武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

激闘の箱根駅伝、華の青学と猛者の東海の一騎打ち、そして涙の国学院。

2020年01月04日 | スポ―ツ

激闘の箱根駅伝

今年の箱根駅伝は面白かった。
例年になく、シード権争いが激しく、日テレの中継もトップ走者ばかりでなく、中位の熾烈なバトルを丁寧に映していた。

また、最後は青学の独走になったが、昨年の覇者、マリンブルーの東海が歯を食いしばって追いつこうとしたのは見ごたえがあった。
特に東海6区、山下りの館澤(4年)の走りは鬼気迫るものがあった、そして驚異の区間新、そこから東海は青学に襲い掛かると思ったのだが。

 

(短評)

青山学院
新記録で優勝、
今年は負けられない、という気迫を感じた。
昨年の失敗、と言っても準優勝だが、その苦悩を経て、どん底から這い上がって来た野性味を感じた。
MVPを挙げるとすれば、4区の吉田祐也、1分30秒差を引っ繰り返し、独走に持ち込めたのは嬉しい誤算だったろう。なぜなら4年目にして最初で最後の箱根快走だったから、「これで悔いなく卒業できる」とゴール前で、大粒の涙を流しながら、最終ランナーを迎えたのは感動であった。
どん底(昨年、優勝を逃したことでチームは最悪だった)から這い上がったことで、青学の黄金時代が今後、続くだろう。

 

東海
やはり強かったマリンブルーの猛者たち。
黄金世代と言われた4年生は野性味があって、素晴らしかった。
今回は青学の執念に負けたということ、しかし恥じることはない。
来年の箱根で燃えよ、東海。

 

国学院
意外に健闘しましたね、第3位。
出雲駅伝優勝はフロックではなかった。
前田監督はゴール前で男泣きしながら最終ランナーを迎えた、「選手は僕の誇り」、
こういう監督だから選手はガンバルんだろうなあ。


東京国際大
スーパーケニアのキベット(1年)は凄かった、世界トップレベルです。
3区で下位からゴボウ抜き、そして首位に立って、2位青学を1分半離した。
1年といっても、外見はケニアの怪人ですね。

明治
健闘しました。
中位で走っていて、最後10区で追い込んだが、ゴール前息切れ、残念でした。
伝統の明治に元気がないと、箱根が盛り上がらない。
明治の選手は礼儀正しいですね、躾が良いんだな。



早稲田
高校のトップランナーを毎年スカウトしながら、この成績ではちょっとね。
厳しい言い方をすれば、監督の指導力に問題があるような気がする。
往路から首位争いに絡まないと、早稲田の名が泣く。


東洋
1区の西山で今年は終わりましたね。
足の骨折で半年間練習できなかった選手を1区で起用したのだから、走れる訳がない。学生駅伝頂点の箱根駅伝はそんなに甘くない。


中央
昔日の王者の面影がない。
何が悪いのか、監督か、学校とOBの支援体制か。


筑波
優勝校から30分も離されるとはトホホ。
あの走りを見ていると、明らかに練習不足ですね。
走っているというより、休みの日の健康ジョグ?
筑波はもっとやると思ったが。



さて、今回の箱根で一番笑ったのは、ナイキですね。
ナイキのシューズ、ヴェイパーフライを履いていた選手は210選手の約85%で、記録ラッシュはナイキシューズによるものだと分析する指導者と選手の声が多い。

「ヴェイパーフライ」とは、ナイキ(米国)製、超軽量ソールにカーボンプレートを埋め込んだ厚底シューズで、カーボンの反発力を利用して飛ぶように走れるという。

設楽悠太(ホンダ)と大迫傑(ナイキ)が、男子マラソンで日本記録を更新し、大迫は東京マラソンで賞金1億円をゲットした。

恐るべし、ナイキ。

なお、青学のオフィシャルサポートはアディダス(ドイツ)だが、青学の選手は全員、ナイキのシューズを履いて走ったのだから、アディダス、涙チョチョ切れ。


(じゅうめい)

 

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