花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

マルハルコウソウ コスモス 大津谷の彼岸花 ホトトギス スダチ

2018年09月29日 | 果実・花

 またまたそしてまた台風の襲来である。9月初めの台風21号の傷跡もまだ残る中、24号が近づいて来ている。何事もなく過ぎてくれることを祈るばかりである。写真は昨日の秋晴れの中、マルハルコウソウを青空を背景に撮影したものである。赤に黄色が混じる花の色が青空にとても綺麗で毎年撮る構図である。右は秋を代表するコスモスである。秋の代表花とも言えるコスモスが秋風に揺れる様は爽やかだ。コスモスの向こうに彼岸花が見える。

   

大津谷の彼岸花を見たく、一昨日の26日(水)の朝に出掛けた。写真左は大津谷に入って直ぐの景色である。このところの雨で谷川に流れる水嵩は高い。右は大津谷全体の景色である。やっぱりここも例年に比べ開花が早かったようで散り始めているのか感じる赤さが少ない。

   

もう少し上った位置に咲く彼岸花である。やっぱりここも朱色が眼に飛び込んでくる感じがない。花も暑さで少し荒れたのかも知れない。残念!来年を期待するか。

   

ホトトギスの花が咲き始めた。先ず左のような時鳥(ホトトギス)の羽柄に似ていると言う花が咲く。そして白い花、どちらもホトトギスだがかなり見た目が違う。

   

例年に比べ異様に早くスダチを収穫した。いつも飲み物にするので熟すのを待ち、12月ごろに取り込んでいたが今年はスダチの本来の目的、香りを楽しめるように早めに7割がた採った。左はスダチの木、高さは2mぐらいだろうか。籠に3杯の収穫である。

   

このところ、油・酢にハマっている。油ではオリーブオイルに始まりエゴマ油・亜麻仁油、酢では黒酢そしてスダチ酢である。タイミングよく近くの人が鮎を掛けて来たからとクーラーボックスに入ったまま、持ってきてくれた。久しぶりの天然アユ、スダチをたっぷりかける。美味い!本当に美味い!

こどもの頃、徳島の吉野川では鮎がたくさん採れた。小学生だったと思うがちょっと覚えた英語で聞く。”アーユーワ サカナ?”。YESと言えば”わーお前は魚や”と笑い、NOと言えば”鮎は魚やろ”、どっちやねん。

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彼岸花 マルハルコウソウ ユウガオ チョウマメ

2018年09月22日 | 果実・花

 夏が暑かったことの影響か彼岸花の咲き始めるのが例年に比べ1週間ぐらい早い感じがしていた。が、今週の気温が低かったためか、彼岸花自身が頑張ったか彼岸(23日)に合って咲いた。思わず”あんたは偉い!”。左は家の前の道路脇に咲く花、そして右は家の境となる土手の彼岸花である。あちこちで撤去したものをここで育てたようだ。遠くに一輪白い花が見える。

   

 土手に混じっていた白い花である。そして右の白い彼岸花は別の土手に咲いていたものである。よく観察すると深紅から白色まで色々な色がある。

   

 野に咲く花マルハルコウソウである。可愛い花だが蔓の広がりが早く少々厄介である。そして右は夏も終わった今頃に大輪の花を付け始めたユウガオである。名の通り夕方から夜の間しか咲いてなく、気を付けていないと見落とすことが多い。

   

 先日、訪れた薬草園に涼やかな花が咲いていた。チョウマメの名だ。涼しげな色合いが好かれていたのだろう、江戸時代は朝顔と同じように観賞用に育てられたようだ。現在は青色染料の他ハーブティーとして使用されているとのことである。

   

 濃い青色の花が濃い緑色の葉群に包まれているように咲いていて涼しげで綺麗と思いながら写真を撮っていたら知り合いの小父さんが寄って来て小さな声で”ちょっとエロイやろ”。んっ!と考える。感想は? ”ノーコメントでお願いします”。

 

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内藤記念くすり博物館薬草園 オミナエシ クズ 吾亦紅(われもこう)ネコノヒゲ オランダセンニチ ローゼル カカオ

2018年09月17日 | 果実・花

 CMに感化された訳ではないが”ほぼ秋”の15日に各務ヶ原市にある内藤記念くすり博物館薬草園に行って来た。年に一度ぐらい訪れるのだが今回は”薬草の写真の写し方”と言う講演が開催されたのに合わせた。講義の後、園内を見て回る。秋の7草の1種、女郎花(オミナエシ)・葛(クズ)の花が咲いていた。

   

 こちらは吾亦紅(われもこう)である。薬草園にある草花、当然の生薬で根がタンニンやサポニンを多く含み、止血や火傷湿疹の治療に用いられるようだ。”われもまたくれないなりとひそやかに”。高浜虚子が吾亦紅の名の由来を歌った句である。

   

 んっ、と思う花があった。何だこの花はと名札を見るとまた一瞬”んっ”となり2度見する。ネコノヒゲと書いている。花をもう一度見る、なるほどである。

   

 黄色いボンボンを付けたような花畑がある。キバナオランダセンニチと言う立札があった。黄色い花でオランダから来た千日草に似た花と言うところからの名前のようだ。スピラントールと言う成分を多く含み、シワの改善に効果があるようで美容クリニックとかで使用されるようだ。

   

 オクラに似た背丈のある花が見える。が、茎が紅く実も紅い。ローゼルと呼ばれる花である。花や果実がハーブティーに利用されるようだ。生食も可能のようだ。我が家でもヨーグルトに入ってくるときがある。

