タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月9日

2010年09月09日 | タカの渡り観察
データはウソを言わないと言っても、、、、、

 台風が去ったあとの晴。朝はかぜが無くて蒸し暑い感じもしましたが、8時過ぎから居つきのハチクマが3羽同時に出て、観察地の上で何度も帆翔しました。幼鳥もいましたから、ハチクマ一家が渡りに備えて飛行訓練をしたのでしょう。

 他にも換羽中の成長オスが現われましたが、このハチクマ何を思ったのか東方向へ飛んで行き渡りとしては記録できませんでした。

 朝からハチクマが何度も出たので、今日はそろそろ二桁の渡りが見られると期待したのですが、終わってみれば2羽の渡りを記録しただけでした。

 データ的に言ってもそろそろ二桁出てもおかしくないのですが、、、、、、。

     

 今日の観察地はこの歌の通りです。

 昼間は涼しい風が吹いて、例の社長室内は快適でした。

今日の観察結果

   9月9日     晴

     観察者    ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 ひげじい コリ吉
     観察時間   8:00~16:00

        ハチクマ           2
        大型不明           1

     大型不明は午後逆光方向に出たので識別できませんでした。通常の渡り方向へ飛去。

下関情報

  下関市火の山でアル長が8時から15時まで観察しました。

  その結果はハチクマが9羽でした。

  タカ長観察地では今月初めから9日間でハチクマの総数がやっと10羽です。下関は今日一日で9羽。

  下関の連中がトビをハチクマとしてカウントしているのではありませんよ。今日一日だけの結果で云々することは軽率ですが、しかし、このことは間違いなく下関は渡りを考える上で重要なところにあることを示している、と言っても良いのではないでしょうか?

  私たちがフィールドで見ている範囲は本当にピンポイントなので、その観察地で記録できる数字はチョッとした気象の変化などで左右されることは容易に考えられます。したがって、数字の差で一喜一憂することも無いのですが、常識的に考えても下関を含む関門地区は重要地区であることは間違いありません。

  関門地区の仲間はタカ長たちより若くて、現役で働いているので観察時間は多く取れませんが、そうした制約の中で少しでも多くのデータを集めてくれることを期待しているところです。