花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

朝日 犬サフラン リンドウ ローゼル アケビ フジバカマ

2023年10月31日 | 果実・花

 日の出が6時を過ぎ、散歩時間に近づいている。それにしても猛暑の今年だが爽やかな秋日和の日が続いている。日中の最高気温が20度から25度、過ごしやすく、天が耐えかねた夏の罪滅ぼしをしているような日々だ。

  

 犬サフランが咲いている。今年は2輪の花で終わりそうだ。植物の名で”犬”は”役に立たない”花に付けられるようだ。サフランが染料の他、漢方でも使用されているのに対し、犬サフランは何の役にも立っていないと言うことか。十分、心を和ませてくれていると思うのだが。

  

 リンドウ(竜胆)の花だ。咲きかけの蕾のように見えるがこれが咲いた状態だ。花の名前でどうしても覚えられない場合があるがこれもその一つだ。”桔梗”と言う名が浮かぶのだ。

  

 2mを超えるほどに伸び、横にも広がる花がある、ローゼルだ。ローゼルは薬効がある。活性酸素を抑え血液を綺麗にする効果の他、のどの炎症を抑える効果もある。また食料にもなる、我が家ではジャムとして使用している。

  

 アケビが熟し、割れ始めた。今年は施した受粉がうまく出来たか、たくさん実を付けた。我が家には似た実がなるポポー・ムベがあるがこれらは熟しても割れない。アケビの実はほとんど同じ時期に熟し割れるため食べきれず、鳥が食べる量の方が多くなる。

 秋の7草の7種目、フジバカマ(藤袴)が咲いている。フジバカマは蝶アサギマダラが好む花として知られている。我が家でも数年前、1度だけ飛来したのを発見したことがある。それ以来、花の数は年毎に多くなっているがアサギマダラは見ていない。今年は?まだ希望は捨てていないのだが・・・。

  

 今の地へ引っ越すとき、私が望んだことが2つあった。池と薪ストーブだ。池は子供のころからの夢で庭師さんに造ってもらい、金魚とメダカを飼っている。そして薪ストーブは寒がりというのもあるが山あいでの老後には必需品のように感じたためだ。この薪ストーブ、思いのほか薪が必要で去年の冬は準備できた薪が少なくやきもきした。が、今年は桜並木を倒した所と栗畑をつぶした所があり豊富に頂けた。そのため、9月半ばから薪の作成で結構大変だった。薪ストーブの薪つくり準備では格言と物語を思い出す。一つは”楽(楽しみ)あれば苦あり、苦あれば楽あり”だ。薪造りの苦は暖かい冬を過ごすために繋がる。物語はアリとキリギリスの寓話だ。冬に備えての”アリの生活”はやっと・・・。

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中秋の名月 酔芙蓉 ソバの花 ニラの花 キクイモ シモバシラ

2023年10月09日 | 果実・花

 今年の中秋の名月は9月29日だった。今日は10月9日、もう10日以上も前のことになった。東の空に昇り始めた月、今年は満月と言うこともあるか格別に大きく、飛びっきり美しく感じた。

  

 車を止める上、見上げる位置に白い八重の花がたくさん咲き始めた、酔芙蓉だ。朝は白い花だが昼前にはピンク色に。そして夕方にはピンクが濃い色となり花弁を閉じる。

  

 庭の一角、白い小さい花が見える。ソバの花だ。以前は直植えだったが広がりすぎるため、鉢植えにしたようだ。

  

 散歩道、ここにも白い花が咲いている。こちらはニラの花だ。畑に植えていたニラが道端まで広がったようだ。

  

 朝顔が今も幅を利かせ、他の草花を頼りに上に上にと伸びている。頼りにされている、この草花は菊芋だ。3mは優に超える大きさになっている。黄色の花はその菊芋の花だ。

  

 最後にもう一つ、白い小さな花を。こちらはシモバシラの花だ。縦に並び咲く白い花が可愛い。

  

 シモバシラの名は霜柱から来ている。このシモバシラ、根っこに近い茎に小さい穴があり、初冬の霜柱が出来るころに茎の穴から漏れる水分が綺麗な霜柱を作り、見せてくれる。初冬の楽しみの一つだ。

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彼岸花 コスモス 花梨 桜(返り花) 葛の花

2023年10月03日 | 果実・花

 北に見える山々も秋色になって来た。朝の散歩時の風景だ。山霧か雲海が嶺に沿って流れ落ちる。散歩時の楽しみの一つだ。

  

 1週間の彼岸は過ぎたがヒガンバナは今が盛りと咲いている。一列に植えたように並んで咲くヒガンバナ。我が家もそうらしいが他の所に生えていたヒガンバナを抜いて、ポイポイと境目に置いていたらこうなったの景色のようだ。

  

 秋の花と言えば秋桜(コスモス)が代表花の1つだろうか。あちこちでコスモス畑の様相で咲いている。我が家から大津谷への道沿いのコスモス群だ。コスモスは色々な色の花があり、見ていて飽きない。

  

 秋に収穫する木の実は多い。これもその一つカリン(花梨)だ。我が家にも1本あるが庭木として育てているため、実成は少ない。喉の弱い私には花梨は喉シロップに直結した果物だ。

  

 秋の7草の1つ、葛の花だ。大体、蔓で育つ植物は厄介者で放置しておくと直ぐに地表のみならずそこにある木々を覆いつくす。引っ越して来た時の我が家の東の土手が葛で覆われていて退治するのに2年を要したのを思い出す。今、大津谷もこの葛が蔓延り谷川を覆うだけでなく桜の木にも上り枝が傷んでいる。桜への蔓は毎年、根元で切っているようだがイタチごっこの感がある。

  

 その桜、今年は今の時期に多くの花を見える。一般に狂い咲きは台風などの風で木の葉が落とされ、その後に暖かい日が続くと咲くと言われている。

  

 先日、TVニュースでもやっていたが今年は今の時期に1本の木で50輪ぐらい咲いている木もあるようだ。今年は夏の暑さが厳しく長く続いたため、例年なら9月は桜の木にはまだ葉があるのだが葉が枯れて散ってしまったようだ。そこに続くこの暑さ、葉が散った桜の木が春と勘違いし花を付けたようだ。このような現象は”不時現象”と言うようだ。私の住む岐阜も含め中部地方、今年の夏は30度を超える真夏日が90日を数えた市町村が殆どとのこと、それは桜だけでなく人にも堪える。彼岸を過ぎ、朝晩だけは涼しさを感じられるようになってきた。”寒い”でなく”涼しい・爽やか”と言える時が長く続くことを祈るこの頃だ。

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