カラーブックス鉄道ネタから

阪急は前にも取り上げましたが、今回のはその第二陣
「日本の私鉄 阪急」(阪急電鉄株式会社、諸河久共著)
「日本の私鉄」シリーズも最初の近鉄が出たのは1980(昭和55)年。それから10年以上かけて主要な私鉄を網羅してきたわけですが、1989年頃から二巡目に入った様で近鉄や京成がリニューアル新版として追加される様になった様です。
今回の阪急が出たのは1998(平成10)年。
今回は阪急電鉄が制作に参加していますが、前巻と違って他の会社の本と同様に「車両の系譜を年代順に網羅する形式」となりました。
まあ、車両名鑑として見るならこの方がわかりやすいとはいえます。
ですが、本書の中で異彩を放っているのは実は後半の方です。
「大震災を乗り越えて」という一章。
前巻から本巻の間に起きた阪神淡路大震災は多くの私鉄が罹災し、中でも阪急はターミナル駅が大きく破損したり線路の崩壊や橋梁の落下(新幹線の効果が落下したところまであった)という甚大な被害を受けています。
本書では被災時の被害とそこからの復旧、復興の流れ(とはいえまだ4年ほどしか経過していないので本書の中では伊丹駅ができていない等「復興途上」を思わせるところも多い)に1章を割いています。
また、巻末に掲載の形式図と編成表は他社に比べて詳しくなっており実際の編成をモデルで再現するときなどは役に立ちそうです。
このほか、スルッとKANSAIや他社のりいれなどにページを割いている辺り、全巻で書ききれなかったところを補足しているのは会社も参加して編集している本書ならではの特色かもしれません。
(そのせいか、宣材パンフレットくささの様なものも微妙に感じますが)

阪急は前にも取り上げましたが、今回のはその第二陣
「日本の私鉄 阪急」(阪急電鉄株式会社、諸河久共著)
「日本の私鉄」シリーズも最初の近鉄が出たのは1980(昭和55)年。それから10年以上かけて主要な私鉄を網羅してきたわけですが、1989年頃から二巡目に入った様で近鉄や京成がリニューアル新版として追加される様になった様です。
今回の阪急が出たのは1998(平成10)年。
今回は阪急電鉄が制作に参加していますが、前巻と違って他の会社の本と同様に「車両の系譜を年代順に網羅する形式」となりました。
まあ、車両名鑑として見るならこの方がわかりやすいとはいえます。
ですが、本書の中で異彩を放っているのは実は後半の方です。
「大震災を乗り越えて」という一章。
前巻から本巻の間に起きた阪神淡路大震災は多くの私鉄が罹災し、中でも阪急はターミナル駅が大きく破損したり線路の崩壊や橋梁の落下(新幹線の効果が落下したところまであった)という甚大な被害を受けています。
本書では被災時の被害とそこからの復旧、復興の流れ(とはいえまだ4年ほどしか経過していないので本書の中では伊丹駅ができていない等「復興途上」を思わせるところも多い)に1章を割いています。
また、巻末に掲載の形式図と編成表は他社に比べて詳しくなっており実際の編成をモデルで再現するときなどは役に立ちそうです。
このほか、スルッとKANSAIや他社のりいれなどにページを割いている辺り、全巻で書ききれなかったところを補足しているのは会社も参加して編集している本書ならではの特色かもしれません。
(そのせいか、宣材パンフレットくささの様なものも微妙に感じますが)