光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

「蒸気機関車大百科」

2020-03-10 05:09:07 | 書籍
 今回はケイブンシャ大百科の鉄道ネタから

 昨年暮れに「鉄道大百科の時代」を先日紹介しましたが、これを購入した直後くらいのタイミングでに実家に帰省しました。
 「大百科の時代」にリスペクトしていた折ですから、弟が子供のころに買っていた大百科の中に「時代」に取り上げられていた鉄道ネタがなかったかチェックしてみたのですが、他社の本は2,3冊出てきたもののケイブンシャの大百科は1冊だけ。

 それがこの「蒸気機関車大百科」です。
(弟が読み込み過ぎたのでカバーがないのはご勘弁下さい)

 本書のリリースは昭和55年。C57の「やまぐち号」が登場した直後くらいのタイミングだったので当時としてはタイムリーな企画でした。
 もちろん本書でも「やまぐち号」の同乗記(と大井川鉄道のC11「かわね路号」も)に1章を割いています。


 (ケイブンシャ刊 南正時著「蒸気機関車大百科」257Pより画像引用)
 国鉄最後の定期列車であったC57の135号機が引退運転した昭和50年以降、一時的にSLブームは沈静化していましたがC57 1号機が牽引する「やまぐち号」の登場で観光列車としてのSL運転が再認識された辺りからファンの世代交代が一気に進んだと(私個人は)思います。
 本書を手にするユーザーは「やまぐち号で初めて走るSLを認識した小学生」というのも多かったのではないかと。

 臨場感あふれる同乗記は静岡や山口が遠すぎて実車に触れる機会が少ない地方(たとえば私の故郷とかw)の子供SLファンには大きな訴求力を持っていたといえるでしょう。

 その一方で本書の白眉は前半を占めるSL図鑑の部分。
 普通の入門書なら国鉄の制式機を羅列してお茶を濁す様なものも多いのですが、本書はそれに負けないボリュームで「私鉄、専用線のSL」「外国のSL 」にもページを割いています。
 いったい、私鉄のSLは国鉄の払い下げばかりでなく同形式の独自注文車とか完全オリジナルの小型機とか古典機が多く、その個性が魅力でもあるのですが、それ故にSLブーム当時でも注目度は高くなく、子供向けの入門書では見落とされがちなジャンルと言えます。
 児童書のSL本でこれほど私鉄機や専用線の機関車にページを割いた本は本書くらいではないでしょうか。

 こう言うところは他の入門書よりも「本格派」の印象を読者に与えている部分ですし、既に他の入門書を持っている人(鉄道マニアの小中生が入門書を一冊だけしか持っていないというのは余りない)にとっても十分に魅力的だったのではないかと思います。
(そういえばスイスの「ブリエンツロットホーン・バーン」の紀行ページもありますし)

(ケイブンシャ刊 南正時著「蒸気機関車大百科」322Pより画像引用)
 巻末に折り込みグラビアで「やまぐち号とD51のワイド写真がバーンと載っている」というのもケイブンシャの大百科としては相当に異色です。
 ケイブンシャの大百科の大きな武器でもあった情報量と写真の豊富さというメリットを最大限に引き出している一冊という印象です。

 弟が持っていたケイブンシャの大百科の鉄道ネタはこれ1冊でしたが、今私が読んでみてもケイブンシャの大百科に鉄道ネタが多かった理由の一端が再認識できる、そんな一冊でした。

ク5000と積載車のバラエティ(笑)

2020-03-08 05:42:29 | アクセサリー
 当鉄道ではKATO、TOMIX(旧ナインスケール)が〆て5両入線していましたが、先日もう1両KATO(旧製品)の出物が入手されてようやく6両体制になりました。


 こんな風に単一の貨車で1両1両増備させて編成が長くなってゆく楽しみを味わわせてくれるのはク5000ならではの特徴と思います。
 ですがここ数年の増備パターンでもう一つ特徴的・・・と言いますかク5000の中古ならではの特徴として「かなりの確率で車が積んである」というのがあります。
 その積み荷の車というのが前のユーザーの都合とか趣味性もあってか千差万別で面白かったりします。

