タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

佐世保の旅2018年春~2

2018年04月17日 | 山歩きから
現地に行ってみないと、、、

4月17日は山予定があるので予約投稿します。

今回だけではありませんが、山に登る時は事前勉強が欠かせません。以前は本などの紙情報がほとんどでしたが、最近はネットからの情報が多くを占めるようになりました。このあたりの事情はいまさらタカ長が言うまでもないことですね。

そのように事前勉強して現地に行っても、事前勉強で頭に描いたイメージと現地の様子の違いに戸惑うことは普通にあります。

それは、、、、情報提供者の責任と言うより、それを受け取るほうが勝手にイメージをふくらませていくからかも分かりません。

今回登った黒髪山でもそのような経験をしています。

    

黒髪山はかの有名な有田の町の北にある低山です。標高は516mですから、わが裏山の牛池より低いのです。

山と渓谷社の「九州百名山」をみると「初級」にランクされています。

岩崎元郎の「新日本百名山」によると、黒髪山の山頂部は、、、、

杉林に入ると天童岩の基部に着く。鎖や鉄バシゴを使って越え、最後の岩の斜面も鎖で伝と黒髪山の山頂に立つ

と表現されています。このような情報からそれぞれの人がそれぞれのイメージをふくらませて現地に行くわけです。

    

タカ長は昨年の9月に初めて登りました。

一応の事前勉強はしていましたが、見返峠から山頂に近づくと、杉林の中は暗くて、その上木が茂った状態で、、、

自分がどちらに行けばよいのか分かりませんでした。チョッとあたりの様子をさぐり、明るいところに行くと、、、、

その先に天童岩を登るルートがありました。

    

そこから鎖の助けを借りて登ります。

今回は2回目なので心の準備は出来ていました。メンバーにもそのことは伝えていたので、そこでおしゃべりモードから登山モードに切りかえました。

しかし、最初の時は何となく岩場にとりつき、、、、おいおい!ここを登らせるのかよぉ、、、、と言った感じで、中途半端な気持ちでの登りになりました。

岩崎情報でも山渓情報でも鎖やハシゴのことは書かれているので、情報にウソはないのです。しかし、「初級」にランクされていたり、下山は往路をひき返す、というような情報が邪魔をして正しくないイメージが頭にインプットされてゆくのでしょう。

そのため現地で戸惑うことがあるのです。

    

鎖といってもその太さや張り具合は自分の手で確かめないと分かりません。

天童岩の鎖は指の短いタカ長には太すぎました。そのようなチョットしたことも初めての山では気になります。

    

天童岩といっても一枚岩ではないので技術的には「初級」でも間違いないのかも分かりません。

しかし、この歳になっていきなりこのようなところを登らされると緊張します。

    

その緊張感を楽しむのも登山ですが、、、、

しかし、心の準備だけはしておかないと事故につながるかも分かりません。

    

先を行くタカカノが難儀しているようですが、ここでハシゴが「への字型」に曲がっているのです。

私たちはこのようなハシゴを登った経験がないのでここでまた戸惑うことになるのです。 

この記事をご覧いただいた人が天童岩に対してどのようなイメージを持たれるかタカ長には分かりませんが、遠来の登山者としては一応の岩場を登る心の準備だけはして出かけられたほうが良いのでは、、、とタカ長は思います。

と言ってもそこは初級の山、時間にすればわずか数分の登りです。

     

そのようにして登ったところから見る山頂部です。

紹介した岩場はこの画像の下、写真に撮れる場所はないようでした。その山頂部へは、、、、

     

この右側を登ることになります。

しかし、慣れた人なら直登も可能で、空身で登って来た地元の人は直登されました。

    

私たちは鎖に助けられて山頂に登りました。

初めての時は、心の準備のないまま登ったためか、最初の岩場を登ったときにドカッと疲れて、、、しばらく休憩して登ったものです。

紹介したように登山情報から得られるイメージは人それぞれです。登山者の経験も技能も人それぞれです。

そのような人が色々な情報を持って山に行くのですが、山は行ってみないと分からないことがあります。

中には怪しげなネット情報が流れていることもあるので、情報は情報として、実際に山に行って山を見て、柔軟に対応することが大切なのです。

タカ長が経験しているような、このような戸惑いはそのことを教えているのではないでしょうか?



