先日の上京で入手した鉄道本から。
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JTBキャンブックスの「琴電-古典電車の楽園」(後藤 洋志 著)
当鉄道では鉄コレ第2弾からこのかた、琴電のモデルが多数入線しています(わたし的に「西の琴電 東の富士急」と内心で呼んでいるくらいw)
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元々鉄コレのラインナップが私鉄や国鉄の譲渡車輛メインで始まっているので無理もないはなしですが、琴電の場合鉄コレの種車との相性が良いのかこれまでにもかなりの頻度で色々の車種がモデル化されており、そのほかにもGMのキットやラウンドハウスの完成品などで現在まで連綿と琴電の車両がモデル化されています。
ですがその割には琴電だけで一冊纏めた俯瞰本というのにはこれまでお目に掛かる事がありませんでした(単にわたしの探索不足の面もあるのですが)カラーブックスの「日本の私鉄」シリーズでも琴電というのはありませんし。
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そんな折に今回の上京に伴い八王子の古本屋で見つけたのが本書でした。
長い年月の間にあちらこちらの私鉄から車両譲渡を受け続けた伝統と、長尾線・志度線という適合車両サイズの異なる二つの路線を持つことから年月を追うと様々な車両のバラエティが楽しめるのが琴電の特徴と思います。
本書では専ら発行年度である2003年の時点で引退した旧型車両に視点を置き、各車を紹介しつつ創業以来の琴電の沿革を重ね合わせ、古典電車の楽園だったこの私鉄の魅力を発掘する構成になっています。
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合間合間にはカラーブックスもかくやと思わせる見開き一杯の写真も掲載され、本のサイズの割には意外なほど「写真を眺められる」一冊となっているのも嬉しいところです。
本書では21世紀初頭に倒産・その後の民事再生による新生琴電の誕生前後までの経緯にも触れられていますが、この辺りを読むと地方私鉄が全般的に抱える問題の縮図(と、地方の足としての鉄道の浸透と重要性)もが透けて見える様な感じがしました。
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JTBキャンブックスの「琴電-古典電車の楽園」(後藤 洋志 著)
当鉄道では鉄コレ第2弾からこのかた、琴電のモデルが多数入線しています(わたし的に「西の琴電 東の富士急」と内心で呼んでいるくらいw)
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元々鉄コレのラインナップが私鉄や国鉄の譲渡車輛メインで始まっているので無理もないはなしですが、琴電の場合鉄コレの種車との相性が良いのかこれまでにもかなりの頻度で色々の車種がモデル化されており、そのほかにもGMのキットやラウンドハウスの完成品などで現在まで連綿と琴電の車両がモデル化されています。
ですがその割には琴電だけで一冊纏めた俯瞰本というのにはこれまでお目に掛かる事がありませんでした(単にわたしの探索不足の面もあるのですが)カラーブックスの「日本の私鉄」シリーズでも琴電というのはありませんし。
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そんな折に今回の上京に伴い八王子の古本屋で見つけたのが本書でした。
長い年月の間にあちらこちらの私鉄から車両譲渡を受け続けた伝統と、長尾線・志度線という適合車両サイズの異なる二つの路線を持つことから年月を追うと様々な車両のバラエティが楽しめるのが琴電の特徴と思います。
本書では専ら発行年度である2003年の時点で引退した旧型車両に視点を置き、各車を紹介しつつ創業以来の琴電の沿革を重ね合わせ、古典電車の楽園だったこの私鉄の魅力を発掘する構成になっています。
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合間合間にはカラーブックスもかくやと思わせる見開き一杯の写真も掲載され、本のサイズの割には意外なほど「写真を眺められる」一冊となっているのも嬉しいところです。
本書では21世紀初頭に倒産・その後の民事再生による新生琴電の誕生前後までの経緯にも触れられていますが、この辺りを読むと地方私鉄が全般的に抱える問題の縮図(と、地方の足としての鉄道の浸透と重要性)もが透けて見える様な感じがしました。