映画・ドラマでは主役が話題になる。ヒットするかどうかが主役で決まるとは思えないが良くも悪くも主役が問われる。が、これを取り巻く脇役も重要である。この脇役を演じる人々、実に個性豊かな人が多く、物語を引き立て楽しませてくれる▼春の主役はやはり桜だろうか。春爛漫と言われる季節にはまだ1ヶ月が必要である。梅は?と考えるとこれこそ春本番への名脇役ではないかと思う。近くに梅林公園、百梅園などあるがまだ寒い時期という春先の花のためか静かに鑑賞する。またこの時期、梅が主役かと言えば”ホーホケキョ”が真打で待たれている気がする▼その梅が我が里でも咲き始めた。良い天気の今朝、3本の木で開き始めた梅の花を見た。写真1は先日紹介した雪が氷化した中で咲いていた梅である。きれいに開いている。写真2は山道沿いに咲いていた花である。まだ数えられる程しか咲いていない▼グルッと山を回り、降りてきたところにピンクの花が咲いていた(写真3)。白い花も美しいがピンク色には暖かさがある。写真4がその梅の木の全景である。背景の山がまだ雪を冠る。雪国の春先を感じさせる▼梅に拘ったわけではないが先日、酒屋のバーゲンセールで”雪中梅”を買ってきた。まだサラリーマン現役の頃、東京の料理屋で飲み美味しかったことを覚えていて思わず手が出た。ウグイスの鳴き声はまだ聞かれない。それまでの主役は”雪中梅”か。