タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月29日

2010年09月29日 | タカの渡り観察
ハチクマの渡りは峠を越えたようです

 観察地に静けさが戻ってきたような一日。夏の賑わいがウソのような「秋の海水浴場」ほどではないにしても、吹く風にも渡ってくるタカにも、観察地を訪れる人の数にもどことなく秋を感じさせる一日でした。



 今日一番近かったタカはこのハチクマでしょうか?チゴハヤブサも近くまで来てくれましたが、動きの早いタカを撮るにはタカ長の腕は悪すぎます。よってその証拠写真もナシ、です。

今日の観察結果

  9月29日     晴のち曇

    観察者     ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 二位の方 ひげじい コリ吉
    観察時間    8:00~17:00

      サシバ             6
      ハチクマ          131
      ノスリ             3
      ツミ         西向き  1

      ハイタカSP     西向き  7
      チゴハヤブサ         1
      ミサゴ             1

  季節が進むと記録されるタカの種数がふえてきます。いろいろなものが見られるのは嬉しいことですが、全体の数が少なくなるのは淋しいものです。

  この結果を見ても秋の深まりが感じられますね。

関門地区の情報

観察地     下関市火の山

  観察者     アル長  シンちゃん
  観察時間    8:00~16:00

     ハチクマ        306
     サシバ           1
     ノスリ           28
     ツミ             3
     ハイタカSP         2

観察地     北九州市皿倉山

  観察者     ウニ  ほか会員が2名のサポートあり
  観察時間    8:00~16:00

      ハチクマ        470
      サシバ           9
      ツミ            1
      大型不明         4

 ひょんなことから関門地区に私たちの仲間が誕生しました。「タカ研組タカ長一家」が念願の関門地区に進出し、観察の勢力を拡大した気分です。

 タカ研組が今季観察するタカの総数は相当な数になるはずです。その数字は天下に名の知れた観察地の数字に引けをとらないのではないか、と妙なところで自慢したい気分になっています。

 渡り観察は数字がすべてではないことは重々分かっていてもそのようなことを考えてしまいます。関門地区の仲間にプレッシャーをかけるわけではありませんが、若い彼らについつい期待してしまうタカ長です。


今日の観察~9月28日

2010年09月29日 | タカの渡り観察
雨が降っても飛んでくる

 都合により一日遅れの更新です。

 昨日、9月28日の朝はお祭り状態でした。8時前後、観察地の全方向からわきあがるハチクマの群、これぞ塒だちと言う風景です。
 ジューヤクもタカ長も、、犬の散歩のために毎日観察地に来て「門前の小僧」状態になっている人にも協力して頂いて数えないといけない状態でした。

 7時台と8時台、塒だちと思われるハチクマが350でした。



 8時17分、B山の上で帆翔するハチクマを撮った証拠写真みたいなものです。タカ長の場合はカウント優先、と言うことですから、文字通りの証拠写真です。

 このような柱があちこちに、、、、次々に立ったわけです。



        珍しく(?)王道コースを渡ってきたハチクマ

 これだけ書いただけでは「ラッキーだったですね」で終わる話になりますが、タカ長の真意は違います。

 前日の天気を思い出してください。ブログにも書きましたが、午後雨になりました。弱雨のときは傘をさして観察しました。その中を渡ってくる数羽のハチクマを数えました。

 その雨が強くなってきて、ぞくに言う「本降り」の状態になったため13:30に撤収して帰ったのです。それまで塒に入るハチクマは1羽も確認していません。
 その雨は未明まで続いたようです。

 28日にそれだけの数のハチクマが塒だちしたと言うことは、27日の雨の中を渡ってきて塒いりしたことを意味しています。1羽2羽の塒だちなら前日に見落としていたことも考えられますが、350羽の塒いりすべてを見落としていたとは考えられません。

 タカ長が初心の頃「雨の日は渡らない」と言うようなことを先輩から聞かされたことがありますが、今となってはその先輩の言葉は誤りだと思っています。28日の例ばかりだけでなく、他にもたくさん雨の中を渡るハチクマを観察していますから、、、、、。

 そのタカ長の独断ではハチクマのほうがノスリより雨に強い、と言う印象を持っています。数字の裏づけを取った結果ではないので、その印象が正しいかどうかは分かりませんが、タカ長の印象としては雨になるとノスリのほうが早く渡るのを止めるように感じています。

 皆さんの印象は如何でしょうか?



 9月28日の観察終了時点でハチクマの総数がThank you Thank you(3939)
になりました。文字通り「ありがとう」ですね。今シーズンも多くの人が観察地に来られ、一緒に観察した結果であり、一人や二人の観察では得ることの出来ない結果だと言えます。



 ついでに数字の話をすると、、、、

 サシバの500ノスリの1000と言う数字が未だにクリアできていません。観察者の数が増えている今クリアしたい数字ですが、こればかりは相手が飛んできてくれない限り達成できません。

 10月の観察でその数字を目指したいのですが、、、、、、。



 一日遅れの数字はここには書かないことにします。

 数字をご覧になりたい方は私たちのホームページをご覧下さい。

   http://taka-ken.cool.ne.jp/