10月27日である。昨夕からの雨で一段と寒くなった。今夕吹いた北からの風は”冬近し”を感じさせた。寒さの近づく一昨日の夕方、月見草が咲いていた。今季最後の花になりそうだ。一方ではリンドウの花が咲いている。もう少し開いて欲しいと思わずにはいられない花である。
シモバシラの花と種へのなり始めがあった。地味な花でしかも日陰、見落としてしまいそうな地味な花である。寒い冬の朝に見せてくれるシモバシラの光景が待ち遠しい。
ムベ(郁子)が色づき始めた。触ってみるがまだ固い。これからだんだん朱色が増すとともに柔らかくなってくる。11月初めごろには食べられそうだ。
モクレンの木が大きくなり過ぎ、今年は小さく切り込んだ。今の時期、春に花が咲く多くの木はもう蕾を付けている。写真左の両側に、言えるのが蕾である。剪定するときに蕾がある枝は切りずらい。断腸の思いまでとは言わぬが勇気がいる。ところで真ん中に見えるのは種である。右写真に大きく見えるが蕾の中で実を育てるようだ。そして朱い実を落とす、これが種のようだ。
今年は例年より早く10月初めから剪定を始めた。時期を早くしたのは一日の剪定時間を抑えるためで毎日、遅くても午前中で終える。”もう少し・あれを剪定したら”の考えが危ない。先日、鋭い棘のあるナニワイバラを切っていて鼻の頭を筋状に傷つけた。鏡に傷を映しながら思い出した。昔、額に月型の傷を持つ月形半平太が主役の映画・テレビドラマがあった。”月様、雨が”、”春雨じゃ濡れて帰ろう”の名セリフのあれである。月形半平太ならぬ”月形鼻平太”だなーと鼻の頭をこすった。