★野田佳彦。
野田佳彦という人物評価は難しい。
これまで本ページは野田佳彦を厳しく批判してきたが、どうもよく分からない部分があった。それでも本ページの出した結論は、「無機質な言葉を口から垂れ流す野ブタは、田んぼでカラスを追う物言わぬ案山子よりも劣る」であった。
国会予算委員会での野田さんの答弁を長時間聴いて来たが、印象としては頭の回転が速い。そして意図的な誤魔化しと詭弁性があり、誠意は感じられないが、ソツはない。しかし問題は、善くも悪くも、野田さんの言辞は心に響いて来ないのだ。
なぜなのか。そこが分からない部分であったが、おそらくこの人には軸がない。あるいは軸はあっても、それは詭弁と修辞学の上手な、優等生的な、受験勝ち抜き者の無表情なココロの空洞を反映したものではないのか。
野田さんが入った当時の松下政経塾というのは、千人の受験者からたった30人しか合格させないエリート政治家養成機関であり、6年間、衣食住はもちろん、当時としては破格の月手当10万円(現在は20万円)を支給され、内部では議論に議論を重ねるディベート生活であったという。つまり議論に勝つためには、詭弁と修辞とクイズ的な知識を身に付ける術が必要であったのだ。
さて、昨日の反原連の発言者の一人が官邸で、野田佳彦を前にして直接、次のように述べていた、「私は船橋の近辺に住む者ですが、昔の野田さんの街頭演説は心に響いた。しかし、今は全く駄目だ」。
ユーチューブで、昔の野田さんの街頭演説を再び聴いてみると、政治家としては演説上手の部類に入る。そして座談もうまい人だと聞こえてくる。
しかし、官邸デモの民衆の声を「大きな音」として捉える感性は、単に言葉尻の問題ではなく、野田佳彦あるいは松下塾卒業生の本性を指し示しているのではないのか。
だから、二足歩行の人間というより、二足歩行の豚と表現するほうが、何かしっくり来るように思えるのだが。
豚は時の支配者に隷属し、飼い慣らされる。
そして役目が終わり時期が来れば、自動的に狭い囲みに追いやられ、気がつかぬまま、上からギロチンが静かに、そして素早く降りてくる。
★親書。
日本の総理の親書を韓国が送り返すとは、何たる国際的無礼の極みだな、と大笑い。時代が時代なら、戦争前夜の雰囲気だな。
まあ、猿を相手にしても、ケガをするだけ。
★玄葉光一郎。
頼りない我が国の外務大臣だが、初めて竹島について「韓国の不法占拠だ」と述べた。岡田克也、前原誠司、松本剛明らの民主党の歴代外相は、「法的根拠のない支配」と答弁し、韓国に対する土下座外交をやってきた訳だが、今となっては遅すぎる。
(ムラマサ、鋭く斬る)