水生植物の1種目はメダカが好きな草花と聞くオモダカだ。各容器に鉢植えを入れている。真っ直ぐ高く伸びた花茎に白く小さい花が咲き始めた。キレイな花だが高く伸びすぎ鳥から金魚・メダカを守る囲い・張り巡らしたテグスを乱す。花が咲き終わったらハサミで切り除く。
水生植物2種目はコウホネだ。今の時期に黄色の花を付ける。コウホネ(河骨)は水中、泥の中に伸びる根が動物の骨に似ていることからの名だ。以前に紹介した根がエビに似ていることの名エビネ(海老根)と同じ理屈だ。3種目はカラー、白色だけでなくこんな色もある。
暑い時期に咲く花は花茎が長く伸びる草花が多い。代表格はヒマワリ、そしてユリ類も長く伸びた茎の先に咲く。玄関先、長く伸びた茎の葉ごとに咲く花がある、メハジキ(目弾き)だ。昔の子供の遊びからの名前のようだが目に挟んで遠くへ飛ばすと言う遊びは記憶がない。
暑い夏、清々しい花が咲いた、桔梗だ。多年草であることから毎年、今頃同じ場所で咲いてくれる。
見たことない花だ。長い茎の葉ごとにポツポツと咲いている。何の花?チコリ(あるいはチゴリ)と言う野菜から出た芽を放置していたらこんな花が、と言うことらしい。チコリは岐阜県中津川市の名産品だ。
白い花が、と言いたいところだがこれは白くなった葉、半夏生だ。2枚目の写真に白い穂状の花が見える。強い花で毎年、かなり抜いて取り除くようだが今年も芝生の中にここまでの光景を見せる。
半夏生名の由来は半分化粧したように見えるからと言われている。が、七十二項の一つに“半夏生”と言うのがあり、この頃に最上部の葉が白くなる頃からの説もある。実はこの”半夏生”、ちょっとややこしい。先ず七十二項の“半夏生”は”半夏が生え始めるころ”を表し、”田植えはこの頃までに終わらせる”の意味がある。では半夏とは?となる。半夏はサトイモ科のカラスビシャクの別名で七十二項の半夏生は”半夏が生ず”でカラスビシャクが生える頃を表している。ここに紹介する写真の草花半夏生はドクダミ科の花で薬草でもある。七十二項の半夏生”半夏(カラスビシャク)が生える頃”に葉が白くなることで片白草の別名として半夏生と呼ばれたようだ。
が、今では葉が白くなる半夏生の花が広く知られている事もあるか、片白草(半夏生)の葉が白くなる頃を七十二項半夏生と思っている人が多いのではないかと思う。そういう私もその一人だった・・・が、同じ頃だから、”まっ、いいか”と思うのは歳のせいか性格か・・・。因みに今年の七十二項半夏生は7月1日から5日である。