光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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はつかりとやまびこが行き交うひとり運転会のはなし

2021-11-20 05:26:23 | 車輌・電車
今回はひとり運転会ネタから

 先日の平日休は朝から雨に降りこめられまして、予定していた草むしりやら何やらがお休みとなりました。
 めっきり肌寒さを感じる気候で外も昼間から薄暗い状況でしたが、こういう時ならレイアウトの運転を愉しむには逆に好適とは言えます。

 という訳で早速引っ張り出したのは
 KATOの485系とマイクロエースの483系
 それぞれ「はつかり」と「やまびこ」の編成です。

 先日KOUさんのブログを拝見した折、そこでたまたま485系が取り上げられているのを見て「そういえば485系もご無沙汰しているなあ」と思い出したことがきっかけです。

 交直流の特急電車の485系はそれこそ国鉄の電化されている線区であれば理論上どこでも見る事が出来るのではないかと思われるくらいあちこちで見かけた電車だったと思います。
 現に私の故郷では457系や583系と並んで「最もポピュラーな電車」でした。

 昭和の50年代くらいまでは「故郷から上京する」時の選択肢は事実上特急電車の一択状態(もちろん急行もありましたが所要時間が長かった!)でした。
 何しろその特急でさえ、盛岡から上野に行くだけでも朝8時半の電車に乗って到着は午後の二時台。夕方4時台の上野発に乗っても盛岡に着くのは夜の11時台なんてのがざらでしたから。

 その意味では車内で長時間寛げるグリーン車とか食事の時間帯を挟む運用での食堂車の必然性も高かったろうと思います。
 
 当時は「昔のこだま号と同じカラーリングの特急電車」というのはそれだけで大きなステイタスでもありました。
 電気釜仕様の485系は主に「やまびこ」のほとんどすべてと「はつかり」の一部で使われていましたが個人的には「やまびこ」のイメージが強かったと思います(故郷が青森や宮城だったらまた違う印象でしょうが)

 が、今回のモデルはKATOの「はつかり」仕様。ならば相方には483系ボンネット特急の「やまびこ」でしょう。
 似たようなカラーリングな上に中間車だけ見たら見分けがつかなそうな二つの編成ですが、先頭車が違うだけで(あとベンチレーターも)印象が違って見えるので案外見飽きないものです。

 何よりこれらを走らせるだけであの頃の「上京」の気分を思い出せるのが嬉しいではありませんか(笑)