花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

1月30日(旧12月28日) 大寒末候 雞始乳(にわとり、はじめてとやにつく) シークワーサー搾り器

2022年01月29日 | 出来事

 明日は1月30日、旧暦の12月28日である。明後日2月1日が旧暦の正月になる。国慶節に冬季オリンピックと中国は慌ただしい時を迎える。明日は大寒末候 雞始乳(にわとり、はじめてとやにつく)だ。日が長くなり鶏が卵を生み始める時期の意味のようだ。今朝は東の上空に黒い雲がかかり、日の出の後に太陽は雲に隠れた。写真は雲に隠れた太陽が映し出す光景だ。立春は2月4日、寒中最後の1週間だ。雲に隠れながらも太陽が一段と暖かく感じられる。

  

 シークワーサーを収穫していると近くでチュンチュンとうるさいくらいに鳴き声が聞こえてくる、スズメだ。最初の写真はキューイフルーツの蔓に群がるスズメ群、そして長く伸びた梅の徒長枝にも。まるで実が生るように群れていた。

  

 柑橘類の収穫の時期だ。今年も例年に違わない言い訳だが、雪と寒さのために遅れた。先ず採ったシークワーサーを洗い、お手製の搾り器にかける。そして濾過してペットボトルへ。収穫籠一杯でペットボトル3本と言うところだろうか。一時に2籠が限界だ。ここでも年を感じないではいられない。

  

 週初めは暖かい日が続いたが週末になり、また気温が上がらない日が多い。膨らみかけたロウバイ、足踏み状態と言うところか。春先、マンズ咲くと言うことからの名前マンサクは蕾の中に赤い花弁が見え始めた。

  

 初冬に咲き始めた山茶花、役目を全うするためかまだ頑張っている。が、花弁はかなり小さくなった。何とか立春まで、の気持ちだろう。そして、ここにも春を待ち頑張っているものが。ニッキの幹に着いたジャコウアゲハのサナギだ。サナギが孵化するのは食料となるウマノスズクサが新芽を伸ばし始める3月終わりから4月初旬だ。”ガンバレ”と応援したくなる。

  

 シークワーサの他、夏みかん・八朔・黄金柑などを収穫し、近所の家におすそ分けに持って行った。私より後に引っ越して来られたご夫婦のお家だ。まだお若く昨年にご主人が還暦を迎えられた。面白いと言っては失礼だがご主人は釣りが趣味で海釣りの他、近くの川での鮎・岩魚などの釣りを楽しんでいる。が、が、が、奥様は全く魚・肉を食べず菜食主義。奥さん曰く”柑橘類は主食ですから”と持って行くと殊の外、喜んでくれる。行った時、夫婦で庭・畑いじりをしていた。ご主人曰く”最近、ちょっと調子が悪い”に続いて”歳を取るのはこう言うことか”とボソッと言う。私も体調が悪い日が多く、同感だ。でも、太陽が昇る光景・雪が降り積もる光景更には冬枯れの里の風景にさえも感動を覚えることが出来るのも歳のせい(おかげ)と話し合って別れた。帰り道、頬を撫でる風の冷たさがすこぶる気持ち良かった。

 

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1月25日(旧12月23日) 大寒次候 水沢腹堅(さわみず こおりつめる)

2022年01月25日 | 景色

 今冬はホントによく雪が降る。もう何度目の積雪かわからないぐらいだが・・・7度目だ。桂の木に作った餌台、今年非常に周りに多い雀のために作ったのだがヒヨドリが俺の物!”と言わんばかりに見張っている。そのヒヨドリが水を飲んでいる手水鉢も厚い氷に覆われている。

  

 寒い寒い冬、嬉しいのは毎日のようにシモバシラの茎に霜柱が出来ることだ。あまりに寒い日は氷になってしまう。牡丹雪が舞うぐらいの気温の日が一番キレイな綿菓子のような形が出来る。

  

 いつもはもう少し上った山の近くにいるトンビが今年は近くの電信柱まで来る。”ピーヒョロヒョロ”と聞こえるて来ると見上げて探す。雪のない今朝、朝の散歩時は山近くの定位置にいた。

  

 今にも咲きそうなロウバイ(蠟梅)、なかなか花弁が開かない。その横にある沈丁花、これはまだ蕾が硬い。

  

 雪がなくなり、気温も10度を超えてきた今日、シークワーサーを2籠、収穫した。シークワーサーはこの後、絞ってペットボトルで冷蔵庫に保管する。3mぐらいの木だがたくさん生り、保管に娘んちの冷蔵庫を借りている。

