「分散化」「Ｕ型組織」「Ｍ型組織」

🌸ＤＡＯは世界をどう変えるのか（１）

⛳Ｗｅｂ３の本質「ＤＡＯ」
　☆Ｗｅｂ３世の中の「分散化」を進める

　＊「分散化」とはインタネットの存在で

　＊誰もが自分自身の手で

　＊サービスの提供方法と受給方法決定することができる状態
　☆Ｗｅｂ２以前の世界

　＊ＧＡＦＡや金融機関の中央集権的ブラットフオーマーがサービス規定する

　＊消費者はサービスを利用するために

　＊プラットフォーマーの「養分」として

　＊タダで個人情報を提供し、さらには料金まで支払っていた
　☆Ｗｅｂ３の世界では企業も個人も参加者の一つにすぎない

　＊個人もプラットフォームの開発に参加することができる

　＊企業同様にプラットフォーム上でマネタイズすることも可能になる
　☆Ｗｅｂ１やＷｅｂ２的な企業やサービス

　＊Ｗｅｂ３の進展により今すぐなくなるわけではない

　☆ビットコインや仮想通貨の熱狂的な支持者の一部には

　＊仮想通貨によって自由で平等な世の中を実現したいと考える

　＊リバタリアン（自由主義）的な発想の方もいるが
　＊世の中が分散化すれば、今我々の社会が直面している諸問題

　＊解決される、という安直な発想にはならない

⛳Ｗｅｂ３による分散化

　☆Ｗｅｂ２以前よりも高いＩＴリテラシーが前提
　＊各個人が自身の情報と資産をインターネツト上で管理することになる

　＊個人情報、データ管理に関する技術的な理解が必要

　☆不十分なままに利用すると

　＊情報や資産を盗まれたり

　＊犯罪に巻き込まれたりするリスクもある
　☆Ｗｅｂ３の進展による果実を多くの人々が享受するために

　＊手助けをする企業や行政当局の存在が重要

　☆ＩＴリテラシーの差が経済的な格差に直結するので
　＊衣食住に関する福祉事業や教育のような公共サービス

　＊行政機関のような中央集権的機関が担うことが望ましい

　☆Ｗｅｂ３の進展によって変化する分野は、人々の「経済活動」

　＊ＤＡＯというインターネツト上のみに存在する組織の登場で

　＊資本主義が新たな局面に入ったと考えられる

⛳変わる資本主義のあり方

　☆新しい組織のあり方を指すＤＡＯという概念の普及

　☆今ある株式会社という制度、資本主義のあり方が変わる
　☆ＤＡＯの株式会社の代表的な特徴は３つ

　＊「上司あり」「給料は法定通貨払い」「経営層が事業計画決定」が

　＊「上司なし」「給料は仮想通貨払い」「参加者投票で事業計画決定」と
　＊基本の株式会社とは大きく異なる

　☆仮想通貨のリサーチを手がけるバンクレス

　＊企業における組織論の歴史を踏まえ

　＊ＤＡＯをＵ型組織、Ｍ型組織、直近のネツト型組織の先にある

　＊組織体系と捉えている

⛳Ｕ型組織とＭ型組織
　☆ＣＥＯが、全ての従業員のタスク管理を行うのに時間足りない

　＊階層的な企業構造を作って

　＊階層ごとで従業員の管理を行う方が効率的

　＊企業が採用していた管理体制はＵ型の資本主義です
　☆Ｕ型の管理体制とは

　＊一人か少数のトップが会社全体に指示を出し

　＊従業員は固定給を稼ぐことを想定したモデルです

　☆Ｕ型管理体制の限界が露呈

　＊グローバリゼーションが浸透する

　（異なる地域や文化ではその地域に適した）

　（マネジメントをする必要性がある）
　＊企業の組織は複雑になり、 

　（一部のトップ層だけがプロダクトなどの情報）

　（全て把握は困難になる）
　☆Ｍ型の資本主義

　＊Ｕ型より分散化し、複数の部門から構成される組織を想定している

　＊トップより下の層であってもビジネスに関する決定権を持ち
　＊異なる市場の環境に応じた判断をする

　☆このモデルは、今日の企業組織のあり方にも大きな影響を与えている
　＊今日のグローバル企業では、地域のマネジャーが必要に応じ

　＊プロダクト、マーケティング、セールス、コンプライアンス等

　＊専門従業員を採用している

　☆Ｍ型がＵ型より優れているもう一つの点

　＊従業員に対するインセンテイブ構造

　＊Ｍ型は従業員が、地域ごとの「起業家」になって

　＊地域に根ざした新たなプロダクトや生産体制の構築を実施し

　＊その対価として報酬を得ることを可能にしました

　☆Ｕ型は、基本的にはセントラルプランナーからの指示で

　＊受動的に仕事をこなしており、報酬も固定給だった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）
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⛳出典、『仮想通貨とＷｅｂ３』

「分散化」「Ｕ型組織」「Ｍ型組織」

（『仮想通貨とＷｅｂ３』記事他より画像引用）