花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

我が家の八重桜も キンモクセイとギンモクセイ マユハケオモト ソバの花 ジャコウアゲハ幼虫からサナギへ 酔芙蓉

2020年10月30日 | 果実・花

 大津谷の桜、今年は狂い咲きが多いと仰ぎ見ながら帰ってきたら我が家の八重桜も咲いているではないか。花弁は小さいがしっかりと咲いている。

  

 キンモクセイが花の盛りを迎えた。拡大してみると小さい花弁が押し合うように咲いている。実はこの木の下にメダカの水槽がある。水面が落ちた花弁で覆われるのは来週初めぐらいだろう。”キレイ!”とメダカは喜ぶだろうか、”そんな奴おらんやろ”。

  

 まだ、鉢植えながらギンモクセイも咲き始めた。やはり鉢植えでは木の成長が遅く、3年目ながらこの大きさだ。来春には畑の北面にでも移植しようと思っている。

  

 これも鉢植えだがマユハケオモトが咲いた。葉がオモト(万年青)に似ているからの名前らしい。が。万年青の葉はもっと細長い。こちらは丸みを帯びた葉だ。そしてソバの花だ。ソバ畑で埋め尽くす花も良いものだがこうした一枝の花も綺麗だ。

  

 ジャコウアゲハの幼虫が生まれるのもそろそろ終わりのようだ。幼虫がサナギになるときはこのように丸くなって動かなくなり3日から4日でサナギになり色も変わる。サナギはこの形で冬越しし、来年4月頃に蝶に生まれ変わるようだ。

  

 やっと酔芙蓉の花が咲き始めた。葉は何かの幼虫にかなり食べられている。朝に白く咲いた花、夕方から明朝にかけて赤色に変わる。

  

酔芙蓉、お酒を飲んで顔色が朱く変わることに似ていることから付けられた名前だ。が、ふと考えてみるに近年、お酒を飲んで顔色が変わる人が少なくなった気がする。私は飲むと直ぐ朱くなるので飲んでいることがすぐわかる。顔色が直ぐに朱くなるとそれ以上、お酒を勧めらなくなると言う利点がありアルコールが点でダメな私には良かった。が、”飲んで女性を口説く”と言う武器、ろれつが回らなくなるから使えない。悩んだこといや悔しがったこともあったような・・・あれから50年、今では飲まなくても足元さえ覚束ない。

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桜の狂い咲き コスモス 一面に咲くマルハルコウソウ ホトトギス3種 竹の花 

2020年10月23日 | 果実・花

狂い咲き、その中でも桜の咲き方が今年は尋常じゃなく多い。大津谷の桜並木道でも多くの木がこんなに花を付けている。通常、蕾が出来てから7、8ヶ月して花が咲く。まだ蕾は数ヶ月なのに何故咲けるのか・・・理解できていない。

  

 散歩道の一角に咲くコスモスである。直ぐ傍にある高齢者施設の人々が育てたものと思われる。コスモスは茎が細く長い。風が吹くとユラリユラリ、和む光景だ。そしてこちらも散歩道の一風景だ。多分、大豆かエゴマが植えられていると思うのだがその上を何かが覆っている。マルハルコウソウだ。最初からマルハルコウソウを植えたような光景だ。

  

 3種類のホトトギスの花がやっと勢揃いした。写真は以前に紹介した青い点々のある花弁と白い花だ。

  

 そして咲き始めた紫色の点々のある花だ。花の語源になったと言われている時鳥(ホトトギス)の羽に一番似ているのではないかと思っている。

  

 近くの長く放置されている元敷地と思われる土地が竹に覆われていた。今年に入り、この竹群の茎が橙色に変わってきていた。近寄り凝視すると固まりのようなものが見える。どうも竹の花(蕾?)のようなものが付いている。竹は50年から100年ぐらいの間に花が咲き、咲くとその竹は枯れると聞いたような気がする。確かに100本近くある竹の多くが橙色に変わっている。

   

 先週末から今週初めにかけて朝晩がめっきり寒くなり、夜は石油ストーブを点けた。外気温は10度ちょっとと言うところまで下がっただろう。今日23日は二十四節気の一つ”霜降(そうこう)”、”露が冷気によって霜となって降り始めるころの意”だ。寒暖の差が激しく体調が崩れやすい季節だ。こういう流行は先頭を走る私、頭痛と怠さに悩まされている。朝、まあまあの体調でも昼前頃から頭痛と怠さの症状が出る。その後1,2時間で治り、また夕方に辛くなることが多い。腹が空いてくるといけないのでは、とも考えたが・・・。悪友に話すと”人間が怠惰に出来てんじゃないの!”。”何言ってやがんね、違うわ!”と言い返してやりたいが・・・当たってもいるしな。