  

 今日は1月25日、大寒の次候 水沢腹堅(さわみず こおりつめる)だ。”水は冷たさを増し、池には厚い氷が張り詰める”頃の意味のようだ。大寒も次候に入り、1年で最も寒い時期も終わりに近くなった。今冬は寒に入る直前から寒中と冷え込んだ。毎日のように雪がチラつき、池そして前記した手水鉢にも毎日のようにびっしりと厚い氷が張る日々だった。10度を超える今日、今朝も氷は張っていたのだが日中の暖かさは春の気配を感じる。七十二候に限らず、里ではいろいろなことを教わる。”柑橘類は節分までに収穫を”もその一つだ。柑橘類は暖かくなってくると実の水分が抜けてパサパサの実になって来る。節分までにか・・・今年は無理そうだ。出来なかった理由か・・・”寒さと連日の雪のため”と日記には書いておこう。この手、小学生の頃から使っているなー。

 

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1月20日 二十四節気 大寒(だいかん) 七十二候 初侯 款冬華(ふきのはな、さく) イタチ君 ビワの花 フキノトウ

2022年01月19日 | 景色

 ”寒中”、流石に寒い。それに加え今冬はよく雪が降る。5度めの積雪、今回は7~8cm積もった。大津谷の桜並木そして燐家の柿の木も雪の花を咲かせている。

  

 生ごみ再生用に作った箱が畑の端に2つ並んでいる。築10年近く、横板等が傷んできている。腐ってきた横板をイタチ君が破り、中のゴミ特に魚の骨などを漁る。寒い時期に入り、食べ物が少なくなったかイタチがしつこく狙う。横板を補強し、”これで大丈夫!”と思っていたらこの頃は地下深く穴を掘り下から入るようになった。対策として今回は地中深く、平たい板を杭代わりに打ち込んだ。”イタチ君、さあ、どうだ”。 

  

 冬季は殺風景な庭、椿が鮮やかな花を見せる。”えっ、これも”と思ったらクチナシの実が残っていた。クチナシの実は黄色の染料として使われる他、色合いを綺麗にするためにたくあん漬けの他、栗を煮る時とかに使用されるようだ。

  

 冬に咲く花、と言えばあまり知られていないだろうと思うがこれだろう、ビワの花だ。晩秋に咲き始め、冬から春先に花から実に変わって行く。地味な花だがその強さに感心する。

  

 先日、本柚子の収穫をした時にフキノトウを見つけた。もう芽を出しているのだ。子供の頃、フキは苦手でフキノトウも食べられなかった。今は春先、最初の山菜として、天ぷらで出てくるのを楽しみにしている。

  

明日1月20日は二十四節気 大寒(だいかん)。1年で最も寒い季節で、厳しい寒さが続く。が、太陽の日差しが日増しに強くなるように感じられる季節でもある。”小寒(しょうかん)”で”寒の入り”し、2月3日の節分で大寒が終わり”寒の明け”となる。”寒”、”寒中”と呼ばれる今の時期、”寒中見舞”を出すなら今である。

そして、七十二候。大寒の初侯は款冬華(ふきのはな さく)だ。芽を出したフキノトウの花が咲き始める頃の意味だ。我が家でフキノトウが出るところを回ってみた。柚子の木の下以外にも柿の木の周りにもあった。まだ花が咲くまではいかないが可愛い芽が見える。ところで、春に向かい寒さが和らいでいくこの頃の気候を”三寒四温”と言う。そうそう、私がよく引く風邪が治る過程もこれに似ていると思う。二悪一良ぐらいだろうか。2日悪い日が続くと1日良い日が来るを繰り返しながらだんだん良くなる。この回復過程、歳でなかなか治らないだけなんだろな・・・。

 

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1月15日 七十二候 雉始雊(きじ、はじめてなく)大雪 茶畑・柿の木の光景 サザンカ

2022年01月14日 | 景色

今日(14日)、今年4度目で今季一番の積雪となった。一昨日、暗くなった17時半ごろから強烈な雪が降り始めた。経験がないぐらいの降りで大きな牡丹雪が積もって行く。20時前にはもう20cmぐらいの積雪となり、その後も小降りになったものの降り続け、今朝は25cmと言うまでに積もった。近くの茶畑の光景だ。茶畑はかまぼこ型の列状に作るがその切れ目が繋がっている。そして渋柿の木が並ぶ光景だ。

  

