🌸親鸞が開いた浄土真宗(1)
⛳近代になって見出された新たな親鸞像
☆浄土真宗は、日本で最大の仏教宗派である
*浄土真宗を開いた親鸞は、宗祖のなかでも存在感が際立っている
☆浄土真宗は、日本で最大の仏教宗派である
*浄土真宗を開いた親鸞は、宗祖のなかでも存在感が際立っている
*カリスマ性は、空海や日蓮も親鸞と肩を並べる
*親鸞の人間性のなかには、近代的自我に通じるものがあり
*その生き方自体が現代の人間にアピールするところがある
☆親鸞について書いたり、研究したりする人間はその苦悩に共感し
*そこに自らの魂の救済への可能性さえ見出そうとする
*これは、空海や日蓮については起こり得ないことである
☆親鸞像が注目を集めるようになったのは、近代に入ってから
☆親鸞像が注目を集めるようになったのは、近代に入ってから
*親鸞と言えば、『歎異抄』のことを思い浮かべる人が多い
*蓮如は、『歎異抄』を事実上禁書扱いしている
*明治以前には、門徒のあいだでも、その存在は知られていなかった
☆親鸞が、広く知られるようになるのは、明治時代に
*浄土真宗の近代化をめざした清沢満之らによってである
*唯円と親鸞の物語を戯曲として描いた『出家とその弟子』
*こうしたものがなければ、「人間親鸞」への関心は高まらなかったかも
⛳親鸞の虚像と実像
☆親鸞の同時代の歴史的な資料が欠けていいる
⛳親鸞の虚像と実像
☆親鸞の同時代の歴史的な資料が欠けていいる
*明治時代、歴史学者により「親鸞非実在論」さえ唱えられていた
☆親鸞非実在論が完全に否定されたのは
*西本願寺から、『恵信尼消息』の10通の書状が発見されてから
*この書状は、親鸞の妻である恵信尼が
*越後から京都で親鸞の世話をしていた
*末娘の覚信尼に宛てたものだった
*親鸞の実在が明確に認められた
☆親鸞にかんしては依然として謎の部分が多く残されている
*親鸞の読いた教えがいったいいかなるものだったのか不明である
*親鸞の教えなら、『歎異抄』と思う人も多い
⛳『歎異抄』は親鸞の死後書かれた
☆弟子の唯円が親鸞のことばとして書き記したもの
*本人が直接に筆をとったものではない
*本人が直接に筆をとったものではない
*唯円は、自分とは異なる形で親鸞の教えを理解しようとしている
*人間たちを批判するために、『歎異抄』を編纂した
*果たして、本当に親鸞自身が言ったことなのか
*それは必ずしも明確ではない
☆親鸞自らがその教えを書き残したもの殆どない
☆親鸞自らがその教えを書き残したもの殆どない
*そのために、親鸞の思想と言えば
*もっぱら『歎異抄』が用いられる傾向が続いている
☆「悪人正機説」が親鸞の思想の核心にあるとされるが
*悪人正機説は法然に遡るものだともされており
*親鸞の独創ではない可能性がある
☆親鸞の場合、その実像が必ずしも明確ではなく
☆「悪人正機説」が親鸞の思想の核心にあるとされるが
*悪人正機説は法然に遡るものだともされており
*親鸞の独創ではない可能性がある
☆親鸞の場合、その実像が必ずしも明確ではなく
*反対に虚像の方が大きくふくらんでいる
*それは、開祖や宗祖全体に共通して言えることではあるが
*親鸞については、その虚像がふくらみすぎている
(敬称略)
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⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』
『親鸞』『出家とその弟子』『歎異抄』『悪人正機説』
(ネットより画像引用)
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