🌸生物は利己的か、利他的か2
⛳生物の利他性が生じた要因
☆生物は、生まれつき利己的なのか、それとも利他的なのか
☆生物は、生まれつき利己的なのか、それとも利他的なのか
☆利他的行動の最たるものは、母親の子供に対する愛情
*この感情に基づく行動は人間に限らず多くの生物で見られる
*親が子供を命懸けで保護する行動を取ることがよく知られている
*親が子供を命懸けで保護する行動を取ることがよく知られている
☆酔っぱらいの「千鳥足」
*チドリという鳥は、子供のいる巣に捕食者が近づいてくると
*捕食者の眼がいかないようにするのが目的
☆カバキコマチグモというクモ
*母親が自分の内臓や体を食料として子供に食べさせる
☆これらの行為は遺伝子にプログラムされている利他的行動といえる
☆血縁者間の利他的行動は生物の本質にも関わっている
☆進化のなかで生き残ったもの
*子孫を後代に残すことができたものだからです
*子孫を作れなかったものは絶滅してした
*魚類のように大量の卵を放出したり
*哺乳類のように子供を大事に保護して育てたり、戦略は異なる
*子孫が繁栄した種が現在まで生き延びてきたから
☆群れのなかの血縁関係にある大人が協力し合って
☆群れのなかの血縁関係にある大人が協力し合って
*子供を守る行為は、多くの生物で見られます
*グループで生活する哺乳類には子供を守る行動がよく見られる
⛳血縁者間の利他的行動が起こる要因
☆進化に重要なのは遺伝子である
*遺伝子を保持する個体自身は「遺伝子の乗り物」
*遺伝子が意図しているのは自らが増殖することで
*個体自身は単なる遺伝子を乗せる道具です
☆自分に近い子供や兄弟、自身の遺伝子と共通するものが多く
*その共通部分の割合が高いほど自分に近いコピーなので
*自分自身と同じように大切する
*遺伝子の類似性が高いはど大切にする傾向が見られる
☆利他的行動は血縁関係だけで説明されるものではない
*イルカや犬は人間を助ける行為をすることが時々報道される
*イルカは、助けようと考えて行動したのではなく
*物を見ち上げる習性が、遺伝子に組み込まれた行動となる
☆サンゴ礁に住むアカスジモエビやホンソメワケベラ
*アジやハタの魚の身体についた寄生虫を食べます
*アジやハタにとっては、これは利他的行動でありがたいことですが
*アカスジモエビやホンソメワケベラは
*単に食料を得るための利己的行動を行っているだけ
⛳子育ては利他的行動の原点
☆利他的行動が生じた要因
⛳子育ては利他的行動の原点
☆利他的行動が生じた要因
*哺乳類では子孫を残す行動である
*利他的行動が生まれた可能性がある
*赤ちゃんの笑顔や動作は母親に大きな影響を与える
*体内のホルモンバランスにも影響を与える
☆赤ちゃんに授乳するときに母親の体内ではオキシトシンが分泌さる
*オキシトシンは、授乳を誘起するだけでなく
*相手との信頼関係を築き共感を引き起こすホルモンです
*共感に基づく行動です
*共感に基づく行動は、哺乳類以外の動物でも見られる
☆渡り鳥のような鳥類は行動を一つにして共感し飛翔したりする
*湖に共に舞い降りたり、鳴き声を互いに聞いたりすることで
*気分を共有する
☆プレーリーハタネズミ小動物も人間と同様に共感を伴う行動を示す
☆プレーリーハタネズミ小動物も人間と同様に共感を伴う行動を示す
*動揺して不安に陥った仲間に対し
*慰めてストレスや苦悩を取り除く行動を取る
*具体的には、毛づくろいをしてあげたりする
*具体的には、毛づくろいをしてあげたりする
☆人間に限らず動物のあいだでも
*互いのコミュニケーションのために
*共感がいかに大切にされているかが分かる
(敬称略)
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⛳出典、『「利他」の生物学』
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「利他的行動」「血縁関係の利他的行動」「共感」
(『「利他」の生物学』記事・ネットより画像引用)
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