  

佐世保の旅2018年春~1

2018年04月16日 | 山歩きから
やはり気になるタカの峰

今日も晴れました。しかし、もう一日のんびり写真の整理などすることにします。

明日は仲間たちとの山歩き、タカ長の日常がかえってきます。

    

今回の旅の第一目的地は志々伎山でした。タカ長には3度目の志々伎山になりますが、今回のメンバーには初めての峰です。

その志々伎山に案内することを第一優先にしていましたが、タカ長の個人的な希望ではこの佐志岳に登り、この山の様子を知ることが第一希望でした。

この佐志岳は志々伎山に行くときに見えるのでその峰の存在は最初から知っていました。しかし、その時の印象は牛を放牧する単なる高み、と言った程度のモノでした。

その峰が気になりだしたのは昨年9月、志々伎山のふもとでタカの渡りを見てからです。

    

佐志岳は登山としてはこのように平凡なものですが、、、、

そのとき志々伎山やそのとなりの屏風岳の方向からおびただしい数のハチクマが流れて来るのを見たのです。しかし、その時は一人だったの新しい観察地さがしは出来ませんでした。

だから、今年はこの峰でタカの渡りを見たいのです。そのためには先ず下見、そのチャンスは今回しかないのです。

    

タカ長が気にかけている佐志岳の位置です。

左下に赤い軌跡があるところが佐志岳です。この画像の上に赤く見えるのが平戸の市街地で、左上に見える島が生月島です。

赤い軌跡の、海をはさんだ右にクロ兵衛や冷水岳があります。クロ兵衛から行くためには平戸市街地に近い平戸大橋を渡って平戸島の東側を南下します。

クロ兵衛から逆V字型にドライブするわけです。所要時間は1時間半、、、、ではきびしいかもわかりません。

そのようなところに行きたいのは、、、、もちろん、、、言うまでもないことですが大きな渡りを見たいからですね。

    

実際に佐志岳の山頂に登り、この峰によせる思いがより強くなりました。

山頂はご覧のように平凡ですが、、、、、



山頂からの展望は最高なのです。西側の礫岩の方向には木が茂っていましたが、タカ長が見たい方向はすべて見えました。

少しオーバーに言えば平戸島の90%が見える感じです。

タカ長たちが得ている渡りルート情報では、ハチクマが平戸島を縦断することになっていますから、ここで待っているとハチクマが向こうからやって来ることになりそうです。

    

昨秋、志々伎山のふもとでおびただしい数の渡りを見た日に、、、、、

もし、この峰にいたら、足もとから海をバックにハチクマがわきあがり「大瀬崎状態」になったかも、、、、、、。

そのようなことを思わせる佐志岳の山頂なのです。

    
                  画像はネットより借用

ネットで見るとこの佐志岳は花の峰として有名みたいです。このイトラッキョウは大変珍しい花のようですし、またこのあたりはチョウセンノギクなど朝鮮系の植物と日本系の植物が混在していて、植物関係の人には目の離せないところなのです。

そのためでしょうか、この佐志岳に登る人はイトラッキョウの咲く秋に多いようです。実際、タカ長も昨年の11月上旬に行ってみたかったのですが、第1回目の入院と第2回目の入院の間に出かけて行くのは何となく不謹慎みたいに思われ、昨秋の佐志岳登山はあきらめたのです。

そのように佐志岳の植物に関心を寄せる人は多いのですが、タカの渡りに関心を示す人はほとんどいないようです。

昨年志々伎山に行ったとき、登山口にある阿弥陀寺の住職らしい人に「秋にはこの上を数多くのタカが飛ぶはずですが、ご覧になったことがありますか」

と聞いても「そのようなものは見たことがない」という返事でした。

昨秋の経験から言えば、そのようなことはあり得ないのですが、関心のないものは見えないのが人の常なのです。

ということは、このあたりのタカの渡りに関してはタカ長がフロントランナーにならないといけないの???