 冬至を過ぎ日の出が少し遅くなった。今の時期、日の出は7時前後。やっと朝の散歩時に日の出が見られるようになった。散歩で歩くコースで一番高地からの日の出だ。日の出の場所が分かり始める。5分もしないうちに太陽が上り始める。

  

 今回の雪はフワフワした牡丹雪、10時ごろには太陽が射し始めた。早朝時は強風でもあったため高木はかなり積もった雪が落ちた。サザンカが雪に埋もれながら咲いていた。

  

昨年まであまり見なくなったと思っていたスズメ。今年は毎朝、電気の引き込み線に止まっているのを見る。電線にバランスよく止まっている、音符のようにも見える。こちらの棗(ナツメ)の木では2羽が何か相談中(?)。”どこ行きまひょ?”、”どこ行っても今日はエサ、無理やでー”、関西から来た雀(?)。

  

雀を眺めているとき、近くで”ピーヒョロヒョロ”。トンビの鳴き声だ。見渡すと燐家の傍に立つ電柱にトンビが止まっている。散歩時に高地で見ることは時々あるがここまで降りてきたのを見るほは初めてだ。同じ燐家の欅にはキジバトとヒヨドリの姿が見える。

  

 明日は1月15日、七十二候では小寒の末候”雉始雊”だ。我が里、キジはよく見かける。茶畑・田畑の畦などで鳴いていることが多い。道を歩いていることもあり、先週は久しぶりに車の前を横切って茶畑に入って行くのに出会った。このように今の時期でも雉を見かけることはある。が、鳴き声な聞かない。”きじ、はじめてなく”、甲高い鳴き声、ボチボチ聞ける頃。”ケーン、ケーン”、雄が雌に恋する鳴き声のようだ。春は鳥にとっては恋の季節、春を待つのは人間だけではないようだ。

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七十二候 芹乃栄 水泉動 夕暮れ時 シモバシラの霜柱 ロウバイと梅の蕾

2022年01月10日 | 景色

 前回、二十四節気”小雪”のことを記し、七十二候の小雪初候”芹乃栄”を記す。としたが節気内の初侯は二十四節気と同じ日だった。従って1月5日は二十四節気の”小雪”であり七十二候の”芹乃栄”だった。”芹乃栄”とは”せり すなわち さかう”だ。水辺でセリが生え始めるころの意味だ。1月7日は七草がゆの日だった。セリは春の7草の1種で当然、7草がゆにも使用する。夕焼け空だ。地表はもう日差しはないが雲にはまだ陽が射している。御嶽山がくっきりと見える。冬の贈り物の一つだ。

  

 歩いていると不思議に思うことの一つに渋柿がたくさん残っている木があることだ。もう熟し過ぎているくらいなのだが。鳥にとって熟しても美味しくない柿の実があるのかもだ。

  

 北方の山々の光景だ。遠くの嶺に残る雪、もう春先まで融けないのだろうか。元日に降った雪、気温が低いのだろう。里の茶畑にも今未だ雪を被っているところが多い。

  

 寒さも悪いことばかりではない。夜の気温が零度近辺だとシモバシラの茎に写真のような霜柱が出来る。我が家の冬の風物詩だ。

  

 ツバキ・サザンカなど晩秋から初冬に咲き始める花を除き我が家では春先、最初に咲くロウバイ(蠟梅)の蕾がかなり大きくなった、そして梅の花も。まだ開き始めてはいないが開花は近いようだ。

  y

今日、1月10日は七十二候の”小雪”での次候”水泉動”で、”しみず あたたかをふくむ”だ。地中で凍った泉の水が溶け、動き始めるの意味のようだ。まだ寒い時期だが自然は春に向けて少しづつ歩んでいる、との夢を与える。

今年初めから機器のトラブルが相次いだ。1つ目はソファーのカバーを交換しようとしてソファーを動かした際、インターネットのプラグを壊し、インターネットのみならずテレビ・電話が使用できなくなった。2つ目はテレビのリモコンを落とし、効かなくなった。3つ目は昨日、軽トラの方向指示器が出なくなった。2つ目のリモコンは裏のスイッチが動いていただけ。3つ目の軽トラは接触不良だったようでガチャガチャやっていたら動いた。処理で驚いたのは1つ目のコードだ。ドコモにコードを送ってもらうように12時ごろ頼んだら、何と夕方6時ごろにはもう手元に届いた。お陰で夜にはテレビが見ることが出来た。陸の孤島生活になる、とアタフタしたが・・・。教訓”何事も慌てず、落ち着いて対処すること”。焦ってはいけない、今年最初の戒めとしよう。

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