タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

残暑お見舞い

2016年08月09日 | 山歩きから
毎日暑い日が続き、同じように暑い、暑いと言っていますが、、、、

ふと気がつけば暦のうえでは秋、暑い盛りですが「暑中見舞い」と言ったらいけない時期になりました。

その暑い中を仲間たちと裏山歩き。

    

本日の参加者はついに8名に落ちました。

盆前で忙しいのか、暑い時期の裏山歩きが敬遠されるのか、とにかく、、、、ついに一桁になりました。

その仲間たちと同じ道を同じように歩くので、これといった話題もなく、、、、

        

荒谷林道まで歩き、林道の真ん中に薄っぺらのザックを放り出して大休憩して帰りました。

このコースでは高度はかせげませんが、歩数だけは増えて12,300。暑い盛りの山歩きとしては最高ですね。

内容はともあれ、とにかく外に出て歩くことに意味があるのですから、、、、、。

    

昨日紹介した田中澄江さんの本にタカ長たちの肩を押されるような文章を見つけました。

サラッと読んでいたら気づかないような一節に目がとまったのは、タカ長がいつも考えていることを代弁してもらったからでしょうか?

私がロンドンやパリやウィーンに行くたびに羨ましいと思うのは、街の中から30分も車を走らせれば、恵まれた美しい川、美しい森があることです。
北アルプスや南アルプスに行かなくても、それより、自分の家のまわりの低い山を100回でも200回でも歩くこと。これが私のおすすめです。(田中澄江)


この面でいえばわが裏山は自宅から車で5分。申し分ない環境ですね。

そのように恵まれているのですから、標高が低くて暑いとか、、、

花や鳥が少ないなどと不平不満を言わないようにしましょう。




謙虚な気持ちで

2016年08月08日 | 山歩きから
今日も朝から焼けるような太陽。言っても仕方ないけど暑い、暑い、、、、、、暑い。

そのなか、、、盆が近づいてきて、今朝は墓掃除に行きました。タカ長たちの盆行事の始まりです。

それ以外の時間は自宅でのんびり。これだけ暑い日が続くと、エアコンが苦手だと言っておれません。

そのエアコンのきいた部屋でリオ五輪を見たり、本を読んだり、、、、、。

      

その本ですが、このような古い本を読んでいます。

ご存知のように山が好きな作家、田中澄江さんの本、1997年6月の初版です。

何かにつけて忘れることが多いタカ長ですが、忘れることも悪いことばかりではありません。

久しぶりに読むと、初めて読むような感じで読み進むことが出来ます。それに同じ本を読んでもその時その時の関心が違うので、いつ読んでも新しい気持ちで読むことが出来ます。

    

今日こころに止めたのは下記のようなところです。

田中澄江さんは77歳(いまのタカ長と同じ歳)のとき、山頂が岩山の乾徳山に登られています。鎖場の多い裏妙義山を登られたのも70代。

その乾徳山では70代の女たちが岩場を登るというのでフジテレビのカメラマンが撮影し敬老の日に放映したそうです。

そのことを紹介された後の文章です。

裏妙義でも乾徳山でも、私たちが行って間もなく、両方とも六十代の女の人が行って、同じ場所で滑落して死んだのをニュースで知り、胸が痛みました。おそらく田中さんたちが七十七歳で登った。私はまだ六十だという自信があったのでしょう。
でも私は十代から登っていますから、岩場でのからだの使い方が自然に身についています。岩に登るときは手と足だけでなく、肘で支えたり、お尻で支えたり、背中を使ったり、全身をつかうのです。私の仲間も、十年、十五年と登っている。


登山者の遭難事故が問題になっているのは今に始まったことではありませんが、このような文章が心にとまるのは、山の事故に関心を持っているからにほかなりません。

どのような山歴のひとが事故を起こされているのか知りませんが、、、山を安全に歩くためにはそれなりの経験が必要なのです。

それもただ単に誰かに連れられて行ったというのではなく、基本的なトレーニングを受け、そのうえで向学心を持って歩きつづけたという経験が必要なのです。

この文章にふれてタカ長も初心のころを思い出しました。

タカ長の山歴など人前で誇るものは何もないのですが、それでも山岳会に所属したころ足が震えるような岩場に連れて行かれ基本的な指導を受けました。

それほど高度のある岩場ではなかったはずですが、初心のタカ長にはものすごく高いところに思え、体がかたくなり、体を岩に寄せすぎ、、、

そのたびに体を岩から離すよう厳しく指導されました。しかし、それがなかなか出来なかったことを昨日のように思い出したのです。

そのように、基本的な訓練を受けた人が岩場に行くのなら理解できますが、70代の人が登ったのだから60代の自分でも登れると考えるのは短絡的で危険です。

    