 そのうちの1両はKATOのクラウン6台(元々ク5000に積載させるためのアイテム)でしたしあと昨年入線のナインスケールのやつなどは「バックマンの自動車セット」のミニカーが搭載されていました。

 こんな風に車がついてくればなんとなく得した気分になりますし慢性的な車不足の当レイアウトに潤いを加えてくれるアクセサリが加わるというのは有難いことでもあります。
 で、今回のKATOの中古モデルが積んでいたのは以前TOMIXが出していたクラウン(MS130系だったかな)のワゴン仕様。

 Nスケールのカーコレでもワゴンというのは少数派ですし、90年代以降の型となるとこれしか出ていないので今となってはなかなか貴重な存在と言えます。これがついて1両600円と言うのはいかにも安かった(笑)
 もちろんレイアウトやモジュールに配置して楽しめます。

 空荷となったク5000の方は現行のKATO製品用のカバー付きセダンを搭載させる方針ですが空荷のままでも割合見栄えはする貨車とも思います。

鉄コレの205系先頭車コレクション(笑)

2020-03-07 05:39:57 | 車輌・電車
 先日発売されたNewDays鉄コレ第二弾の埋蔵金車両から。

 前回の第一弾では山手線と京浜東北線の205系先頭車が出ていましたが、今回は中央総武緩行線の黄色と横浜線のグリーンツートン帯がリリースされています。

 これに常磐線仕様の貫通扉付き207系、武蔵野線のメルヘン仕様を加えると都合6色のカラバリが実現できることになります。
 なるほど、カラバリを並べるだけなら結構華やかですし、してみると先頭車だけのラインアップもそれなりに意味はあるかもしれません。
 因みに今回の205系のカラバリは「鉄コレとしては初製品化」だそうですが、他の中間車があるわけでなし他社の編成に混ぜ込むにしてもマッチングに関しては未知数ですから、走行派には扱いに困るラインナップではあります。

 先頭車だけ集めるライトなコレクター向け、言い換えればNewDays側にしてみればこのシリーズの鉄コレがレンタルレイアウトを使ったり専門誌を読むようなマニアや鉄道模型ファンをあまり相手にしていない事が伺われます。
 ただ、TOMIXも先頭車コレクションの方向でいくつかの製品を出している事を考えるとそういう市場がニッチ以上の広さがあると見ているという事でしょうか?
 因みに個人的な感想としては総武線は中野行き、横浜線は八王子行きの方向幕というのは私が使う時の行先でもあるのでそれなりに馴染みがあります(この話題趣味がバレるな)

 先日交換しておろしたばかりのモジュールに並べると、結構映えて見えます。
 尤も、これをN化して走らせるなんてのは思いもよらないのですが。

バックマンの「旅客駅」

2020-03-05 05:37:47 | ストラクチャー
 トミーナインスケール時代のバックマンストラクチャーから一席。

 貨物駅と並んで日本風レイアウトに使いづらい建物としては「旅客駅」があります。
 アメリカでは日欧の様な「高さのあるホームから同一平面上で客が列車に乗る」というのは都会を別にすると昔は稀でした。
 列車が来ると乗客は客車のステップをよじ登って乗車するというのが昔の田舎の駅などでは普通だった訳です。
 ですから旅客駅と言っても隅っこの駅の本屋がポツンと建っているだけと言う風景が当たり前でした。

 そんな事もあってかTOMIXの前身であるトミーナインスケールのバックマンストラクチャーではホームはラインナップされていません。
 地上駅舎だけが製品化され、カタログにも掲載されているのですが真っ黄色のカラーリングに、日本の感覚だと到底駅本屋に見えないまるでファンタジックな建物が「旅客駅」と称して売られていた訳です。

