光山鉄道管理局・アーカイブス

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KATOスハ44系30‰の壁(汗)

2023-04-09 05:03:55 | クレイドルレイアウト
 改修中の下段レイアウトは本線・支線共に一応レールが繋がり通常運転が可能なレベルになりました。
 (なんて偉そうに書いていますが基本単純なエンドレス3組のみです)
 改修された裏面では立体交差をはじめ緩曲線や緩勾配の威力が発揮され「ただ列車が通過するのを眺めているだけで楽しい」という当初の狙いにはある程度近づきつつあります。
20230306SE (7).jpg
 で、先日来、手持ちのあらゆる組み合わせの編成で試運転を重ねているところですが、実のところこのレイアウトでも走行面では「多少は車両を選ぶ」側面がある様で新たな悩みを抱える事にもなっています。

 今回問題になったのはKATOの旧製品のスハ44系。一部車両に室内灯が組み込まれたバブル期の仕様です。

 現在の手持ちは7連ですが先日の夜、寝る前の運転で夜汽車を愉しみたくなり押し入れから引っ張り出しました。

 牽引機はKATOの新世代SLモデルの第1弾のC62。
 ゴムタイヤも履いていますし牽引力には問題がないと思い、7連の先頭に立てたのですが
 「エンドレスの30‰勾配で思いっきり空転して立往生」したのには驚き、焦りました。

 慌てて同じ編成で他社のロコでもチェック。

 その結果、当時の最新モデルであるKATOの新世代C57がぎりぎり引っ張りきれたものの、マイクロやTOMIX、果てはPECOのLMSジュビリーまでもが軒並み立ち往生という結果になりました。

 流石にこれならと思ったKATOの旧動力のD51までもが登り切れなかったのですから参ります。
 元々この時期の室内灯装備車は集電板の設定の関係上転がり抵抗が大きい事が多いのですが、今回のレイアウトに旧製品の室内灯装着車は鬼門かもしれません。

 
 以前のレイアウトよりも勾配を緩く設定した筈だったのですが、それでも旧世代モデルの室内灯装備車でカーブの登り勾配に掛かると台車の抵抗が思いのほか強く、実車さながらの空転・立往生を生じる様です。 同様にしなのマイクロ時代の10系客車なんかも転がり抵抗が大きい部類ですからこちらも要注意でしょう。

 特に蒸機モデルの場合は動輪が大きい分、レールへの面圧が少ないのかもしれません。最近のモデルは軽量化で粘着力が低くなっている可能性もありますし。
 これは文字通り30‰の壁と言えますが、蒸気では編成の調整や重連などでの対応を考えなければなりません。

 一方で電車編成だとKATOの151系はフル編成でものぼりで多少息を切らす程度、TOMIXの583系は12両編成でも2モーターなら問題なく行ける様です。
 恐らく電気機関車系も似たような成績ではないかと。

 もちろん支線の15‰なら上述のスハ44編成でも行ける事は行けるとは思います。もちろん上段の方のレイアウトならば勾配自体がないのでもっと楽に走らせる事は出来ます(こちらは過去の運転で確認済み)
 しかし、せっかくの緩曲線を蒸機の牽引列車が走れないというのはやはり痛手ですね。


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