岩場ばかりではありませんが、山を歩くには山を歩くための技術があります。そのことを忘れてはいけません。

そして、、、、、具体的にはタカ長も説明できませんが、その技術の習得も若いときのほうが身につきやすいと考えています。

タカ長たちのグループでは岩場の訓練をしていないので、そのような山を登ることは避けていますが、、、、

普通の山を不通に歩くのも技術があり、そのことに関していつも謙虚でありたいと考えています。

    

山は夏の盛り、、、、広島県でもこのようなキレンゲショウマを見ることが出来のですが、、、

そこへ行く足場が良くないので、今年も計画していません。

いつの場合も技術を身につけていて損はないのですが、その技術があっても歳には勝てないところがあるので、、、、

タカ長たちは自分たちの登れる山を探して行くことになります。

そして、いつの場合も謙虚な気持ちで、、、、、、。むかし何とか言ってもダメ、歩くのは今ですから、、、、、、。




戦い終わり、夜が明けて

2016年08月07日 | 日々雑感
私たちの団地最大のイベントともいえる夏まつり、盆踊り大会が無事終わりました。

昨夜の21時ころには終わり、、、昨夜は簡単な片付けをしただけで、、、、

本格的な後片付けは今朝からでした。

    

今朝も朝から太陽がギラギラ、、、、。

ほとんど「戦力外」のタカ長でも、チョッと体を動かすだけで汗がボタボタ落ちてきました。

    

会場の中央に立てていた櫓を分解するのは力仕事、タカ長には出来ない仕事ですが、この作業は大変です。

櫓の軽量化も検討されましたが、安全上の理由で昔ながらの櫓を使っています。

    

戦い終わり陽が暮れて、、、、、ではなくて、、、、、

夜が明けて、朝から暑い中、、、、そのうえこの時間は広島名物の「凪」で、、、風がほとんど吹かなくて、、、、、

そのため体を少し動かすだけで額から汗がしたたり落ちるのです。

その姿だけ見ると、タカ長も大活躍したように見えますが、、、、、

本当のところは、、、、、ご想像におまかせします。

とにかく大仕事が終わり、関係者一同ひと安心です。

次のイベントは10月の秋祭りですが、、、、、

10月も暑い予報があるとか、、、、、そのような予報は外れてもらいたいものです。


団地の夏まつり

2016年08月06日 | 日々雑感
    

これは予約投稿です。8月6日は団地の夏まつりのため更新を休みます。

団地の夏まつり、盆踊り大会は私たちの団地最大のイベントです。雨の心配もないようですから、会場の公園には多くの人が来られるはずです。

明日は35℃の予報が出ていますが、明日だけは暑いとは言っておれません。

暑さに弱いタカ長ですが、、、、、明日は頑張るぞぅ、、、、。

    

私たちの担当はこのようなものですが、タカ長はほかにも仕事があります。

本当のところは仲間が助けてくれるので、タカ長は適当にテレンパランしていればよいのですが、、、、

建前としては、、、、、頑張るぞぅ、、、、、ということです。


深緑の中を

2016年08月05日 | 山歩きから
今年の夏は過ごしやすいのかなぁ、、、、などと先日まで考えていましたが、、、、

昨日あたりから化けの皮がはげて、その正体を現してきたようです。

朝から暑い、暑い、、、、、そのためかどうか、今日の参加者は10名でした。

山と渓谷社の「分県登山ガイド」を見ると、わが裏山である極楽寺山の登山適期は7月と8月を除いた通年ということです。

つまり7月と8月は登山適期ではなくて、この時期にこの山を歩くのはよほどのもの好きということにそうですから、欠席する人のほうが常識的なのかもわかりませんね。

そのうえこの山の体力度は星二つ、広島県には高い山がなくて県北の山でも体力度は星二つですから、わが裏山は広島県ではきつい山ということになります。

その「きつい山」を登山適期外に歩くのですから、ここに参加するほうがおかしいといえばおかしいのですが、、、

しかし、夏休みをしてしまうとすぐに筋力が落ち、秋からの山歩きがきつくなるので、ある面馬鹿なことだとは思いますが、仲間たちには出来るだけ夏休みをしないように呼びかけているのです。

    

