タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

裏山探検?

2015年07月04日 | 山歩きから
今日も相棒たちと裏山を歩いてきました。目的は初めて入る渓すじの様子を見ることでしたが、、、、、、、



まずその前に今日の軌跡です。私たちが歩いているのは狭い範囲なので代わりばえしない軌跡ですが、、、、、、

赤い線が二つに分かれているとこを左に入り、その谷の途中から右側の尾根を目指すつもりだったのです。

    

そのルートに入る手前の林道は良かったのですが、そこから山道に入り、左側の渓すじに進むと、ハッキリしていた山道があやしくなってきて、、、、

    

曇り日の早朝ということもあるのでしょうが、デジカメの感度を上げても1/2とかいうようなスローシャッターしか切れないくらい暗い道になり、、、

暗いのは良いとしても倒木やらつる性の植物に邪魔されて思い通りのルートが取れなくなり、、、、

早々にギブアップして左側の尾根に逃げました。というのは簡単ですが、その尾根に上がるのも足場が悪くて難儀しました。

上の地図で赤い線が急角度に折れて下のほうに向いていますが、そこが尾根にむけて逃げたところです。

    

尾根に上がれば山上の極楽寺に行くシッカリとした道があり、その後の行動には問題ないのですが、、、、、

渓すじに入って早々にギブアップというのは癪といえば癪ですね。

このルートの上部には深い森があり、そこには大きな木がたくさんあって、タカ長たちにとって一番身近な50番鉄塔の東側とはまったく違った雰囲気があります。

そのように良いルートなのでもっと歩かれてもよいのですが、最近はこのルートを使う登山者も少なくて、下の登山口のほうは繁ってきているということでした。

裏山探検のことを考えなければ、上の軌跡図よりももう少し大回りするかたちで歩くことは簡単で、時間的にもいつものように半日で歩けます。

そのためこれからは月に1回でもこのあたりを歩き、私たちの活動範囲を広げるのもいいのでは、、、と考えながら歩きました。

    

このルートの最後は小刻みなジグザグをくり返して極楽寺の阿弥陀堂の横に出ます。

裏山探検に失敗して、久しぶりに登ったこのルートもここで終わります。

あとは様子の分かったルートを下山しましたが、、、、、

地図上にはっきり書かれている道がすぐに通行不能の状態になっていたので今日は失敗しました。それなら今度は上の稜線からこの渓に向けて下りてみたいと思っています。

しかし、その時期は落葉期、暑い夏は寄りつかないほうが良さそうです。

    

下山した林道のそばには白い花が咲いていました。しかし、そのすぐ先は暗い山、同じ探検するならせめて晴れた日にしないといけませんね。

マクロで見ると様子の分かっている山だからこのようなことも出来ますが、様子の分からない、裏山以外のところではこのような歩き方はしません。小さな山であっても、山を馬鹿にしてはいけませんから、、、、、、。




私たちだけの愉しみ

2015年07月03日 | 山歩きから
暑くなってくる遠出することも少なくなりネタ不足のタカ長です。

昨日のブログでカゴノキを見つけたことを紹介しましたが、私たちが歩いているせまい範囲の中でも行ったことのない尾根とか谷はまだまだあります。

    

先月末にその縄張り(?)の大外をまわったことも紹介しました。それを地図にあらわすと、、、、、



この範囲にほぼおさまるということでしょう。

右のほうに私たちの団地があり、左上のはずれに大杉集落があり、左下に三つあるブルーの印のまんなかが牛池で、、、、、

左下の、この画像から少し外れたところに古刹があります。

    

この画像の上部、617mとかかれたところの上に高圧線が描かれており、それが尾根を越えるところにあるのが71番鉄塔です。

そのまわりは電力会社の手によって伐られ、広い展望を楽しむことができるようになっています。

    

鉄塔の下からの展望ですから写真的には高圧線が邪魔ですが、これは仕方ないことなのでしょう。

それから下がるともう一本の高圧線がありますが、それが尾根を越えるところにあるのが50番鉄塔です。

    

ここからの東方向の展墓を楽しむことが出来るようになりました。

地図で見るとこの間に5~6本の尾根が東に下りていますが、実際に現地に行くと地図に現れないような小さな支尾根があり、せまい範囲でありながらけっこう複雑な地形しているのです。

そのため未だ未だ知らない世界があるということになるのです。

つい数年前まではこの中に二~三本しか登山ルートはありませんでしたが、私たちがいろいろなルートを探し、今では何本と言ってよいか分かりません。
私たちが歩き始めると、そこを別の登山者が歩きはじめ、あっという間にシッカリしたルートになったところもあります。

    

そのような裏山ですが、ここから見える主尾根にあがる支尾根にはまだ分からないところがあり、その中のひとつに来週中には行ってみるつもりです。

そのようにして拓くルートは私たち専用みたいなものですから、出入り口にはテープも巻かないで荒れたままにしています。

多くの人に歩いてもらいシッカリしたルートにしたいところにはテープを巻いて、ヒミツのルートはそのまま分からないようにしておく、考えてみればずいぶん勝手なことですが、そこを歩く人がどのような人か分からないのでこれは仕方ありません。

登山能力の劣る人が入って行って事故を起こされても責任がもてないから、というのがその言い訳ですが、、、、

本当のところは人の知らないルートを私たちだけが歩く、、、というチョッとした愉しみのためにそのようにしているのです。

地図を見ながら新しいルートを探し、そこを私たちだけで歩くって贅沢なことですね。


裏山歩けば

2015年07月02日 | 山歩きから
いつも言っていることですが、家を出れば何かのドラマに出会えます。

こころを空にして山を歩けば何かが見つかります。

    

