タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月23日

2010年09月23日 | タカの渡り観察
こら~!経費ばかりかけて(ガガ~ン)

 朝からの雨が上がった後は天気は急速に回復しました。しかし、北よりの風が強くて体感温度はかなり下がりました。昨日はTシャツ一枚でも汗ばむ「サウナ風呂」状態でしたが、今日は3枚4枚着ても寒さを感じるほどでした。

 しかし、渡りは、、、、、、
 「こら~!経費ばかりかけて」と言うのはどこかの社長のせりふですね。経費(記録用紙と人件費?)ばかりかけて売り上げ(羽数)はあげない。怒った社長が雷をガガ~ン、と言うわけです。

 今日のハチクマはまるでハイタカの渡りみたいにほとんど単独行、ワンショット2羽が最高の状態ですから社長ならずとも雷を落としたくなります。



 今日タカ長カメラの射程距離内に飛んできてくれたのはこの成鳥メスだけでした。観察地の東側で見つけたこのハチクマがドンドンと近づいて来て、タカ長の頭の上を過ぎて駐車場の上で帆翔してくれました。サービス満点のハチクマでした。



 観察に近づいたあと一端右側に向きを変え、そして頭上にやって来ました。



 今日一番お気に入りの一枚です。

 サクラの木の下で観察していたタカ長の頭の上に飛んで来たので、サクラの枝越しにハチクマを見ることになりました。オレンジや黄色に見えるのは色づき始めたサクラの葉です。

 

 駐車場の上で帆翔するハチクマです。

 このような秋らしさを感じさせる雲をバックにタカ柱を撮りたいのですが、、、、1羽づつ現われる状態ではそのような写真を撮るチャンスはまったくありません。今シーズン中に1回くらいあれば良いのですが、、、、、。





 レンズはタ○○○の270ミリですべて手持ちです。腕が悪くて機材が良くないのですからシャープな写真は撮れません。今日もカメラ専門の人が何名か大砲を構えていました。その人たちはバッチリ撮られたようです。

 標高の低いタカ長観察地ですが、写真を撮るチャンスがゼロではありません。後半戦に入ったタカの渡りを多くの人たちと一緒に楽しみたいと思います。

 一緒、と言えば今日は若い女性が観察に来られました。最近山を歩く若い女性が増えてきて、その人たちのことを「山ガール」と言っているようです。まだ「タカガール」と言う言葉を聞いたことがありませんが、タカ長観察地に多くの若いギャルを呼んで「タカガール」を養成したいものです。

 市街地に近くて、大型バスも楽々走る広い道を上がって観察に来ることができる、そしてトイレが完備している観察地は他にはあまり無いので、タカ長観察地は「タカガール」に最適の観察地と言えます。

 タカの好きな、鳥の好きな女性の皆さんは是非タカ長観察地にお出かけ下さい。タカ長はじめ親切なおじさまたちが待っていますよ。

今日の観察結果

  9月23日    曇りのち晴(観察時間前は雨)

    観察者    ジューヤク トビ吉 カメ吉 タカ長 ひげじい ガミーネ カンヌシ コリ吉 IZさん 他多数
    観察時間    9:00~17:00

      ハチクマ            82
      サシバ              1
      ノスリ               3

    東の天気を見ても西の状況を見てもまだまだこれからです。週末組の皆さん、今年はアタリになりそうですよ。それを楽しみに明日一日元気で働いてください。

関門地区の情報

  観察地    下関市火の山

  天 気     曇のち晴
  観察者     アル長 シンちゃん ウニカレ
  観察時間    8:00~15:00

     ハチクマ          30
     サシバ            1
     ハイタカSP   西向き    1
     大型不明           4

  今日の渡りは「高い・遠い」で観察するのは辛かったようです。タカ長観察地同様風も強かったようですから、渡りの様子もいつもとは違うのかも分かりません。

  これから月末にかけて火の山での観察が続きます。関門地区にお住まいのホークウォッチャーの皆さん、火の山頂上の駐車場(もしくは展望台)に行って私たちの仲間に声をかけていただけると幸いです。

 よろしくお願い致します。