ロンドン・オリンピックが終わった。
日本は金メダルこそ少なかったが、史上最多のメダルを獲得したとメディアは騒ぎ、国民は喜んだが、しかしそのロンドン・オリンピックの裏側では、ある不思議なことが起きていた。
本ページは、それについて10日ほど前に簡単に触れたが、テレビや新聞の大メディアはそれを取り上げず、そのまま忘れ去られようとしていた。
しかし、それは心のどこかに引っかかり、何かがきっかけに次第に頭をもたげ、その不可解さを調べずにはいられない気持ちになった。
そして分かったことは、驚愕の事実であったのだ。
そのニュースは毎日新聞が報じた。
今年の7月、日本選手団のオリンピック壮行会に被災地の宮城県石巻市・牡鹿中の生徒30人が招かれ、ガレキの木材などをもとに作ったメダルを、お守りとして選手たちに手渡した。
子供たちは言う、「お守りにはロンドンで活躍するように願いを込めた。ガレキは悲しみの象徴だったが、これで生まれ変わった」。
ある意味、涙を誘う美談だが、イギリス人から見ればあってはならぬ放射能拡散メダルだったのではないのか。
そしてそれはロンドン・オリンピック開会式の入場行進において、日本選手団だけが途中の出口から強制退場という結果となって現れた。
日本人だけなぜ特別扱いを受け、強制的に退場させられたのか、悲しいことだが、それは放射能汚染国からやって来た者たちの「隔離」であったのだ。
各国のスポーツエリートが集結する開幕式、そしてエリザベス女王とロイヤルファミリーが顔を揃える華麗なる舞台に、放射能汚染団とガレキメダルはあってはならぬものではなかったか。
一方、あれだけ勇躍していた石原慎太郎が直前になってロンドン行きをドタキャンしたのは、決して体調不良ではなく、ロンドン・オリンピック運営委員会と日本JOCが、日本選手団途中退場の合意がなされたことをキャッチし、それに石原が憤慨したからだと漏れ聞こえて来る。
だからテレビを見ていて誰も気がつかなかった日本選手団途中退場に疑義を差し挟んだのは、石原の部下、猪瀬副知事であったのは、単なる偶然の産物ではない。
そして、みんなの党の松田公大も前もって情報を入手していたという。
それらの疑義に対してJOCの見解は、「ロンドン運営委員会の誘導ミスであった」としたが、ロンドン運営委員会は「日本選手団の体調調整という理由で、途中退場の申し出が日本サイドから要請された」と話が食い違う。
当時の開幕式映像を確認したが、あれは誘導ミスなどというものではなく、日本選手団がそれ以上、前進できないように多数の運営委員によって人間バリケードが作られ、その背後には指揮を執りながら威嚇するような眼光鋭い黒服がいたのは、計画的な誘導であり、日本選手団の隔離であったことは間違いない。
一方、日本は今回、選手団総勢518名(選手293名、役員225名)の大代表団をロンドンへ派遣した。しかし、開会式の入場行進に参加したのは何と40数名であったというから、驚き呆れ、世界が注目するオリンピック行進で、518名中たった40数名の参加とは、オリンピック精神の放棄だと本ページは厳しく批判したのだが、これはロンドン運営委員会とJOCの合意、つまり放射能汚染団は極力人数を減らすようにというロンドンからの圧力であったことが分かった。
これが本当の理由であったから、日本もイギリスも相互に矛盾する見解を述べ、日本の記者もテレビ局も見て見ぬ振りをせざるを得なかったと漏れ聞こえて来る。
在英の日本人は語る、「BBCのテレビ中継を見ていましたが、日本が映ったのは国名が呼ばれたときの十秒ほどだけ、退場があったことなど全く気づきませんでした」。
つまり誰もがこの事実を闇に葬ろうとした。
しかも、日本選手団強制退場について、日本のメディアは一切報道せず、在英の日本人ブロガーが連続写真とブログで訴えたのが、きっかけだったとは、日本のメディアは信用できぬ、ということ。
原発ハンタイ、即時ハイロ、民主党イラナイ、自民オシマイ、公明イラナイ、再稼動アリエナ~イ。日本を守れ。
★クリス・バズビー博士異聞。
クリス・バズビーは英国の物理化学の博士、放射線被曝を研究している科学者であり、欧州放射線リスク委員会(ECRR)の事務局長でもある彼が、2011年7月来日し、福島、千葉、都内において放射能汚染調査や講演を行ったのだが、日本での仕事を終え、成田空港に到着するやシャワールームでシャワーを浴び、日本滞在中に着ていた服を全部着替えて、それらを全部捨てて帰国したのは紛れもない事実である。なぜならホットパーティクルと呼ばれる目に見えない放射能プルトニウム粒子が身体や洋服に付着したリスクを少しでも軽減する為であったのだ。
なお、バズビー博士は、低線量被曝の危険性を訴え、セシウムが引き起こす子供の心臓病(心臓マヒ)に警告を鳴らしている。
★サンマと田原総一朗。
既に3週間が経ったが、7月28日に放送されたサンマのテレビを見ていて、何か気味の悪い違和感を覚えたのは私だけだったのか。
3週間が過ぎた今でも、あのサンマと田原のミスマッチの対談が思い起こされる。
いつもは軽薄な芸能タレントを相手にお笑いをとるサンマのゲストが、何と幽鬼の顔を持つ田原総一朗とはどういうカラクリがあったのか。
初めはどうでもいいお喋りの中で、一瞬、サンマと田原がキラリと白刃を見せた時があった、
「日本という国は豊かで良い国ですよ。こんな国は他にない」と田原。
サンマの顔を突き刺すように田原は断言し、これを言う為に、この下らないお笑い番組に今日、俺が来た理由であるし、国民的人気のあるサンマを宣伝に使いたいということでもあるし、俺のバックにはそれを欲する権力が存在する、と。
それに対してサンマは、口には出さなかったが、局の上から田原を呼ぶと言われて困ったんですけどね、局命令ですから、仕方ないねん。だからPとDに相談したんですけどと、心で語りながら、口から出たことは、「今日は、田原さんに不愉快な思いをさせずに帰っていただくのが、番組の趣旨ですから。ハァ」とサンマ。
(ムラマサ、鋭く斬る)