🌸親鸞が開いた浄土真宗(2)
⛳親鸞、謎の生涯1(出生)
☆親鸞の生涯を伝えるもっとも古いものが、『親鸞伝絵』
*文章と絵によって親鸞の生涯を描き出したもの
*文章の部分だけを取り出したものは『御伝抄』と呼ばれる
*作ったのは、親鸞の娘である覚信尼の孫にあたる覚如
*親鸞は、妻帯しており、血筋でその信仰が伝えられていった
*親鸞は、妻帯しており、血筋でその信仰が伝えられていった
☆『親鸞伝絵』が成立したのは、親鸞が亡くなって33年後
*それが事実が証明されていないない
*親鸞自身は日野家の出身ではないという説もある
☆親鸞、貴族の出身であったとしても
*親鸞自身は日野家の出身ではないという説もある
☆親鸞、貴族の出身であったとしても
*親鸞の父とされる日野有範、その叔父たちにしても
*才能はあっても地位が低く、貴族社会のなかで出世しない人間たち
*親鸞の生まれが、その後の生涯に大きな影響を与えたとは思えない
*親鸞の生まれが、その後の生涯に大きな影響を与えたとは思えない
⛳親鸞、謎の生涯2(夢告の体験)
☆親鸞が貴族の出身かどうか『親鸞伝絵』で
☆親鸞が貴族の出身かどうか『親鸞伝絵』で
*「六角夢想」と呼ばれる段に記されている
☆六角堂は、聖徳太子ゆかりの寺とされている
*比叡山を下りた親鸞は、そこに100日間こもり
*来世の安穏について祈ったところ、95日日に聖徳太子があらわれた
*親鸞は、その意味を教えてくれる人物を求めて、法然のもとに赴く
☆「六角夢想」の段では、観音菩薩が白い袈裟を着てあらわれ
*親鸞に女犯すとも、我、玉女の身となりて犯せられると告げた
*前世の業で、戒律を破り女性と性的な関係を結ぶ必要があるなら
*観音菩薩自身がその相手になるというのである
*前世の業で、戒律を破り女性と性的な関係を結ぶ必要があるなら
*観音菩薩自身がその相手になるというのである
*僧侶の妻帯が厳しく禁じられるのは近世に入ってからである
☆近代の浄土真宗の宗派や、真宗系の知識人のあいだでは
☆近代の浄土真宗の宗派や、真宗系の知識人のあいだでは
*親鸞が妻帯したという行為を高く評価しようとする傾向が強い
*浄土真宗は僧侶の妻帯を認めてきた唯一の宗派なのだ
*親鸞は性欲の悩みを抱えて六角堂にこもったと解釈される
⛳親鸞、謎の生涯3(法然との師弟関係)
☆親鸞は法然のもとに弟子入りした
*生涯にわたって法然を師と仰いでいた
*親鸞は法然に絶対的に帰依していた
☆比叡山から念仏を停止するよう訴えが出されたとき
☆比叡山から念仏を停止するよう訴えが出されたとき
*法然が「七箇条制誠」をあらわして
*弟子たちに対して軽率な行動をとらないよう呼びかけた
*そこには弟子たちも署名しており、当時親鸞の名前も含まれている
*親鸞は、法然の信頼が厚かった
☆親鸞は、法然の高弟であったと言えないのでは
*親鸞は、法然の信頼が厚かった
☆親鸞は、法然の高弟であったと言えないのでは
*『親鸞伝絵』で、親鸞は弟子たちの
*リーダー役であるかのように描かれているが
*この絵伝を書いた覚如の願望のあらわれだったのでは
⛳親鸞、謎の生涯4(流罪)
☆「建永の法難」で、法然やその弟子たち、流罪や死罪に処せられた
⛳親鸞、謎の生涯4(流罪)
☆「建永の法難」で、法然やその弟子たち、流罪や死罪に処せられた
*親鸞もその際に、越後へ流罪になったとされているが
☆当時、流罪の対象となる国は、遠流、中流、近流の3つに分類された
*遠流の地は、伊豆、安房、常陸、佐渡、隠岐、土佐とされていた
*法然が土佐に流されたとされたのも
*土佐が遠流の地と定められていたから
*佐渡は遠流の地で、日蓮や世阿弥などが流されたことで知られる
*佐渡は遠流の地で、日蓮や世阿弥などが流されたことで知られる
*越後自体は違う、越後は中流でも近流でもない
☆親鸞が流罪に処せられたということは
*親鸞側の歴史資料以外にはまったく記されていない
*越後に赴いたのは、すでに結婚していた恵信尼の
*故郷だったからかもしれない
*叔父の宗業が越後権介に任命されていたからかもしれない
*叔父の宗業が越後権介に任命されていたからかもしれない
☆親鸞は流罪になっていない
(敬称略)
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⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』
『親鸞伝絵』『六角夢想』『建永の法難』
(ネットより画像引用)
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