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アブチロン 小薔薇 リンドウ(竜胆) 畑一杯の秋桜 ブットレアの花とジャコウアゲハ ヒヨドリの行水

2020年10月16日 | 果実・花

秋晴れ・秋日和が続いた今週、金曜日だけ雨予報でだったが何とか持ち堪えた。空気が澄み、吹く風が爽やか、秋の良さをつくづくと感じさせてくれた今週だった。まだ鉢に植わっているアブチロンがまた咲き始めた。随分前に咲いていたような気もするのだが・・・。鉢植えではミニバラも鉢に付きそうな状態で咲いている。

  

 秋らしい花、リンドウが咲き始めた。竜胆を見るといつも島倉千代子さんの歌った”りんどう峠”の一節が浮かぶ。♫”・・・りんりんりんどうは小むらさき 姉サの小袖も小むらさき小むらさき ハイノ ハイノ ハイ”、西條八十作詞である。 

  

 先日、紹介したコスモス畑、満開になった。庭先でもコスモスは咲いているがここまでの花数だと圧倒される。

  

 そろそろ最後の舞になるだろうか。秋の陽に照らされながらジャコウアゲハがブットレア花の蜜を吸っている。今年はジャコウアゲハの雄雌そして卵・幼虫更にはサナギになるまでを観察できた。今、家の周りの物置小屋の天井そして住んでいる家の軒下にもサナギがたくさんくっ付いている。20ぐらいは見つけた。冬前に孵化?サナギのまま冬越し?どちらにしても楽しみである。 

  

秋になり手水鉢に水浴びに来るヒヨドリが増えたように感じる。暑さしのぎなら夏の方がと考えると秋の方が虫などが付くのかも知れない。人の目を気にしながら何度か水を浴びる。水から出ると羽を震わせ水滴を飛ばす、本当に気持ちよさそうな行水姿だ。

  

 仙人の暮らしに憧れたのは幾つぐらいの時だったろうか。仙人は雲に乗って移動することが出来、霞を食べて生きられる。周りには花々が咲き、鳥・動物が寄ってきて仲良く暮らしている。そんなイメージだった。霞では生きられないだろうが、”仙人の暮らしを”と、この地に引っ越して10年が過ぎた。木々が大きくなり、花々も増えた。木々・花々を名前で呼べるようになった。キジバトが水を飲み・ヒヨドリが水浴びをする。ジャコウアゲハが卵を産み、幼虫そしてサナギ更に蝶になる。やっとそんな生活が楽しめるようになった。が、問題もある。年齢のせいだろうが覚えた木々・花々の名前は直ぐに忘れる。更に大きな木々に囲まれた家を見て、”あいつ、森に住んどる”と変わり者のような噂が流れる。

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狂い咲きセッコク・トキワマンサク 早咲き椿 クコの花 ユウガオ ジャコウアゲハの雌雄 ジャコウアゲハの幼虫と卵

2020年10月10日 | 果実・花

 一昨日から異常と思えるほど寒くなった。慌てて長袖のシャツ・長い靴下更に長い○○○を出した。が、遅れたか身体が怠い。庭ではその前の暖かい日々で狂ったか春の花が咲いている。セッコクそしてトキワマンサクだ。今年は桜の狂い咲きが多いと新聞でも報道されていた。確かに大津谷の桜並木のどの木にも花が見える。

  

 こちらも狂い咲き?と思ってしまいそうな早咲きの椿だ。毎年10月中には咲いていたと思うが今年は10日ほど早い。蕾を見つけたのは10月1日、そして3日にはもう咲いていた。 

  

 先日、紹介したクコの花、伸びた枝すべてに花が見えるようになった。この後、実になり朱色になれば収穫しクコ酒・お茶の材料にする。効能として免疫力増強・滋養強壮が上がる。私には持って来いの効能だが・・・。

  

 朝顔が終わりに近くなった今頃になって毎日のように大きな花を付けるユウガオの花だ。ユウガオは月見草に比べれば夕方、咲く時間が早くまだ明るいうちに咲く。

  

