光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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ノス鉄の「富井化学工業バッテリーロコ」

2021-11-18 05:24:37 | 車両・電気機関車
 ノスタルジック鉄道コレクションネタから

 今回のラインナップで最後に紹介するのは「富井化学工業バッテリーロコ」と称する一品。

 見ての通り電気機関車のEB10からパンタを外して自由形の蓄電池機関車に仕立てましたと言うノリの製品です。
 人によってはこの種のフリー機を快く思わない向きもある様ですが、わたし個人としては今回のラインナップで一番「肩の力を抜いた気軽さを感じさせるロコ」と感じました。

 スケールモデルのようなしゃかりきさと言うか、考証にこだわりすぎて窮屈さを感じさせた他のモデルに比べるとこのフリーロコの存在がなんだか清々しさすら感じさせるのだから不思議です。

 マイクロやTOMIXからもショーティ系のフリー機関車は出ているのですが「〇〇形(ここには適当な人気機関車を代入してくださいw)タイプ」と呼ばれるものばかりで面白みに欠けるものが多いと感じます。

 HOと違って運転上の制約が少ないNゲージの場合、お座敷運転ひとつとってもショーティ機をわざわざ走らせなくともスケール機で間に合ってしまう事情も大きいでしょうし、より小型のレイアウトを指向(或いはデスクトップのお座敷運転)するため確信犯的にスケール車体を縮めたBトレインやプラレールアドバンスなどとキャラが被りやすい事(しかもディフォルメが中途半端)もあるのでしょう。

 その点、同じフリーでも(色変えのみと言う安直さに目を瞑れば)形態的にも走行性でも無理が感じられないのが今回の機関車と思います。

 ミニレイアウトに使うもよし、メインラインに並走する簡易線や専用軌道に使うもよし、シーナリィに対する機動性にも優れているモデルと言えるでしょう。