武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

菅直人、一衣帯水の本音。 仙谷の権力の女神。

2010年10月19日 | 国際外交の真実

★チリ騒動。
昨日(10・18)も、チリ、チリとテレビの騒ぎが収まらない。

まるでチリの非日常空間に逃避するような態度ではないか。ひどいのはTBSとテレ朝、TBSなどは仮の話として、チリ鉱山事故を映画化した場合、日本の俳優では誰が良いかというお喋りを真剣にやっていた。渡辺謙がいいとか、佐藤浩一がいいとか、いい加減にしてくれ。もう日本は末期症状ではないか。

そんな暇があるなら、反日、反中デモの様子を取り上げたらどうか。

さらに最近のテレビはCMが多過ぎる。しかもリピート再現を何度もやり、視ている者をうんざりさせる。ひどい場合は、長いCMの後、本番になったと思いきや、一瞬で再びCMへ戻ることだ。こういうことは昔はなかったと思う。

テレビ不況の為に、多くのCMを流さなければならないのか。
一方、番組とCMの音量について、昔からCMに入るや音量が高くなるのは、テレビ界の常識だったが、最近の音量の高低差はひどいと感じるのは、私だけなのか。

 

★菅直人。昨日の国会(10・18)。

国会で菅は、「日本と中国は一衣帯水である」と、述べた。

一衣帯水とな。
この言葉は日中間で頻繁に使われる。特に中国が日中友好を言うとき、好んで使われる中国の諺だ。

この日本語の意味は、「両者の間に一筋の細い川の隔たりがあるだけで、きわめて近い関係を指す」。つまり転じて、両者、協力して助け合いましょう、さらには一心同体に近い意味で使われる。

1972の日中共同声明にも、「日中両国は、一衣帯水にある隣国であり、長い伝統的友好の歴史を有する。両国国民は、これまで存在していた不正常な状態に終止符を打つことを切望している」というふうに使われる。

ここで中国の原典に触れてみると、「南史・陳後主紀」に次のようにある。

 

「原典」 我為百姓父母、豈可限一衣帯水、不拯之乎

「解釈」あんな川ひとつで隔てられているからといって、向こう岸にいる困った民衆を救わないでいられようか。

「解説」中国の南北朝時代、南朝皇帝は暗愚であり、国力が衰え民衆は困窮していた。そのような中で北朝皇帝が、南下して南朝に攻め入るときに使った言葉である。つまり他国を侵略する際の便法口実に使った言葉というのが、そもそもの謂れだ。

さて、菅直人は、「一衣帯水」という原典と背景を理解して、そういう諺を引用したのだろうか。意図的ならば、菅直人なる者は危険人物であり、無理解ならば日本の暗愚ということだ。平たく言えば、「薄らバカ」
★仙谷由人。

尖閣問題、昨日の国会で仙谷がこう発言した、「日本が行った尖閣問題の処理は国際的に高い評価を受けている」。
この人、正気かいな。米国は胸をなでおろしているが、日本を評価など一切していない。アジア各国は、日本の不甲斐なさに落胆し、内心、嘲笑している。

ヨーロッパは、中国を恐るべき大国として警戒度を深め、日本の政治的・経済的脆弱性を確認した。

さて話を変える、本ページは昨年の8・30総選挙前、仙谷由人を次のように表現した、「仙谷は負け戦であっても、一歩前に出て凄むところがある」。
この人、社会党であり、常に時の権力に打ちのめされて来た。法廷闘争においても、権力を背景にした裁判官、検察官に常に苦渋を呑まされて来た。そしていざ、自身が権力を握った途端、憧憬の的であった「権力の女神」に自身の頬を擦り付けていると、本ページは見る。

★丸山和也

丸山は尖閣問題で、仙谷と個人的に電話で話をしたという。その電話会談で仙谷は次のように発言をしたことを、昨日の国会で暴露した。

仙谷いわく、「日本は既に中国の属国になっている。それで何か悪いのか」。

★前原誠司。

尖閣の実効支配の強化について丸山和也から問われた。

前原誠司は、ダラダラと訳の分からぬことを口から吐いただけで、丸山の質問に答えなかった。丸山は尖閣の実効支配を強化する為に、自衛隊を尖閣に駐屯させたらどうかと、具体的に前原に糺したのだが、前原は逃げまくり、その質問には答えず。

そして丸山もそれ以上、追及しなかった。

おいおい、お前たちの歳費(給料)は、国民の血税から払われているんだぞ。もっと真面目にやれ。最後に丸山は、「前原さん、あなたは最初の威勢はいいが、最後はいつも尻切れだ」。

★柳腰外交について、

丸山和也は仙谷の柳腰外交をずばり、次のように述べた。

丸山いわく、「私は柳腰外交というのは良いと思う。しかし、粛々と中国人船長を立件起訴し、判決が出た後に、国外追放にするのが正しい方法であり、中国から抗議を受けても、(日本は法治国家でございます)と、レイセイ・シュクシュクと受け流すのが(柳腰)ではないか」。
これは丸山の勝ちだ。仙谷の柳腰は単なる弱腰だ。しかも「レイセイ、シュクシュク」」と鳴く弱虫。

★中国。

この国はいつも隣国に対して「友好」を唱えながら、突然手のひらを返して「恫喝外交」に切り替える。それで効果がないと知ると、躊躇なく戦争を行う。ベトナム、インド、韓国、パキスタン、チベット、ウイグルなどなど。

チベット、ウイグルなどは、まともな軍隊を持たなかった為に、戦後世界の混乱期に中国の大軍、人民解放軍に侵攻され、占領された。

さて、中国の最大の狙いは日本なのだが、「一衣帯水」を具現化するために、日本に大量の中国移民を送りつけ種を蒔き、日本転覆、属国化を推し進めている。
中国による日本占領が、レイセイ・シュクシュクと進行している。

(ムラマサ、鋭く斬る)

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