★中国の本質。
中国という政治大国は、商社マンとか銀行マンとかいう商人を外交政治のパートナーとして相手にしない。
例え彼らがビジネス・エリートであったにしても、中国共産党のポリティカル・エリートにとって、国家経営の視点から見れば、ビジネスマンはカネと愛想笑いの商人であり、カネ勘定だけで、どうにでもなると軽く見ている。
小泉さんは決して政治エリートではなかったが、政治家としての土性骨を備えていただけに、中国にとって畏怖すべき対象であって、敵であった。
だから元商社マンの丹羽さんを中国大使に抜擢したというのは、比喩的にいえば、呉服屋の番頭を曹洞宗総本山の永平寺へ派遣して、手錬の高僧と禅問答を戦わせるようなものだ。
城内実もそれを心配して、菅政権と外務省に「なぜ丹羽さんなのか」という質問趣意書を出したのだが、その回答は予期した通り、「丹羽宇一郎を大使にした理由」を、木で鼻をくくるような文章で回答したのは、菅政権の無能と無定見を示している。
★菅直人。
薄らバカを絵に描いたような我が国の総理。
温家宝とは「自然に普通に話ができました」と述べたが、情緒障害を負っているような落ち着きの無さ、トロンとした眼、この人、いつまで総理として持つだろうか。
温とは、残る1人のフジタ社員の解放や、東シナ海のガス田「白樺」の問題について何も話をせずに、「尖閣はわが国固有の領土であって、領土の問題は存在しないという原則を申し上げた」そうだが、目を閉じて、あさっての方を見て言ったのだろう。
その姿と実態は「土下座外交」そのもので、みっともない。
これに対し温からは尖閣は中国の領土であると逆にネジを巻かれたそうな。
それにも関わらず、日中の「ハイレベル協議」を行うことに合意したというから、菅直人なる薄らバカは既に政権末期症状に陥っている。
本来なら、それこそ椅子を蹴り上げて話を中断するくらいの覚悟がなければ、ただの「太鼓持ち、愛想笑い商人」と同じだ。
★菅は記者団に、「戦略的互恵関係を進展させることを確認した。原点に戻る話ができてよかった」と述べたそうだが、ならず者国家と付き合っても善い事は何もないぞ。
一方、中国の公式声明は、温が菅と「語り合った」と発表し、「交談」であり「会談」ではないと発表した。
さて、横浜で11月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議がある。
このまま行けば、コキントウはAPECに参加できない。だから中国には日本との関係改善を図りたい意図があったのだが、それを逆手に取って正式会談を実現できない菅直人と須川清司、外務省の外交力量では日本は危うい。まるで小学生並みだな。
★民主党の牧野聖修。
ほらね、民主党というのは自由な言論を認めない政党だ。
牧野聖修は国対委員長代理の辞表を出したという。
「小沢は自ら身を引くべき。それができなければ離党勧告なり、除名処分になる」と発言したことで、小沢派のSSゲシュタポから総攻撃を受けたそうな。
★仙谷由人。
菅温会談を行ったことについて、「日中両国にとって、とりわけ経済にとってよかったと思う」と歓迎コメントを出した。
16兆円もの借金を中国からして、首根っこを摑まれて、日本は中国の属国になる日はいつなのか。そのコメントをせい、仙谷よ。
★大畠章宏。
この人、経済産業大臣だが、昨日5日、中国からのレアアースの輸出がストップしている問題で、「再開されたと判断できる状況ではない」と述べた。
レアアース関係企業の31社すべてが「支障が生じている」と答えたそうな。
「通関申請は受理されたが許可が下りない」、「日本向け荷物に全品検査が行われ、事実上輸出が止まっている」。
おいおい、たかがレアアースごときで、ガタガタするな、少しは頭を使えということだ。
★ジャーナリスト曽我部司の報告。
中国人が日本の土地、それも森林を虎視眈々と狙っている。すでに岡山県真庭市、三重県大台町、長野県天龍村などで、中国資本による森林買収の動きがあった。
中国の最大のターゲットは日本の森林面積の4分の1を占める北海道だ。
すでに2008年、倶知安町の私有林5haが中国系資本に買われている。そのうち32haが水源の機能を持つ森林だという。そして今年に入ると、道内大手リゾート開発会社の加森観光が、土地建物と山林を、別の中国系企業に売った。
倶知安町のある後志地方には、豊かな水源となる森林が約2万5000haも広がっている。その売買状況を小野寺秀道議らが追及したが、道庁側は「所有や転売の状況が確認できない山林が多い」などと答えるばかりだったという。
森林については、1ha以下であれば、道庁に届け出ずに自由に売買できる。実際、森林のうち約2万2000haが細切れにされて売買されていたという。(曽我部司の取材から抜粋)
今からでも遅くない、現行の法制度で、脱法行為で摘発する必要がある。
中国の脱法は許さんぞ。
★田母神俊雄の反中デモ。
10月2日、東京・渋谷で約2600人が2時間にわたってデモ行進を繰り広げ、中国に対して怒りのシュプレヒコールをあげたという。デモを呼びかけたのは元航空幕僚長の田母神俊雄が主宰する「がんばれ日本」。
田母神は、「核を作ると脅してでも、尖閣は守り抜かなくてはならない」「釈放された船員たちは明らかに軍人。その証拠に、中国メディアにほとんど登場せず、日焼けもしていない」。なんでも、あの船長、中国の海軍大佐だという。
事前に本ページに連絡してくれれば、デモ参加の宣伝くらいはしてあげたのだが。次回は連絡ください。
(ムラマサ、鋭く斬る)