タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月11日

2010年09月11日 | タカの渡り観察
アッ、寝首をかかれる??

 10時前、東側を向いていた仲間が、、、「アッ、あれは何?」と声を上げた。

 あわてて振り向いたら何やら黒い鳥が観察地をめがけて飛んでくる。光は逆光。

 車の中のカメラを取り出してその鳥に向けたら、カメラの設定は何と「クローズアップモード」ではないか。エ~イままよ、とシャッターを押そうとしたら赤いマークが出て撮影不能。大急ぎで設定を変えて写したときはその鳥は遠くなっていました。

    

 観察地をめがけて飛んでくるところを双眼鏡で見たときは一瞬「暗色型ハチクマ幼鳥」だと感じたのですが、写真で見ると暗色型ではないようですね。逆光だったのでそのように見えたのでしょう。

 このハチクマは観察地のすぐ上を西方向に飛んで、A山方向で1~2回小さく帆翔したところをうまくゲットしたものです。



 その後通常の渡りコースを西側へ向けて飛び去って行きました。

    

 この間タカ長カメラでとらえたのは7コマ、そのうちの3枚だけが何とかハチクマらしく見えるものでした。

 カメ吉おじさんもそばにいました。あわてふためいて撮影しようとしましたが、ハチクマとの距離が近すぎて上手く撮影できなかったようで、ゲットできたのはこの写真のようにどちらかと言えば後追いのものでした。逃した魚があまりにも大きすぎて、そのあと長時間カメラのディスプレイ上のハチクマを見ていました。

 何年か前のことですが、観察の合間チョッと気を抜いたとき目の前を鳥の影が移動して行きました。トビかなぁ、と思って見上げたら何とハチクマ。そのときも距離が近かったのですが、今日もそれと同じくらい、本当に至近距離を飛んでくれました。

 観察地の東側で塒をとっていたのか、休んでいたのかは分かりませんが、東側の斜面に沿って羽ばたきながら飛んできたのです。

 いつ何が起こるか分からないのが屋外での観察です。そこことが分かっていてもカメラの準備が出来ていないのですから、少なくともタカ長はタカのカメラマンとしては失格ですね。

今日の観察結果

  9月11日     曇時々晴

     観察者    ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 ひげじい コリ吉 ほか
     観察時間   8:00-16:00

        ハチクマ          8
        サシバ           1

    9月も10日を過ぎてやっとそれらしくなりかかった、と言うことのようです。

今日の下関情報

  下関の火の山でアル長が観察しました。途中から若大将が合流したようです。

  観察時間は8:00-15:00

    ハチクマ 13の渡りを確認しました。こちらもそれらしい気配が見えてきた、と言えそうです。

 週末組の人も明日当たりそろそろ御輿を上げても良さそうですよ???