   

 最後に温室に入る。今に実るものは少ないようだがカカオがあった。幹に直接成る実に驚いたものだが今回はもう一つ花にもびっくりである。写真右がそれである。実がそうだから当然と言えるが小さな花が幹から沸き立つように咲いている。楽しい木である。

   

 春先と比べ、花の種類は少なかったが楽しい見学だった。こうして書きながらネコノヒゲの効能がわからない事に気が付いた。調べてみたがわからない。まさか、まさかとは思うのだが・・・野ネズミを寄せ付けないとかではないよなー。

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出雲路の集い 松江城 出雲大社 足立美術館 島根清水寺 三重塔

2018年09月13日 | 旅行

  古希になる年、気の合った中学校同窓生が集まるけど”どう?”と声を掛けてくれた。正直な話、生きているうちに会いたいと思い参加した。誰が付けたか”出雲路の集い”、参加者は私を含め、16人だった。殆どの人が卒業以来の再会で55年ぶり、それでも会ってすぐに誰かわかった人が半数近くいた。

 先ず、天守閣が2015年に国宝指定された松江城を訪れた。現存する天守閣は12天守、先にお堀巡りの遊覧船に乗る。写真左はお堀から見る天守閣である。そして右はこれも現存する当時の石垣である。野面(のづら)積みと呼ばれる工法と聞いたが大きい石の間を小石が支える400年の歴史を感じさせた。

   

 正面から見る松江城である。公園の中を散歩するような雰囲気があってとても良い。正面からの景観は千鳥が羽を広げたようと言うことから”千鳥城”の別名がある。中に入る。現存する天守閣は全てそうだが階段が急で上るのに苦労する。4重5階で約30mを息が切れるのを隠しながら上り切る。右の写真は最上階から見る宍道湖である。登壇よりビールと言う仲間が2人いた。昔なら退学!かもだが今はただ笑える、いい旅である。

   

 出雲路の旅、2日目は当然出雲大社に詣でる。青空が広がる下、写真左は拝殿である。出雲大社と言えば右写真の大きな注連縄(しめなわ)である。ところでこの注連縄、よく見ると左から纏(まと)っている(一般とは逆)。調べてみると島根県では左から纏い始めるものが多いようだ。

   

 本殿への入り口だったと思うが左のようなさざれ石が置かれていた。右の石碑を読むと説明文とともに奉納者が書かれている。えっ、岐阜県!それも揖斐川町・安八町そして我が池田町の人・会社だ。何となく嬉しい。岐阜に来て間もなく50年、私も岐阜県民になったようだ。

   

 旅の最後は足立美術館である。日本庭園の美しいことで知られている。写真左は見学順路で最初に見える景観である。後ろに見える山々も所有しているようだが一体となってとても美しく見惚れる、そして右は庭園見学が終わる頃に見える景観である。右奥に滝も見える。足立美術館は横山大観の絵画所蔵でも知られている。130点を数えるようで今回も多くの作品が展示されていた。感想が言えない無知さが淋しい。

   

 同窓生と別れた後、療養(?)に良いと聞いている鳥取県の三朝温泉で宿泊した、湯治のつもりである。3日間のんびり、ゴロゴロと過ごした。1日だけ山陰地方唯一と聞いていた安来市にある清水寺を参拝した。あいにくの雨だったが階段を幾段か上ったところにある三重塔の景観は素晴らしかった。

   

ところで、この清水寺の三重塔は中を上れると聞いていて楽しみに行った。が、ところがである。上るには1週間前の予約が必要とのこと、残念無念。文字通りはしごを外された気分だった。

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晩夏の空 フェイジョアの実 ヤマボウシ(山法師)の実 ササゲ クコ 17輪の高砂百合

2018年09月08日 | 景色

 やっとやっとやっと夏が終わったようだ。2、3日前の夕空である。左の写真は東の方角の景色で一番左が稲葉山、頂上に岐阜城がある。そして右は反対側西の方角に位置する池田山に続く山の上に見えた雲である。夏空ではあるが夕陽に照らされ、過ぎゆく夏を見送っているように見えた。秋の始まりである。

   

 早速だが秋の味覚である。ちょっとマイナーだが左側はフェイジョアである。花も煌びやかでトロピカルな感じを与えるが実もやっぱり同様で薄甘い。そして右側は熟しつつあるヤマボウシ(山法師)である。青い実がピンクから赤くなり、更に濃い朱色になったときが食べごろである。

   

キササゲ(木大角豆)である。野菜でササゲと言う長い鞘の豆が出来るものがある。これも漢名は大角豆と書くが同じような豆がぶら下がる。生薬で利尿作用があるようだ。異国情緒が漂う木、中国原産のようだ。

   

キササゲの木に蔓が絡んでいる。右のような可愛い花が付いていた。クコ(枸杞)の花である。この後にグミのような形をした赤い実が成る。実は食用・薬用に使用される。クコ酒・ドライフルーツまたお粥の具にも使用されているのを見かける。

   

不思議なものを見かけた時、どうなりますか?私は口をあんぐり開けて見つめるばかり。右は高砂百合の花であるが驚くほどの花そして蕾が付いている。数えてみると17個あった。しばらく眺めた後、名セリフを思い出し言ってみた”なんじゃこりゃ!””。一瞬、花が私の顔を見上げた気がした。確かに似合わない。

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