今日は彼岸の中日、秋分の日。立秋は8月7日だったが、その頃は未だ盛夏、秋はまだ遠い感があった。1ヶ月が経過し、景色も風も匂いさえもすっかり秋の様相になった来た。実りの秋が店頭に並ぶ季節でもある。野にもそんな実が、カラスウリ(烏瓜)だ。巻き付いた木から垂れ下がる実を見るのは散歩時の楽しみの一つだ。
今年はヒガンバナが咲くのが早いと感じていた。写真は彼岸の入り(20日)ごろに写したものだ。今朝はもう終わりに近かった。我が家と燐家との間のある水路の光景だ。白い花も若干混じっているが・・・赤一色に近い。
先日、蕾時に紹介した田んぼの土手に並び咲くヒガンバナだ。毎年、少しづつ増えている気がする。
ススキと合作の光景もある。更に坂道を上に歩く。散歩道の最も高い位置に咲くヒガンバナだ。蝶がいる!飛んで行ってしまわないかと心配で遠くから何枚も撮りながら近づく。
真っ赤な花に黒いアゲハ蝶。その色合いに釘付けだ。後からGoogleの写真検索機能で調べたらモンキアゲハの名のようだ。
ここに来て蝶に混じりトンボも増え、たくさん飛んでいる。大きな葉(多分、サトイモ)で休むトンボ。名前を調べたがはっきりしない。そして赤いのもいる。アキアカネとはちょっと違うような・・・赤トンボと言うことで。
俳句の世界では蝶は春、そしてトンボは秋の季語だ。確かに春先から蝶は飛んでいるがトンボは初夏頃からだんだん増えてくるように感じる。トンボが多く飛ぶ今、すっかり秋になったと言うことか。ところで秋には”秋声”と言う言葉がある。風・雨そして木の葉のそよぎなどに感じられる秋の気配などを秋の声として言うようだ。もう一つ”初風”と言うのがある。本来は季節最初に吹く風を言うようだが主に秋に吹く最初の風を言い、俳句の世界では”秋の初風”と言う季語がある。こうして書きながら気になることがある。”かぜ”をPC上で漢字変換すると風邪になる。これは私の文章作成では”かぜ”を風邪に変換していることが多いと言うことか。”はつかぜ”は当然のように初風邪となる。がっくり・・・・・そう言えば”秋の初風邪”は9月早々だった。