花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

ホタルブクロ(蛍袋)の花 揖斐郡池田町のホタル祭り 一夜花 月見草の花色の変化

2016年05月30日 | 果実・花

 春は終わり早、鬱陶しい梅雨が近づいてきた感がするこの頃である。雨は嫌いではないが蒸し暑さを伴う雨は頂けない。が、子供の頃はこの時期も楽しんだようなと思い返してみる。梅雨のイメージは今なら紫陽花だろうがその頃の記憶には出て来ない。雨に打たれながら這うカタツムリそして飛び交うホタルだろうか。

梅雨も嫌なことばかりではない。近年、子供の頃に戻ったようにホタルを楽しめるところが増えてきた。我が地岐阜県揖斐郡でも幾つかの場所でホタルを楽しめる。池田町でも池田高校横の用水で毎年6月の第2土曜日にホタル祭りが行われる。今年は6月11日のようだ。

ホタルブクロなる花がある。写真最初の2枚がそれである。この釣鐘型の花の中にホタルを入れて遊んだようだ。私の子供の頃の記憶にはないが今年も畑のあちこちで2色の花が咲き始めた。そんな昨晩、風呂に入っている時、女房が”ホタル!ホタルが飛んでる!”と騒いでいた。残念ながら見ることは出来なかったが飛ぶホタルを想像するだけでも胸がざわつく。

もう一つ、この時期楽しい花が咲き始める。月見草である。月見草は夕方に咲き始め朝、日の出とともに閉じる一夜花である。写真3は夕方6時過ぎの月見草である。真っ白い花が暮れなずむ景色に映える。そして4枚目最後の写真が朝6時頃の花である。花弁がピンク色に変わりながら閉じていく。一夜だけの真白き夢である。

         

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仕事のやり方 区切るのは仕事単位あるいは時間?ジャスミンの花 姫リンゴ・クルミの実

2016年05月16日 | 景色

”今日、出来る仕事は今日中にやるように” 。勤めていた時、上司からよく言われたように思う。確かに仕事の途中で帰りたくはなく、終わってから帰るのが気持ちが良い。が、考えてみるとこれが勤務時間を長くした気がする。”今日中に出来る仕事は・・・”の言葉には”少し無理をしてでも”の言葉が含まれている。

こうして残業時間が増えていった。♫”・・・そんな昔もありました夢は夜ひらく”と言う藤圭子さんの歌を思い出す。サラリーマンを卒業し家での農作業そして工作においても似たように場面に直面する。作業中ではあるが、”ごはんよ”の言葉で作業の中断を迫られる。隠居生活でのこの場面でも区切りがつくところまでと作業を続ける。

が、これは隠居生活では間違っているような気がして来た。”もう少しだから”と少し焦りながらやると多くの場合、ミスを犯す。自分の過去を振り返ってみると工作で木材の寸法を間違えて切断して天を仰ぎ、釘をう打たずに指を打って呻いたり・・・更にはタイヤを足で無理やり縁の下に押し込もうとして膝を傷めた。全て、このような焦りを伴う場面だったように思う。”急ぐ仕事ではない!時間はある!”と悠然と構え、一定時間やったら休憩するを実行したい。もう一つ付け加えるなら”何々がないが面倒くさい。まあ、いいか”とやるのも大体の場合、失敗する。”焦らず、面倒くさがらず”である。

5月1日は八十八夜だった。1回目の収穫が終わった茶畑が春空の下、美しい曲線を見せる(写真1)。庭ではジャスミンの甘い匂いが漂う(写真2)。また、木々では色々な実が育つ。写真3は今年初めて生った姫リンゴである。そして写真4は大きくなり始めたクルミの実である。クルミの皮は分厚い。皮が黒くなり割れ始めた10月、種子を割り、実を楊枝でほじくりほじくり食べる。子供の頃に戻る一時である。

      

