花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

蔓3種 ナニワイバラ モッコウバラ ダルマフジ 白雪草 オガタマ ベニバナトキワマンサク 

2024年04月30日 | 果実・花

 昨日から続く雨、大雨ではなく降ったり止んだりだが一日中、こんな天候だ。ゴールデンウイーク入りの28日(日)は記録的な暑さで30度を超えた。5月5日の立夏を前に真夏日だった。今回は蔓の花を3種紹介する。先ずはナニワイバラ(浪花茨、難波茨)だ。江戸時代、難波の植木商人が中国から輸入したため、この名になったようだ。純白の可憐な花、好きな花の1種だ。

  

 モッコウバラ(木香薔薇)だ。こちらも中国原産だ。香木に似た香りがあることからの名のようだ。先の浪花茨は棘が鋭く剪定時は苦労するのだが、こちらは棘が殆ど感じられない。秋篠宮眞子様のお印としても知られている。

  

 3種目はフジだ。門の入り口に植えたのだがフェンスを押し曲げながら成長した。フジと言えば房が長く垂れ下がっているのを想像するがこちらはダルマフジの名でブドウの実のような塊で咲く。剪定の仕方がわからず伸ばし放題に近い育て方をしていたらこんな姿になった。先の浪花茨もそうだが今年は花数がとても多い。良い匂いが強く、花の風情とともに立ち止まってくれる人が多い。

  

 オガタマの名で記憶しているが正式名はカラタネオガタマ(唐種招霊)ではないかと思う。漢名からも推測できる通り中国南部原産の木の花だ。開花するとバナナの香りがすると言われているオガタマノキとは別の種だ。

  

 華やかな色の花、ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)だ。同じような白い花が咲く木も含めトキワマンサクとも言うようだ。樹勢が強い木で花後に伸びた枝を切ってもまた花が咲くまでに長く伸びる。ベニバナトキワマンサクは葉の色も朱く、木全体が赤く染まる。

  

 そしてベニバナトキワマンサクから一転、愛らしい花、白雪草だ。名の通り可愛い花なのだが根でどんどん広がったため、かなり処理したようだ。

  

 ”雪”が付く花の名前は多いように感じる。白雪草と名前の上でよく勘違いされるのは初雪草だ。姿は全く異なるが名前が似ていることからの記憶間違いではないかと考えられる。我が家にある花でも白雪草に始まり、ユキヤナギ・雪割草に雪椿がある。そうだユキノシタ(雪の下)と言うのもある。白雪草も増えて困った花の1種だがこのユキノシタもその一つだ。我が家で更に困ったのはドクダミだ。十薬の別名があるように薬効の多い植物だがあまり増えるのも困る。食べられる植物ではフキ・ミョウガも増え方は半端ではない。今にして知る植物の世界だ。

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アーモンド ゆすら梅2種類 紫大根花 キクザキイチゲ アミガサユリ

2024年04月22日 | 果実・花

 お隣の家で見たアーモンドの花の美しさに惚れ、一昨年植えた。昨年は1,2輪だった花数、今年は2桁までにはなったような気がする。大きな花がキレイだ。

   

 こちらも同じころに植えた木、ゆすら梅だ。門の傍にあった木が枯れ、池の傍に再度、植えたものだ。茱萸・プラムと並びゆすら梅も郷愁を誘う味わいのある実になる。

      

 ゆすら梅を買い行った店、通常の赤い実が生る木と白い実がなる木が販売されていた。味を比べたくなりついつい2種類、買ってしまった。上記の木が白い実でこちらが赤だ。白い実に比べ、赤い実のなる方は少しピンクがかった花の色だ。

  

 庭のあちらこちらに紫色の花が広がって来た。一種は昨年から増やし始めたネモフィラそしてもう1種がこれ、諸葛亮別名紫大根花だ。強い花のようで毎年、増えている気がする。そしてもう1枚の写真は食する大根の花だ。食べきれず放置しておくとこんな花が咲く。どちらも蜜が吸いやすか蝶には人気の花だ。

   

 知り合いから苗を頂き、植えていたようだが”咲かない、咲かない”と嘆いていた花が今年初めて咲いた。キクザキイチゲ(菊咲一華)の名のようだ。実はこの花、1ヶ月ぐらい前に咲いた花だ。随分遅れたが初めて咲いた花、載せないと花に申し訳ないとの掲載だが雰囲気は初春の花だ。

