🌸古代日本を取り戻す(5)
⛳明治維新は「中世キャンセル史観」だった
☆神武創業の時代は曖昧なので、なんでも代入することができた
☆神武創業の時代は曖昧なので、なんでも代入することができた
☆明治新政府にとり、神武天皇が使い勝手がよかった理由は更にある
*神武天皇がみずから兵を率いて戦う軍事指導者だった
*軍人天皇像、 徴兵令が施行にさっそく利用された
*軍人天皇像、 徴兵令が施行にさっそく利用された
*徴兵は西洋の制度を模倣したものではなく
*神武天皇以来の伝統だとされた
☆日本ではもともと国民皆兵制だった
☆日本ではもともと国民皆兵制だった
*有事には天皇が司令官となり
*働き盛りの健康な男性が兵役についた
*武士はイレギュラーな存在であった
*中世になって武士が台頭を台無しにした
☆明治維新になり、神武創業に戻る
*古代の徴兵制を復活させるのは当然だと続く
*明治維新は、徹底して中世暗黒史観、中世キャンセル史観だった
⛳軍人勅諭の狙い
☆中世暗黒史観はなんども強調された
*軍人勅諭では、それがより明確に示されている
☆日本軍は、上官の理不尽な命令でも粛々と従って
☆日本軍は、上官の理不尽な命令でも粛々と従って
*玉砕していったイメージがある
*大東亜戦争のころはそうした場面が多々あった
☆明治初期のころはかならずしもそうではなかった
*大東亜戦争のころはそうした場面が多々あった
☆明治初期のころはかならずしもそうではなかった
*近衛砲兵大隊の兵卒200名西南戦争の論功行賞に不満で
*反乱を起こしている(竹橋事件)
*忠実であるべき近衛兵の反乱、新政府に大きな衝撃を与えた
*忠実であるべき近衛兵の反乱、新政府に大きな衝撃を与えた
☆明治天皇は、神武天皇のような軍事指導者「大元帥」君臨を宣言し
*軍隊の規律を正すため、明治天皇より軍人勅諭が与えられた
*軍人勅諭は、漢字とひらがなの平易な和文体で書かれている
*軍隊の規律を正すため、明治天皇より軍人勅諭が与えられた
*軍人勅諭は、漢字とひらがなの平易な和文体で書かれている
☆軍人勅諭は、軍人として守るべき項目として
*「忠節」「礼儀」「武勇」「信義」「質素」の五つを列挙する
①軍人は忠節を尽すを本分とすべし。
➁軍人は礼儀を正くすべし。
③軍人は武勇を尚ぶべし。
④軍人は信義を重んずべし。
⑤軍人は質素を旨とすべし。
☆軍隊の統制に心を砕いた山県有朋
①軍人は忠節を尽すを本分とすべし。
➁軍人は礼儀を正くすべし。
③軍人は武勇を尚ぶべし。
④軍人は信義を重んずべし。
⑤軍人は質素を旨とすべし。
☆軍隊の統制に心を砕いた山県有朋
*忠節の項に記された「世論に惑はず政治に拘らず」の部分
*神武天皇の歴史が引き合いに出された
*神武天皇というシンボルは、使い勝手のよいものだった
⛳二羽の霊鳥(金鵄と八咫烏)
☆神武天皇と軍事の金鵄(きんし)勲章の存在も外せない
*戦争で武功抜群とされた軍人軍属に与えられた勲章
*神武天皇というシンボルは、使い勝手のよいものだった
⛳二羽の霊鳥(金鵄と八咫烏)
☆神武天皇と軍事の金鵄(きんし)勲章の存在も外せない
*戦争で武功抜群とされた軍人軍属に与えられた勲章
*金鶏勲章は日本の軍人にとり、名誉ある勲章のひとつ
☆金鵄のことばも、神武天皇に由来する
☆金鵄のことばも、神武天皇に由来する
*神武天皇の弓の先に金鵄止まって輝き、相手側を目眩ました
*天皇の軍勢は勝つことができた
☆明治時代の橿原神宮の創建で
*中世をキャンセルすることで
*神武天皇が率いた古代の軍隊と、現在の日本軍を結び付ける
*軍人勅諭とまったく同じロジックである
☆神武天皇の神話に、八咫烏という霊鳥が登場する
☆神武天皇の神話に、八咫烏という霊鳥が登場する
*上陸した熊野から大和盆地まで、神武天皇を道案内したとされる
⛳神武天皇と今上陛下は御一体
☆神武天皇の存在感が高まると
*挿絵などで具体的なイメージが求められる
*神武天皇といっても、その顔がわかるわけがない
*神武天皇といっても、その顔がわかるわけがない
*想像するにしても手がかりがほしい
*一歩まちがえれば、不敬と責められかねない
*一歩まちがえれば、不敬と責められかねない
☆製作者は、明治天皇に似せることを思いついた
*神武天皇から途切れず今上天皇まで皇統が連綿とつづく日本
*神武天皇から途切れず今上天皇まで皇統が連綿とつづく日本
*神武天皇と今上天皇は一体でなければならないとした
*製作者は、明治天皇を模写することを正当化した
☆神武天皇の本像をみると
☆神武天皇の本像をみると
*明治天皇の面影が感じられなくもない
(敬称略)
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⛳出典、『「戦前」の正体』
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「徴兵制」「軍人勅諭」「大元帥」「八咫烏」
(ネットより画像引用)
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