旅の概要

2018年04月15日 | 山歩きから
予定どおり昨日18時ころ長崎の旅から帰宅しました。

ひと言いえば目いっぱい遊んだ感じです。若いころなら帰宅は深夜、といった遊び方でしたが、この歳になるとそれは無理です。

いまのタカ長達にはこの程度が目いっぱいということになります。

その旅の概要です。

    

4月11日に出発して、先ずは長崎ちゃんぽんを目指します。

自宅を6時ころ出発すれば11時半にはお目当ての店につきます。この時間の到着なら4名揃って座れましたが、店を出るころには行列が出来ていました。

ギリギリのタイミングで店についたようです。

    

昼食のあと日本本土最西端の地を案内して、今夜の夕食用にヒラメの刺身を買い、「クロ兵衛」に荷物を下ろしてから観光の始まりです。

タカ長には馴染みの冷水岳を案内したあと長串山(なぐしやま)に行きます。

お目当てのツツジは満開でした。バンザーイ!

    

長串山にはこれまで何度も行っていますが、ツツジの時期に行くのは初めてのことです。

海を見下ろす最上部のツツジは今が見頃でした。

ツツジを見たあとは鹿町温泉で入浴、初日の予定を終わります。

    

4月12日は志々伎山登山です。

早朝出発して、、、、ロープに導かれて山頂を目指します。

いわゆるロッククライミングではありませんが、地元の人が設置したロープが道案内の役目をしています。

    

急峻な道を登って展望の峰へ。ご覧のような好天でした。

展望は360度、上五島の島も望めました。

軽食のあと下山、、、、、そして、、、、、

    

次なる峰を目指します。佐志岳です。

小さな峰ですが、、、、、、

    

山頂からの展望は最高でした。遠くに見えるのが安満岳。平戸島の背骨の部分を見ている感じです。

秋にはこの方向からハチクマが渡って来るはずで、タカ長には気になる展望です。

渡りの最盛期に行けばこの海からたくさんのハチクマがわいてくるかも???

    

登山のあとは生月島の最西端大ばえ灯台に行きました。

これもまた定番コースです。ここで展望を楽しんだあとあご出しラーメンを食べに行きましたが、、、

その店は昼だけの営業でした。軽めの夕食が出来なかったのは残念です。

    

そして最後の予定は田平天主堂。

ここをゆっくり見学して初日の予定を終わります。

    

4月13日は有田の黒髪山登山です。

竜門峡から登り、この山の核心部、天童岩を登ります。チェーンや梯子に助けられての登山です。

      

緊張の登山を終えて山頂に立ち、、、、、バンザーイ、、、、です。

この週は月曜日と火曜日に山に登り、水曜日に400㎞移動、この移動は相棒と二人での運転でしたが、、、

そのあと木曜日は志々伎山と佐志岳に登り、金曜日は黒髪山登山。

高齢者にとっては尋常じゃない登山、、、、と言えなくもないようですね。

これで今回の登山は終了、そのあと有田を少しだけ観光して、、、、

最後は今村水産(広島東洋カープの今村猛投手の実家)に寄って土産用のいりこなどをどっさりと買いこんでこの日の予定を終了しました。

    

昨4月14日は雨になりました。

しかし、朝は本降りの雨ではなかったのでタカ長の予定どおり西彼杵半島にある「道の駅夕陽の丘そとめ」に行きました。

遠回りしての帰宅ですが、、、、もちろん雨の中のドライブです。雨の角力灘を見ながら走りました。

そのあと崎戸島を目指しました。思ったほどの距離がないので最先端まで行ったのですが、、、

風が強くなって写真に見える展望台に行くのは危ないと感じ、途中でひき返しました。

    

崎戸島に行ったのはこの民宿を見るだけでも見たかったからです。

美味しい魚料理を食べさせてくれる民宿として有名らしく、かなり早くから予約しないといけないようです。

まもなくウニが美味しい季節ですが、、、、実際に行くことが出来るかどうかは???です。

その民宿を車の中から撮って大急ぎで島を出ました。

この風と雨、もし大島大橋が通行止めになったら帰れなくなる、ということが頭をよぎったのです。

しかし、この程度の雨風はこの地の人には普通のことなのか、橋の上での工事は進められており、、、、

旗振りのガードマン氏は風に飛ばされないよう頑張っていました。

    

