花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

紅葉観光旅 室生寺 長谷寺 談山神社 聖林寺

2021年11月26日 | 旅行

 深まる秋、紅葉も見納めが近いかと感じ始めた11月24日、誘って来れる人がいて久しぶりに車で神社仏閣巡りに出掛けた。安八町を8時に出発、最初の目的地室生寺に向け、揖斐川堤防道路を下流(南)に走り、東桑名ICから西名阪に。到着は10時半を少し回っていた。駐車場を出ると紅葉が目に飛び込む。門を潜り受付を済ませ境内に入り先ず新しくできた寶仏殿に入る。国宝の十一面観音立像・釈迦如来坐像などを拝観、それから金堂に向かう。長~い階段(鎧坂)の上、モミジに囲まれた金堂が見える。

  

 国宝の金堂・本堂で釈迦如来立像(国宝)そして如意輪観音菩薩像・十二神将等々を拝観した後、五重塔を拝み見る場所に。室生寺は十数年ぶりだが五重塔の美しさは変わらない。最小の五重塔(16.1m)だが階段の下から仰ぐ姿に立ちすくすばかりだ。五重塔を仰ぎ見た位置から火砲を見る。金堂・弥勒堂とモミジとの調和が美しい。

  

 長谷寺の駐車場に車を止め昼食を取る。この後、長い回廊が待ち受ける、力を付けなくっちゃ。400段近くある階段、段差が小さいことが救いではあるが・・・何回か立ち止まりながらだがやっと本堂(礼堂)に付く。ここまで来てやっと紅葉の美しさに気付く。本堂舞台から見る五重塔と紅葉の光景だ。

  

 舞台の周りもモミジがすっかり紅葉している。舞台を見ながら階段ではなく比較的、楽に降りられる坂道側を廻る。

  

 旅の終わりは大和多武峰談山神社である。蘇我入鹿を如何に討つかの中大兄皇子と藤原鎌足の談合の地であることを忘れ、紅葉そして十三重塔に見入る。本殿の周り、高さを競うようなモミジが取り囲む。

  

 本殿を廻り、もう一度十三重塔の前に向かう。紅葉に囲まれ彩られた室生寺の五重塔・談山神社の十三重塔等々、今の私の記憶力でも暫くは心に残りそうだ。

  

 当初の予定では談山神社に行く前に時間が許せばこのお寺の十一面観音立像を拝観する予定だった、聖林寺である。次の談山神社の時間が無くなると気がせく中、一気に門への階段を上がる。受付でお金を払おうとすると、改修中で観音様はおられないと聞く。改修は来年の11月までかかるようでそれまで十一面観音立像は別の所に保管されていて拝めないとのこと。行こうと考えられている方はご注意ください。

  

 今回の寺・神社巡り、階段の多い所ばかりだった。同行者の1人が”○○さん、次は平地にある神社仏閣巡りをお願いします”。もう一つ、お恥ずかしい話がある。長谷寺での昼食メニューにニューメン定食とソーメン定食があった。4人とも暖かいものと言うことで柿の葉寿司とニューメンの定食を選んだ。私は本当に知らず、ところでニューメンとソーメンと何が違うのですかと聞いた。ソーメンの方が麺が細いんじゃないかと誰かが答える。私がニューメンの麺は細い気がするのですが・・・。結論的にはニューメンは暖かくして、ソーメンは麵を湯がいた後、冷やして食べるもののようだ。長谷寺は外国人も多いようだ。メニューを改めて見るとニューメンの下には”hot soumen"、ソーメンの下には”cold soumen"と書き添えられていた。シンプルな答え・・・納得です。

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初冬の里の風景 欅・ニシキギ・ドウダンツツジの紅葉 茶畑 渋ガキ 我が家の紅葉

2021年11月22日 | 景色

暖かい秋が続いていた。”何時までも”と願っていたが今日は朝から雨。この雨を境に気温は急降下、冬らしくなるようだ。例年に比べ紅葉が遅い感じがするがそれでも気が付けば山はすっかり色づいた。

