★野田佳彦とTPP。
やっちまったな。
優柔不断というのか、オロオロというのか。
TPP、たいへんプアでパーな野ブタ君。
先日、本ページはこう述べた、「本ページがTPPに賛成する最大の理由は、官僚腐敗を糺す為だ。そして腐った既得権益を潰す」。
但し、それは決してバラ色の道程ではない。しかし挑戦する価値はある、と。
TPP賛成論者の中には、少数派ながら既得権益との対決だという論調はあるが、官僚腐敗の打倒、という言い方をする賛成派はいない。
官僚という妖怪がこの国に巣くっている。この国の根っこが腐っている、自浄能力は政治にも官僚機構にも既に無い。だからTPPという米国の外圧が必要なのだ。
反対論者は言う、「TPPに参加すれば安い米が入って来る。日本の農業は潰れる」。
さらに、「国民皆保険が無くなり、日本の医療は崩壊する」と、JA(農協)と日本医師会は猛烈に反対する。
日本の農業が潰れる? 「米を作るな」という歴代政権の指導の下、農業は補助金漬けで弱体化し、JAは農業振興団体というより、国からカネを分捕る利権集団になってしまった。ひどいものだ。
一昨日、経団連と会合を持ったJAの親玉と幹部連中を見るがいい。まるでどこかの高利貸しか、暴力団と見間違えるような雰囲気だった。
健康保険が崩壊する?
なぜ医療費が年間1兆円ベースで増えていくのか、官僚と歴代政権はそれがあたかも当然かのように述べ、それに見合う高齢化問題を持ち出すが、それは本当ですか。
TPPによって医療の暗部がえぐられることを恐れて、日本医師会は強硬に反対しているのではないですか。検査漬け、薬漬け、介護漬け、開業医の過剰保護。
なぜ日本ではエイズ、C型肝炎、ワクチン禍の薬害がなくならないのか。厚生官僚、医学会の権威と言われる医学部教授、製薬会社の連環に巨大権益は存在しないのか。国民の生命と健康を食い物にしながら、毎年1兆円増えていく医療費にメスを入れる必要はないのか。
さて、JA(農協)も日本医師会も心の中は、「どうやら、このTPP、何かキナ臭い匂いがする。国民などはどうでもいいが、俺たちの既得権益は絶対に死守しなければならぬ。我々の既得権益を潰そうとするなら絶対に反対する。じぇったい反対ニダッ」。
さて、野ブタ君、どうする。
虎は死して皮を残すが、豚は死して何になるのか。
(ムラマサ、鋭く斬る)