明日は1月30日、旧暦の12月28日である。明後日2月1日が旧暦の正月になる。国慶節に冬季オリンピックと中国は慌ただしい時を迎える。明日は大寒末候 雞始乳(にわとり、はじめてとやにつく)だ。日が長くなり鶏が卵を生み始める時期の意味のようだ。今朝は東の上空に黒い雲がかかり、日の出の後に太陽は雲に隠れた。写真は雲に隠れた太陽が映し出す光景だ。立春は2月4日、寒中最後の1週間だ。雲に隠れながらも太陽が一段と暖かく感じられる。
シークワーサーを収穫していると近くでチュンチュンとうるさいくらいに鳴き声が聞こえてくる、スズメだ。最初の写真はキューイフルーツの蔓に群がるスズメ群、そして長く伸びた梅の徒長枝にも。まるで実が生るように群れていた。
柑橘類の収穫の時期だ。今年も例年に違わない言い訳だが、雪と寒さのために遅れた。先ず採ったシークワーサーを洗い、お手製の搾り器にかける。そして濾過してペットボトルへ。収穫籠一杯でペットボトル3本と言うところだろうか。一時に2籠が限界だ。ここでも年を感じないではいられない。
週初めは暖かい日が続いたが週末になり、また気温が上がらない日が多い。膨らみかけたロウバイ、足踏み状態と言うところか。春先、マンズ咲くと言うことからの名前マンサクは蕾の中に赤い花弁が見え始めた。
初冬に咲き始めた山茶花、役目を全うするためかまだ頑張っている。が、花弁はかなり小さくなった。何とか立春まで、の気持ちだろう。そして、ここにも春を待ち頑張っているものが。ニッキの幹に着いたジャコウアゲハのサナギだ。サナギが孵化するのは食料となるウマノスズクサが新芽を伸ばし始める3月終わりから4月初旬だ。”ガンバレ”と応援したくなる。
シークワーサの他、夏みかん・八朔・黄金柑などを収穫し、近所の家におすそ分けに持って行った。私より後に引っ越して来られたご夫婦のお家だ。まだお若く昨年にご主人が還暦を迎えられた。面白いと言っては失礼だがご主人は釣りが趣味で海釣りの他、近くの川での鮎・岩魚などの釣りを楽しんでいる。が、が、が、奥様は全く魚・肉を食べず菜食主義。奥さん曰く”柑橘類は主食ですから”と持って行くと殊の外、喜んでくれる。行った時、夫婦で庭・畑いじりをしていた。ご主人曰く”最近、ちょっと調子が悪い”に続いて”歳を取るのはこう言うことか”とボソッと言う。私も体調が悪い日が多く、同感だ。でも、太陽が昇る光景・雪が降り積もる光景更には冬枯れの里の風景にさえも感動を覚えることが出来るのも歳のせい(おかげ)と話し合って別れた。帰り道、頬を撫でる風の冷たさがすこぶる気持ち良かった。