楽死は、前出の「山内事件」のように、一般家庭の中で行なわれていた
*安楽死は、前出の「山内事件」のように、一般家庭の中で行なわれていた
*6条件ができたために、医者にお願いすることになってしまった
☆医者の倫理を無視して決めた6条件、筆者は怒りを覚えた
*結果起きたのが、神奈川県で起きた「東海大学安楽死事件」
*これは、医師の手による初めての安楽死事件だった
☆法律家も気づき、6条件のうち2つがカットされた
*「医師の手によることが原則」
*「その方法が倫理的にも妥当かつ許容し得るものである」
⛳安楽死について考える②
(コミュニケーション不足が招いた不幸)
☆医者がかかわる安楽死事件は「京北病院事件」
☆医者がかかわる安楽死事件は「京北病院事件」
*院長が末期がんの患者に、筋弛緩剤を投与して死亡させた
☆同じ筋弛緩剤を使用した「川崎協同病院安楽死事件」
☆同じ筋弛緩剤を使用した「川崎協同病院安楽死事件」
(主治医の女医が筋弛緩剤を投与した)
*女医の「楽にしてあげましょう」という発言で
*女医の「楽にしてあげましょう」という発言で
*遺族側と解釈の違いが生じて問題となってしまった
☆「東海大学安楽死事件」にしても
☆「東海大学安楽死事件」にしても
*医者が「お願いされたからやった」と言っているのに対し
*裁判が始まると遺族は「お願いした覚えはない」と言っている
☆人の死に関することは、軽々しく口にすることができない
*遠回しに言ったり、遠慮しながら言ったりするために
*話の本質が伝わらないことがある
☆″安楽死”という言葉は、医者も家族も言いにくいからだ
☆″安楽死”という言葉は、医者も家族も言いにくいからだ
*それゆえに誤解が生じてしまったのが、この事件の発端だった
☆女医はもともと周囲からの評判が良くて、 一生懸命やっていた
*一生懸命やる真面目な医者ほど、こうした事件に巻き込まれてしまう
*親身になって、なんとかしてあげたい、と考える真面日な医者ほど
*こういう事件に引き込まれてしまう
*女医も楽にしてあげたいと思ったのではないだろうか
(敬称略)
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⛳出典、『人はこんなことで死んでしまうのか』
『即死での出血』『安楽死許容の6条件』
『東海大学安楽死事件』『京北病院事件』
(ネットより画像引用)
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