前回か前々回に記した”枝垂れ小梅・白いフジ”ではないがこうと思って育てた花が咲くと違うなー、になることがある。ナナカマドだと思っていたが赤い実が生らない・紅葉しないで???と思っていた。調べて見るとどうもニワナナカマド、別名珍至梅(チンシバイ)ではないか、となった花である。実も紅葉もないが花はそっくり同じ、初夏を爽やかに演出してくれている。
春先に新芽を味噌あえにしてして食べたギボウシ。これも我が家では初夏の花だ。花の一つ一つはユリに似ている。別名、擬宝珠(ぎぼうしゅ)の名がある。蕾が伝統的な建築物の装飾で神社・寺院の階段、橋の欄干の柱の上に設けられている飾り、擬宝珠に似ていることからの名前である。
池を守る日除け小屋の中で咲く花がある。カレンソウ(蚊連草)だ。ハーブで“蚊を寄せ付けない”と聞いているのだが金魚・メダカの世話時はいつも刺蚊との戦いである。
梅雨の花と言えばアヤメ・ショウブにこの花アジサイと勝手に思っている。先ず、ヤマアジサイ系が咲き始めた。紫陽花は今も毎年、新種が出ているようだ。紫陽花だけはとても名前を覚えられず諦めている。紫色のガクの横に見える白い花はホタルブクロだ。ホタルも梅雨を彩る風物詩だ。
まだ初夏なのに、と言いたくなる花もチラホラと見える。カワラナデシコとコスモスだ。カワラナデシコは秋の7草の1種だが7草ではこの花が最も早く咲く。そしてコスモス、漢字では秋桜、秋の花だと思うのだがチラホラと咲いている。
梅雨入り宣言が異常と言えるぐらい早かった今年だが、このところ全く雨が降らない。この晴天、12日ぐらいまでは続く予報だ。異常に思えるこの天候だが梅雨入り宣言しているのは東海地方まで。関東甲信越そして北陸地方の人々にとっては”そろそろ梅雨入りかなー”ぐらいの思いだろうか。ところで、この梅雨入りの時期、今の梅雨入り宣言日は速報値と呼ぶもののようで最終的には9月初旬に確定値と言うものが出るとか。と言っても変わるのは3、4日の違いらしい。梅雨の中休みと言うが32,33度の気温がもう4日も続いている。これは梅雨さんも中休みとは言い難いのではないかい。管理できている?サボってな~い?