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森の水車 用水の水車 ナンジャモンジャ

2016年05月09日 | 製作

 ”♫緑の森のかなたから 陽気な歌がきこえます あれは水車の廻る音 耳をすませておききなさい コトコトコットンファミレドシドレミファ コトコトコットンコトコトコットン・・・”。記憶は曖昧だが私が初めて歌謡曲で並木路子さんが歌っていたようだ。カタカナ部分で舌が回らなくなるのを姉が楽しみながら教えてくれたように思う。

田舎に建つ現在の我が家の周りは田畑に水を引く水路が張り巡らせている。特に門の前の道に沿って流れる水路は幅もあり毎日ではないものの水が流れに勢いがある。女房からこの水流を使いイモ類を洗う水車が欲しいと言われて3年ほど前に造った。が、”水流が弱い時に回らない”と言われていた。”私のせいではない、ブツブツブツブツ・・・”と思いながら今回、一回り小さく・軽いものを造った。

下記の最初の3枚がそれである。軽くするため先ず直径・横幅とも1割りほど小さくした。加えて薄く軽い材料を使用している。更に少ない水量でも、を考慮し2枚目の写真のように羽根の先に水受けをプラスした。これで完璧!と思って水路へ持って行き軸を針金で吊って回してみた。おっ、回る回る。と思ったら更に要望が、”この針金で吊っているのがズレてくる”。”上手く止めればいいじゃん”の言葉を飲み込みながら水路に置くための仕掛けを追加した。写真4枚目がそれである。今度こそ、と持って行って高さを調整する。調整後、水路に設置したのが写真5である。快調に回る。ドンナモンジャ!

気分よく夕方の散歩に出掛ける。近くの小学校の桜の木に並び、白い花がドンナモンジャと咲いている。ナンジャモンジャ、正式名ヒトツバタゴである(写真6、7)。ナンジャモンジャは愛称で花を見て”何じゃ”と思えるニレ・菩提樹などもその類のようだ。でも今ではヒトツバタゴ=ナンジャモンジャの感がある、ソンナモンジャ。

 

          

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天空の遊歩道 西美濃のマチュピチュ 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合

2016年05月03日 | 景色

 日本に〇〇富士と言うのは幾つあるのだろう。各県に1つ、50ぐらいかなと思いながら調べてみるととんでもない数宇であることがわかった。岐阜県だけでも7つあった。ウィキペディアでは”郷土富士”として都道府県毎に数知れず載っていた。

富士山だけではない。〇〇銀座も多い。私が岐阜県に来た時には近くの大垣市にも銀座街があった。これらの呼称は日本に留まらない。”日本アルプス”がその代表と言えるだろうか。今回の紹介は天空の遊歩道・西美濃のマチュピチュである。マチュピチュはペルーのアルプス山脈にあり世界遺産に登録されている遺跡である。昨日2日、暖かさにも誘われ当地揖斐川町春日に行って来た。車のナビで見ると我が家からは7kmである。

写真1、2は地元の人の手で造られた遊歩道を上り、見下ろした景色である。複雑に入り組んだ細い道に囲まれているのは茶畑である。当地は古くから開かれていたようで土岐一族で6代美濃守護職を務めた土岐頼康の居宅があった地のようだ。因みに池田町禅蔵寺にある池田一族の墓で代表される池田頼忠は8代守護職で2代古い。石碑には1353年と記載されていた。茶畑と言えば今は機械で収穫するため写真3のように列を形成し美しい。が、目を凝らしてみると面白い茶畑を発見した。写真4がそれである。まるでジグソーパズルのようで楽しい。当然ここは手摘みである。

写真2の右側に見える村落に車を止めさせてもらい手作りの遊歩道を上る距離にして800mと教えてくれた。遊歩道はこの景色を見て欲しい、の心で村民が協力して切り開いてくれたようだ。春の一日、山の中腹に座り持参したお茶でおにぎりを頬張りながら眼下の景色に魅入られる。最高の気分が味わえたゴールデンウイークである。

      

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