 先日も紹介したジャコウアゲハ、寒くなりつつある今も飛んでいる。写真は蝶の好きな花と言われるブットレアの蜜を吸うジャコウアゲハの雄だ。雌に比べればかなり黒っぽい。

  

 そしてこちらが雌だ。雄に比べると羽がかなり白っぽい。羽を見るとかなり傷んでいる。最後の力を振り絞り、子孫を残すために頑張っているように見える。

  

 そしてウマノスズクサには幼虫がたくさん見える。ウマノスズクサも花は咲くのだがラッパ状の地味な色の花だ。我が家ではジャコウアゲハだけのために植えている。葉を裏返すと卵がある。直径1mmぐらい。今から孵化し、幼虫になり、5,6cmまで成長するとさなぎになる。まだ成蝶までの道は長い。

  

 このジャコウアゲハ、どうして冬を超えるのだろうの疑問が湧き調べてみた。先ず、その年中に3,4回孵化するとのことだ。そして、最後はサナギのまま越年し、春4月頃に孵化するようだ。この地へきて十年が過ぎ、庭でジャコウアゲハが孵化するようになった。その前に池の近くに置いている手水鉢にはヒヨドリが来て水浴びをしている、更に今年はカラスと闘いながらヒヨドリを成鳥まで見守った。かなり自然と遊べるようになったのは嬉しいことだ。数年前から家の周りで蛍が飛ぶようになり、今年は小さいイトトンボも多く見かける。さて来年は、って思ったがまだ10月初旬だった。インフルエンザの予防接種に行ってこう。

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ヒガンバナ(彼岸花)・曼珠沙華・死人花

2020年10月02日 | 果実・花

9月22日彼岸の入り。例年なら満開とまでいかずとも我が町では多くのヒガンバナ(彼岸花)が咲き揃う。が。今年はボツボツ咲き始めたと言う状態だった。今年はあまり咲かないのでは、と心配したが・・・今になりやっと咲いた。まだ、蕾も多いがまだ枯れるに至った花はない。今が見頃なのかも知れない。庭の外れで咲いたクリーム色と真っ白なヒガンバナだ。

  

 カメラを手に朝散歩に出る。コンクリートの割れ目から容赦なく顔を出したヒガンバナだ。恐らくヒガンバナの球根が眠る土手の上にコンクリートを張ったものと思える。熊野神社の境内でもポツポツと咲いている、新装されたお稲荷さん・山の神が見える。

  

 田畑の堤にも多くの花が見える。ヒガンバナは移動する手段がないと聞く。田畑の持ち主が植えたものなのだろう。ヒガンバナは牽引根と言い、球根が地表から浮くと根が縮んで球根を地中に引っ張り込む作用があるそうだ。従って植えずとも球根が並べておくと根付くようだ。

  

 ヒガンバナにはある物質(アレロバシーと言うようだ)を放出し、雑草の発芽を防いでくれるようだ。雑草を防ぐほか毒でネズミ・モグラを寄せ付けない。更には夏の草刈時、葉もないので好都合だったらしい。

  

コスモス(秋桜)は長く秋を彩る代表花だ。2つの休耕田がコスモ畑になっている。その真ん中のあぜ道も奥へとヒガンバナが伸びている。道の端でも共演が見られる。コスモスはこれから長くみられるがヒガンバナとの共演は1,2週間だ。

  

 我が家と隣家との間にある水路にもヒガンバナが群をなしている。女房殿が球根を他で見つけたら掘って、ここに持ってきて投げ置くを続けていたらこんな状態になったようだ。赤い花に所々に白い花が見える。

  

 ヒガンバナは中国原産で有用植物(人間の生活に役立つ植物)として伝わったようだ。花・茎・球根と全てアルカイド毒の1種でリコリンを含むとか。が、飢餓に備える救荒植物でもあった。毒を含むが球根を細かく粉砕して水で十分にさらし、でんぷん粒の状態に精製して食べたようだ。子供の頃には”障ると目が腐る”目腐り花と教えられた記憶がある。お墓の花のイメージがあり”死人花(シビトバナ)”そして仏典に伝わる赤い花名から曼珠沙華の名もある。毒があるが妖艶・華麗な花、”魔性の女”のイメージか。今回のヒガンバナを紹介するにあたり、多田多恵子著の”したたかな植物たち秋冬篇”を参考にさせてもらった。”したたかな植物たち”は春夏篇もある。繰り返し読みたくなる楽しい本である。 

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