”♫緑の森のかなたから 陽気な歌がきこえます あれは水車の廻る音 耳をすませておききなさい コトコトコットンファミレドシドレミファ コトコトコットンコトコトコットン・・・”。記憶は曖昧だが私が初めて歌謡曲で並木路子さんが歌っていたようだ。カタカナ部分で舌が回らなくなるのを姉が楽しみながら教えてくれたように思う。
田舎に建つ現在の我が家の周りは田畑に水を引く水路が張り巡らせている。特に門の前の道に沿って流れる水路は幅もあり毎日ではないものの水が流れに勢いがある。女房からこの水流を使いイモ類を洗う水車が欲しいと言われて3年ほど前に造った。が、”水流が弱い時に回らない”と言われていた。”私のせいではない、ブツブツブツブツ・・・”と思いながら今回、一回り小さく・軽いものを造った。
下記の最初の3枚がそれである。軽くするため先ず直径・横幅とも1割りほど小さくした。加えて薄く軽い材料を使用している。更に少ない水量でも、を考慮し2枚目の写真のように羽根の先に水受けをプラスした。これで完璧!と思って水路へ持って行き軸を針金で吊って回してみた。おっ、回る回る。と思ったら更に要望が、”この針金で吊っているのがズレてくる”。”上手く止めればいいじゃん”の言葉を飲み込みながら水路に置くための仕掛けを追加した。写真4枚目がそれである。今度こそ、と持って行って高さを調整する。調整後、水路に設置したのが写真5である。快調に回る。ドンナモンジャ!
気分よく夕方の散歩に出掛ける。近くの小学校の桜の木に並び、白い花がドンナモンジャと咲いている。ナンジャモンジャ、正式名ヒトツバタゴである(写真6、7)。ナンジャモンジャは愛称で花を見て”何じゃ”と思えるニレ・菩提樹などもその類のようだ。でも今ではヒトツバタゴ=ナンジャモンジャの感がある、ソンナモンジャ。