 

  

 我が里、紅葉の今の時期に楽しませてくれるのが欅の大木だ。何本か点在しており散歩時はいつも見上げる。最初の木は熊野神社の鳥居の傍にある欅だ。数年前に高さ10mぐらいのところで切り落とされたがその後、こんな姿まで成長した。2本目は以前、屋敷があったのではないかと思えるところの欅だ。池田山をバックの雄大な姿に魅せられる。

  

 これは散歩道の途中にあるお家の庭でドウダンツツジである。岐阜市で大龍寺と言うドウダンツツジで有名なお寺がある。一度、拝観したことがある。規模では負けるが美しさでは負けない。ここを通るときは右ばかり見ながら足取りも遅くなる。

  

 我が里、今の時期の茶畑も見物だ。♫”夏も近づく八十八夜・・・”の頃に新茶を狩りその後、夏・秋と計3回の茶摘みを行なうようだ。そして来年の春に備え、10月終わり頃から切り揃えるとか。上下左右に波打ちながら伸びる茶畑が茜色が広がる中、緑色が際立つ。

  

 茶畑を夏の暑さから守るために昔は茶畑の間に渋柿を植えたように聞く。その関係もあるか我が里、今も渋柿の木がたくさんある。真夏に青い渋柿を収穫しているのを見かける。柿渋は防虫・防腐・防水の効果があるようだ。私も子供の頃、仕掛をし夜に魚を釣る針の付いた小糸が強くなるからと柿渋を塗ったのを思い出す。

  

 我が家の門傍にある欅もすっかり紅葉した。先ほど紹介した欅の茎は1株だが、これは根元から7,8本に分かれている。これを株立ちと言うようだ。株立ちは背丈が大きくならないので小さい庭でも育てられる特徴がある。そして、以前にも紹介したニシキギだ。左隣の木はモチ、そして左側に見える枝はカツラの木だ。先日、プロに来てもらい剪定してもらった。

  

 夏は道に何が出てきているかわからないので下を見て歩く。が、今は遠くの山そして近くの木々の色どりに目を取られ、上方目線で歩く。先日の金曜日(19日)、朝は真っ青な空の下、トンビとカラスが追いかけっこをして遊んでいたのを長く仰ぎ見た。あのカラスが、と思うがトンビとは仲良しでグルグル回りながら遊んでいるのは時々、見かける。朝は鳥たちに魅入られ空を仰ぎ、夜は月食でここでも長く空を見上げていた。そう言えば、その日は将棋の日で1勝1敗だった。が、勝つときは辛勝、負ける時はなすすべもなく天を仰いだ。良くも悪くも1日中、空を見上げていた日だった。

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山嶺からの日の出 ツワブキ 椿2種 綿の花と実 サフラン 秋の収穫アキグミ(秋茱萸)とムベ(郁子)

2021年11月12日 | 果実・花

 健康法の一つで体内時計を日の出・日の入に合わせると言う方法がある。”言うは易く行うは難し”で日の出が早い夏頃はまだ夢の中で目覚めない。深まり行く秋の下、日の出が遅くなりやっと目覚め時に合ってきた。我が地の日の出、今は6時30分ごろだ。

  

 ツワブキ(石蕗)が大きな株に成長し多くの花を付け始めた。和名ツワブキは艶葉蕗・厚葉蕗など葉に艶がある蕗・葉が厚い蕗から転じたと言われている。花が少ない初冬、貴重な花の一つである。

  

 立冬も過ぎ、椿が次々に咲き始めた。我が家3番目、4番目の花である。ツバキ・サザンカは正しく冬の花、白色など清楚な花も良いが今の時期、華やかなのも良い。

  

 綿の花だ。この花も酔芙蓉と同じように少しだが朝夕で色が変わる。その後に写真のような白い綿が出来る。触ってみると正しく綿。面白く楽しく、そして不思議な花だ。

  

