★中国報道官のご機嫌。
日本の各メディアは、あの権高で冷たい目をした報道官の女の機嫌が良かったとか、悪かったとか賑々しいのは、本当に情けない。
美人でキュートなら、本ページも乗らないことはないが、ああいう高飛車で背筋が凍るような物言いをするのが、中国の真の姿だという事を記憶に刻もう。
★富坂聡。
昨晩テレビで、富坂聡は次のように述べた、「中国は追い詰められていた。だからフジタの3人をさらっと返した」。さらに富坂はこう結論付けた、「中国は日本がどういう風に出るか見極める」。
まるで中国の代弁者だな。つまり人質解放で日本を油断させながら、日本の首を締め上げる。そのアナウンスの役割を巧妙に演じる。富坂はチャイナ・エージェントの匂いがする。
★クリスマスには早いが、中国へ贈るメッセージ。
我々は中国人を歓迎しない。(我们不欢迎中国人)
犬と中国人、入るべからず。(狗和中国人不可进入日本)
★細野豪志。
個人的に中国と話をして来たと述べたモナ細野。
だったら何故、民主党職員で内閣官房の須川が同行したのか。何故、北京空港のVIPゲートで出迎えたのは日本大使館ではなく、中国政府だったのか。しかも官邸の密使でありながら、情報がダダ漏れだったというのは、官邸崩壊を示している。
★丹羽宇一郎。
城内実が危惧していたことが、やはり起こった。
丹羽は外交経験ゼロ、つまり世界的な政治ネットワーク(人脈)を持っていない。米国、欧州、そしてアジア各国との政治経験がないから、丸裸で中国の蛇頭と戦うようなものだ。
CIの商社マンで、社長、会長までなったビジネスエリートではあっても、それは商人の話。商人と政治はまったく別の世界だ。つまり人脈を重視する中国から見れば、子供と同じ。丹羽をどんなに痛めつけても、丹羽はピアノが弾けない。つまり政治人脈というバックがない。それは悲しいほどだ。商社マンがよく使う言葉、「鼻も引っ掛けられない」。
相手は政治大国の中国だぞ。この丹羽の大使抜擢は菅直人と仙谷の主導だから、外交音痴の露呈だ。
★昨日(30日)の午前中、衆院で尖閣集中質疑があった。
☆自民のトップバッターは小野寺五典。
点数を付ければ70点。微妙だな。悪くはないが良くもない。追求が肝心のところで甘い。人間が優しいんだな。水産学校を出て宮城県職員で水産の研究をやっていたらしいが、魚を相手にしていた方が日本の為じゃないか。
小野寺の最後の締めは、「言葉が悪くなってごめんなさい」と菅直人に謝っていた。謝るくらいなら始めから言うな。
それに比べて前原誠司は野党時代、総理の麻生をつかまえて、「あなたは税金泥棒だ」と面罵したことがあったが、そのくらいの気概と迫力を持て。
☆次は塩崎恭久。
元・青びょうたんの安倍内閣・官房長官。この人も甘かった。レンホーが「尖閣は領土問題だ」と発言した件を追及したのだが、レンホーが大臣席に座っていながら、レンホーを直接追求しなかったのは何故か、不思議だ。
自民党には人がいないな。上がハニー谷垣だから、下も皆、甘くなるということか。
★菅直人。
相変わらず質問をすり替え、口蹄疫の豚のようにダラダラと口から何かを吐いていた。
代わりに仙谷が影の総理として、横柄に一人喋っていた。そしてお笑いだったのは、議事進行役の松原仁が、「内閣官房長官・菅直人君」と言ったのは、意図的なのか、単純ミスなのか、どっちだ。確かに菅は総理ではないな。
ところでASEMでの首脳会談のセットは韓国の李だけだという。マイナーの韓国と話をしにブラッセルまで行くのか。まあ、温家宝とのセッティングをする為に時間を空けているということだが、中国と会談できなかったら、菅の最後の蝋燭は吹き消されてしまうぞ。会談できなかったら、ブラッセルの、日本ではブリュッセルというらしいが、小便小僧を見て、その謂れを勉強すればいい。つまり子供でも敵に対しては勇敢に戦うということ。
★フジタ。
フジタの社員3人が解放された。
大体が中国の為に働いている日本人に無礼千万、そもそもスパイをするのに4人で目立つように一緒に行動するのか。
罪のないフジタの社員4人を、問答無用で拘束するというのは、中国という国は恐ろしい国だな。3人が解放されたのは、3人が違法な事をしたと罪を認め、反省文を書いたからだという。
まったく中国のやり方は許せない。そもそも訳が分からず、中国の武装警官から、いきなり拘束され、恫喝されたら誰でも罪を認め、反省文を書くだろう。
そして仙谷が、フジタ社員の拘束は、「尖閣とは関係ない」と言い切ったのは、どこの国の官房長官なのか。中国との互恵関係など笑止千万。
★尖閣。
共産独裁国家・中国を甘く見てはならない。
中国はタダで引き下がるような相手ではない。
中国は現在、尖閣周辺に武装した漁業監視船と巡視船を10隻以上集結させている。日本の防衛省は、「不測の事態がある」と警戒態勢を崩していないという。つまり日中の武力衝突だ。鳩山は東シナ海を「友愛の海」にすると宣言したが「憂哀の海」だった。
★民主党。
民主党には外交やナショナル・セキュリティーを理解できる議員が少ないどころか、反日活動家がウヨウヨだ。
社会党出の国家公安委員長・岡崎トミ子などは韓国で反日デモに参加。
レンホーは、尖閣は中国のものだと中国人教育を受けて育った。
そして菅直人、前原誠司、大畠章宏らの大臣は何と日本の国旗国歌法案に反対した反日政治家なのだ。
こういう菅直人政権で、中国は本気で、今のうちなら尖閣を奪取できると思っているのではないか。そういう軍事挑発と考えれば辻褄が合う。
世界を見てみれば、中国は米軍が1992年にフィリピンから撤退した翌年から、南沙諸島を実効支配した。今の尖閣は、当時のフィリピンと似た状況にある。
軍事力をバックに強烈に日本を恫喝したかと思えば、一歩引いて譲歩を匂わせ、日本に隙があれば中国の領土拡大と海洋権益を狙う、したたかな中国。
それにしても、尖閣の難しい政治判断は海保に任せ、日本の外交判断は検察、そして官邸は政治介入せず、などという外交・安保オンチというか、政治放棄の菅直人と仙谷が、したたかな中国外交に敵うはずがない。
(ムラマサ、鋭く斬る)