 今回のモデルも中古だけに前のユーザーは他の建物と共に一定期間このモデルをレイアウトに組み込んでいた形跡がありますが、彼がよほどのアメリカ型ファンか、かなり無国籍に徹したレイアウトを作っていたのでもない限りこの駅舎の扱いには苦労していたのではないでしょうか。
 ただ、そうした事情を離れて単純にこの建物を見るとこじんまりとしていながら良く纏まった形状はしていると思います。

 ベース部分は駐車スペースになっている様でこれまたバックマンの建物の美点(と私が勝手に思っている)である「自動車がベースに固定され、建物周囲には人形やアクセサリ類が取付済み」となっているせいで購入した時点で周辺部の雰囲気まで表現できているのが有難いです。

 さて、この建物ですがその形状とベースの駐車スペースなんかを合わせると「レストランかドライブイン」ならどうにか日本風のレイアウトでも使えると思います。
 こういう異国情緒全開モードのレストランだったら都市部のビルの谷間にだって存在できそうですし看板や駐車場の車の差し替えなんかでショウユ味を加えるのは容易ではないかと。
 あるいは鉄道趣味のオーナーの意向で敢えてアメリカの駅舎風に作りましたと言う言い訳もたちそうです(笑)

六半のアンカプラー

2020-03-04 05:35:29 | アクセサリー
 先日の上京の折にサルベージしてきた戦利品から
 六半のZゲージ用アンカプラーレールです。

 レイアウト上で任意に連結器を解放させるコントロール装置というのはかつては16番・HOのベーカーカプラー、X2Fカプラーで専用品が出ていましたし、NゲージでもKATO、TOMIXがそれぞれ独自規格によるアーノルドカプラーの磁力解放装置を出していました。
(TOMIXの奴、今でもあるかな?)

 操作性ばかりか外見にも気を配っているケーディーカプラーのそれは言うまでもありません。

 そんな中にあって日本型テツドウモケイとして歴史が浅いZゲージの六半がアンカプラーシステムを出していたというのは不勉強ながら先日の上京の折まで全く知りませんでした。

 コードが繫がっている所から分かる様にパワーパックかスイッチボックスに結線して遠隔操作する形式の様です。

 この様に通電、又はサイドのレバーを操作するとアンカプラー部が上がって台車のピンを押し上げカプラーを解放させる形式です。面白いのはこの部分のパーツが差し替えによって「アーノルド用」の他に「ヨーロッパタイプ(つまりメルクリンミニクラブ)」にも対応できる点。
 うちのZゲージのラインナップではメルクリンが結構多いですし、日本型のカプラーは余り遠隔操作による解放に重きを置いていない感じもあるので今回はメルクリン使用で実験してみました。


 アンカプラー上に連結部を持ってきて列車を停止。

 ここでアンカプラーをリフトさせるとカプラー下部のピンを持ち上げきれいにカプラーが左右に開きます。

 後は軽く列車を前進させると解放は完了。
 予想はしていましたがメルクリンミニクラブの場合はモデル自体の信頼性がかなり高くNや16番のそれよりも確実にカプラーが首を振ります(カプラー部のばねの材質やカプラー自体の精度の点では日本メーカーの製品はまだまだ感が強いですね)なのでアンカプラーも安心して使えるレベルと言えます。

 日本型のカプラーについては一部に専用カプラーの交換が必要な場合があるとの事でまだ試せていませんが、いずれにしてもこれまでお目にかかったアンカプラー(ゲージは問わず)の中ではかなり信頼性の高いものと見えました。
 出来るなら簡単なヤードでも組んでその威力を試してみたいところです(実は現在塩漬け状態のポイントが2本ばかりあるので汗)

謎の鉄道模型雑誌「鉄道模型の友」それから

2020-03-03 05:29:20 | 書籍
 一昨年の暮れ頃、閉店間際の銀座エバーグリーンで当時は謎の雑誌だった「鉄道模型の友」の4号を入手しこのブログでも紹介した事があります。