 サフランが咲いた。庭・畑のあちこちに植えられているようで咲いて初めてそこにサフランがあったことを知ることが多い。赤い雌しべは香辛料・染料のほか薬用にも使用されるようだ。

  

 過日、紹介したアキグミ(秋茱萸)・ムベ(郁子)を収穫した。アキグミは毎年小さく刈り込み、ムベも放っておくと蔓が絡まりつつ何処までも伸びるので収穫時に伸びた蔓は切り落とす。そのまま生で少し味見がてら食べるが、殆どはジャムになる。

  

 ”むべなるかな”と言う言葉がある。この言葉に関し、滋賀県近江八幡市の北津田町に古い伝説が残っている。”狩に出掛けた天智天皇がこの地で八人の男子を持つ健康な老夫婦に出会った。「汝ら如何に斯く長寿ぞ」と尋ねたところ、夫婦はこの地で取れる珍しい果物が無病長寿の霊果であり、毎年秋にこれを食しているためと答えた。「むべなるかな(いかにももっともなことであるな)」と得心して、「斯くの如き霊果は例年貢進せよ」と命じた。その時からこの果実をムベと呼ぶようになった”と言う話である。皇室への献上が再開されたのは2002年のことのようだ。”無病長寿の霊果ムベ(郁子)”、ほのかな甘みが身体の隅々まで広がり、力を与えられた気がする。

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実りの秋 山茱萸(サンシュユ) 秋茱萸(アキグミ) ハヤトウリの花と実 ミセバヤ 菊 ラッキョウの花

2021年11月08日 | 果実・花

 今年の秋はホントに暖かい日々が続く。が、今夜半からの雨でグッと冷え込む予報だ。果物は表年・裏年と言うのがあり1年おきによく生る年が繰り返されるようだ。思い返してみると去年は裏年を通り越した凶作の年だった。やっぱり実りの秋は良いものだ。春先に花を咲かせる山茱萸(サンシュユ)の実も色づいてきた。

  

 こちらは秋茱萸(アキグミ)だ。夏茱萸と比べると実が小さい。その分、実はぎっしりと生る。

  

 あまり店先とかでは見かけない瓜、ハヤトウリ(隼人瓜)の花と実だ。熱帯アメリカ原産のようで大正初めに鹿児島県に入ってきたことから隼人の瓜でハヤトウリの名になったようだ。炒め物・煮物でも食べられるようだが我が家では専ら漬物、特に浅漬けが美味い。

  

 花に注目したいが先ず、葉に眼が行ってしまう花ミセバヤだ。”見せばや”の字が当てられるが”見せたい”の古語が変形したものらしい(ウィキペディアから)。

  

 我が家、菊の花は少ないのだがこんな花が咲いていた。名は不明だ。

  

 畑のあちこちでこんな花が咲いている。木の股に寄りかかるように咲いているのもあった。ラッキョウの花だ。ラッキョウは日本原産かと思いきや中国ヒマラヤ地方原産のようだ。

  

 先に紹介したアキグミ、近くのJAのお店で売れ残っていたものを100円で買って来て植えた記憶がある。もう7,8年も前の話だ。どんどん大きくなるため毎年、刈り込んでいる。以前にも記したことがあつように思うが、この秋茱萸を見ると故郷のある光景を思い出す。徳島県に住んでいたころ、近くの吉野川の中州にこの秋茱萸が群生しているところがあった。秋になるとこれを取りに行くのだが酸っぱい実が生る木が多く、甘い実のなる木は少なかった。茱萸のジャングル(?)を歩き甘い実を探す。”あった”、”あっ、これも甘い”と根元に石を置き、印として帰る。後日、勇んで行き目印を探す。が、同じようなことを考える奴がいたか目印が分からない、ガッカリ。その頃アキグミとは呼ばず、”しゃしゃぶ”と呼んでいた。茱萸以上に酸っぱいしゃしゃぶ物語のお粗末な一節です。

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