武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

村上氏の孤独な戦い

2006年12月01日 | 人間の欲望
30日は黒のスーツ、紺地に黄色てんとう虫のネクタイであった。
私は、村上さんの手法を批判してきた一人である。
今回、村上さんの株売買のやり方を改めて注意深く資料を読んだ、

そして、あれっと思った。何かが微妙である。何だろう。頭でやり取りを整理しながら考えてみると、村上さんのやり方は、ビジネス的におかしいところが無いのである。こういう考え方とか手法は誰でもやっていることであるのだ、
基本的な、かつ実践的なビジネスモデルと言ってもいいくらいである。
これが法理論的に証券取引法違反になるのだろうか。
いやまてよ、この法律は、本当はものすごく恐い法律で、検察官の胸三寸でどうにもなるものなのだ。当事者双方が因果関係の証拠立件が困難である。
このインサイダーを厳格に適用すると、兜町(シマ)には、人っ子一人いなくなってしまうだろう。
一蓮托生で全員、府中の刑務所で木工作業ということになる。

ニッポン放送株インサイダー取引疑惑の村上世彰氏(47)に対する初公判が30日東京地裁で開かれた。
村上氏は「私は、無罪であると確信しております」と述べ、罪状を全面否認し検察とガチンコ対決だ。
当時、99億円でニッポン放送株を買い付けた村上氏は、株を高値で売り抜け、30億円の利益を得たとされる。

捜査段階で起訴事実を認め、東証での逮捕前記者会見で涙の謝罪をしたが、保釈後後否認に転じた。六本木ヒルズにあった事務所も11月半ばに閉鎖したそうな。

ストーリーは、最初は、村上さんがライブドアとは関係なく、株投資研究の結果、ニッポン放送の株を2001年から買い始め、2004年には19%を占める大株主になり、フジテレビに高値買取を要求したがフジは受け付けなかった。
株価が上がらないから資金決済キャッシュフローが厳しくなってきた。
困っていたところに、ネットとテレビの融合を掲げたホリエモンが、鍋持って、ネギ背負って現れた。
これで、ホリエモンを焚き付けたら、2004年10月、ライブドア財務責任者の宮内氏から、スイスのある銀行から200億円を調達できることになったと連絡が入った。
それを受けて、村上氏はホリエモンと11月8日に会談した。そして、、、

(明日に続く)
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