  

 そして最後はアミガサユリ(編笠百合)だ。宿根草で毎年、春先に芽を出しここまで伸びる。宿根草は冬場に葉や茎が枯れてしまうため、発芽を見るまでは心配になる。花の中が網状からの花名、下から網目を見るのが楽しみの花だ。

  

 立っても座っても、また歩いても、姿が艶やかで魅力的な美人の形用に百合の花も一役、買っている。”立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”と言う言葉がある。近世のはやり唄から出た表現のようだ。想像する上で、芍薬も牡丹も大差はないように思うが百合はどうだろう、とつまらないことを考える。例えば、このアミガサユリが”百合の花”だとすると謎めいた女性を想像してしまう。また、カサブランカでは艶やかを通り越す気がする。やっぱり昔ながらの鉄砲百合が合っている気がする。歩く姿に更に艶を求めるならササユリなどは最高かも。暇に任せた春の夜の夢だ。

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池田町チューリップ 枝垂れ八重桜 シラネアオイ ヤマシャクヤク 胡蝶蘭

2024年04月16日 | 果実・花

 先日、ヤフーニュースの地元版に紹介されていた岐阜県池田町のチューリップ園が今年も美しい姿を見せている。お世話をされている皆さんには頭が下がる。ヤフー記事では3万本と書かれていた。今週末ぐらいまでが見ごろと思える。

  

 我が家唯一の桜が満開になった、枝垂れ八重桜だ。一般に枝垂桜は開花が早いと聞いているが八重のためか遅く、ソメイヨシノが咲き終えた頃から咲き始める。青空にピンクの八重桜、最高にキレイだ。

   

 青空にピンク色の花も良いが白い花も映える、利休梅だ。数本のこぼれ種の木はもう終わりに近いが最初からあるこの木は今が見ごろだ。

   

 3本目の木瓜、遅ればせながら少ない花数で咲き始めた。深紅、ピンクに続いてこの色、しっとりして良いのだが・・・遅さ・花数の少なさでつい〇〇てない?と突っ込みたくなる。

  

 シラネアオイ(白根葵)が咲いた。シラネアオイは中部地方から北海道まで北の高山帯に育つ山野草のようだ。冬場には茎もなくなるため、場所がわかるように角材で囲っている。

  

 もう一つ、シラネアオイの近い場所でヤマシャクヤク(山芍薬)も咲き始めた。これも目印のため丸く囲っている。花弁の中がキレイなのだが・・・今回は拝めないまま終わった。

  

 先日も記したが今年は椿の花数がとても多い。ここまで咲かなくても、とボヤキが出るほどだ。

  

 その中の1本を見ると2色の花がある。花桃とかは何種類かの色が混じっているのをよく見るが椿は珍しいように思う。

   

 今年、2回目の花を付けた胡蝶蘭だ。花後に花茎を切るともう1度、花を付けるの記事を見たので昨年から早めに落としている。去年は成功しなかったが今年は5本中、4本が咲いた。ピンク色の小さい花はミニ胡蝶蘭だ。

    

 もう5,6年になるだろうか。ミニ胡蝶蘭故郷徳島県からの帰りに三木市に住む姉夫婦の家に寄せてもらった時に頂いたものだ。胡蝶蘭を育てるのはたくさん出る根の処理とともに植え替えが必要なようだ。もう一つ胡蝶蘭は暑さ・寒さに弱い、特に冬場は気を付けなければいけない。我が家では初冬頃から風呂場の窓際に置いている。こうしておくと花茎が出て・伸び・蕾が出来・花を咲かせるまで詳細に観測できる。私の鼻歌も肥やしになっているかも・・・・・。

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椿 ユキヤナギ 利休梅 スミレ2種 カタクリ

2024年04月08日 | 果実・花

 午後から雨になった今日の岐阜。天候は頭痛を起こすこともあり気にする方だ、今日の雨は桜の花が気になる。”催花雨”ならいいのだが満開宣言が4日にあった岐阜市の他の地でも、この雨は”花散らしの雨”になりそうだ。明日は雨に加えて風も吹きそうで気になる。今年の天候(2月が暖かく、3月は低温の日々)は桜の開花が遅れたが、椿には良かったか、花数はここ10年dで最も多い気がしている。