仲間たちに声かけしながらタカ長は欠席というのではよろしくないので、その呼びかけは自分自身への呼びかけでもあるのです。

そのようにして出かけるのですから、このところ標高差をかせぐ山歩きは少なくて、、、、

今日も荒谷林道を往復することになりました。

この際コースはどうでも良いのです。とにかく家を出て裏山歩きに参加することが大事なのです。

    

歩いているときはきついばかりで、山の緑にも目が行かない感じですが、、、

山は深緑のシーズン、エアコンのきいた部屋で写真を見ていると快適な山歩きのように見えてきますね。

    

    

今日の花はこの花、ママコノシリヌグイだと思って撮ったのですが、、、、

それにしても気の毒な名前を付けられたものですね。

  

今日もマツカゼソウを撮りました。

    

植物の世界では秋が近づいているようですが、、、、

仲間が話している予報では9月も10月も暑いとか、、、、。

冗談は止めてくれ、、、、、明日の予報も当てない人に一か月先のことを言ってもらいたくないですね、本当に、、、、。


あの山の頂に

2016年08月04日 | 今日の一枚
暑い日が続いていますがタカ長の頭の中には秋から来春までの山行プランが渦巻いています。

秋といえば何といって紅葉、その紅葉を見ながら歩く山歩きが秋のメインイベントということになりますが、、、

その一つが仲間から提案されたこのプランです。

    

立岩山から見た広島県の名峰十方山です。山頂部は高原状でどこが山頂か分かりにくいでしょうが、右手の枯れ木のそばの高みが山頂になります。

標高は1318.9mしかありませんが、これでも広島県では「高山」ということになります。

十方山はこの画像の向う側、水越コースを登ると楽なのですが、、

今回はその反対側、吉和コースを登りたいという提案なのです。

    

立岩山から見た十方山ですが、下に見えているのが立岩ダム(といっても堰堤はハッキリ見えませんね)で、、、

登山口はこの画像から外れた左側にあります。そこから急登を登って尾根に出て、この画像の左側の尾根を登ることになるのですが、、、

山頂までの標高差は800mくらいあり、広島では骨のある山だとタカ長は考えているのです。

所要時間はタカ長らの足で3時間くらいでしょうか。

若いころはこのコースを苦もなく登降していたタカ長ですが、ひと歳ひろってからはご無沙汰しているのです。

その山登りへの提案、、、、仲間たちに負けないで、、、、

    

このような高原状の山を歩かないといけません。

最近は山頂部の笹も深くなっていて、、、、

    

このような感じのところを登ることになりそうです。(この写真は北側の水越に向けて下り始めたところです)

10月の下旬、できればこのような好天のもとを登り、、、、、

         

仲間たちと一緒に笑顔で写真におさまりたいのですが、、、、、

さてさてどうなるか、バテバテの顔だけは見せないように、、、、、余裕で登るために、、、

暑い夏も裏山を歩き、腰割りなどのトレーニングだけは継続しています。

この秋はあのコースを登るのだ

遊びの初めは、、、

2016年08月03日 | タカの渡り
年金生活をしていて、毎日遊んでばかりのタカ長が「遊びの初めは、、、」というようなタイトルをつけるのはおかしいのですが、、、

実はこのようなことなのです。

minojiさんへのコメヘンを書きながら古いことを思い出したのです。

まだまだ暑い日が続いていますが、その暑いさなか、、、、といっても残暑ということになるのでしょうが、、、

その暑いさなかにサシバの渡りを見に行っていたことを思い出したのです。

観察場所は外国ではありません。山口県の室津半島にある皇座山(526.7m)です。

    
                         画像はネットより借用

その皇座山には10年くらい行っていないので、その頃の写真を取り出すことが出来なくてネットから借用しましたが、この写真はタカ長が紹介したい方向を撮ったものではありません。

室津半島の先端部にある皇座山から大分県の国東半島に向けてサシバが渡って行くのですが、、、、

このことは案外知られていないのかもわかりません。そしてその渡りの時期も8月の盆を過ぎると始まると言われていて、、

タカ長が何度か見たのは8月の下旬のことです。

サシバの渡りといえば10月をイメージされる人が多いでしょうが、ここではそれよりもはるかに早くサシバの渡りを見ることが出来るのです。

    
                          画像はネットより借用

皇座山の山頂近くにはこのような立派な展望台があり、、、、

その上に上がると国東半島方面を望めます。その国東半島に向けて一直線に渡って行くサシバ、、、、、。

    

この写真はその時のものではありませんが、minojiさんにコメヘンしながらその時のことを鮮明に思い出したわけです。

タカ長の知る限り、この時期にタカの渡りを観察されている人は知らないので、これらのサシバがどこから来ているのか確認していませんし、、、

かくいうタカ長たちもこの時期に長期間調査したわけではありません。

多くて数日、、、そのようなわけで室津半島から国東半島に向けて渡るサシバの数がどの程度のものかもわかりません。

タカ長の記憶では1日で50羽程度が最大で、、、、という程度の記憶しかないのですが、、、、

その皇座山には10年くらい行っていないので、今年はそのサシバを確認することから秋の遊びを始めようかなぁ???

