武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

立花隆氏との師走対談、自民党復党問題

2006年12月10日 | 人間の欲望
立花 「自民党の復党問題で男を上げたのは、平沼赳夫だけだったのではないか。復党した11人は、政治家として大切な筋目を通すことができなかったという点において、男(女)を大いに下げた。」

じゅうめい 「男を上げたのか疑問である。少しばかりの男の沽券にこだわったのか、復党願いまで出しておきながら誓約書を出さなかったのは女々しい。自民党という党は75日過ぎれば忘却の彼方であり、昨日の敵は今日の友である。逆もまた言える。」

立花 「中川幹事長は大物幹事長というか大物調整型政治家に化けるためにぜひとも必要な、調整能力を発揮できなかった。大物であれば、こういう場合、窮地に立たされても、関係者全員にあまり不満が残らない形で決着をつける方策を考え出す知恵が働くものだが、そういう知恵を全く出すことができなかった。その点において、男を下げた。」

じゅうめい 「中川さんは、終幕まで読んで平沼さんを袈裟懸けに斬った。少し、手がかかったが、返り血を少々浴びただけの話しである。これは中川さんの血風録であるから、白刃を振って鞘に納めただけである。」

立花 「また安倍首相は、なんの指導力も発揮できず、中川幹事長にただ引きずられるままで終わったという点において、大いに男を下げた。」

じゅうめい「11人の素浪人と徒党を組んだ平沼を斬るのに、殿様が出てどうする。奉行で充分であり、殿様が出たら軍鶏の喧嘩になる。」

立花 「ところで安倍首相、体質が弱い上に、病名は明らかにされていないが、持病があるとことはわかっている。安倍政権の最大のリスクファクターは、健康問題のような気がする。」

じゅうめい 「一国の総理の健康問題は国家機密である。それを伝聞でメデイアに公表するのは何かの謀略か、それとも欧米か? 」 (笑)


立花 「今度の復党問題で、その存在感を誰よりも示した平沼赳夫は、あれで潜在的な候補者の一角におどり出たといえるのではないか、もちろん、復党が前提だが」

じゅうめい 「政界は一寸先は闇だから、何が起きるかは分からぬが、平沼の歳を考えると2周位遅れてしまった。自民を追放されなければ、ポスト小泉で、今頃は平沼内閣であったかも知れない。そういう意味では政治判断のミスであった。」

立花 「安倍にもしもがあった時、混乱が長びく場合は、小泉カムバック論が出てきて、一挙に流れができる可能性がある。

じゅうめい 「それは同じ意見だ。小泉さんは秘かにそれを狙っている節がある。
小泉さんの凄さは、政局を嗅ぎ取り、相手の力を利して、自分の渦を作ることにかけては天才的だ。 オペラの大団円を見るようだ。」
<明日に続く>
コメント
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