 春先の今頃の花で他の花との取り合わせで題にもなり、また生け花でもよく用いられる花と言えばこれではなかろうか、ユキヤナギだ。我が家では主役に近く、アチコチで咲いている。1枚目は門前の道に沿った北側の土手の景色だ。そして2枚目は駐車場でもある前庭の東側だ。先日、紹介した椿・山茱萸との取り合わせも良いがこうしたユキヤナギだけの景色も良いものだ。

  

 待っていた花も咲き始めた、利休梅だ。大きくなった木はまだ蕾だがこぼれ種で育った数本の木の花が咲いた。利休梅は伸びた花茎に付いた蕾の下から咲き始めるが、花が1つ2つ咲いた蕾との取り合わせが最も美しいように感じる。

  

 春の花と言えば草花ではこれではないだろうか、スミレがあちこちで咲いている。白い花も見えるがこのスミレ、ちょっと葉の形が違う。ヒゴスミレの名のようだ。

 ユキヤナギが咲いている北側の土手、他の花々も多い。カタクリの花も咲き始めた。草の間に芽を出したように見えるがこの広がった草花は伊吹麝香草(じゃこうそう)だ。カタクリの花、今年はここで9つ、別の場所で雪割草に混じり1つ咲いた。

  

 カタクリの花が後ろの方向に目一杯、花弁を広げた形を見るたび鶴が羽根が広げた立ち姿を連想する。連想ゲームのようだが、鶴の羽を広げた立ち姿では昔、ビッグコミックスに連載されてた”弐十手物語(にじってものがり)を思い出す。南町奉行所の十手を持つ主人公鶴次郎が決め手となる色々な場面で凍鶴の恰好を演じる。

 小池一夫原作・神江里見作図の漫画だ。私の好きな漫画で忘れられない作品の一つだ。 

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2024年4月2日大津谷のソメイヨシノ ヤマザクラ 枝垂桜 ジャコウアゲハとウマノスズクサ

2024年04月03日 | 果実・花

 4月3日、大雨の今日だが昨日はお花見には絶好の暖かさと青空だった。今年の岐阜県揖斐郡大津谷の桜だ。3月20日頃に開花予定だった今年の桜だが3月の菜種梅雨とも呼ばれる連日の雨の寒さで開花が遅れた。ここに至り、やっと美しさを見せるまでになった。山のあちこちにポツポツと湧き出るように咲いた山桜が綺麗だ。

  

 大津谷キャンプ場の景色だ。右手前に見える山桜は散り始めたがソメイヨシノは5分咲きと言うところだろうか。今週末には満開となりそうだ。

  

 雨続きで流れる水は例年に比べて多いが、その水の流れがまた枝垂れ桜の美しさを際立てている。今年の枝垂桜、花数が多いようにも見える。

  

 昨日2日は見渡す限り青空、仰ぎ見る桜は殊更、美しかった。

   

 人の目に満開と見える頃はまだ7分咲きぐらいと聞く。確かによく見るとぎっしりと押し合うように咲く花の向こうに多くの蕾が見える。

    

 4月1日、今年最初のジャコウアゲハが羽化した。昨年10月半ば頃に取り込んだサナギだ。ジャコウアゲハは年3回、卵→幼虫→サナギ→蝶を繰り返すが、9月終わりから10月にサナギになったものが越冬し次の年の今頃に羽化する。そして、幼虫が食べるウマノスズクサに卵を産み付ける。下の写真はやっと芽を伸ばし始めたウマノスズクサだ。

   

 今の時期、ジャコウアゲハが羽化するのを待つ気持ちも強いが一方で幼虫の餌となるウマノスズクサの成長具合も気になる。昨年は最初の蝶が羽化したときはまだウマノスズクサが発芽していなかった。今年は鉢でビニールハウスの中で育てた。

”月に叢雲、花に風”と言う美しいものを台無しにすると言う意味の言葉があるが今日の大雨は若干、桜の花を散らせるのではないかと心配する。が、一方で”催花雨(さいかう)”と言う美しい言葉もある。”春、早く咲けとせきたてるように降る雨”だ。昨日の時点で大津谷の桜は五分咲き、週末に満開にするための雨であることを祈ろう。

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