 その時には雑誌の存在自体を知らなかったこともあって大したレビューを書ききれなかったのですが、先日創刊号から3号までの同誌が入手でき(休刊号だったらしい)4号と合わせておぼろげながらこの雑誌のアウトラインを掴むことができました。
 創刊号の奥付によると同誌の創刊は1972年(月は不明)2号が1973年6月、3号が1974年5月、そして休刊号の4号が同年10月となっています。

 発行時期がほとんど不定期、ほとんど年刊と言っていいくらいのペースです。


「鉄道模型の楽しみ方は人それぞれ異なりますが、一車両でも作ったことのある人には、その楽しみがほんとうにわかるでしょう。苦心して一年もかかり、自作した車両を、自分自身の会社を創立し、何台も入線させたり、レイアウトも自由に作り、完成して走らせたとき、小さい子どもの頃、電車や汽車にあこがれていたその頃の気持がよみがえってくるようです。その感激は何より変えがたいもので、趣味として子供から大人まで、範囲の広い分野で楽しめるでしょう。(中略)
 この本はHOを主として、9㎜ゲージなどもみなさんと一緒に研究しながら作りたいと思います。これから始めようとする方や、少し経験のある方などの参考にと、図面を多くし、できるだけわかりやすいよう心がけました(以下略)」

 創刊号の巻頭の言葉に本誌のポリシーが端的に示されていますが、工作技法の紹介を中心に鉄道模型を楽しむ上での基礎知識も紹介する、入門誌として創刊されたもののようです。
 確かに当時のTMSはマニアの作品紹介を中心に中級以上のファンを対象にした高級趣味誌と言った趣でしたし(それは後年対象年齢を下げて追加された「PLAYMODEL」でもあまり変わっていない)あとは「模型とラジオ」「子供の科学」で車両模型の工作法がある程度。

 そもそも「どんな工具が必要なのか」「鉄道模型はどんな店で買うのがいいのか」と言ったマニアには当たり前の基礎知識を教えてくれる雑誌(というか入門書)すら当時はほとんどなかったのです。
 その点、本誌はその基礎的な部分から懇切丁寧に解説。

 これに各号一つか二つくらいの「車両やストラクチャー工作法(製作記に非らず)」をつけるという構成です。一応ラインナップを羅列すると

 ペーパー車体で作る101系(1)
 国鉄10系軽量客車・オロ11(1)
 小田急2600系(2)
 交直流電車・401系を作ろう(2)
 駅のわき役・便所を作る(2)
 郵便・荷物制御電動車 国鉄クモユニ74形(3)
 南海電鉄「こうや号」20001系の製作(3)
 HOスケール・地下鉄の駅を作ろう(3)
 近郊形気動車 キハ23(4)
 展示台をやさしく製作する(4)

 と言った形でほとんどがペーパー車体による工作技法が主。
 どの記事も工程解説の図版が豊富、図面も割合しっかりしたものが付属しています。

 しかも本誌の薄さの対価として「工作台の脇に広げたままにしておけるので記事を参照しながら製作できる」という大きなメリットがあります。欧米の、例えばMODEL RAILROADERなども(恐らく)同様のポリシーから薄手の紙を使った中綴じ体裁を使っているであろうのと同じイメージを感じます。

 これに工具の揃え方とか塗装方法とか故障の原因と直し方など初心者がまごつきそうな技法を毎号付けているのですからビギナーにはありがたい雑誌だったはずです。
 今時の専門誌の主力記事にすらなっている新製品紹介などは本誌では最後の1ページのみという思い切りの良さ。それでいて「鉄道模型は手作りが主となりますので生産が間に合わないことがあり、お近くの模型店によく相談されるようお勧めします」という「マニアには当たり前、でも一般人が一番まごつきそうな部分」を注意しているところに本誌の細やかさを感じます。