などと考えているのです。

    

まともな写真がないのでハチクマの写真を貼りつけましたが、、、、

あの展望台に上がればとても涼しかった記憶があるので、8月の観察にも耐えることができそうです。

ということで具体的な日程を考えたら、、、、、

この月末も案外空いた日が少なくて、実際に行くことが出来るかどうかは???ということです。

でも、こうして思い出した以上はやはり、、、、、、、行って見たいなぁ、、、、、、。


この花が咲くと

2016年08月02日 | 山歩きから
相変わらず暑い日が続いていますが、、、、しかし、今年は朝夕がしのぎやすくて助かっています。

とはいってもこの時期の低山歩きは、、、、、やはり、暑い、暑い、、、、暑い、、、、

そのためかどうか、今日の参加者は11名でした。

  

今日は中国自然歩道コース。オオルリ沢を渡り、いつものように荒谷林道を目指すのですが、、、、

その荒谷林道が遠くなったのではないか??? と相棒がぼやいていましたが、、、、

今朝は風もなかったので、気候がいい時は楽勝のこのコースも、この時期は難コース(?)になるようです。

        

その難コース(?)を歩いて荒谷林道に出たところでタカ長が撮っているのが、、、、この花なのです。

    

    

この花です。マツカゼソウの花です。

タカ長の独断かもわかりませんが、このマツカゼソウの花が咲くと秋が近いように感じるのです。

その感覚は昔も今も変わらないのですが、、、、肝心のマツカゼソウの花が最近は少なくなっているようで、、、、

このコースでもオオルリ沢の近くでも咲いていたのですが、このところそこでは見られなくなっています。

    

    

これらを撮ったのはコンデジ、ルミックスのDMC-TZ60です。

思った以上にピントは来ていましたが、ディスプレイが可動式でないので思い通り撮れませんでした。

花自体も少なくて、形の良い花を見つけることが出来ませんでしたが、、、、

でも、タカ長には「秋を告げる花」であるマツカゼソウを撮ることができて満足しています。

   

他にはミズヒキ類も見ることが出来ましたし、、、、、、また、、、、、

   

このアキノタムラソウも咲いていました。

この花もまたタカ長には「秋を告げる花」なのです。

    

わが裏山にも確実に秋が訪れています。

暑い、暑いと言っているのはあとしばらくのことで、、、、、

そのあとは忙しい秋がやって来ます。

タカ長の頭の中にはその秋から来春にかけてのプランがかなり鮮明に浮かんでいます。

暑い夏もあと少し、この花が咲いたのですぐに秋になります。皆さんもう少し頑張りましょう。


今日の一枚~カメラのいたずら?

2016年08月01日 | 今日の一枚
昨夕、少しだけ雨が降ったからか、今朝はしのぎやすいですね。

昼間が暑いのは仕方ありませんが、朝夕だけでも涼しいと救われて気になります。

暑い、暑いといっても盆になると朝夕は楽になりますから、今が我慢のしどころということですね。

       

今日の一枚です。

隣町の町はずれにある大神ヶ岳で撮影したものです。

隣町の隣町といっても、、、タカ長の町の隣が廿日市市で、その隣町が島根県の益田市ですから、、、、

つまり山の中、広島島根県境にある山ということです。

この山は岩場があって、その岩場のある山に手軽に登れるので何度か行っているのですが、その登山口までの林道を運転するのがだんだんと億劫になっているので、これからは行く回数が少なくなりそうです。

これまでは6月の暑い時期、大きな山に登るのが辛い季節なのでこの山を選んでいましたが、、、、

今度行くなら紅葉の頃に、、、、、、と考えています。

    

ところでこの写真、ものすごく高いところの岩場に立っているように見えますが、、、、

確かに岩場に立っていることは間違いないのですが、この写真を見て感じるほどの難所ではありません。

タカ長たちでも楽に登れる岩ですが、雲とも霧ともいえないものがまわりを覆っていて、下界が見えないところが良いのかも?

このブログですでに紹介した写真ですが、あらためて見ると面白い岩場ですね。