雨の日にわざわざ辺鄙な道の駅に行った、と言ったら笑われそうなので、、、

本当は道の駅に隣接する「遠藤周作文学館」に行って、文化の香りに触れてから帰宅したかったのです、ということにしておきます。

今回の旅の概要はそのようなものですが、本当はそれだけではありません。

「クロ兵衛」には女将さんも仲居さんもいないので食べ事は女性軍、、、そのための買い物などもあります。

ご近所さんからの差し入れもありました。そのご夫婦との夕食もあり、、、、

つまりもり沢山の旅でした。

ドライバー2名体制の旅だったのでそのようなプランを組みましたが、タカ長ひとりの運転ならそれだけのことは出来ません。

また、メンバー4人のうち誰かが一人体調をくずしたら予定どおり歩けなくなります。

帰り道で事故渋滞にまきこまれたら予定どおり帰宅できませんでした。反対側の下り車線では事故渋滞を見ましたが、私たちには何事もなく予定通り歩けました。

そのようなことで、、、、すべてがうまくいって、旅を目いっぱい楽しんだのですから、、、、

昨日の雨はご愛敬、笑い飛ばさないといけませんね。




無事帰宅しました

2018年04月14日 | 山歩きから
佐世保の旅から無事帰宅しました。

たくさんの予定を立てて行きましたが、ほとんど全部消化した感じです。

その報告は後日、、、、ということです。

    

4月12日の登った志々伎山の山頂です。

その他の山予定はすべて消化した、と言えそうです。

良い旅でした。感謝、感謝ですね。


佐木島の山旅から~9

2018年04月13日 | 山歩きから
今日も予約投稿です。これがアップされるころ私たちはどこにいるのでしょうか?天気に問題なければ黒髪山に向かっているはずですが、、、、。

広島県三原市のアルペンルートを歩いて塔の峰千本桜まで下りてきました。

時間は十分あります。しかし、当日の参加者6名のうち上戸は2名だけ、2:4で下戸が優位になっているから(?)塔の峰千本桜の下での花見の宴はナシ、というようなことになりました。

というか、、、あの山を酒やビールを持って歩くことは不可能ですね。

先日来紹介しているように、今年はサクラの咲くのが早くてまだ桜まつりは始まっていないような感じですから、現地に酒など扱っている売店などありません。そのようなわけですから、酒豪ばかりがパーティを組んでいっても、サクラの下で花見の宴を開くことは不可能だったようです。

    

塔の峰で酒ナシでのんびりすると言っても、長時間ねばることはできません。

それにサクラの下でじっとしていると体も冷えてきます。そのようなわけで、時間はあり余るほどあるのに塔の峰を後にします。

    

未練がましく塔の峰をふり返り、ふり返り歩きます。

これだけ良い状態なのに花見に来ている人はわずかです。

    

青空の下をゆっくり歩きます。

早く歩く意味はないのです。三原港に行く船までまだ2時間以上あるのです。

    

のんびり歩いて幹線道路に出ます。

塔の峰千本桜が少しずつ遠くなります。そのサクラを見ながら向田港に向かいます。

    

手前の緑はレモンだと思われます。島にはたくさんのレモンが植えられています。

その他にも柑橘類が植えられています。その柑橘類は味が良くて評判がいいそうです。

    

幹線道路を歩いていくと何もない広いところにきました。

そこが向田港でした。といってもよく見ないと分からないような小さな待合室が隅にあるだけです。

目の前のイベント用テントが目立ちました。

    

そこには昔のお嬢さまがいました。

春のイベントを前にしたテスト販売だったようです。

タカ長たちがいったときは閉店前でしたが、気持ちよく対応していただきタカカノたちは柑橘類の買い物、タカ長は桜餅を買い求めました。

それが終わるとその昔お嬢さまたちは引きあげて行きました。

    

船が来るまでにはまだまだ時間があります。

上戸の仲間は昔お嬢さまの車に乗せてもらいビールを買いに行きました。

タカ長たちには、、、、、もうひとつの予定が残っています。

その話題は、、、、、、このあとになります。つづきになります。

向うの、右側の山が大平山です。確かに山頂部は平ですね。