 後になると広告などもそれなりに増えているのですが、これらが約32ページ(中綴じ見開き8枚分)のおさまっているので見た目以上の密度感があります。

 これほどの中味をこの薄さの雑誌で実現している本誌のポリシーはずばり「万年入門誌」だったのではないかと思います。マニアの自慢に堕せず、あくまで初心者向きの記事に徹する事でこの趣味の裾野を拡げる役目を負わせたかったのでないでしょうか。
何しろ本誌の基礎的な講座記事は当時の「模型とラジオ」ですら(読者が基礎を知っているという前提での)お座なりだったのですから。すでに大人向きを標榜していたTMSは言うに及びません。

 この点、創刊号の編集後記によると本誌の発刊に関しては当時すでに休刊していた「模型と工作」元編集長の小原氏、同誌によく記事を載せていた西村正平氏の補助や助言があったらしく、ある意味「鉄道模型に特化した模型と工作」ともいえるかもしれません。

(そういえば「模型と工作」は毎年その年の記事をまとめて再録した「鉄道模型工作ガイドブック」を刊行しその中で初心者向けの解説記事を必ず載せていました)
 これほどの内容をもっていながら同誌が4号で休刊してしまったのはやはり惜しい気がします。

 当時(というか今も)田舎住まいだった私が存在を知らなかったことから言ってまず知名度が低く、広告や告知が少なかった事。カラーページが無い上にパンフレット並みに薄いことから見た目に貧弱な印象だった事。そしてレイアウトや運転に割かれるページがなかった為に車両工作ビギナーしか楽しめなかった事などがその原因だったと思われます。

 しかし号を追うごとに読者の支持が徐々に増えていた形跡が感じられますから、もう少し踏ん張っていればあるいはもっと続いたかもしれません。

 手持ちの4冊を纏め読みしてみるとあと少しで一冊の良質な入門書に纏まるボリュームになりそうな印象でしたから尚更惜しい気がします。

 本誌3号の編集後記から
 私自身刺さる言葉でしたしw今でも通用する名言と思いますので引用します。

「それは確かに間違っている」と言われた模型を作ったとしても別に恥ずかしがる事はないし、それを恐れて模型を作らないなんていわない。
作るってこと、それは創造であり芸術だからです。
人間が生きる行為それ自体が芸術だとまでいかなくとも、目標を作り達成した過程には何か必ず得るものがあるでしょう。



 過程よりも結果ばかりが優先されがちになっている今の風潮と(本来「楽しむこと」が本道であるべきはずの趣味の世界なのに)それに引きずられがちになっているこの世界にこの言葉がどれだけ力強く響くことか!!

不動モデルのD50から・・・

2020-03-01 05:04:46 | 車両・16番
 近所のハード●フでの購入品から。

 田舎のショップでは珍しい16番のD50です。
 メーカーは恐らく宮沢模型。見た目は多少くたびれていますがまあ許容範囲でしょう。

 意外なくらい安価な値段で並んでいたのですが、タグに「不動品」と明記されているので購入にはやや勇気がいりました。
 帰宅後通電してみると最初の1、2センチは動きますがそこからは全く反応しません。

 モータと通電は問題なさそうなのでギアかロッドのトラブルと判断してとりあえず分解。モータを外し手でドライブシャフトを回すと最初の1、2周は回るのですがそこから先は何かが引っかかっています。

 これは恐らくロッドの調整ずれの可能性が高いですが、さて問題はここから。
 何しろロッドの組み立て、調整はこれまで未知の分野だけに考え中です。

 このモデル、一定期間は走る鉄道模型として使われていた形跡があるので異常があったとすれば走行時のトラブルでしょう。
 まあ、それを別とすればD50特有のプロポーションはきちんと再現されていますしブラス16番特有の質感と細密感のバランスの取れた造形は楽しめます。

 買った当時からやや埃をかぶり気味の状態だったのですがこのまま飾り物にしてもいいかなとか思ったりして(汗)机の脇に3か月ほど置いていたらさらに凄い事になってしまいました(大汗)
 その間、D50をデスクトップで眺めつつ本を読んだりキーボードを叩いたり、何となくボーッとしていたりしていた訳ですが、斜め上のアングルからこのD50を眺めているとこれはこれで結構和む物があったのも確かです。