★野田佳彦。
国会を早々に閉じ、主要メデイアは休みを取り、官僚役人も仕事納めをやり、皆が年末年始の休暇に突入したというのに、野ブタは消費税増税に死に物狂いで突き進んでいる。そして消費税増税だけではまずいと思ったか、衆院定数80人削減、公務員給与カット、特別会計への切込みを急に打ち上げたが、そのすべては泡と消える運命にある。なぜなら肉を切り骨を断つ命がけの改革は、勢いがなければ達成できぬ、これ物事の常識、だから既に死に体になってしまった野ブタ政権にとって、これらの改革ぶち上げは見せかけショーにはなっても、実現することは、もはや不可能なのだ。
「立てば豚マン、座ればドジョウ、歩く姿は魑魅魍魎」
★野田佳彦その2。
野ブタは2009年7月、衆院本会議の演壇で、自民党を激しく批判しながら、次のように演説した。「官僚の天下りを根絶する。そのことによって12兆円の歳出カットがすぐに可能になる」。
その翌月の8月30日、民主党は300議席を超える大勝利を得た。代わりに自民党は200議席近くを落とす死屍累々の地獄を見た。
しかるに2年4ヶ月が過ぎようとしている今、この国は地獄の場にいるようだ。
不景気? 日本人は克服できる。
津波災害? 日本人は乗り越えられる。
民主党? 次の総選挙で地獄を見せてやる。
しかるに放射能の大汚染はどうにもならぬ。国発表で168発分の広島型原爆分、小出先生の試算では数百発分の原爆が福島県と東日本に投下されてしまった。
しかも広島原爆より性質(たち)が悪いのは、(低線量)の放射能が万遍にばらまかれ、田畑の土壌、山の木々、水源に染み渡ってしまった。
放射能の恐怖はこれから始まるのです。チェルノブイリでは3年から4年後に大量のガン、白血病が発症し、一方ではDNA損傷による奇形児の増加、先天性の知能障害児が今でも問題となって連綿と続いているのです。
その原因を作ったのは東電、経産省、原子力安全委員会、東大、京大、東工大の御用学者たちであり、世紀の指導ミスを行ったのは官邸にいた菅直人と民主党の面々です。
★桜井よし子。
本ページが敬愛していた人だったが、しかし、3・11以降の桜井さんの発言を聴いていると、何と「原発をあきらめずに、推進しましょう」というのだから、呆れたな。
その論理は、原発イコール電気を作る、それは良いことだ、だから安全性を高めて原発を推進しましょう、という12月10日の発言を聴くと、原発の本質をいまだに理解せず、著しい勉強不足だ。これじゃ「日本頑張れ」などという政治発言も信用できぬ。
原発など人類に1ミリも1グラムも、幸福と利益をもたらしませんから。
さようなら桜井さん。
★民主党と東京電力。
12月21日、福島原発4基の廃炉に向けた工程表を発表した。
溶けた核燃料の状態を把握するだけでも10年を要し、燃料の取り出しや、建屋の解体まで含めると40年かかるとする。
その間も放射能はジャジャ漏れだな。
小出先生も指摘しているが、コンクリートによる石棺化をまず進めるべきだ。地下にも防禦バリアを敷設する。
しかし東電と経産省は原発の墓場を見たくないんだろうな。
見たくないといっても、放射能は止まらないぞ。
(ムラマサ、鋭く斬る)