光山鉄道管理局・アーカイブス

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今年(2015)最後の大物・KATOのC59

2016-01-08 05:56:12 | 車両・蒸気機関車
 今年もあと5日ほどですから恐らくこれが今年最後の入線車という事になりそうですが、それにしても大物が舞い込んだものです。
KATOのC59・呉線仕様。

 何しろKATOのC59と言えば過去何度かカタログに予告まで載せていながら製品化は先延ばしの連続、しかも年によってはその予定まで消える事があったというほどファンの気を揉ませ続けたと言われるモデルですからようやくのリリースに首が伸びきってしまった方も多かったのではないでしょうか。

 ですがその間にKATOの蒸機そのものがスケールの修正を含めてかなりのグレードアップの方向に舵を切っていたのは幸いだったと言わなければなりません。今回のC59はまさにそのハイグレードモデルの文法にのっとっているので「客車より大きい」とか「他社のスケール品より目立つのでKATO蒸機の中でないと落ち着かない」とか考えなくても良くなった訳で(笑)

 私個人としてはこのC59、C62ともC57とも異なる一種の端正さに魅力を感じます。前者に比べて派手な特徴のないロコであるにも拘らずその普通さが蒸気機関車らしい力強さに繋がっている感じがあります。

 そんな訳でこのC59もかねて予約していましたが今日になって到着と相成った訳です。
 最近のKATOらしく細密度は極めて高く、それでいてこれ見よがしな所が無いのがなかなかの好印象でした。

 何しろテンダ下のATS車上子(だったかな?)の造形までこの通りですから。

 とはいえこれだけだったら「ほお凄いな」で済んでしまうところですが、私がこのC59で驚かされたのはその走りです。
 それも停まる時。
 空走距離が短いとはいえ驚くほど自然な惰行を見せてくれるのです。これには驚くと同時に惚れ込みました(笑)で、早々にナンバープレートの取り付けにいそしむ私がいたりします。

 走りも含めたトータルバランスの点でも十分一級品と思います。
 こんな凄いのがよりによって今年最後の入線車とは。
 そう言えば今年最初の入線車も同じKATOのD51なめくじでした。

 個人的な要望としては東北線仕様のC60もリリースしてくれるととても有難いです。