こんなものは俳句とはいえないでしょうが、とにかく5・7・5に並べたつもりです。

これは鹿子の木、かごのきだと思うのですが、わが裏山にはカゴノ木はないと植物に詳しい人が言っていました。しかし、私たちの裏山は標高700mに満たない小さな山だといっても、人の足をベースに考えたらけっこう広いのです。

それに私たちは一応登山者ですから、植物観察の人が入らない谷の奥とか、地形のきびしいところにも入ってゆきます。そのような行動の中で何ヶ所かカゴノ木を見つけているのです。

鹿子の木、、、、、鹿の子だからバンビ、、、、ということで上記の5・7・5ですが、、、、、、、、

今日も相棒と裏山に行き、これまで入ったことがない森の奥に行ってみました。そこで見つけたのがこの木です。

その下には、、、、、

    

このようなキノコがあり、ウスタケだろうと勝手に判断したのですが、、、、、、

相棒に写真を見せたら違うといわれ、、、、、それではと思って調べたのが上記のキノコ図鑑、、、、、相棒の言うようにこれはウスタケではありませんね。

    

これは先日別のところで撮影したウスタケです。臼の形をしているからこのような名前がついたようですが、、、、、

これは間違いないようですね。こうして写真で見るとハッキリ違いますが、薄暗い森の中で見ると、タカ長のようなあやしい知識では間違うこともありそうです。

    

これは別のところで見つけたものですが、ヒラタケのようですね。しかし、松から生えていますから手が出ません。

今は毒キノコとされているスギヒラタケを食べていたころ、松から生えているヒラタケはダメだと聞いたことがあります。それにタカ長たちが食しているヒラタケは冬のキノコですから、この時期にヒラタケといわれても採って帰る気にはなりません。

でもそのようなことに出会うのも小さなドラマだと考えれば山を歩く楽しみができます。

このようなことをドラマと思うか、タダ何もないこととして見過ごすかは人それぞれですが、タカ長としては小さなドラマとして認め、そのようなドラマに出会うために裏山歩きを続けたいと考えているのです。

    

最後にもう一度カゴノキです。もし間違っていたらゴメンね、、、、、、、、。


長崎の旅から~7

2015年07月01日 | 旅行のことなど
本日は同行した仲間が撮影した画像を使わせてもらっての更新です。

その内容も、この記事だけでは面白くもないものになりそうですが、しかし、今回の長崎行きでこの人の話を紹介しないわけには行きません。Mさんご夫妻のことです。

    

この画像の中央、道路のところにブルーの丸みたいなものが見えますが、その上側がクロちゃんの実家です。そしてその下のほう、カギ型の道路のそばに見える黒い屋根がMさんのお宅です。クロちゃんのお隣さんともいえます。

そのMさんの奥様が嫁に来られた頃から、クロちゃんのお母さんによくしてもらったということで、それ以来親しく近所づきあいをされているということでした。

今でもクロちゃんが実家に帰ると必ずお世話になるのがそのMさんご夫妻なのです。たとえ短期間でも実家に帰って生活すればゴミも出ますが、最後にそのゴミの処理をお願いするのもMさんということで、私たちのような旅人もクロちゃんの実家にお世話になる以上は挨拶しなければならない人なのです。

が、、今日はそのような話ではありません。

    

3泊4日の旅で滞在したクロちゃん宅で、3泊目はそのMさんご夫妻をお呼びして、皆で楽しい夕食をしました。仲間たちの顔も見えていますが、今日は顔にモザイクをかけないでそのまま紹介します。

    

これがMさんご夫妻です。お二人とも小柄な人ですが、、、、、、、

ご主人は借りてきた猫みたいにおとなしい人で、奥様は口から先に生まれてきたような人です。そのことは最初の日から分かっていたことでしたが、実際に食卓をかこんでみるとその話が面白くて、面白くて、、、、、

    

私たちは笑いっぱなし、、、、本当に、、、、、、終始笑ってばかりの状態でした。下手な芸人などとても太刀打ちできないくらいで、、、、、

あの宮川大助・花子と一緒に舞台に立てばいい勝負をするのではないかと思われるくらいでした。

あの奥様は地で話されていて私たちを笑わせてやろうと計算されているのではないのでしょうが、とにかく笑いが様になっているのです。

あとからゆっくり考えてみると、、、、、

     いやみになるようなご自分の自慢話をされているわけではありませんし、、、

     ご主人や家族のことをこき下ろすようなことを言っているわけでもありません。

     人を傷つけるようなことも一切ナシ、、、、

     もちろんいまどきの下手な芸人のようにご主人をどずいて笑わせているわけでもありません。

普通の生活のことを話されているだけなのですが、、、しかし、とにかくその話が面白いのです。

    

本当に世の中にはすごい人がいるものだと感心しました。あの頭の回転はただものではありません。その奥様はいま先日紹介した「今村水産」で普通に働いておられます。

最後になって気がつきました。あの時のことを動画に撮ってネットで紹介したら、ものすごいアクセスがあるのでは、、、、、

それが出来なかったことは残念ですが、私たちは木戸銭を払わないで、夫婦漫才をかぶりつきで見せてもらったのですから大満足です。

広島に帰り仲間たちのそのときの話をし、、、、、、、あの奥さんの話を聞くだけでも行く価値があるから、次はあなたたちが行って下さいと勧めているのです。